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待ち人
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いくつもの夏が過ぎて行った。
今年も、あの花は咲いただろうか。彼の心を癒してくれただろうか。
「ママぁ、ねえ、浅瀬まで行ってみようよ。もうすぐかもしれないよ」
アイは青色の尾を翻し、リカの背に抱きついた。ふしぎなことに、ニンゲンの形をしていたはずのアイは、リカの魔力を吸うにつれ、その姿を人魚に変えた。赤子だった彼も今は遊び盛りで、リカの目を盗んでは海底と海面を行ったり来たりしている。
「ん? もう、そんな季節かな」
「だって、もう嵐が二つ過ぎていったよ? 浅瀬だって温かくなってきた、きっともうすぐだよ!」
陸での記憶のないアイが海底から地上の季節を思うのは、きっと……。
リカは眉根を寄せて微笑み、「そうしたら、行ってみようか」と重い腰を上げた。
ゼゼの忠告は、その半分が当たっていた。
ラウの加護が今も続いているのかは魔力のないリカには確かめようもなく、ラウと過ごした季節は今思えば刹那のことで、それを日々の糧にするには共に過ごした時間が短かすぎた。
けれど、アイがいたから。リカはアイを通してラウとの思い出を巡らせ、ときに癒され、ときに切なくなり、それでも愛してるんだと、自身の心を確かめた。これからも、こんな日々が続く。それが恐ろしくもあり、嬉しくもある。そんな、ない交ぜの気持ちを受け止められる心を、今のリカは持っている。
リカはアイと共に浮上し、水面越しに月明かりを浴びた。
「あ! ほら! おれの言った通り! 夏が来たんだ!」
アイが指差したのは、水面に浮かんだ赤い花だった。
「ほんとうだ。アイはすごいな」
リカはアイに微笑みかけ、花々が作る一筋の道を目で辿った。
いつからだろう。この花は年に一度、夏の始まりと共に、この海を彩るようになった。
花々は川上から流れ出て、誰かの所在と無事を知らせるかのように海へ続く。リカは、その中に紫色の小さな花が混じっているのに気付き、河口を見やった。
予感はしていた。
けれど、確かめるのが怖かった。
冷たい海で、夢に揺られていたかった。
とん、と背中を叩かれ振り返る。アイがリカの背中を押すように微笑んでいた。
「どーしたの? なあ、いくつか持って帰ろうよ。みんなに見せてあげたい」
アイの空色の瞳の向こうに、ずっと夢見ていた彼を見た。
そうだ、あのときも。
生まれたての二本の足で立ってみようと、この背中を押したのは彼だった。
リカは前に向き直り、尾を翻した。
「ママ?」
普段は決して、河口や陸には近づかない。ラウのいた国からは遠く離れ、時間も経ち、加護が続いているかも分からない上、自分にはアイがいる。アイを危険に晒したくなかった。
それでも、身体が、心が、吸い寄せられた。
この花の色、形。断片的に白濁していた記憶が、色彩を取り戻す。
「ママ、どうしたの? そっちは危ないから行くなって……」
「迎えに行かなきゃならない人がいるんだ」
アイを振り返ると、そこには彼そっくりの子どもが首を傾げていた。容貌は似ていても、性格はまるで違う。リカは小さく噴き出し、アイはむくれた。
「それって誰? 俺の知ってる人? もしかして人魚?」
「ううん。人魚じゃない。でも、アイのよく知ってる人。アイによく似た、アイを生んだ人」
「それって……おれのパパってこと?」
リカは肯定も否定もせず、流れに逆らい河口を越えた。
「アイ。危ないから戻ってて」
「やーだよっ。おれも行く! ママが迷子になったら大変だし!」
大きな川をさかのぼると、夜にも関わらず大きな舟が行き来し、栄えた街並みの光が水面に揺れていた。
流れゆく花々に逆らい、尾をしならせる。スミレの花が教える方向へ、無心になって急ぐ。朝になる前に辿り着けるだろうか。彼のいる場所まで……。
ラウ。
胸の中で名を呼べば、まるでずっとそばにいたかのように、ラウが瞼の裏に現れた。もう何度、こんなことを繰り返しただろう。ラウに闇を照らしてもらっただろう……。
リカたちが辿り着いたのは、大きな湖だった。その畔には、湖から来るものを迎えるように屋敷が建っていた。もう朝焼けの頃だった。人間に見つかるのも構わずに湖面から顔を出したリカを、アイは水中から黙って見つめた。
「ラウ」
湖の畔。咲き誇った花々に囲まれ、籐の椅子に腰掛けた老人が面を上げた。
「ラウ」
再び呼びかけると、彼は杖をついて立ち上がり、湖に伸びた長い桟橋を拙い足取りで進んだ。
リカは尾を翻し、老人は何度もくずおれそうになりながら、互いに互いを目指した。
老人は桟橋の先に辿り着くと、杖を捨て膝を着き、身を乗り出した。あの崖で見た光景を思い出す。
老人の胸には、リカと同じ、赤い雫のついた首飾りが揺れていた。
「ああ、リカ……。君はいつまで経っても、こんなにも美しい」
あの頃のように目を蕩かせて言われ、リカは微笑んだ。震える指が伸びて、リカの頬に触れた。ラウの仕種だった。
「おれはずいぶん老いてしまったよ。リカ、君に連れて行ってもらえるんだろうか、こんなおれでも……」
「おれには、今のラウも、昔のラウも、そんなに変わらないよ。でも、なんだか、ずいぶん穏やかになったみたい。ラウ、今にも眠っちゃいそうだな」
「ふは……。そう。最近は、眠っていることの方が多くて。だめだな、雨の中、夜通し君を待っていたこともあったのに」
「あの時は、ごめんな」
「ううん。ぜんぶ、おれの大切な思い出だよ」
目のきわに寄った皺さえ愛しくて、あの頃より薄くなった唇を啄む。ラウは瞳をまんまるにして、それから微笑んだ。リカの背後から、アイがおずおずと顔を出す。ラウは笑みを深め、「アイ」とアイを呼んだ。
「こんなに大きくなって。君に似てやんちゃそうだ」
「ニンゲンより、ずいぶんゆっくりだろ? 顔つきとか身体つきはラウに似てる」
「年に数回、君たちの夢を見たよ。親子みたいに戯れる君たちを、おれが遠くから見ている夢。ああおれもそこへ行きたいって思っているうちに、夢から覚めてしまうんだ」
夏空に薄雲がかかったような瞳が細められる。
「でもこれからは、君たちのそばにいられる。……そうだろう、リカ?」
「ほんとうに、いいの?」
「うん。もう、ここでやらなきゃならないことは、ぜんぶやったから」
「そう」
「連れて行ってくれるね」
リカは頷き、ラウに向かって両手を広げた。
あの頃よりも、軽く、薄い身体が腕の中へ飛び込んでくる。リカは沈みゆくラウの背に腕を回し、きつく抱き寄せた。
「愛してるよ。今までも、これからも、君を愛してる」
「おれもラウを愛してる」
無数の泡が立って、鏡のようだった水面にさざ波が広がっていく。
額と額を重ね、ふたりは微笑んだ。
「ああ、やっと君のところへ行けるんだね」
ラウは心底安堵したように笑みを深め、瞼を下ろした。
二つの赤い雫が水中で触れ合い、光を放つ。
おまえはおれの、嵐で、光で、花で、それから、愛だ。
【完】
今年も、あの花は咲いただろうか。彼の心を癒してくれただろうか。
「ママぁ、ねえ、浅瀬まで行ってみようよ。もうすぐかもしれないよ」
アイは青色の尾を翻し、リカの背に抱きついた。ふしぎなことに、ニンゲンの形をしていたはずのアイは、リカの魔力を吸うにつれ、その姿を人魚に変えた。赤子だった彼も今は遊び盛りで、リカの目を盗んでは海底と海面を行ったり来たりしている。
「ん? もう、そんな季節かな」
「だって、もう嵐が二つ過ぎていったよ? 浅瀬だって温かくなってきた、きっともうすぐだよ!」
陸での記憶のないアイが海底から地上の季節を思うのは、きっと……。
リカは眉根を寄せて微笑み、「そうしたら、行ってみようか」と重い腰を上げた。
ゼゼの忠告は、その半分が当たっていた。
ラウの加護が今も続いているのかは魔力のないリカには確かめようもなく、ラウと過ごした季節は今思えば刹那のことで、それを日々の糧にするには共に過ごした時間が短かすぎた。
けれど、アイがいたから。リカはアイを通してラウとの思い出を巡らせ、ときに癒され、ときに切なくなり、それでも愛してるんだと、自身の心を確かめた。これからも、こんな日々が続く。それが恐ろしくもあり、嬉しくもある。そんな、ない交ぜの気持ちを受け止められる心を、今のリカは持っている。
リカはアイと共に浮上し、水面越しに月明かりを浴びた。
「あ! ほら! おれの言った通り! 夏が来たんだ!」
アイが指差したのは、水面に浮かんだ赤い花だった。
「ほんとうだ。アイはすごいな」
リカはアイに微笑みかけ、花々が作る一筋の道を目で辿った。
いつからだろう。この花は年に一度、夏の始まりと共に、この海を彩るようになった。
花々は川上から流れ出て、誰かの所在と無事を知らせるかのように海へ続く。リカは、その中に紫色の小さな花が混じっているのに気付き、河口を見やった。
予感はしていた。
けれど、確かめるのが怖かった。
冷たい海で、夢に揺られていたかった。
とん、と背中を叩かれ振り返る。アイがリカの背中を押すように微笑んでいた。
「どーしたの? なあ、いくつか持って帰ろうよ。みんなに見せてあげたい」
アイの空色の瞳の向こうに、ずっと夢見ていた彼を見た。
そうだ、あのときも。
生まれたての二本の足で立ってみようと、この背中を押したのは彼だった。
リカは前に向き直り、尾を翻した。
「ママ?」
普段は決して、河口や陸には近づかない。ラウのいた国からは遠く離れ、時間も経ち、加護が続いているかも分からない上、自分にはアイがいる。アイを危険に晒したくなかった。
それでも、身体が、心が、吸い寄せられた。
この花の色、形。断片的に白濁していた記憶が、色彩を取り戻す。
「ママ、どうしたの? そっちは危ないから行くなって……」
「迎えに行かなきゃならない人がいるんだ」
アイを振り返ると、そこには彼そっくりの子どもが首を傾げていた。容貌は似ていても、性格はまるで違う。リカは小さく噴き出し、アイはむくれた。
「それって誰? 俺の知ってる人? もしかして人魚?」
「ううん。人魚じゃない。でも、アイのよく知ってる人。アイによく似た、アイを生んだ人」
「それって……おれのパパってこと?」
リカは肯定も否定もせず、流れに逆らい河口を越えた。
「アイ。危ないから戻ってて」
「やーだよっ。おれも行く! ママが迷子になったら大変だし!」
大きな川をさかのぼると、夜にも関わらず大きな舟が行き来し、栄えた街並みの光が水面に揺れていた。
流れゆく花々に逆らい、尾をしならせる。スミレの花が教える方向へ、無心になって急ぐ。朝になる前に辿り着けるだろうか。彼のいる場所まで……。
ラウ。
胸の中で名を呼べば、まるでずっとそばにいたかのように、ラウが瞼の裏に現れた。もう何度、こんなことを繰り返しただろう。ラウに闇を照らしてもらっただろう……。
リカたちが辿り着いたのは、大きな湖だった。その畔には、湖から来るものを迎えるように屋敷が建っていた。もう朝焼けの頃だった。人間に見つかるのも構わずに湖面から顔を出したリカを、アイは水中から黙って見つめた。
「ラウ」
湖の畔。咲き誇った花々に囲まれ、籐の椅子に腰掛けた老人が面を上げた。
「ラウ」
再び呼びかけると、彼は杖をついて立ち上がり、湖に伸びた長い桟橋を拙い足取りで進んだ。
リカは尾を翻し、老人は何度もくずおれそうになりながら、互いに互いを目指した。
老人は桟橋の先に辿り着くと、杖を捨て膝を着き、身を乗り出した。あの崖で見た光景を思い出す。
老人の胸には、リカと同じ、赤い雫のついた首飾りが揺れていた。
「ああ、リカ……。君はいつまで経っても、こんなにも美しい」
あの頃のように目を蕩かせて言われ、リカは微笑んだ。震える指が伸びて、リカの頬に触れた。ラウの仕種だった。
「おれはずいぶん老いてしまったよ。リカ、君に連れて行ってもらえるんだろうか、こんなおれでも……」
「おれには、今のラウも、昔のラウも、そんなに変わらないよ。でも、なんだか、ずいぶん穏やかになったみたい。ラウ、今にも眠っちゃいそうだな」
「ふは……。そう。最近は、眠っていることの方が多くて。だめだな、雨の中、夜通し君を待っていたこともあったのに」
「あの時は、ごめんな」
「ううん。ぜんぶ、おれの大切な思い出だよ」
目のきわに寄った皺さえ愛しくて、あの頃より薄くなった唇を啄む。ラウは瞳をまんまるにして、それから微笑んだ。リカの背後から、アイがおずおずと顔を出す。ラウは笑みを深め、「アイ」とアイを呼んだ。
「こんなに大きくなって。君に似てやんちゃそうだ」
「ニンゲンより、ずいぶんゆっくりだろ? 顔つきとか身体つきはラウに似てる」
「年に数回、君たちの夢を見たよ。親子みたいに戯れる君たちを、おれが遠くから見ている夢。ああおれもそこへ行きたいって思っているうちに、夢から覚めてしまうんだ」
夏空に薄雲がかかったような瞳が細められる。
「でもこれからは、君たちのそばにいられる。……そうだろう、リカ?」
「ほんとうに、いいの?」
「うん。もう、ここでやらなきゃならないことは、ぜんぶやったから」
「そう」
「連れて行ってくれるね」
リカは頷き、ラウに向かって両手を広げた。
あの頃よりも、軽く、薄い身体が腕の中へ飛び込んでくる。リカは沈みゆくラウの背に腕を回し、きつく抱き寄せた。
「愛してるよ。今までも、これからも、君を愛してる」
「おれもラウを愛してる」
無数の泡が立って、鏡のようだった水面にさざ波が広がっていく。
額と額を重ね、ふたりは微笑んだ。
「ああ、やっと君のところへ行けるんだね」
ラウは心底安堵したように笑みを深め、瞼を下ろした。
二つの赤い雫が水中で触れ合い、光を放つ。
おまえはおれの、嵐で、光で、花で、それから、愛だ。
【完】
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