スーパーシティ ~放置国家~

タミケン

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第十二章

第五話 詐欺返し

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 突然の雑居ビルの爆発に、外で待っているだけなので何が起きたか

全く分からないオヤジ。「銃撃戦で何で爆発しなきゃならんのだ」、、

バズーカ砲を向けられた車輪は、机の陰に倒れ込みながら砲身を撃った

のだ。見事バズーカ砲は狂助もろとも自爆、車輪も壁まで吹っ飛ばされ

はしたものの、机が盾となった為ダメージはほとんど無かった。


 キーン、、、耳鳴りが止まず、やや震える左手で狂助の醜い骸から

携帯を奪い取り、一階に降りた。自警団の詰所から何人か出てきて

遠巻きに見ているが、気にせず軽トラに乗り込む。「見てるだけで応戦

しないって事は、彼らは元々の乗っ取られた自警団の人達だろう。多分

俺達を暴力集団同士の抗争だと思ってるんだ」、、


 「それよりもオメー、何だったんだあの爆発は!?」、、軽トラを

発進させながらオヤジが問い詰める。「バズーカまで持ってやがった

からああなった。まあ使いこなせなかったがな。それより狂助の携帯

だ、アドレス帳にある米穀の生き残りはこの中に居るか見て欲しい」、、

適当な所に停車し、オヤジは携帯を見る。


 「ほとんどが暴力集団関係者か女がらみだろうが、弟の恐一の番号

を見つけたぜ。おびき出すのか?」、、「ああ、コイツらがよくやる

手口を使う」、、車輪はそう言うと早速恐一にかけた。「おう、オレ

だオレだ、今から会えるか?おう、ちょっと込み入った話だからよ、

高架下のパチンコ屋の駐車場で落ち合おう」、、


 「奴らが詐欺に使う手口をそのまま返してやるワケか」、、オヤジ

は高架下のパチンコ屋にハンドルを切った。駐車場には軽トラと同時

に恐一の乗るローダウンのキャデラックが着いた。「狂助さんは急に

来られなくなったんで、私が代理で言伝に来ました」、、車輪は恐一

のキャデラックに近付きながら車から降りる様促した。
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