この胸の高鳴りは・・・

暁エネル

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翔のお店

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今日は忍さんと翔のお店へ行く日


大学とバイトが終わり次第翔のお店へ


俺は悩んでいた


「忍さんは会社帰りだからいいけど 問題は俺だよなぁ~ バーなんて行った事ねぇ~し いくら何でもこれじゃなぁ~」


俺は衣装ケースから洋服をいろいろ引っ張り出していた


「バーなんて行った事ねぇ~もん あっこれいいかも・・・」


俺はぶつくさと言いながら あれこれと洋服を選んでいた




俺はバイトを終え忍さんとの待ち合わせ場所へ



(俺これで良かったかなぁ~? 忍さんは何て言うだろう 早く忍さんに会いたいし忍さんのスーツ姿が見たい)



俺はスマホを取り出し ゲームをしながら忍さんを待っていた



(あぁ~少し遅くなっちゃった・・・ もう少し早く出る予定だったのに・・・)



僕は少し焦りながら電車に乗った


拓巳君との待ち合わせ場所は 翔のお店とは少し離れた場所




「拓巳君お待たせ」


「忍さん」


忍さんはスーツ姿にマフラーを巻いて俺の所へ


「拓巳君いつもと違うね」



(カッコイイ・・・)



「洋服選ぶの大変だったんですよ」


「いいんだよ何でも・・・」


そう言って忍さんは笑顔で俺を軽く叩いていた


「拓巳君駅ビルで何か食べてから行こう」


「はい」


俺と忍さんは駅ビルのレストラン街へ


「拓巳君何食べる?」


「忍さん決めて下さい」


「えっいいの?」


パネルを見ながら俺の方へと顔を向けた



(1週間ぶりの忍さんだ・・・)



「拓巳君いろいろあるから迷うね」


「そうですね」


「あっ拓巳君カツにしてもいい?」


「はい」


俺と忍さんはとんかつ屋さんへ


忍さんはマフラーを取って座り


俺もリュックとジャンパーを脱いで座った


「拓巳君のジャンパーあったかそうだね」


「はい中薄着で大丈夫な感じです」


「拓巳君は何を着ても似合うね」


「そんな事ないですよ 忍さんこそ 俺忍さんのスーツ姿好きです」


「ありがとう拓巳君」



(忍さんの笑顔がいい・・・)



俺はミックスフライ定食を注文し 


忍さんはヒレカツ定食を注文した



「翔のお店ってこの辺なんですか?」


「ううんまた電車に乗るよ 翔のお店のある所はねぇ~ 暗くなってからしか行った事がないんだけど ちょっと寂しく感じる所でね」


「お待たせしました」


注文したミックスフライとヒレカツが俺達の前へと並んだ


「いただきます」


「いただきます」


俺はエビフライと一口カツとメンチカツどれから食べようか迷い


メンチカツを一口食べた


「忍さんめちゃくちゃジューシーです」


「拓巳君ヒレカツもとっても柔らかいよ」


忍さんは笑顔でそう言った



忍さんの方が先に食べ終えお茶を飲んでいた


「拓巳君ゆっくり食べて 僕お腹がキツくて動けない」


そう言って忍さんは背もたれに寄りかかった


俺はゆっくりと食べ進め 最後エビフライを食べた


「めちゃくちゃ美味しかったです」


「うん僕も・・・」


「忍さん」


「ううん何?」


「もうすぐクリスマスですね」


「うんあっその事なんだけど 僕から提案なんだけど聞いてくれる?」


「はい」


「まだ翔と弘ちゃんに話してないからどうなるかわからないんだけど 拓巳君も良ければなんだけど 今年のクリスマスって月曜日でしょうだから 土曜日とかに翔と弘ちゃんみんなで集まってクリスマスが出来ないかなぁ~って思って・・・」


突然の忍さんの話に驚いていた



(月曜日がクリスマスなんだ 俺曜日までは把握してなかった・・・ 土曜日だったら 日曜日は忍さんと2人で居られるのか・・・)



「拓巳君はどう思う?」


「俺は楽しそうだと思います 忍さんの笑顔が目に浮かぶっていうか・・・ 俺は忍さんが喜ぶ顔が見られればそれで・・・」


「拓巳君は賛成してくれるの?」


「はい」



(正直俺弘樹さんとあんまり話してないしちょっと苦手かも 弘樹さんにあんまり俺っていい印象がないんだよなぁ~ 今日ちょっとでも弘樹さん話が出来たらいいんだけど・・・)



「拓巳君 今から行く事は知らせずに クリスマスの事を翔に連絡しておくね バーで込み入った話が出来ないかもしれないから・・・」


そう言って忍さんスマホを出し翔に連絡を取った


「拓巳君駅ビルの中ちょっと見てから 翔のお店に行こうか」


「はい」


俺と忍さんは立ち上がりお店を出た


「忍さんすいません」


「えっぜんぜんいいよ」



(また忍さんに払わせてしまった 俺が学生だから仕方ないのかもしれないけど・・・)



「拓巳君見て もうクリスマス用品があるよ」


そう言って忍さんは雑貨店へ


「かわいいね拓巳君」



(そう言っている忍さんがかわいいんですけど・・・)



俺と忍さんはあちこちお店を見て回った





俺と忍さんは電車に乗り翔のお店へ


「ここですか」


「うん」


降りた駅は閑散としていて 商店街はみんなシャッターが下りていた



(ホントだ忍さんが言った通り なんか寂しい感じがする・・・)



商店街を抜け少し歩くと明かりが見えた


「拓巳君あそこだよ」


俺と忍さんは翔のお店の下へ


「メトロポリタン」


「うん 駅から離れているし大丈夫なのって思うでしょう でも人は入ってるんだよ」


「隠れ家的な? 知る人ぞ知るみたいな?」


「そうかもね それじゃ~行こう」


そう言って忍さんは細い階段を登ってドアを開けた


暗い店内にひときわ輝くカウンター


その中にバーテンダー姿の翔が立っていた


「翔久しぶり・・・」


そう言って忍さんは翔の前へ


「さっきラインくれたよなぁ~ 拓巳もいらっしゃい」


「こんばんは」



(何ここ別世界みたいだ・・・)



俺は店内を見渡していた


「忍 そこ弘樹が座るから拓巳を挟んで座ってくれ・・・」


「あっそうだね 拓巳君ここに座って・・・ 荷物はここに置けるよ」


忍さんはカウンター席の下を指さし 忍さんもマフラーとカバンを置いた


「いらっしゃい 忍は何飲む?」


そう言って翔は俺と忍さんの前におつまみセットを出した


「僕オレンジ」


「拓巳は何にする?」


「俺バーは初めてで・・・」


「お酒は飲めるよなぁ~」


「あっはい大丈夫です」


「それじゃ~適当に作るな」


「お願いします」


そう言って翔はカウンターで作り始めた


静かなクラッシックが流れ カウンターは凄く明るいのに


奥の席はテーブルしかライトが当たらない


カッコイイお店で 翔のバーテンダー姿も良く似合っている


「拓巳君緊張してる?」


「だって俺初めてですもん・・・」


俺と忍さんは小さな声でそう言った


「翔いろいろ心配かけたね」


「いや俺は何も・・・ 拓巳のちょっと待ってな・・・」


そう言って翔は忍さんの前にオレンジジュースを置いた


「俺よりも弘樹に言ってやってくれ・・・」


「うん」



(ホントだ満席に近い 隠れ家的な秘密にしたくなる店だ・・・)



「拓巳の爽やかな感じに合わせて作ってみた」


そう言って翔は俺の前に細いグラスに青色に飲み物を置いた


「拓巳君凄くキレイだね」


「ホントですね忍さん」


俺と忍さんはグラスに目を向けていた


「ねぇ~翔 弘ちゃんはまだ?」


「遅い時はお客様がみんな帰ったあとだ」


「えっそうなの?」


「金曜日だからなぁ~」


そんな翔と忍さんの会話を聞きながら 俺は翔の作ってくれたカクテルを飲んでいた



(うまっ ぜんぜんお酒が入ってない感じ これなら忍さんでも飲めるんじゃ~?)



お客さんが1人2人と帰り またドアが開いた


「あっ弘ちゃん」


そう言って忍さんは振り返っていた


翔はうなづき弘樹さんは俺の席の隣へと座った


「弘ちゃん心配かけてごめんね」


忍さんはそう言って俺は弘樹さんに頭を下げた


「お久しぶりです弘樹さん」


「久しぶり」


「弘樹は忍と同じ物でいいか?」


「うんありがとう翔」



(弘樹さんびっくりしてるよ そりゃそうだよなぁ~ 何か俺が言えたら・・・)



忍さんは俺を挟んだ弘樹さんにニコニコと話をしていた


お客さんがみんな帰り俺達だけになった


翔は飲み終えたグラスを片付けた


「忍も拓巳もちょっと待ってろ 車で送ってくから・・・」


「翔ありがとう」


忍さんは笑顔でそう言った


翔はカウンターのカーテンの中へ


「忍さん 俺はいくら払えば・・・」


俺は小さな声で忍さんにそう聞いた


答えたのは忍さんではなく弘樹さんだった


「翔は取らないよ」


俺は弘樹さんの方を向いた


「いいんですか? 突然来たのに・・・」


「俺も初めてここへ来た時同じ事思ったよ」


「でも俺お酒飲んだし・・・」


「いいんだ 翔は友達からお金は取らないから・・・」


「拓巳君いいみたいだよ」


忍さんは笑顔でそう言った


「待たせたなぁ~」


そう言って翔がカーテンの中から出て来た




翔はバーを閉め 俺達4人は駐車場へ



(翔の車に乗るのは2回目だ・・・)



俺はそう思いながら忍さんと後部座席に乗った


「忍の家でいいのか?」


「うんありがとう翔大丈夫」


車はゆっくりと走り出した


「弘樹さんご心配かけてすいませんでした でも俺はどうしても忍さんを諦める選択はなかったんです」


俺はバーで言えなかった事を弘樹さんに言った


「うん凄く心配した 忍ちゃんが悩んでいるのわかっていたし でも忍ちゃんも翔も俺には何も言ってくれないし 俺は話をしてくれるのを待つしかなかった でも今日忍ちゃんの笑顔が見られて本当に良かったって思ってる」


「ごめんね弘ちゃん」


「弘樹あとでゆっくり話すよ」


「うん翔も俺にやっと話せるね」


「あぁ~弘樹が余計に心配すると思って話さなかった」



(翔も黙っててくれたんだ 翔にはホントいろいろ相談してたなぁ~俺)



忍さんのマンションに着き 俺と忍さんは車を降りた


「翔弘ちゃんにちゃんと話しておいてね ラインした話もね」


「あぁ~大丈夫だ」


「じゃ~ね弘ちゃんおやすみ」


「翔弘樹さんまたよろしくお願いします」


俺は翔と弘樹さんに深々と頭を下げた


「じゃ~な」


そう言って翔はゆっくりと車を走らせた


「拓巳君行こう」


「はい」


俺と忍さんはマンションへ


忍さんはリビングの電気を付けクローゼットを開けた


俺はリュックをソファーに置き忍さんの所へ


「あっ拓巳君ジャンパーかけておくよ」


そう言いながら忍さんはマフラーを取った


「忍さん 俺がスーツ脱がせてもいいですか?」


「えっ」


忍さんは驚いた様な顔をした


「ダメ・・・ ですか?」



(ずっと脱がせて見たかった・・・)



「いいよ だったらパジャマも着せて・・・」


そう言って忍さんはクローゼットからパジャマを出した


「はい任せて下さい」


俺は嬉しくてつい大きな声を出していた


忍さんはそんな俺にクスっと笑った


俺はジャンパーを忍さんに渡した


忍さんは俺の方を向いた



(ヤベ~ドキドキする やっと忍さんのスーツを脱がせる)



俺は忍さんの上着のボタンを外し 上着を床に落とし


忍さんのアゴを少し上げ 忍さんのネクタイを外し


俺は膝をつき忍さんのベルトを外し ゆっくりファスナーをおろし


ズボンが床に落ちると忍さんの生足と 


ワイシャツに隠れている 忍さんの物に俺は顔を押し付けると


忍さんはかわいい声を出した



(嫌だ拓巳君今までそんな事したことなかったじゃん・・・)



俺は顔を上げ忍さんの顔を見た



(あぁ~いい忍さんの反応・・・)



俺は忍さんの靴下を脱がせ パジャマのズボンをはかせた


俺は立ち上がりると忍さんの腕が俺の前へ


俺は忍さんの袖のボタンを外し ワイシャツのボタンを次々と外していった


忍さんのインナーをめくり 忍さんの胸を舐めると


忍さんは小さな声を出した



(予想はしてた だけど拓巳君の舌が・・・)



忍さんの肌があらわになり 俺はパジャマを取り袖を通してた



(やっぱりキスマークは消えてるなぁ~)



俺はもう片方の胸も舐め パジャマのボタンを閉めた


すると忍さんは俺に抱きついた


「拓巳君僕をこんな身体にしてどうするの?」


「俺忍さんのスーツ脱がせて見たかったんです」


「それだけ・・・」


「もちろん責任は取ります 1週間我慢してましたから・・・」


「僕も・・・」


顔を上げた忍さんに俺はくちびるを重ねた



(忍さん舌がヤベ~ スゲ~絡ませてくる・・・)



(拓巳君もっと・・・)



俺が離れると忍さんのエロい顔が・・・


「忍さんロフトへ上がって下さい」


忍さんはゆっくりと歩いた


俺はリュックからヨレヨレのズボンを出し


デニムを脱ぎヨレヨレのズボンをはいた



(これで動きやすくなった あぁ~ヤベ~忍さんの顔 責任とらねぇ~となぁ~)



俺はリビングの電気を消すとロフトのスタンドがついて


俺はゆっくりとハシゴを登った



(つづく)


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