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本編
第四話
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「兄ちゃん?」
「え」
初の疑問符を聞かずに、陽は走り出していた。教科書類が詰まったリュックが重く、思うような速度で走れないのがもどかしい。どこに行っていたのか、何故何も言わずにいなくなったのか、今まで何をしていたのか。聞きたいことは山程ある。上級生たちの間を走り抜けて、兄の右腕を掴んだ。
「兄ちゃん!今までどこ、に、あれ?」
「あ……?」
聞き覚えの無い声が降ってくる。見上げた先にいたのは、兄では無かった。男にしては長い、顎先ほどで雑に切られた黒髪。伸びた前髪とその奥の虚ろな目が、陰鬱そうな雰囲気に拍車をかけている。掴んだ腕は陽の指が一周してしまうほど細く、ブレザーの袖から覗く生白い手指は関節の形が浮いて見えていた。
「陽!」
追い掛けてきた初の声で我に返る。すいません、と蚊の鳴くような声で呟いて、掴んでいた華奢な腕を離した。ネクタイの色からして、三年生だろう。右の頬には真四角の白い絆創膏が貼られている。初より背が高く見えるその上級生は陽の謝罪に首を横に振った後、前髪の奥で目を細めて首を傾げ、どうしたの、と微笑んだ。その優しげな響きに安心したものの、どう言ったものか一瞬思案する。
行方不明になった兄と見間違えたとは、口が裂けても言えない。
「み、道に迷って」
「うっそでしょ」
あまりにも稚拙な陽の言い訳を聞いて小さく声を漏らした初を、肘で弱く小突いた。陽自身も流石に無理矢理すぎるかと思ったが、急に掴みかかったことを誤魔化すには、これしか無いように思えたのだ。
その上級生はゆっくりと右を指差して、穏やかな声音でこう言った。
「そう、……一年の昇降口は、あっち」
「ああ!そうだったんですね!すいません、ありがとうございました!先輩!」
大袈裟なほど頭を下げた後、陽と初は小走りで二、三年生の昇降口から出た。擦れ違う上級生の視線が痛い。職員玄関を横切って、一気に一年生の昇降口まで走った。クラスごとに下駄箱が分けられて、縦に三列並んでいる。ひと学年だけだからか、若干スペースにゆとりがあるように感じられた。
三角に折られた紙にA組、B組、C組と書かれてラミネートされたものが、それぞれの下駄箱の上に置かれている。陽と初はB組であるから、真ん中の下駄箱だ。自分の場所を探すのには、まだ少し手間取ってしまう。内履きのサンダルを履いて、靴を下駄箱の下の段に入れた。数名のクラスメイトと擦れ違って、軽く挨拶を交わす。
この高校は、三年間クラス替えを行わない。つまり、一年生の時のクラスが卒業するまで続くのだ。初と離れなくて本当に良かったと、陽は毎朝のように思っている。
一年生の教室は昇降口の反対側にあるため、事務室と職員室の前を通らなければならない。職員玄関と事務室の前に置かれた鍵付きの上等そうな硝子棚には、設立当時の集合写真や賞状、トロフィーが飾られていた。職員室前の廊下には、姿見がひとつ置かれている。それには可愛らしい花柄の布が被せられていて、誰かが使っている様子は無い。擦れ違う教師に挨拶をしながら教室に向かう。
歩きながら、初が先程のことを尋ねてきた。
「さっき、どうしたの?」
「何かあの人、兄ちゃんに似てる気がしてさあ」
「そう?晴さんってあんな感じだったっけ?」
「いや?よく見たら全然」
初が言ったように、あの上級生と晴は全く似ていない。陽の母の家系は皆色素が薄く、晴も類に漏れず若干茶色がかった髪色をしていた。癖毛でもあったのだが、確か高校二年生の時に縮毛矯正をかけている。どう考えても似ていないのに何故見間違えてしまったのか、陽自身にも分からない。雰囲気が似ていたのだと、無理矢理自分を納得させた。
それよりも、気になることがある。
「初さあ、見た?」
「何?」
「あの先輩の下駄箱の中」
「見えなかったよ、角度的に」
「俺見ちゃったんだけどさあ」
腕を掴んだ時、あの上級生はちょうど自分の背丈ほどの高さにある下駄箱を開けていた。陽が彼の顔を見た時に同時に目に入ったのは、小さな下駄箱の中に詰め込まれた紙屑や木の枝などのゴミと、黒いペンで大量に書かれた罵詈雑言の数々。幼稚園児が書いたのかと思うほど汚い字だった。
話を聞いていた初の顔が、みるみるうちに曇っていく。
「……ほんと?」
「ほんとだって」
二人の間に沈黙が下りる。どこの学校にもそういうことはあるものだと分かってはいたし、通っていた中学校でも似たような話を聞かなかったわけではないけれど、実際に目の当たりにするのはこれが初めてだった。あの名前も知らない三年生の疲れたような笑顔を思い出して、陽は少し俯く。初はそんな陽の肩を子供をあやすように叩いて、その顔を覗き込んだ。
「ちょっと疲れちゃったね、朝から」
「ほんとそれ、走ったからさあ、あっついよ」
言いながら、陽がB組の引き戸を開ける。その振動に合わせて、ドア上にぶら下がった真新しいプレートが小さく揺れた。このクラスは三十五人が在籍していて、この時間になればもう殆どのクラスメイトが登校してきている。初は入り口から三列目の先頭、陽は一番窓際の後ろから二番目の自分の席へ向かった。最初の席順は五十音の並びだったのだが、担任の判断で早々に席替えが実施されたのだ。
「おはよ、遅いじゃん御子柴」
陽のすぐ前の席に座って携帯を弄っていた前川颯紀が振り返って、陽を見上げた。逆立った短髪の前川はがたがたと音を立てながら椅子を陽の机に向け、手元の紙パックの紅茶に刺さったストローを咥える。
陽はリュックを机に下ろして、後ろの席に突っ伏して微動だにしない最上悠を指差した。
「はよ、……何してんの?最上」
「昨日夜遅くまで台本読みしてたんだって、演劇部の」
「あー、そういうことね」
前川が携帯のカメラを向けてくるので、陽は最上の机に寄りかかって前川の方にピースサインを向けた。最上は熟睡しているようで、肩が大きく上下している。いつまで経っても聞こえないシャッター音に陽が違和感を覚えたと同時に、前川が堪えきれないと言った様子で笑い出した。
「動画なんですけど」
「動画かよ!」
「後で送っとくな」
「いらねえ……」
リュックから教科書とノートを取り出して、机の中に捩じ込んだ。先程から結構な音量で話しているのに、最上は全く起きる気配が無い。それを陽の机越しに眺めていた前川が、片肘をついてしみじみと口を開いた。
「演劇部って意外と過酷なんだなあ、夏頃にでっかい大会があって、近いうちにそれの主役オーディションやんだって」
「マジ?大会とかあんの?」
「な、俺も知らんかったわ」
菖蒲ヶ崎高校は活発な部活動が多く、それだけに実績もある。その結果があの硝子棚の中身なのだろう。特にバスケ部、野球部、柔道部、吹奏楽部は全国レベルの実力らしく、その分部員の数も多い。とは言え部員数が多くとも、大会など公の場に出られる人数は限られている。そんなわけだから生存競争も苛烈なのだと、前川は半ば愚痴のように言った。入部したばかりの一年生は雑用や基礎トレーニングばかりで、実戦どころか先輩の使い走りになってしまう人間もいるらしい。
それを踏み台にして成長できるような人材ならまだしも、そうでない場合はどうなってしまうのか、考えたくもない。
「前川は?何部だっけ」
「バスケ部だけど、もう毎日延々走り込みよ」
運動部は完全下校の時間が来るまで、下手をすればそれを過ぎても、トレーニングや練習試合が続く場合があると言う。本気でやるのならそれでも良いのだろうと思うが、陽はどうしてもそれに馴染める気がしなかった。そもそも陽の身長では、入れる運動部は限られている。
前川の話では、殆どの一年生が部活動への加入を済ませているらしい。やはり初が言っていた呼び出されると言う話は本当だったようで、それを避けるために適当な部活へ入る者も少なくないようだ。
そこまで話したところで教室の戸が開いて、担任の渡利と言う女性教師が入ってきた。暗めの茶髪を後ろで一つに纏めている。四十代で、娘が二人いるのだと最初に言っていた。彼女の入室と同時に、散らばっていた生徒がぞろぞろと席に戻り出す。
前川も椅子を正面に向け直した。陽が未だ後ろで熟睡している最上を揺すると、大きな欠伸とともに彼が顔を上げた。腕を真上に上げて大きく伸びをしている。HR始まるぞ、と陽が小声で言うと、最上はまだ眠そうな顔でゆるゆると頷いて、ありがと、と笑った。
教壇の前の渡利は良く通る声で今日の予定を話した後、再び手元のクリップボードを見た。
「入部届の提出期限がもうすぐだから、まだの人は早く決めてね。入部届は各部の部長に渡して貰って大丈夫です」
彼女の話がひと段落した時、今日の日直の生徒が、起立、礼、と一連のお決まりな号令を投げかける。それに皆一様に従ったと同時に、古びたスピーカーから始業のチャイムが響いた。
「え」
初の疑問符を聞かずに、陽は走り出していた。教科書類が詰まったリュックが重く、思うような速度で走れないのがもどかしい。どこに行っていたのか、何故何も言わずにいなくなったのか、今まで何をしていたのか。聞きたいことは山程ある。上級生たちの間を走り抜けて、兄の右腕を掴んだ。
「兄ちゃん!今までどこ、に、あれ?」
「あ……?」
聞き覚えの無い声が降ってくる。見上げた先にいたのは、兄では無かった。男にしては長い、顎先ほどで雑に切られた黒髪。伸びた前髪とその奥の虚ろな目が、陰鬱そうな雰囲気に拍車をかけている。掴んだ腕は陽の指が一周してしまうほど細く、ブレザーの袖から覗く生白い手指は関節の形が浮いて見えていた。
「陽!」
追い掛けてきた初の声で我に返る。すいません、と蚊の鳴くような声で呟いて、掴んでいた華奢な腕を離した。ネクタイの色からして、三年生だろう。右の頬には真四角の白い絆創膏が貼られている。初より背が高く見えるその上級生は陽の謝罪に首を横に振った後、前髪の奥で目を細めて首を傾げ、どうしたの、と微笑んだ。その優しげな響きに安心したものの、どう言ったものか一瞬思案する。
行方不明になった兄と見間違えたとは、口が裂けても言えない。
「み、道に迷って」
「うっそでしょ」
あまりにも稚拙な陽の言い訳を聞いて小さく声を漏らした初を、肘で弱く小突いた。陽自身も流石に無理矢理すぎるかと思ったが、急に掴みかかったことを誤魔化すには、これしか無いように思えたのだ。
その上級生はゆっくりと右を指差して、穏やかな声音でこう言った。
「そう、……一年の昇降口は、あっち」
「ああ!そうだったんですね!すいません、ありがとうございました!先輩!」
大袈裟なほど頭を下げた後、陽と初は小走りで二、三年生の昇降口から出た。擦れ違う上級生の視線が痛い。職員玄関を横切って、一気に一年生の昇降口まで走った。クラスごとに下駄箱が分けられて、縦に三列並んでいる。ひと学年だけだからか、若干スペースにゆとりがあるように感じられた。
三角に折られた紙にA組、B組、C組と書かれてラミネートされたものが、それぞれの下駄箱の上に置かれている。陽と初はB組であるから、真ん中の下駄箱だ。自分の場所を探すのには、まだ少し手間取ってしまう。内履きのサンダルを履いて、靴を下駄箱の下の段に入れた。数名のクラスメイトと擦れ違って、軽く挨拶を交わす。
この高校は、三年間クラス替えを行わない。つまり、一年生の時のクラスが卒業するまで続くのだ。初と離れなくて本当に良かったと、陽は毎朝のように思っている。
一年生の教室は昇降口の反対側にあるため、事務室と職員室の前を通らなければならない。職員玄関と事務室の前に置かれた鍵付きの上等そうな硝子棚には、設立当時の集合写真や賞状、トロフィーが飾られていた。職員室前の廊下には、姿見がひとつ置かれている。それには可愛らしい花柄の布が被せられていて、誰かが使っている様子は無い。擦れ違う教師に挨拶をしながら教室に向かう。
歩きながら、初が先程のことを尋ねてきた。
「さっき、どうしたの?」
「何かあの人、兄ちゃんに似てる気がしてさあ」
「そう?晴さんってあんな感じだったっけ?」
「いや?よく見たら全然」
初が言ったように、あの上級生と晴は全く似ていない。陽の母の家系は皆色素が薄く、晴も類に漏れず若干茶色がかった髪色をしていた。癖毛でもあったのだが、確か高校二年生の時に縮毛矯正をかけている。どう考えても似ていないのに何故見間違えてしまったのか、陽自身にも分からない。雰囲気が似ていたのだと、無理矢理自分を納得させた。
それよりも、気になることがある。
「初さあ、見た?」
「何?」
「あの先輩の下駄箱の中」
「見えなかったよ、角度的に」
「俺見ちゃったんだけどさあ」
腕を掴んだ時、あの上級生はちょうど自分の背丈ほどの高さにある下駄箱を開けていた。陽が彼の顔を見た時に同時に目に入ったのは、小さな下駄箱の中に詰め込まれた紙屑や木の枝などのゴミと、黒いペンで大量に書かれた罵詈雑言の数々。幼稚園児が書いたのかと思うほど汚い字だった。
話を聞いていた初の顔が、みるみるうちに曇っていく。
「……ほんと?」
「ほんとだって」
二人の間に沈黙が下りる。どこの学校にもそういうことはあるものだと分かってはいたし、通っていた中学校でも似たような話を聞かなかったわけではないけれど、実際に目の当たりにするのはこれが初めてだった。あの名前も知らない三年生の疲れたような笑顔を思い出して、陽は少し俯く。初はそんな陽の肩を子供をあやすように叩いて、その顔を覗き込んだ。
「ちょっと疲れちゃったね、朝から」
「ほんとそれ、走ったからさあ、あっついよ」
言いながら、陽がB組の引き戸を開ける。その振動に合わせて、ドア上にぶら下がった真新しいプレートが小さく揺れた。このクラスは三十五人が在籍していて、この時間になればもう殆どのクラスメイトが登校してきている。初は入り口から三列目の先頭、陽は一番窓際の後ろから二番目の自分の席へ向かった。最初の席順は五十音の並びだったのだが、担任の判断で早々に席替えが実施されたのだ。
「おはよ、遅いじゃん御子柴」
陽のすぐ前の席に座って携帯を弄っていた前川颯紀が振り返って、陽を見上げた。逆立った短髪の前川はがたがたと音を立てながら椅子を陽の机に向け、手元の紙パックの紅茶に刺さったストローを咥える。
陽はリュックを机に下ろして、後ろの席に突っ伏して微動だにしない最上悠を指差した。
「はよ、……何してんの?最上」
「昨日夜遅くまで台本読みしてたんだって、演劇部の」
「あー、そういうことね」
前川が携帯のカメラを向けてくるので、陽は最上の机に寄りかかって前川の方にピースサインを向けた。最上は熟睡しているようで、肩が大きく上下している。いつまで経っても聞こえないシャッター音に陽が違和感を覚えたと同時に、前川が堪えきれないと言った様子で笑い出した。
「動画なんですけど」
「動画かよ!」
「後で送っとくな」
「いらねえ……」
リュックから教科書とノートを取り出して、机の中に捩じ込んだ。先程から結構な音量で話しているのに、最上は全く起きる気配が無い。それを陽の机越しに眺めていた前川が、片肘をついてしみじみと口を開いた。
「演劇部って意外と過酷なんだなあ、夏頃にでっかい大会があって、近いうちにそれの主役オーディションやんだって」
「マジ?大会とかあんの?」
「な、俺も知らんかったわ」
菖蒲ヶ崎高校は活発な部活動が多く、それだけに実績もある。その結果があの硝子棚の中身なのだろう。特にバスケ部、野球部、柔道部、吹奏楽部は全国レベルの実力らしく、その分部員の数も多い。とは言え部員数が多くとも、大会など公の場に出られる人数は限られている。そんなわけだから生存競争も苛烈なのだと、前川は半ば愚痴のように言った。入部したばかりの一年生は雑用や基礎トレーニングばかりで、実戦どころか先輩の使い走りになってしまう人間もいるらしい。
それを踏み台にして成長できるような人材ならまだしも、そうでない場合はどうなってしまうのか、考えたくもない。
「前川は?何部だっけ」
「バスケ部だけど、もう毎日延々走り込みよ」
運動部は完全下校の時間が来るまで、下手をすればそれを過ぎても、トレーニングや練習試合が続く場合があると言う。本気でやるのならそれでも良いのだろうと思うが、陽はどうしてもそれに馴染める気がしなかった。そもそも陽の身長では、入れる運動部は限られている。
前川の話では、殆どの一年生が部活動への加入を済ませているらしい。やはり初が言っていた呼び出されると言う話は本当だったようで、それを避けるために適当な部活へ入る者も少なくないようだ。
そこまで話したところで教室の戸が開いて、担任の渡利と言う女性教師が入ってきた。暗めの茶髪を後ろで一つに纏めている。四十代で、娘が二人いるのだと最初に言っていた。彼女の入室と同時に、散らばっていた生徒がぞろぞろと席に戻り出す。
前川も椅子を正面に向け直した。陽が未だ後ろで熟睡している最上を揺すると、大きな欠伸とともに彼が顔を上げた。腕を真上に上げて大きく伸びをしている。HR始まるぞ、と陽が小声で言うと、最上はまだ眠そうな顔でゆるゆると頷いて、ありがと、と笑った。
教壇の前の渡利は良く通る声で今日の予定を話した後、再び手元のクリップボードを見た。
「入部届の提出期限がもうすぐだから、まだの人は早く決めてね。入部届は各部の部長に渡して貰って大丈夫です」
彼女の話がひと段落した時、今日の日直の生徒が、起立、礼、と一連のお決まりな号令を投げかける。それに皆一様に従ったと同時に、古びたスピーカーから始業のチャイムが響いた。
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