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おみやげ
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俺は忍さんからのラインを見ていた
(もう夕方だしやっぱおみやげ渡すの明日だよなぁ~)
俺は忍さんのおみやげを渡したいとラインを送り
明日俺が忍さんの家に行くことになった
(拓巳君が来てくれる そしたらまた拓巳君を駅まで迎えに行った時 スーパーへ行ってお昼ご飯を買えばいいかなぁ~ 拓巳君は何が食べたいかなぁ~)
僕はそんな事を考えながら家に着いた
(不安だったけど実家に帰って良かった あすかちゃんと幸君もかわいかったし 相沢さんと姉さんが結婚してたとか驚いた 兄と真さんもだけど・・・)
僕はそう思いながら眠りについた
俺は忍さんのおみやげを持って電車に乗った
(忍さんとたくさん話が出来るといいなぁ~)
俺は乗り換えをして忍さんにラインを送った
(拓巳君もう少しで着くね)
僕は駅へと向かった
俺は電車を降りて改札口へ
忍さんが小さく俺に手を振っていた
(ヤバッ忍さんかわいい)
俺は少しドキドキしながら忍さんの前へ
「拓巳君来てもらっちゃってごめんね」
「いいえぜんぜん大丈夫です」
「拓巳君お昼ご飯作るからスーパーへ行ってくれる?」
「あっはい」
「拓巳君は何が食べたい?」
「そうですね そうめんとかいいですよね」
「ひやむぎでもいい?」
「えっぜんぜんいいです」
「僕ねそうめんよりもひやむぎの方が好き」
そう言って忍さんは笑った
(うわ~いきなり忍さんの笑顔来た・・・ やっぱ久しぶりだからかスゲー忍さんと一緒に居ると楽しいしテンション上がる)
忍さんと一緒にスーパーへ
「拓巳君ひやむぎと何がいい?」
「俺が良く作るのはぶっかけ丼みたいな・・・ 長芋とか適当につぶしたりねばねば系入れて 薬味だったり揚げ玉入れてかき回して食べてます」
「えっそれ凄く美味しそう・・・ 夏バテ防止になる食べ方だね」
「俺何なら作りますよ」
「えっいいの?」
「はい 簡単ですよ」
「えっじゃ~お願いしちゃおうかなぁ~」
忍さんの笑顔に目が離せなくなっていた
(ヤベ~今忍さんの笑顔見過ぎてた?)
俺は品物に目を向けた
彩りを考え緑の野菜を忍さんが取った
「拓巳君きゅうりとかレタスは入れたらダメ?」
「えっいいですよ入れましょう」
(俺は量があればそれでいいんだけど やっぱ緑は大事だよなぁ~ もしかして俺と忍さん並んでキッチンに立ったりして・・・)
俺はそんな事を考え浮かれていた
会計を済ませて俺と忍さんはスーパーを出た
「拓巳君ありがとう持ってもらっちゃって・・・」
「いいえこのくらい・・・」
俺と忍さんはマンションへの坂道を登っていた
忍さんのマンションに到着 エレベーターに乗り部屋へ
「拓巳君どうぞ・・・」
「ありがとうございます お邪魔します」
俺はそう言って忍さんの家へ
(あぁ~何か久しぶり・・・ 忍さんの家・・・)
俺はキッチンの手前に買って来た物を置き リビングにカバンを置いた
忍さんはキッチンで手を洗っていた
「忍さん入ってもいいですか?」
「あっうん拓巳君も手を洗って・・・」
「はい」
俺が手を洗っていると忍さんは下の引き出しからお鍋を出した
「これでひやむぎをゆでるよ」
お鍋に水を入れ火にかけた
「あっ拓巳君待ってね 今包丁とまな板だすね」
忍さんはまた引き出しを開けた
「全部収納出来ていいですねこのキッチン」
「うん スッキリ見えるよね」
俺は忍さんからまな板と包丁を受け取り
野菜を刻み長芋の皮をむいて適当な大きさに切った
(ヤベ~本当に忍さんと並んでキッチンに立ってるよ・・・)
「拓巳君って凄く包丁の扱いが上手いね」
「ありがとうございます 意外と料理好きなんですよね 俺好みの形に出来たり味だったり・・・」
「そうなんだぁ~ 拓巳君はあとどんな料理作るの?」
「簡単な物ですよ 野菜炒めとかチャーハンとか・・・」
「食べてみたいなぁ~」
「いいですよいくらでも作りますよ」
「ありがとう拓巳君」
俺の隣で嬉しそうに笑う忍さん
(うわ~マジ楽しいんですけど・・・)
俺も笑顔になっていた
お鍋のお湯が沸騰し忍さんがひやむぎを入れた
「忍さん俺代わります」
(忍さんが火傷なんてしたら大変だからなぁ~)
俺は忍さんと位置を代わった
「ありがとう拓巳君 お皿はどんぶりでいいよね」
「はい」
忍さんが食器棚からどんぶりを出した
「拓巳君味付けは?」
「俺はめんつゆにいつもしています」
「そうだねその方がさっぱり食べられるよね」
忍さんは冷蔵庫からめんつゆを出しどんぶりへ
ひやむぎがゆであがり 俺はひやむぎをざるの中へ
俺は素早くひやむぎを水にさらした
忍さんがどんぶりを俺の方へ 俺はひやむぎをどんぶりに入れた
(何かスゲー息ぴったり流れ作業)
忍さんが俺の刻んだ野菜を乗せ最後に揚げ玉をふりかけた
「美味しそうに出来たね」
「はい」
「食べよう」
お箸とどんぶりを持ってリビングへおりた
俺と忍さんは前と同じ様に向かい合って座った
「いただきます」
「いただきます」
俺はどんぶりをかき混ぜ 忍さんはひやむぎを下からすくっていた
「いろいろな食感が楽しいね」
「味変で梅干し入れても美味しいですよ」
「うん合いそうだね」
忍さんが笑顔でそう言った
俺は勢い良く食べ進め 忍さんが食べ終わるのを待っていた
俺はソファーに座っているぬいぐるみを見ていた
(さすがにもう隠さないよなぁ~ あれカメはどこだ?)
俺は忍さんのリビングを見渡していた
「美味しかったごちそうさま」
「あっ忍さんこれ・・・」
俺はカバンの中からおみやげを出した
「うわ~拓巳君ありがとう」
それはかわいいキャラクターが書いてあるクッキーだった
「今食べますか?」
「あっごめん拓巳君あとででもいいかなぁ~」
「ぜんぜんいいですよ 生菓子ではないのでもちますし・・・」
「じゃ~あとで一緒に食べよう」
忍さんは笑顔でそう言った
「忍さんカメのぬいぐるみが見当たらないんですけど・・・」
「あっあのカメのぬいぐるみはロフトにあるよ 一緒に寝てるんだ」
「あっ俺もイルカ抱き枕にしてます 今まで抱き枕とか使って無かったんですけど いい感じなんですよねぇ~」
「わかるわかるよ拓巳君 カメさんは抱き枕とかには出来ない形なんだけど 朝起きるとお腹にかかえてる時があるんだよ」
俺はすぐに 忍さんがあのカメのぬいぐるみをかかえて 寝てる姿を想像してしまった
(いい忍さんいいですよ 忍さんにめちゃくちゃ合ってる)
「あっ忍さんも実家に帰えられてたんですよね」
そう俺が話し始めると忍さんは立ち上がった
(あれ聞いちゃいけなかったのか?)
俺は忍さんの顔を見ていた
「どんぶり片付けるね」
そう言って忍さんは俺の分のどんぶりも持った
「あっごちそうさまでした」
「拓巳君コーヒー飲める?」
「あっはい飲めます」
「それじゃ~コーヒー入れるね」
忍さんがキッチンで準備を やがて俺の方までコーヒーのいい香りがしてきた
(インスタントじゃない本格的なヤツだ・・・)
(拓巳君にどこまで実家の話をすればいいだろう・・・)
「あっ拓巳君お砂糖いる?」
「あっじゃ~一つお願いします」
僕はお砂糖を入れてかき回し コーヒーカップを持ちリビングへ
僕は拓巳君から貰ったおみやげの箱を広げながら実家の話をした
「拓巳君 僕は実家に帰りたくなったんだよ 実家の話を前にちょっとした事あったと思うんだけど 僕には歳の離れた兄と姉が居てね あまり僕とは仲が良くなかったんだ でもこの間いきなり兄から電話がかかって来てびっくりしたんだ 兄は来いとだけ電話でそう言って切れてしまって 僕は仕方なく実家へ行ったんだよ」
「俺には兄弟が居ないので良くわからないですが 兄弟どうしでも合う合わないがあると思います」
「ありがとう拓巳君 でも帰ってみてわかったんだ 僕が居た頃の実家とはぜんぜん違っていたんだよ」
「それは忍さんにとっていい事だったんですよね」
「うん あんなにガラリと変わる物なのかと正直驚いた 僕の居ない間は大変なものだったって聞いた 僕が居なくて良かったとも聞いてね 兄と姉は回りに居た人達の支えがあったおかげだと兄と姉は言っていたよ」
「それじゃ~忍さんこれからは実家に帰れるって事ですね」
「うんそうだね」
忍さんは優しく笑いコーヒーを飲んだ
(忍さんは実家の事はあまり話たくないんだろうなぁ~ でも忍さんが実家へ行ける様になったのは良かった)
「拓巳君貰ってもいい?」
そう言って忍さんは俺のおみやげに手を伸ばしていた
「どうぞどうぞ食べて下さい」
俺も手を伸ばした
「拓巳君見て・・・」
中のクッキーにもキャラクターの絵がプリントされてあった
「かわいいね拓巳君」
(かわいいのは忍さんも同じなんですけど・・・)
俺はそう思いながらクッキーを食べていた
「拓巳君も久しぶりに友達に会ってリフレッシュ出来たんじゃない?」
「そうですね 高校の時に良くつるんでいたヤツらなんで 会った瞬間高校生に戻った様な感覚になりました」
「うんわかる 何でだろうね不思議だよね」
「はい 高校生の時はみんなしてどうでもいい話で盛り上がったり ホントしょうもない話だったんですけど とにかく笑えて当時を振り返るとバカだったなぁ~って それでまた笑ったり・・・」
「素敵な友達が拓巳君には居るんだね」
忍さんの笑顔に俺は見とれてしまった
(忍さんの学生時代ってどんな感じだったんだろう まったく想像が出来ない)
「俺の友達そのまま大学院生になるヤツもいて・・・」
「えっ凄いね」
「はい そいつ高校生の時から得意としている分野で とことんやってみたいって・・・」
「幸せだねぇ~ 好きな物に出会うってなかなかないよね」
「はい俺もそう思います コイツらなら俺忍さんの事を紹介出来ると思ってます」
「えっ何で僕?」
「俺の好きな人として・・・」
僕は息が止まり 口元に手を持っていった
(拓巳君はいったい何を言っているの そんなのダメだ絶対にダメ・・・ 拓巳君はまだ僕に酔ってるだけ どういう事かまったくわかっていない)
「拓巳君」
「はい」
「拓巳君はこれから就職に向けて忙しくなるよね」
「はい」
「僕も僕もねちょっと仕事が忙しくなる時期なんだ だからもうこうして会うのはやめよう」
(やめようってそんなぁ~ そうか忍さんは俺の為に言ってくれているんだ・・・)
(大丈夫だよね拓巳君を傷つけてはいないよね 仕事と言えば仕方がないと思ってくれるよね 僕から離れれば僕の事なんかすぐに忘れてしまう その方が拓巳君にはいい絶対に・・・)
「忍さん例えばいつまでとか? 確かに忍さんのお仕事は大変なのはわかります 俺も初めての就職活動で正直どうなるのか不安です でもじゃ~会えなくてもラインとか・・・」
「うんそうだね」
(ヤッターラインはOK でもいつまでとかやっぱわかんねぇ~よなぁ~ たまには忍さんの笑顔を見て癒されたい そんな事言ったらまた年上なんだけどとか言われそう・・・)
忍さんはうつむいていた
(どうしようラインとかで繋がってこのままズルズルと・・・ いっその事拓巳君に嫌われた方が・・・)
「拓巳君は僕とどうなりたいの? 僕とキスとか望んでいるの?」
忍さんの言葉に俺は驚き目を丸くしていた
(つづく)
(もう夕方だしやっぱおみやげ渡すの明日だよなぁ~)
俺は忍さんのおみやげを渡したいとラインを送り
明日俺が忍さんの家に行くことになった
(拓巳君が来てくれる そしたらまた拓巳君を駅まで迎えに行った時 スーパーへ行ってお昼ご飯を買えばいいかなぁ~ 拓巳君は何が食べたいかなぁ~)
僕はそんな事を考えながら家に着いた
(不安だったけど実家に帰って良かった あすかちゃんと幸君もかわいかったし 相沢さんと姉さんが結婚してたとか驚いた 兄と真さんもだけど・・・)
僕はそう思いながら眠りについた
俺は忍さんのおみやげを持って電車に乗った
(忍さんとたくさん話が出来るといいなぁ~)
俺は乗り換えをして忍さんにラインを送った
(拓巳君もう少しで着くね)
僕は駅へと向かった
俺は電車を降りて改札口へ
忍さんが小さく俺に手を振っていた
(ヤバッ忍さんかわいい)
俺は少しドキドキしながら忍さんの前へ
「拓巳君来てもらっちゃってごめんね」
「いいえぜんぜん大丈夫です」
「拓巳君お昼ご飯作るからスーパーへ行ってくれる?」
「あっはい」
「拓巳君は何が食べたい?」
「そうですね そうめんとかいいですよね」
「ひやむぎでもいい?」
「えっぜんぜんいいです」
「僕ねそうめんよりもひやむぎの方が好き」
そう言って忍さんは笑った
(うわ~いきなり忍さんの笑顔来た・・・ やっぱ久しぶりだからかスゲー忍さんと一緒に居ると楽しいしテンション上がる)
忍さんと一緒にスーパーへ
「拓巳君ひやむぎと何がいい?」
「俺が良く作るのはぶっかけ丼みたいな・・・ 長芋とか適当につぶしたりねばねば系入れて 薬味だったり揚げ玉入れてかき回して食べてます」
「えっそれ凄く美味しそう・・・ 夏バテ防止になる食べ方だね」
「俺何なら作りますよ」
「えっいいの?」
「はい 簡単ですよ」
「えっじゃ~お願いしちゃおうかなぁ~」
忍さんの笑顔に目が離せなくなっていた
(ヤベ~今忍さんの笑顔見過ぎてた?)
俺は品物に目を向けた
彩りを考え緑の野菜を忍さんが取った
「拓巳君きゅうりとかレタスは入れたらダメ?」
「えっいいですよ入れましょう」
(俺は量があればそれでいいんだけど やっぱ緑は大事だよなぁ~ もしかして俺と忍さん並んでキッチンに立ったりして・・・)
俺はそんな事を考え浮かれていた
会計を済ませて俺と忍さんはスーパーを出た
「拓巳君ありがとう持ってもらっちゃって・・・」
「いいえこのくらい・・・」
俺と忍さんはマンションへの坂道を登っていた
忍さんのマンションに到着 エレベーターに乗り部屋へ
「拓巳君どうぞ・・・」
「ありがとうございます お邪魔します」
俺はそう言って忍さんの家へ
(あぁ~何か久しぶり・・・ 忍さんの家・・・)
俺はキッチンの手前に買って来た物を置き リビングにカバンを置いた
忍さんはキッチンで手を洗っていた
「忍さん入ってもいいですか?」
「あっうん拓巳君も手を洗って・・・」
「はい」
俺が手を洗っていると忍さんは下の引き出しからお鍋を出した
「これでひやむぎをゆでるよ」
お鍋に水を入れ火にかけた
「あっ拓巳君待ってね 今包丁とまな板だすね」
忍さんはまた引き出しを開けた
「全部収納出来ていいですねこのキッチン」
「うん スッキリ見えるよね」
俺は忍さんからまな板と包丁を受け取り
野菜を刻み長芋の皮をむいて適当な大きさに切った
(ヤベ~本当に忍さんと並んでキッチンに立ってるよ・・・)
「拓巳君って凄く包丁の扱いが上手いね」
「ありがとうございます 意外と料理好きなんですよね 俺好みの形に出来たり味だったり・・・」
「そうなんだぁ~ 拓巳君はあとどんな料理作るの?」
「簡単な物ですよ 野菜炒めとかチャーハンとか・・・」
「食べてみたいなぁ~」
「いいですよいくらでも作りますよ」
「ありがとう拓巳君」
俺の隣で嬉しそうに笑う忍さん
(うわ~マジ楽しいんですけど・・・)
俺も笑顔になっていた
お鍋のお湯が沸騰し忍さんがひやむぎを入れた
「忍さん俺代わります」
(忍さんが火傷なんてしたら大変だからなぁ~)
俺は忍さんと位置を代わった
「ありがとう拓巳君 お皿はどんぶりでいいよね」
「はい」
忍さんが食器棚からどんぶりを出した
「拓巳君味付けは?」
「俺はめんつゆにいつもしています」
「そうだねその方がさっぱり食べられるよね」
忍さんは冷蔵庫からめんつゆを出しどんぶりへ
ひやむぎがゆであがり 俺はひやむぎをざるの中へ
俺は素早くひやむぎを水にさらした
忍さんがどんぶりを俺の方へ 俺はひやむぎをどんぶりに入れた
(何かスゲー息ぴったり流れ作業)
忍さんが俺の刻んだ野菜を乗せ最後に揚げ玉をふりかけた
「美味しそうに出来たね」
「はい」
「食べよう」
お箸とどんぶりを持ってリビングへおりた
俺と忍さんは前と同じ様に向かい合って座った
「いただきます」
「いただきます」
俺はどんぶりをかき混ぜ 忍さんはひやむぎを下からすくっていた
「いろいろな食感が楽しいね」
「味変で梅干し入れても美味しいですよ」
「うん合いそうだね」
忍さんが笑顔でそう言った
俺は勢い良く食べ進め 忍さんが食べ終わるのを待っていた
俺はソファーに座っているぬいぐるみを見ていた
(さすがにもう隠さないよなぁ~ あれカメはどこだ?)
俺は忍さんのリビングを見渡していた
「美味しかったごちそうさま」
「あっ忍さんこれ・・・」
俺はカバンの中からおみやげを出した
「うわ~拓巳君ありがとう」
それはかわいいキャラクターが書いてあるクッキーだった
「今食べますか?」
「あっごめん拓巳君あとででもいいかなぁ~」
「ぜんぜんいいですよ 生菓子ではないのでもちますし・・・」
「じゃ~あとで一緒に食べよう」
忍さんは笑顔でそう言った
「忍さんカメのぬいぐるみが見当たらないんですけど・・・」
「あっあのカメのぬいぐるみはロフトにあるよ 一緒に寝てるんだ」
「あっ俺もイルカ抱き枕にしてます 今まで抱き枕とか使って無かったんですけど いい感じなんですよねぇ~」
「わかるわかるよ拓巳君 カメさんは抱き枕とかには出来ない形なんだけど 朝起きるとお腹にかかえてる時があるんだよ」
俺はすぐに 忍さんがあのカメのぬいぐるみをかかえて 寝てる姿を想像してしまった
(いい忍さんいいですよ 忍さんにめちゃくちゃ合ってる)
「あっ忍さんも実家に帰えられてたんですよね」
そう俺が話し始めると忍さんは立ち上がった
(あれ聞いちゃいけなかったのか?)
俺は忍さんの顔を見ていた
「どんぶり片付けるね」
そう言って忍さんは俺の分のどんぶりも持った
「あっごちそうさまでした」
「拓巳君コーヒー飲める?」
「あっはい飲めます」
「それじゃ~コーヒー入れるね」
忍さんがキッチンで準備を やがて俺の方までコーヒーのいい香りがしてきた
(インスタントじゃない本格的なヤツだ・・・)
(拓巳君にどこまで実家の話をすればいいだろう・・・)
「あっ拓巳君お砂糖いる?」
「あっじゃ~一つお願いします」
僕はお砂糖を入れてかき回し コーヒーカップを持ちリビングへ
僕は拓巳君から貰ったおみやげの箱を広げながら実家の話をした
「拓巳君 僕は実家に帰りたくなったんだよ 実家の話を前にちょっとした事あったと思うんだけど 僕には歳の離れた兄と姉が居てね あまり僕とは仲が良くなかったんだ でもこの間いきなり兄から電話がかかって来てびっくりしたんだ 兄は来いとだけ電話でそう言って切れてしまって 僕は仕方なく実家へ行ったんだよ」
「俺には兄弟が居ないので良くわからないですが 兄弟どうしでも合う合わないがあると思います」
「ありがとう拓巳君 でも帰ってみてわかったんだ 僕が居た頃の実家とはぜんぜん違っていたんだよ」
「それは忍さんにとっていい事だったんですよね」
「うん あんなにガラリと変わる物なのかと正直驚いた 僕の居ない間は大変なものだったって聞いた 僕が居なくて良かったとも聞いてね 兄と姉は回りに居た人達の支えがあったおかげだと兄と姉は言っていたよ」
「それじゃ~忍さんこれからは実家に帰れるって事ですね」
「うんそうだね」
忍さんは優しく笑いコーヒーを飲んだ
(忍さんは実家の事はあまり話たくないんだろうなぁ~ でも忍さんが実家へ行ける様になったのは良かった)
「拓巳君貰ってもいい?」
そう言って忍さんは俺のおみやげに手を伸ばしていた
「どうぞどうぞ食べて下さい」
俺も手を伸ばした
「拓巳君見て・・・」
中のクッキーにもキャラクターの絵がプリントされてあった
「かわいいね拓巳君」
(かわいいのは忍さんも同じなんですけど・・・)
俺はそう思いながらクッキーを食べていた
「拓巳君も久しぶりに友達に会ってリフレッシュ出来たんじゃない?」
「そうですね 高校の時に良くつるんでいたヤツらなんで 会った瞬間高校生に戻った様な感覚になりました」
「うんわかる 何でだろうね不思議だよね」
「はい 高校生の時はみんなしてどうでもいい話で盛り上がったり ホントしょうもない話だったんですけど とにかく笑えて当時を振り返るとバカだったなぁ~って それでまた笑ったり・・・」
「素敵な友達が拓巳君には居るんだね」
忍さんの笑顔に俺は見とれてしまった
(忍さんの学生時代ってどんな感じだったんだろう まったく想像が出来ない)
「俺の友達そのまま大学院生になるヤツもいて・・・」
「えっ凄いね」
「はい そいつ高校生の時から得意としている分野で とことんやってみたいって・・・」
「幸せだねぇ~ 好きな物に出会うってなかなかないよね」
「はい俺もそう思います コイツらなら俺忍さんの事を紹介出来ると思ってます」
「えっ何で僕?」
「俺の好きな人として・・・」
僕は息が止まり 口元に手を持っていった
(拓巳君はいったい何を言っているの そんなのダメだ絶対にダメ・・・ 拓巳君はまだ僕に酔ってるだけ どういう事かまったくわかっていない)
「拓巳君」
「はい」
「拓巳君はこれから就職に向けて忙しくなるよね」
「はい」
「僕も僕もねちょっと仕事が忙しくなる時期なんだ だからもうこうして会うのはやめよう」
(やめようってそんなぁ~ そうか忍さんは俺の為に言ってくれているんだ・・・)
(大丈夫だよね拓巳君を傷つけてはいないよね 仕事と言えば仕方がないと思ってくれるよね 僕から離れれば僕の事なんかすぐに忘れてしまう その方が拓巳君にはいい絶対に・・・)
「忍さん例えばいつまでとか? 確かに忍さんのお仕事は大変なのはわかります 俺も初めての就職活動で正直どうなるのか不安です でもじゃ~会えなくてもラインとか・・・」
「うんそうだね」
(ヤッターラインはOK でもいつまでとかやっぱわかんねぇ~よなぁ~ たまには忍さんの笑顔を見て癒されたい そんな事言ったらまた年上なんだけどとか言われそう・・・)
忍さんはうつむいていた
(どうしようラインとかで繋がってこのままズルズルと・・・ いっその事拓巳君に嫌われた方が・・・)
「拓巳君は僕とどうなりたいの? 僕とキスとか望んでいるの?」
忍さんの言葉に俺は驚き目を丸くしていた
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