この胸の高鳴りは・・・

暁エネル

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お泊まり⑤

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俺は忍さんの笑顔に我慢が出来ず抱きしめていた


「拓巳君僕お腹がすいた」


「俺もです忍さん でも少しだけ・・・」


俺はそう言って忍さんを抱きしめるだけにとどめていた




(あぁ~忍さんと抱き合っていても腹は減るんだよなぁ~ 出来れば1日中忍さんと布団の中に居たい・・・)




俺はゆっくりと忍さんから離れた


「忍さんは座っていて下さい」


「ありがとう拓巳君」


忍さんが座ると俺はキッチンへ


どんぶりにうどんを入れ野菜を彩り良く並べ天ぷらを乗せた


「忍さんどうぞ・・・」


俺はそう言って忍さんの前にどんぶりを置いた


「うわ~拓巳君美味しそう・・・」


俺も自分のどんぶりをテーブルへ


「いただきます」


「いただきます」


「拓巳君おダシの旨みが凄い・・・」


「はいちょっと頑張りました」


「凄く美味しいよ・・・」


「ありがとうございます」




(ホントいい感じに出来た また俺忍さんの胃袋ゲット出来たかも・・・)




(本当に美味しい僕のキッチンで作ったんだよね)




僕はおダシでシミシミになっている天ぷらを食べた




(おダシを吸って凄く天ぷらが美味しい・・・)




俺はうどんをゆっくりと食べる忍さんを見ていた




(やっぱ忍さんは何をしててもエロさを感じる それはまだ俺が忍さんに満足してないからなのか それともやっぱり夜だからなのか 忍さんと2人で居るからなのか 多分どれも一緒なんだろうなぁ~ 俺はいつまででも忍さんに満足はしないんだろうか もっともっとって忍さんを求めてしまう・・・)




「忍さん」


「ううん何?」


「忍さんは俺で満足してますか?」


拓巳君の言った言葉に僕は浮き出し 慌ててキッチンへ駆け込んだ




(もう拓巳君はいきなり何を言い出すんだ?)




忍さんがキッチンから出て来た


「すいません忍さん あとでにします俺水入れて来ます」


俺は忍さんと入れ替わる様にキッチンへ




(マズった・・・ 忍さんの機嫌が悪くなったかも せっかく忍さんの胃袋掴んだのに・・・)




俺はマグカップに水を入れテーブルへ


「拓巳君ありがとう」


「いいえ」




(気まずい・・・ 忍さんの顔がまともに見られない・・・)




忍さんはうどんを食べ終え水を飲んでいた




(忘れてた翔の事 拓巳君に話をしないと・・・)




「ごちそうさま拓巳君凄く美味しかったよ」


忍さんは笑顔でそう言ってくれた





(忍さんの機嫌が良くなったのか?)




「拓巳君」


「はい」


俺は思わず大きな声を出してしまった


忍さんはクスっと笑った


「拓巳君 来週の金曜日あいてる?」


「あっはい 昨日と一緒でバイトが終われば・・・」


「それじゃ~さぁ~来週の金曜日 翔のお店に一緒に行かない?」


「えっあっはい行きたいです」




(翔のお店には行きたいけど 来週も忍さんと一緒に過ごす誘いじゃなかった)




俺は少しがっかりして忍さんの話を聞いていた


「良かった・・・ 僕も拓巳君も翔にはお世話になったでしょう だから翔のお店に行って僕達が仲良くなった事報告に行きたいなぁ~って それに金曜日は必ず弘ちゃんが翔のお店に行くんだよ」


「そうなんですね じゃ~弘樹さんにも報告出来ますね」


「うんそうなんだ 翔と弘ちゃんが一緒に住んでる話をしたよね」


「はい聞きました」




(めちゃくちゃうらやましく思ったの覚えてる)




「でもね 弘ちゃんは僕と一緒で朝が早いんだけど 翔の仕事は夜の仕事でしょう だから一緒に住んで居ても平日はほとんど顔を合わせない」


「そっか そうですよね 時間帯が合わない」


「そうなんだ だから弘ちゃんは必ず金曜日に翔のお店に行って一緒に帰るんだよ」


「それじゃ~翔も弘樹さんも俺らと変わらない・・・」


「うん一緒に住んでるのにね 僕達よりもかわいそうかもね」




(俺はうらやましいと誤解してた 忍さんの言う通り一緒に住んでるのに 寝顔ぐらいしか見られない 手が届くのに触れられない そんな事俺は耐えられるのか・・・)




「拓巳君片付けるね」


そう言って忍さんは俺の分のどんぶりを持ってキッチンへ


俺はマグカップを持った


「忍さん来週翔のお店へ行きましょう あっでも翔のお店ってバーですよね 忍さんはスーツ姿でいいですけど俺着ていく服が・・・」


「翔のお店はそんな気取ったお店じゃないよ 翔もそう言ってたよ それに僕達は翔や弘ちゃんに会いに行くんだよ」


忍さんは洗い物をしながら俺にそう言った




(そうだけど 翔も確かにそんな様な事は言っていたけど・・・)




俺と忍さんはソファーに座った


「忍さんって会社終わって真っ直ぐ帰って来るんですか?」


「うんそう前に話したけど 僕は1人でお店とか入るの苦手だから 買い物して家で食べるあぁ~でも疲れた時はお弁当買って来ちゃうかなぁ~」


「忍さんお休みの日は?」


「休みの日は・・・ 洗濯をして掃除機かけて買い物してテレビを見て終わり」


「拓巳君は?」


「俺は大学かバイトです」


「それでもお休みの日はあるでしょう?」


「そうですね 俺も洗濯と掃除とブルーレイ見ます」


「そうなんだ・・・ ごめんね僕のうちゲームとかなくて・・・ あっでもディスクの中に録画した物ならあるよ」


「えっ何を録画したんですか?」


「ほとんど拓巳君も知っている物ばかりだと思うよ見る?」


「あっ今度にします」


俺は忍さんの方を向いた


「忍さん 忍さんって寝る時パジャマ着て寝るんですか?」


「うんそうだよ」


「見たいです・・・ あっじゃ~昨日は見そこなってたって事ですよね」


「えっそんなたいした物じゃ~ないよ ただのパジャマだし・・・」


「えっ着て見せて下さい」


「そんな見せる物でもないよ」


「それじゃ~歯磨きしてねましょうか」


俺はそう言って俺のリュックの上に置いてある歯ブラシを取った




(忍さんがパジャマを着てもすぐに脱がすんだけどなぁ~)




俺は洗面所で歯磨きをした




(明日は拓巳君が帰ってしまう 今日は拓巳君とゆっくり過ごしたい・・・)




僕はクローゼットからパジャマを取り出し パジャマを着て洗面所へ


「拓巳君僕も歯磨きするね」




(忍さんがパジャマだ・・・)




忍さんの白い肌に青色のパジャマ


俺は忍さんと交代し忍さんを見ていた




(脱がすのがもったいねぇ~)




俺は忍さんの歯磨きが終わるまで待っていた


「拓巳君」


「忍さんとっても似合います」


「ありがとう拓巳君」


俺は先にロフトへと登りスタンドを付け忍さんを待っていた


忍さんはリビングの電気を消しロフトへ


「拓巳君どうしたの?」


俺は布団の上で正座をしていた


「あっいや忍さんのパジャマ姿が新鮮で・・・」


僕は拓巳君の前に座った


「今日はこのまま何もしないで寝る?」


「それは考えてないです 忍さんを触らずになんか寝れません 忍さんが離れているなら別ですけど」


「拓巳君と話がしたい」


「はい何ですか?」




(やっぱ俺変だ忍さんがパジャマを着ているだけだろう・・・)




「さっきの話だけど・・・ 僕が満足してるとか・・・」


「あぁ~はい すいません忍さんご飯中に・・・」


「前にもそんな話をしたよね」


「俺は何回でも聞きたいです 忍さんが俺で満足してるのか」


「僕は拓巳君とこうして話をするだけでも 凄く嬉しいんだよましてや拓巳君と抱き合うとか・・・」


「忍さん 俺スゲ~舞い上がってて 忍さんの事を俺の好きに出来るとか思ってて・・・」


「いいんだと思うそれで 僕は凄く気持ちがいいよ 拓巳君がしたいと思う事僕もしたいと思っているんだよ拓巳君」


「忍さんもしたい・・・」  


「だから拓巳君はそのままでいいんだよ」


「忍さんそんな事言われたら俺 明日帰れなくなりそうです」


「拓巳君僕もそれは我慢するよ 来週のお楽しみにしようね拓巳君」


そう言って忍さんは俺の肩に両手を乗せ 顔をゆっくりと近づけくちびるを重ねた


俺は忍さんのくちびるをこじ開け舌を滑り込ませた




(拓巳君の舌が気持ちいい・・・)




俺は舌を絡ませながら忍さんのパジャマのボタンを外した


忍さんの白い肌がチラチラ見え 忍さんは俺のTシャツを脱がした




(勢い良く拓巳君のTシャツを脱がしたちゃった・・・)




俺は忍さんの胸から両手を入れ 忍さんのパジャマを落とし


忍さんと見つめ合いながら俺は忍さん布団へ




(なんだこれ映画のワンシーン見たいだ 忍さんがスゲーエッチだ・・・)




俺は忍さんの足を持ち上げ


忍さんのパジャマのズボンとパンツを脱がした


俺は優しく忍さんのに触れた


忍さんはかわいい声を出し 俺の顔に手を伸ばして来た


俺は忍さんから手を離しくちびるを重ねた


忍さんの柔らかい舌が俺の舌を絡ませた




(来週まで我慢かぁ~ ゆっくりとしたいなぁ~忍さんの印象に残る夜に・・・)




俺は忍さんから離れズボンを脱ぎ箱から取り出した


「拓巳君待って僕が付けてもいい?」


そう言って忍さんは起き上がり俺は忍さんの方を向いた


「忍さん」


「拓巳君貸して・・・」




(忍さんに触られると俺・・・)




(やっぱり凄い硬くて大きい・・・)




僕はゆっくり拓巳君をじらす様にゴムを根元まで付けた




(これはマズイゆっくりとか出来ない感じ・・・)




忍さんが俺から離れると忍さんを寝かせ 忍さんのゴムを付け


俺は急いで手にローションを付け忍さんの中に指を入れた




(あぁ~ヤベ~すぐにでも忍さんの中に入れたい・・・)




俺は忍さんに刺激され忍さんから指を離し


忍さんの足を持ち上げすぐに忍さんに押し入れた




(あっヤベ~もう動きたい ゆっくりとしたかったのに・・・)




俺は忍さんの声を聞きながら凄い速さで腰を動かしていた




(つづく)


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