エゴイスト

神風団十郎重国

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27話

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綾乃と約束してから次はどうしてやろうか私は楽しみだった。もっと縛って動けないようにしてよがるのを見るのもいいし、綾乃が快感を感じる様をずっと弄りながら見ているのもいい。

あぁ、今回の遊びは本当に愉しかった。自分から腰を振る綾乃は思い出しても笑えるし、リードを引くだけで犬みたいに反応するのも良かった。
本当に、可愛い綾乃は愛らしくて仕方なかった。
もっと犬みたいになればもっと可愛くなるのだが……あぁ、そうだ。私は綾乃を考えながら一人笑っていた。

次の予定がなんとなく決まった。
次はもっとペットみたいに虐げてやろう。
そうすれば綾乃も悦ぶだろう。
綾乃の好きなのはもう分かっているし、もっと私の可愛い玩具にして愛してあげよう。

次に会うのはいつも誰もいない日を狙っているからまだ予定は決まってないが、その日は朝から日が暮れるまで楽しみたいから準備をしつつ最近決まった皆とのお祭りも楽しみにしていた。
富田が皆に声をかけたみたいで最後の思い出作りにもなる。それには啓太も来るみたいだから私はそれが何より楽しみだった。
あいつがどんな顔をするのか見物だ。好きな女に拒否されてフラれたのに友達としては会うだなんて……惨めにもほどがある。

夏休みも終盤になってAOが受かった私は学校の手続きをしながらバイトもしつつ当日を迎えた。
その日は夕方から行く予定になっていたからゆっくり起きて時間まで暇を潰そうとしていたら綾乃から会えないか連絡がきた。
今日は綾乃はバイトだった気がしたがまだ昼前だし時間はある。私はすぐに返信をすると綾乃がしばらくして家にやって来た。

「いらっしゃい綾乃。今日なにする?」

「また、ナギちゃんと髪やりたい…」

「髪?うん。いいよ。今日ちょっと難しいのやろっか?」

「うん」

部屋に通しながら夏休みはずっとしていたのに髪をやろうなんて言う綾乃に笑ってしまう。今日は髪を下ろしてるだけの綾乃を座らせてから私は笑って啄むようにキスをした。

「今日のお祭り楽しみだね?」

「うん……。でも、……啓太君もいるから……」

「ふふふ。そうだけど、私の隣にいれば大丈夫だよ」

「うん……」

何度かキスをして舌を絡めると綾乃は私に凭れるように抱きついてきた。

「ナギちゃん……」

「ん?どうしたの?」

これは今までの流れと一緒だ。こうやってからよくしていたから綾乃が何を言いたいのか分かるが私は抱き締めて先に言った。

「綾乃?まだ時間あるからさ、今日もしない?髪はその後にしようよ?」

耳を軽く舐めながら囁くと綾乃は敏感に反応しながら小さく頷いた。

「う、うん……いいよ」

「じゃあ、服汚れちゃうかもしれないから全部脱いで?」

「……うん」

きっとする気で来たんだろう綾乃はすぐに服を脱ぎ出したので私は時間のある時に楽しもうと思っていた事を今やろうと準備をした。多少汚れても今日は家に誰もいないしシャワーを浴びれば済む話だ。裸になった綾乃に私はまた首輪をつけてやった。それから私は新しい拘束具を取り出した。

「綾乃?今日動けないようにしていい?」

「うん……。してほしい……」

「よかった。じゃあ、後ろに手回して?」

「うん」

少し恥じらいを見せながらも素直に従う綾乃に私は丁寧に拘束具を着けた。黒いレザーのような拘束具はM字開脚できるように太ももと胸と背中、それから手首まで繋がっていて取り付け終わった後には綾乃は後ろ手にM字開脚のまま動けなくなっていた。

「どう?痛くない?」

拘束具が妙にイヤらしくて可愛くなった綾乃は最初から私に見られていたのにあからさまに恥ずかしがった。

「痛くないけど……、全部、見えてて……恥ずかしい」

「動けないようにしていいって言ったじゃん。やなの?」

「やじゃないけど……」

「ふふふ。じゃあ、目隠ししてあげるよ。そしたら恥ずかしくないよ」

一度キスをして視界を奪えば私の可愛い玩具の完成だ。私は思わず笑いながら綾乃のそこに触れるともう随分と濡れていた。

「綾乃可愛い。興奮してんの?」

「あっ、……んっ、ナギちゃん……はやく……」

「んー?もう入れる?」

「……う、うん。入れたい……」

「じゃあ、ちょっと待って」

ちょっと弄っただけでもうよがっている。動けない綾乃は粘着質なそれを垂れ流しながら私を求めた。そんな無様な綾乃が実に可愛いらしくて、私は笑いながらまた拘束具を取り出した。

「綾乃?今日もう一個つけたいのあるんだけどいい?」

「うん。いいよ」

「ふふふ。よかった」

何も聞かれなくて良かった。快感を待ちきれなさそうな綾乃の腰に次は紐でできた拘束具をつける。赤くて太い紐も似合う綾乃ににやけながらつけ終わると綾乃の好きなバイブの電源を入れた。

「綾乃、これバイブ固定するやつだから好きなだけイっていいからね?今日は漏らしても犬用の吸水シートもあるから漏らしてもいいし」

「あっ!……んっぁ!ナギ、ちゃん……これぇ!」

「ふふふ。今日したかったんでしょ?したいだけやってあげるね」

バイブを腰につけた紐と繋がった股下についている網目状のポケットに固定して紐を引っ張りながら中に入れてやると綾乃は快感に喘ぎだしたがもう動く事も外す事もできない。これなら直接触らなくても見て楽しむ事ができる。

私はそれから動けないのに動こうとする綾乃を見ながら笑った。
本当に愉しい時間だった。
綾乃は何度もイってあまりの快感に嫌がっていたがそれも無視して見ていたら、声にならないような声をあげながらイって潮まで吹いていた。

何十分とそれを見て楽しんだ私は綾乃の下に予め敷いておいた吸水シートを交換してびくびく動く綾乃のためにバイブの動きを止めてやった。綾乃はもう強い快感に荒く呼吸をしている。

「綾乃?もっとやる?」

「あっ!はぁ!はぁ!……はぁ……」

喋れない綾乃は首を横に振ったが私はバイブを軽く奥に押し込んだ。それだけでドロッと中の汁が溢れてくる。

「なんで?もっとやろうよ?」

「あぁっ!……んっ!はぁ、はぁ、はぁ……」

「ふふふ。またイった?可愛いなぁ綾乃は」

バイブから手を離して私は笑いながら綾乃の乳首を引っ張った。綾乃はそれにも腰を引くつかせながら反応をしていた。

「次痛くしながらしよっか?痛いのも気持ちいいでしょ?」

「はぁ、はぁ……はぁ……うん…きもち、いい……」

「そっ。じゃあ、もう中に入ってるから今日は胸やろっか?」

性に従順な綾乃は頷いたので私は笑いながら新しい玩具を出した。綾乃に初めてやるが綾乃は可愛くよがってくれるだろうか?私は目隠しを取ってやると快楽でとろんとした顔をする綾乃に笑いかけた。

「可愛いのつけてあげる」

「んっ……んっ……はぁ……あぁ!」

私は鈴がついた乳首用の金属製のクリップを綾乃の乳首につけてあげた。綾乃は大袈裟なくらい反応を見せると共にクリップについている鈴が揺れて音が鳴る。感じてるのが目でも音でも分かるこれは実に愉快だった。

「痛い?」

「うっ!……ううん……はぁ、痛くないよ……んっ」

「じゃあ、もうちょっと挟もっか?これ挟む力調整できるから絞めてあげる」

身を捩る綾乃のクリップの先についているネジを回す。こうすれば挟む力が強まって普通なら痛いだろう。
だけど綾乃は鈴を鳴らしながら気持ち良さそうに私を見つめた。

「あっ!ナギ、ちゃん……!んっ!痛い……!」

「ん?痛いの?じゃあこのくらいにしてこっちも絞めてあげる」

「う、うん……。あぁっ!……んっんん!」

「ふふふ。気持ち良さそうで良かった」

鈴を鳴らす綾乃はペットそのもので堪らない。両方の乳首を強く挟み終わると私は乳首の先端に軽く触れながら口角を上げた。

「綾乃可愛い」

「んっ!はぁ、んっ!……あっ、ナギ、ちゃん……もっ……やだぁ……」

「ん~?気持ちいいくせに。ほら、こっちの方が気持ちいいんじゃない?」

「んんっ!んっあぁ!……やだぁ…っん!」

簡単に外れなくなっているクリップを引っ張ると綾乃は快感に涙を溢した。またイった綾乃は呼吸をするのも苦しそうで鈴の音が耳に心地よく聞こえる。

「はっ、はっ、はっ……」

「またイった。バイブ動かしてないのにそんなにいいんだ?ふふふ、じゃあ、これは?」

「んっあぁぁ!!はっ!んっ!はぁ……!はぁ……!」

片方のクリップを思いきり外すと綾乃は激しく腰を震わせてイった。快感にまた涙をこぼす綾乃が愛らしくて私はキスをした。
あの日よりますますペットに成り果てているのが私の所有物みたいで支配欲が満たされる。
あぁ、でももっと支配しないと。もっと支配して私の欲を完全に満たせるようにしないと。

これじゃまだまだ完成してないもん。

「バイブもいいけど胸もこれからやっていこっか?綾乃大分良さそうだし」

唇を離して赤くなっている乳首を指で一回なじる。綾乃は軽く反応しながら自分からキスをしてきた。

「んっ、……うん……。……ナギちゃん、キス……もっと」

「キス?いいよ」

ねだってきた綾乃にそう言えば見ていただけだったと思ってキスを何とかすると綾乃は小さく笑った。

「…んっ…、気持ち、いい……」

「ん?キス?」

「うん……。動けないのも、気持ち、良かった……」

「いっぱいイってたもんね?嫌って言ってたくせに」

「んっ、だって……イってるから……あっ……」

笑いながら拘束を取ってやると綾乃の中のバイブも抜いて乳首のクリップも取ってやる。綾乃は小さな声を漏らしながらも私に抱きついてきた。

「ナギちゃん……好き……」

「私も。綾乃可愛くてやり過ぎちゃった。ごめんね綾乃?」

「ううん……。良かったから、いいよ……」

「そうだね。綾乃見てたら分かる」

「……うん」

少し照れている綾乃を軽く抱き締めてから私は体を離した。もう少ししたいが今日はこれから皆でお祭りだ。
あいつの顔を見れるのも今日は楽しみなのだ。

「綾乃シャワー浴びて準備しよ?このままじゃ行けないから」

私はまだ残っている楽しみに笑顔を浮かべた。
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