勇者の血を継ぐ者

エコマスク

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【9.5話】 砦・野営の戦士達

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ルーダリアとボットフォートの国境にある、野営陣、砦等にいる兵士達の生活。
兵卒が50人程度の陣立て内容を例にとってみる。
長官 貴族士官
副官 貴族士官
参謀官 貴族、魔法士官、または上士官(規模によってはいない)
執務官 貴族、魔法士官、または上士官(規模によってはいない)
隊長 上士官、魔法士官、または下士官
一等部隊長 下士官  二等部隊長 下士官  三等部隊長 下士官
予備部隊長 下士官  
特殊部隊長 魔法士官または下士官

50人の兵卒たちは以下のように配備する。
一等部隊 10名 二等部隊 10名 三等部隊 10名 予備部隊20名
一日を3分割して一から三の部隊が交代で巡回や見張りに立つ。
基本一から三の部隊には実績、実力、経験の高い兵士が配備され、欠員が出ると予備部隊から補填される。予備部隊は日中に土木、建設、製造作業を行っている。

隊長は拘束時間無し、全部隊の責任者。

一等部隊長、夜中から明け方までを受け持つ。部隊長の中で一番の上官。魔物が活動する時間、敵の夜襲等に備える経験を必要とする任務。

二等部隊長、日没から夜中までを受け持つ。魔物、夜襲に備える経験職。日中に届いた書類を整理、報告をする。

三等部隊長、部隊の中で一番経験の浅い士官の仕事。日の出から日没までの仕事。各所から届く命令書や伝令の報告をまとめたりもする。日中の作戦行動に備えるので、経験が少なくて良い。

予備部隊長、三等が兼任する場合もある。壁の補修、増築作業、武器の製造、手入れをする、食料、武器の保管、管理等、雑務をこなし、それらがない時は演習をしている。
規模によっては一等、二等と配備され、補給専門、武器保管専門、工作専門と分けられたりもする

特殊部隊長、魔法、呪術等を使う者が多いと配備される。普段は一から三の部隊にバランスよく配備されている事が多いが部隊長が選任される。選任がいない場合は一等部隊長に所属、隊長に所属のどれかになる。

軍事作戦は官職が行い、行動は隊が行う。
基本的に官職は口だけ動かし、隊長を戦闘に隊が体を動かす。

戦火中に生きる者のほとんどはヴァルキリー神を信仰している。何らかの形で羽帽子のシンボルのアイテムを常に所持している。
“愛するものを守り、友を見捨てず勇敢な死を遂げしは、闘神ヴァルキリーの下部と成り、思う御霊の全てと天にて再会をはたさん”と教義されていて、死を恐れず戦う者が多い。ただし、この教義の解釈のため戦略的撤退を受け入れず、撤退命令と共に部隊は崩壊状態に陥り、決死の戦場と化すことが多々起こる。
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