323 / 519
【162.5話】 From A to Lilia
しおりを挟む
リリアはダカットを手に冒険者酒場を回ってジョブボードに目を通していた。
基本的に依頼は公開され各冒険者酒場、ギルドの拠点に配布されるのだが、最寄りの酒場にちょっと頼んでいく人もいる。本来なら各酒場に公開するものだが、小さい仕事やすぐに引き受けが決まりそうな内容だとバースタッフが手を抜いて自分の店に張って終わりにしてしまう事もある。マメにチェックすると比較的に楽ちんで収入の良い仕事が出ていることがある。
「リリアが冒険者酒場のジョブボード巡りなんて珍しいな」ダカットが言う。
「そ?… そっか、ダカットと知り合ってからは故郷への旅と王国の依頼だったものね。馬車護衛も楽しいけど別な仕事もと思ってね。冒険旅行のパーティー募集とかも良いかな?っと思って」リリアがボードに目を走らせながら答える。
「俺は… まだ故郷には… いいかなっと思えて来てるし…」ダカットがぼそぼそと独り言を言った。
「ん??何か言った?」
「いや… まあ、何でもない…」リリアに聞き返されてやはりぼそぼそとダカットは答えた。
「…… よし!気に入ったのが無い! フルーツパイのお店で果実てんこ盛りパイを食べてからシェスタのところに寄ろうか」リリアはホウキを手に酒場を後にした。
で、お腹いっぱい果実てんこ盛りパイを楽しんだリリアはシェスタの露店に立ち寄った。
「リリア、ちょっとこっちへおいでよ」と、目ざとく通りのリリアを見つけてニコニコとシェスタの方から手招きする。
シェスタは当たるも八卦当たらぬも八卦を絵に描いたような占い師。当たる確率は63%前後だろうか。たまに凄い事を言い当てる。
雑談に呼ばれてもちゃっかり支払いを請求されたりするが、支払い請求額と占いの的中率は比例しているようだ。「適当過ぎる!」と言う反面「すげぇ事を言い当てる!」と言う側面もあるのでちゃっかりさん括りにもできない。ホウキにダカットの魂が宿っているのを見抜いた人でもある。
「リリアとホウキのダカットね、久しぶりね。ダカットはまだ故郷には戻っていないのね」
路上の端で露店を出しているシェスタがリリアに席を進める。
「ねぇシェスタさん、この指輪を見て欲しいの。何か感じる?」
リリアがシェスタに頼んだのはドラキュラ伯爵からもらったアスタルテの形見の指輪。
「… この指輪… シルバーね… 所有者にジャストフィットするように魔力が込められているけど、これはベーシック機能よ…」
シェスタは手に取ると覗いたり透かしたりしながら指輪を眺めている。
「… ちょっと幅広でシンプルなデザインね。男性から女性への贈り物だとしたらちょっと変わった感じね」
そういうとわりとあっさりシェスタはりリリアに指輪を返そうとするのだ。
「えぇ?… それだけじゃないはずだよ、シェスタさんもうちょっとよく見てよ」リリアが明らかに不満な声を出す。
「何かしら?事情があるの?まぁ事情は何かありそうだけど… もっと真剣に見て欲しい?マジカルアイテムの鑑定士に頼んだら良いじゃないの… 高い?… リリア、私もそれなりに払ってもらったらそれなりに真剣になるし、ケチるなら私も能力をケチるわよ…」
シェスタはビジネスのベーシック機能を説きながら改めて指輪を眺める。
「…… よく見ると… シンプルで気がつきにくいけど繊細な彫刻が細部にまで施されているじゃない… あらぁ…結構良い仕事してある値打ち物かしら… ちょっと手に入れた事情を聞かせなさいよ」何だかシェスタが改めて感心している。
第一回目の観測は何だったんだ…
リリアはこの辺、母メルディアを彷彿とさせるところがシェスタにあると思える。
「もう… シェスタお願いしますよぉ…」
リリアは指輪を手に入れた経緯をシェスタに話し始めた。
「なるほどねぇ… ドラキュラ家の話しは噂に聞いていたけど… 実際にリリアがねぇ…」
リリアの説明を黙って聞き終えたシェスタが続ける。
「… 確かに強くはないけど持ち主の精神をプロテクトする魔力が宿っているわよ。眠気、恐れ等の暗示や魔法からリリアの精神を守ってくれているはずよ。どれくらい?…わずかよ… わずかだけど人の魂や精神は安定している時はますます安定するのだけど、少しでも揺らぎが発生すると精神の揺らぎは綻びになり、綻んだ部分を大きさに例えると…(省略)これを魔法の式に表すと…乗算されるように…(省略) だから僅かな魔力だけど精神プロテクトとしてはとても無下には出来ない力よ」
シェスタは一転して何やら難しい話をやりだした。
「… えっと… 僅かだけど見逃せない魔力があるんだね…」
村娘リリアには理解不能だったが何となく納得して頷いてみせた。
「それと、サキュバスの効果が付いているわね。これもわずかだけどプロテクトと同じ原理でね…」
「あ、あぁ… シェスタ、リリアはちゃんは一を聞いて三万を知るタイプだからもう説明は大丈夫… やっぱりサキュバスの効果… それってどう使うの?どれくらい使えるの?」
説明が始まりかけたがリリアは素早く断った。聞いてもよくわからないしリリアが知りたい部分はそのサキュバスの効果についてだ。
「何?結婚詐欺でもやる気?… え?…シャレになってない?笑えない?… サキュバス効果の発動条件知らなかったかしら?… そうそう知っているじゃない… 甘い囁き、誘いのウィンク、香水相乗効果、誘惑のタッチ… キッスから、路上ではとても口にだして言えないような行動が大胆になればなるほど高いサキュバス効果が発揮されるわよ… リリアのボディなら必要ないかも… 私もリリアくらい時はこのわがままボディで男性経ちをたちまち魅了して…」
話しが脱線しかけている…
「夜の武勇伝はまた今度聞くから… じゃ、やっぱりこれ男性と寝ると効果あるんだね?」リリアが念を押す。
「男性だけとも限らないようだけど… わずかだけどサキュバスの効果はあるわね… どれくらい?… 僅かよ…まぁ、がんばれば頑張る程効果は上がるはずよ」シェスタは言う。
「なぁ、俺、シェスタに助けてもらっているからあまり言いたくないけど… これに料金払うのか?… ほとんど誘導だろこれ…」ダカットがリリアの耳元で呟く。
「…… ありがとう、シェスタさん」リリアがお礼を述べて掌をシェスタに差し出す。
「待ってねぇリリア。相談代は高いけど無料サービスするから」
シェスタは指輪を両手で柔らかく握ると何やら呪文を唱えた。
「さぁ、これで今まで以上に指になじんで効果も若干高まったわ」
シェスタはそういうと指の内側をリリアに見せてくれた。
「……… え!あれ? 刻印が… Sir D to AstalteからFrom A to Liliaになってる…」
リリアは驚きの声を上げた。確かに刻印が変化している。
「ドラキュラ伯爵からアスタルテに送れた物ね。これで完全にアスタルテからリリアへの贈り物になったわ。今までよりつけ心地良いはずよ」
「…確かに… シェスタありがとう…」
リリアはアスタルテの指輪を装着して手を眺めてみる。微細な模様が微笑んでくるように感じられる。
「細かい事情はわからないけどアスタルテはリリアに感謝しているようよ。それと…」
シェスタは少し言葉を切って、リリアから視線を逸らすと呟くように言った。
「一緒に過ごせて良かった… だって…」
「…え!!わ!! あの… あたしもう行くから… おつり要らない要らない」
リリアはシェスタの言葉で何故だか、ベッドの上で情熱的だったアスタルテを思い出して真っ赤になりながら席を立つ。
リリアは席を発つと通りをスタスタと歩いて行く。
「俺、悪い事言ったな。やっぱりあの人すごいんだな…」ダカットが呟く。
「………」リリアは無言
「… 一緒に過ごせてってなんだ?どういう事だ?…」ダカットはリリアに尋ねてみた。
「ホウキうるさい!… おしゃべり過ぎるとへし折るわよ」
リリアは真っ赤になりながら歩いて行く。
基本的に依頼は公開され各冒険者酒場、ギルドの拠点に配布されるのだが、最寄りの酒場にちょっと頼んでいく人もいる。本来なら各酒場に公開するものだが、小さい仕事やすぐに引き受けが決まりそうな内容だとバースタッフが手を抜いて自分の店に張って終わりにしてしまう事もある。マメにチェックすると比較的に楽ちんで収入の良い仕事が出ていることがある。
「リリアが冒険者酒場のジョブボード巡りなんて珍しいな」ダカットが言う。
「そ?… そっか、ダカットと知り合ってからは故郷への旅と王国の依頼だったものね。馬車護衛も楽しいけど別な仕事もと思ってね。冒険旅行のパーティー募集とかも良いかな?っと思って」リリアがボードに目を走らせながら答える。
「俺は… まだ故郷には… いいかなっと思えて来てるし…」ダカットがぼそぼそと独り言を言った。
「ん??何か言った?」
「いや… まあ、何でもない…」リリアに聞き返されてやはりぼそぼそとダカットは答えた。
「…… よし!気に入ったのが無い! フルーツパイのお店で果実てんこ盛りパイを食べてからシェスタのところに寄ろうか」リリアはホウキを手に酒場を後にした。
で、お腹いっぱい果実てんこ盛りパイを楽しんだリリアはシェスタの露店に立ち寄った。
「リリア、ちょっとこっちへおいでよ」と、目ざとく通りのリリアを見つけてニコニコとシェスタの方から手招きする。
シェスタは当たるも八卦当たらぬも八卦を絵に描いたような占い師。当たる確率は63%前後だろうか。たまに凄い事を言い当てる。
雑談に呼ばれてもちゃっかり支払いを請求されたりするが、支払い請求額と占いの的中率は比例しているようだ。「適当過ぎる!」と言う反面「すげぇ事を言い当てる!」と言う側面もあるのでちゃっかりさん括りにもできない。ホウキにダカットの魂が宿っているのを見抜いた人でもある。
「リリアとホウキのダカットね、久しぶりね。ダカットはまだ故郷には戻っていないのね」
路上の端で露店を出しているシェスタがリリアに席を進める。
「ねぇシェスタさん、この指輪を見て欲しいの。何か感じる?」
リリアがシェスタに頼んだのはドラキュラ伯爵からもらったアスタルテの形見の指輪。
「… この指輪… シルバーね… 所有者にジャストフィットするように魔力が込められているけど、これはベーシック機能よ…」
シェスタは手に取ると覗いたり透かしたりしながら指輪を眺めている。
「… ちょっと幅広でシンプルなデザインね。男性から女性への贈り物だとしたらちょっと変わった感じね」
そういうとわりとあっさりシェスタはりリリアに指輪を返そうとするのだ。
「えぇ?… それだけじゃないはずだよ、シェスタさんもうちょっとよく見てよ」リリアが明らかに不満な声を出す。
「何かしら?事情があるの?まぁ事情は何かありそうだけど… もっと真剣に見て欲しい?マジカルアイテムの鑑定士に頼んだら良いじゃないの… 高い?… リリア、私もそれなりに払ってもらったらそれなりに真剣になるし、ケチるなら私も能力をケチるわよ…」
シェスタはビジネスのベーシック機能を説きながら改めて指輪を眺める。
「…… よく見ると… シンプルで気がつきにくいけど繊細な彫刻が細部にまで施されているじゃない… あらぁ…結構良い仕事してある値打ち物かしら… ちょっと手に入れた事情を聞かせなさいよ」何だかシェスタが改めて感心している。
第一回目の観測は何だったんだ…
リリアはこの辺、母メルディアを彷彿とさせるところがシェスタにあると思える。
「もう… シェスタお願いしますよぉ…」
リリアは指輪を手に入れた経緯をシェスタに話し始めた。
「なるほどねぇ… ドラキュラ家の話しは噂に聞いていたけど… 実際にリリアがねぇ…」
リリアの説明を黙って聞き終えたシェスタが続ける。
「… 確かに強くはないけど持ち主の精神をプロテクトする魔力が宿っているわよ。眠気、恐れ等の暗示や魔法からリリアの精神を守ってくれているはずよ。どれくらい?…わずかよ… わずかだけど人の魂や精神は安定している時はますます安定するのだけど、少しでも揺らぎが発生すると精神の揺らぎは綻びになり、綻んだ部分を大きさに例えると…(省略)これを魔法の式に表すと…乗算されるように…(省略) だから僅かな魔力だけど精神プロテクトとしてはとても無下には出来ない力よ」
シェスタは一転して何やら難しい話をやりだした。
「… えっと… 僅かだけど見逃せない魔力があるんだね…」
村娘リリアには理解不能だったが何となく納得して頷いてみせた。
「それと、サキュバスの効果が付いているわね。これもわずかだけどプロテクトと同じ原理でね…」
「あ、あぁ… シェスタ、リリアはちゃんは一を聞いて三万を知るタイプだからもう説明は大丈夫… やっぱりサキュバスの効果… それってどう使うの?どれくらい使えるの?」
説明が始まりかけたがリリアは素早く断った。聞いてもよくわからないしリリアが知りたい部分はそのサキュバスの効果についてだ。
「何?結婚詐欺でもやる気?… え?…シャレになってない?笑えない?… サキュバス効果の発動条件知らなかったかしら?… そうそう知っているじゃない… 甘い囁き、誘いのウィンク、香水相乗効果、誘惑のタッチ… キッスから、路上ではとても口にだして言えないような行動が大胆になればなるほど高いサキュバス効果が発揮されるわよ… リリアのボディなら必要ないかも… 私もリリアくらい時はこのわがままボディで男性経ちをたちまち魅了して…」
話しが脱線しかけている…
「夜の武勇伝はまた今度聞くから… じゃ、やっぱりこれ男性と寝ると効果あるんだね?」リリアが念を押す。
「男性だけとも限らないようだけど… わずかだけどサキュバスの効果はあるわね… どれくらい?… 僅かよ…まぁ、がんばれば頑張る程効果は上がるはずよ」シェスタは言う。
「なぁ、俺、シェスタに助けてもらっているからあまり言いたくないけど… これに料金払うのか?… ほとんど誘導だろこれ…」ダカットがリリアの耳元で呟く。
「…… ありがとう、シェスタさん」リリアがお礼を述べて掌をシェスタに差し出す。
「待ってねぇリリア。相談代は高いけど無料サービスするから」
シェスタは指輪を両手で柔らかく握ると何やら呪文を唱えた。
「さぁ、これで今まで以上に指になじんで効果も若干高まったわ」
シェスタはそういうと指の内側をリリアに見せてくれた。
「……… え!あれ? 刻印が… Sir D to AstalteからFrom A to Liliaになってる…」
リリアは驚きの声を上げた。確かに刻印が変化している。
「ドラキュラ伯爵からアスタルテに送れた物ね。これで完全にアスタルテからリリアへの贈り物になったわ。今までよりつけ心地良いはずよ」
「…確かに… シェスタありがとう…」
リリアはアスタルテの指輪を装着して手を眺めてみる。微細な模様が微笑んでくるように感じられる。
「細かい事情はわからないけどアスタルテはリリアに感謝しているようよ。それと…」
シェスタは少し言葉を切って、リリアから視線を逸らすと呟くように言った。
「一緒に過ごせて良かった… だって…」
「…え!!わ!! あの… あたしもう行くから… おつり要らない要らない」
リリアはシェスタの言葉で何故だか、ベッドの上で情熱的だったアスタルテを思い出して真っ赤になりながら席を立つ。
リリアは席を発つと通りをスタスタと歩いて行く。
「俺、悪い事言ったな。やっぱりあの人すごいんだな…」ダカットが呟く。
「………」リリアは無言
「… 一緒に過ごせてってなんだ?どういう事だ?…」ダカットはリリアに尋ねてみた。
「ホウキうるさい!… おしゃべり過ぎるとへし折るわよ」
リリアは真っ赤になりながら歩いて行く。
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
断罪後の気楽な隠居生活をぶち壊したのは誰です!〜ここが乙女ゲームの世界だったなんて聞いていない〜
白雲八鈴
恋愛
全ては勘違いから始まった。
私はこの国の王子の一人であるラートウィンクルム殿下の婚約者だった。だけどこれは政略的な婚約。私を大人たちが良いように使おうとして『白銀の聖女』なんて通り名まで与えられた。
けれど、所詮偽物。本物が現れた時に私は気付かされた。あれ?もしかしてこの世界は乙女ゲームの世界なのでは?
関わり合う事を避け、婚約者の王子様から「貴様との婚約は破棄だ!」というお言葉をいただきました。
竜の谷に追放された私が血だらけの鎧を拾い。未だに乙女ゲームの世界から抜け出せていないのではと内心モヤモヤと思いながら過ごして行くことから始まる物語。
『私の居場所を奪った聖女様、貴女は何がしたいの?国を滅ぼしたい?』
❋王都スタンピード編完結。次回投稿までかなりの時間が開くため、一旦閉じます。完結表記ですが、王都編が完結したと捉えてもらえればありがたいです。
*乙女ゲーム要素は少ないです。どちらかと言うとファンタジー要素の方が強いです。
*表現が不適切なところがあるかもしれませんが、その事に対して推奨しているわけではありません。物語としての表現です。不快であればそのまま閉じてください。
*いつもどおり程々に誤字脱字はあると思います。確認はしておりますが、どうしても漏れてしまっています。
*他のサイトでは別のタイトル名で投稿しております。小説家になろう様では異世界恋愛部門で日間8位となる評価をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる