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僕の実家へ②
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ダイニングテーブルの上にはおせち料理が並んでいた
忍さんは俺の目の前であすかちゃんと幸君の食べたい物を取ってあげていた
「拓巳 遠慮しないで食べてよ」
お姉さんの大きな声が飛んで来た
「はい ありがとうございます」
「拓巳君は今いくつなの?」
隣の相沢さんにそう聞かれ 俺は小さな声で答えた
「今21歳であっでももうすぐ22歳で 来年大学卒業予定です」
「えっ何聞こえない」
お姉さんが相沢さんの隣から俺に顔を向けた
「今21歳だって・・・」
「え~21 忍犯罪だよそれ・・・」
お姉さんがそう言って笑っていた
「ママ それは拓巳君に失礼だよ」
「あっごめんなさい」
「拓巳君悪く思わないでくれ」
「あっいいえ大丈夫です」
俺は相沢さんにそう答えた
(相沢さんって何かスゲー イカつい感じがまったくねぇ~のに お姉さんをあんな風に それにお姉さんも相沢さんを立てている感じがする)
「それにしても大学生かぁ~ 就職活動だね」
「はい」
「もうどこか決めているのかい?」
「あっはい でもうまく自分を出せるのか不安で・・・」
「ここでそれだけ堂々と出来るんだから大丈夫だろう・・・」
俺の隣の真彦さんがそう言った
「ねぇ~もうあすかお腹いっぱい」
「僕も・・・」
「それじゃ~向こうでテレビ見てれば 何か子供番組やってるでしょう」
「うん わかった」
そう言ってあすかちゃんと幸君はリビングの方へ
それと同時にお兄さんとお姉さんが忍さんの隣へと座った
「忍にこの家の事聞いてたのか?」
お兄さんが俺にそう言って来た
俺は目の前に座る忍さんを一瞬見た
「いいえ何も・・・」
「忍も罪だなぁ~ まぁ~言えねぇ~よなぁ~普通・・・」
お兄さんがおせち料理をつまみながらそう言った
「驚いただろう・・・」
「はい」
「だって拓巳 門からなかなか入って来られなかったもんねぇ~」
お姉さんは忍さんの顔を覗き込んでいた
「あっでも俺 忍さんが言えなかったのわかります だから・・・」
「そうだね 一般的な人には理解出来ない世界だからね」
相沢さんが優しくそう言ってくれた
「龍も渚もイカつい顔してるから余計拓巳も怖かったんだろうよ・・・」
「真彦 俺はそんなに怖くねぇ~」
「私だってこれでも丸くなったんだからね」
真彦さんとお兄さんお姉さんの会話に なぜか忍さんが笑い出した
両隣のお兄さんとお姉さんに忍さんが怒られ また忍さんが笑い出していた
(3人が並んで笑っている・・・ こう見るとやっぱ似てるんだよなぁ~この3人・・・)
「忍は龍と渚と年が離れているから いろいろ小さな頃は難しかったんだ 忍もやっとこの家に帰って来られる様になって本当に良かった・・・」
「本当にそうなんだ 3人があんなに楽しそうに笑って・・・」
俺の両隣の真彦さんと相沢さんがしみじみとそう話ていた
「拓巳」
「はい」
「忍は俺と渚とは違って頭もいいし 唯一この家を出た勇気のある俺達の弟だ これからも忍の事を頼む」
お兄さんの言葉にお姉さんも頭を下げた
(兄さんがそんな事を・・・ 姉さんまで・・・)
僕は両隣の兄さんと姉さんを交互に見ていた
「えっあっこちらこそ 俺はまだ忍さんと知り合って間もないんですけど 忍さんとこれからも仲良くしていきたいと思っています こんな俺ですがこれからもよろしくお願いします」
俺はお皿に髪の毛が付きそうなくらいに頭を下げていた
(拓巳君ありがとう・・・)
「龍固い固いなぁ~ せっかくいろいろ拓巳の事聞き出していたんだぞ まぁ~これから時間かけるけど・・・」
「あっ悪い・・・」
「そうそう拓巳君も固くならずに飲んで・・・」
相沢さんが俺にビールをついでくれた
「ねぇ~つまんない 忍遊ぼう」
あすかちゃんと幸君がダイニングテーブルへとやって来た
「あっごめんね今行くよ」
忍さんの声にあすかちゃんと幸君が笑顔になった
「じゃ~僕向こうに行くけど 拓巳君をあまりイジメないでね」
「大丈夫だ忍 龍の事は俺に渚は相沢さんが付いているから・・・」
「真彦 何でそうなるんだ?」
「そうよ私と龍を一緒にしないでくれる?」
「おい」
忍さんは笑いながらあすかちゃんと幸君の所へ
「本当にあすかと幸は忍が好きなのよねぇ~」
「幸は忍の小さな頃に良く似てるよなぁ~」
「あっそれ俺も去年の夏忍が来た時に思った」
(忍さんの小さな頃に・・・)
「忍さんってここで生まれ育ったんですよね」
「あぁ~正真正銘 俺と渚の弟だ・・・」
「でも性格がまるで似てないのよねぇ~ あの親から生まれたのにねぇ~」
「生まれた頃の忍は俺と渚のおもちゃだった あやすと良く笑ってなぁ~」
「そうそう でもものごころが付いた頃からか 良く泣く様になった・・・」
「俺達がヤンチャしてた頃だよなぁ~」
「スゲー忍かわいそうでなぁ~ 良く俺が遊んでた・・・」
俺の隣の真彦さんがそう言うと 今度は相沢さんがこう言った
「私は忍君に勉強を教えてたなぁ~」
「そこは2人に感謝だなぁ~」
「忍の頭がいいのは 勉強を教えてたあなたのおかげねぇ~ さすが私の旦那様・・・」
「はいはい イチャイチャするならどっか行け・・・」
「龍に言われたくない」
「ほら 兄妹ケンカしない」
相沢さんの言葉にお兄さんとお姉さんはそっぽを向いた
「なぁ~拓巳 拓巳はどうやって忍と知り合ったんだ? 今学生なんだよなぁ~?」
俺の隣の真彦さんの言葉にお兄さんとお姉さんが俺に顔を向けた
「それ・・・ めちゃくちゃ気になる」
お姉さんがそう言ってテーブルにヒジを付いて前のめりになった
「あっそれは俺のひとめ惚れです 電車に偶然忍さんが乗って来て 初めは女の人かと思ったくらい小さくて・・・」
「確かに忍は細いしなぁ~」
「龍も意外と細いんだぞ」
「はいはいイチャイチャよそでやって・・・ 拓巳それで・・・」
俺はお兄さんと真彦さんの顔を見た
(お兄さんと真彦さんがイチャイチャ?)
「あっはい 忍さんが電車を降りたので追いかけて声をかけました そしたら忍さんが連絡先を交換してくれたんです」
「へ~ 忍もやるねぇ~」
「拓巳君 拓巳君はさっき君は まだ忍君と知り合って間もないって言ってたけど それっていつの話?」
相沢さんが俺を覗き込む様にそう言った
「ちょっとあなた尋問する様な聞き方やめてよ」
「あっごめん 疑問に思ってつい・・・」
「ごめんね拓巳続けて・・・ いつの話?」
お姉さんにそう聞かれ俺は答えた
「春頃の話です」
「確か夏に来た時 忍君は気になる人が居るって言ってたなぁ~」
「そう言ってた言ってた 拓巳の事だったのねぇ~」
そう言いながら俺達は あすかちゃんと幸君と一緒に遊んでいる忍さんを見ていた
「えっ何怖いんだけど」
忍さんが俺達の視線に気が付いてそう言った
(何でみんな僕の方を見てるんだ?)
「あっ何でもない あすか幸忍に遊んでもらって良かったわねぇ~」
「ママ忍弱いんだよ」
「今度は負けないよ」
「じゃ~もう一回ね」
「向こうは楽しそうね 拓巳は今日泊まっていくんでしょう?」
「えっ?」
突然お姉さんにそう言われ俺は困っていた
「何? 明日何か用事でもあるの?」
「夕方からバイトが入っています」
「夕方なら明日の午前中にここを出れば大丈夫ね あの様子じゃ~あすかと幸は忍と離れそうにないから・・・」
お姉さんは忍さんの方を見てそう言った
「夏に忍君が帰ってから大変だったんだ ちょうど昼寝をしているすきに忍君が帰ったらしく 私が仕事から帰って来ても泣いていてねぇ~ あすかも幸も今日忍君が来るの楽しみにしていたんだよ」
「あっだから出迎えてくれたんですね」
「忍が早く来てくれて良かったわ 駅まで迎えに行くって言い出すところだったのよ」
「だから私からもお願いするよ 拓巳君大丈夫な様なら今日は泊まっていってくれないかなぁ~?」
お姉さんと相沢さんにそう言われ俺はうなづいた
「それじゃ~あなた 拓巳にあとで着る物貸してあげて スーツで寝る訳にはいかないから 龍は忍に着る物お願い まだ明るいから今のうちにあすかと幸を外へ連れ出した方がいいわね」
そう言ってお姉さんが立ち上がった
「あすか幸 外へ行きたくない?」
「えっ行きたい」
「拓巳は初めてここへ来たでしょう」
「うん」
「だから忍と拓巳をこの辺案内してもらいたいんだけど出来る人・・・」
「あすか出来るよ」
「僕も・・・」
2人は可愛くてを上げた
「それじゃ~支度して・・・」
「わかった」
あすかちゃんと幸君はおもちゃをそのままに駆け出した
そこへ知らない人がやって来た
「カシラ 姉さんすいませんご近所の方が挨拶に来てます」
「ありがとうすぐに行くわ ちょうど良かった ここをキレイに出来る 拓巳忍あすかと幸をお願いね」
「はい」
「それじゃ~俺も着替えて来る」
そう言って真彦さんがダイニングテーブルから居なくなった
忍さんがダイニングテーブルへ
「拓巳君 僕はコートがあるからマフラーまた使って・・・」
「すいません忍さんお借りします」
俺は忍さんからマフラーを貸してもらった
(忍さんのニオイ・・・)
足音がドタバタと聞こえ あすかちゃんと幸君がジャンパーを着てやって来た
「ちゃんと拓巳を案内してあげてね」
「うん 任せて・・・」
「忍の言う事ちゃんと聞いてよ」
「うん 大丈夫」
「それじゃ~いってらっしゃい」
お姉さんの言葉にあすかちゃんと幸君は玄関へと走り出した
「忍拓巳 あの子達お願いね」
「うん ひと回りして来るよ」
「悪いわね 助ける」
そう言ってお姉さんは忍さんの背中を軽くたたいた
俺は忍さんと玄関へと急いだ
「あっ 忍さん今日ここへ泊まる事になりました」
俺がそう言うとあすかちゃんと幸君は喜び 忍さんは驚いた様な顔をしていた
(えっ拓巳君とここへ泊まるの・・・)
(つづく)
忍さんは俺の目の前であすかちゃんと幸君の食べたい物を取ってあげていた
「拓巳 遠慮しないで食べてよ」
お姉さんの大きな声が飛んで来た
「はい ありがとうございます」
「拓巳君は今いくつなの?」
隣の相沢さんにそう聞かれ 俺は小さな声で答えた
「今21歳であっでももうすぐ22歳で 来年大学卒業予定です」
「えっ何聞こえない」
お姉さんが相沢さんの隣から俺に顔を向けた
「今21歳だって・・・」
「え~21 忍犯罪だよそれ・・・」
お姉さんがそう言って笑っていた
「ママ それは拓巳君に失礼だよ」
「あっごめんなさい」
「拓巳君悪く思わないでくれ」
「あっいいえ大丈夫です」
俺は相沢さんにそう答えた
(相沢さんって何かスゲー イカつい感じがまったくねぇ~のに お姉さんをあんな風に それにお姉さんも相沢さんを立てている感じがする)
「それにしても大学生かぁ~ 就職活動だね」
「はい」
「もうどこか決めているのかい?」
「あっはい でもうまく自分を出せるのか不安で・・・」
「ここでそれだけ堂々と出来るんだから大丈夫だろう・・・」
俺の隣の真彦さんがそう言った
「ねぇ~もうあすかお腹いっぱい」
「僕も・・・」
「それじゃ~向こうでテレビ見てれば 何か子供番組やってるでしょう」
「うん わかった」
そう言ってあすかちゃんと幸君はリビングの方へ
それと同時にお兄さんとお姉さんが忍さんの隣へと座った
「忍にこの家の事聞いてたのか?」
お兄さんが俺にそう言って来た
俺は目の前に座る忍さんを一瞬見た
「いいえ何も・・・」
「忍も罪だなぁ~ まぁ~言えねぇ~よなぁ~普通・・・」
お兄さんがおせち料理をつまみながらそう言った
「驚いただろう・・・」
「はい」
「だって拓巳 門からなかなか入って来られなかったもんねぇ~」
お姉さんは忍さんの顔を覗き込んでいた
「あっでも俺 忍さんが言えなかったのわかります だから・・・」
「そうだね 一般的な人には理解出来ない世界だからね」
相沢さんが優しくそう言ってくれた
「龍も渚もイカつい顔してるから余計拓巳も怖かったんだろうよ・・・」
「真彦 俺はそんなに怖くねぇ~」
「私だってこれでも丸くなったんだからね」
真彦さんとお兄さんお姉さんの会話に なぜか忍さんが笑い出した
両隣のお兄さんとお姉さんに忍さんが怒られ また忍さんが笑い出していた
(3人が並んで笑っている・・・ こう見るとやっぱ似てるんだよなぁ~この3人・・・)
「忍は龍と渚と年が離れているから いろいろ小さな頃は難しかったんだ 忍もやっとこの家に帰って来られる様になって本当に良かった・・・」
「本当にそうなんだ 3人があんなに楽しそうに笑って・・・」
俺の両隣の真彦さんと相沢さんがしみじみとそう話ていた
「拓巳」
「はい」
「忍は俺と渚とは違って頭もいいし 唯一この家を出た勇気のある俺達の弟だ これからも忍の事を頼む」
お兄さんの言葉にお姉さんも頭を下げた
(兄さんがそんな事を・・・ 姉さんまで・・・)
僕は両隣の兄さんと姉さんを交互に見ていた
「えっあっこちらこそ 俺はまだ忍さんと知り合って間もないんですけど 忍さんとこれからも仲良くしていきたいと思っています こんな俺ですがこれからもよろしくお願いします」
俺はお皿に髪の毛が付きそうなくらいに頭を下げていた
(拓巳君ありがとう・・・)
「龍固い固いなぁ~ せっかくいろいろ拓巳の事聞き出していたんだぞ まぁ~これから時間かけるけど・・・」
「あっ悪い・・・」
「そうそう拓巳君も固くならずに飲んで・・・」
相沢さんが俺にビールをついでくれた
「ねぇ~つまんない 忍遊ぼう」
あすかちゃんと幸君がダイニングテーブルへとやって来た
「あっごめんね今行くよ」
忍さんの声にあすかちゃんと幸君が笑顔になった
「じゃ~僕向こうに行くけど 拓巳君をあまりイジメないでね」
「大丈夫だ忍 龍の事は俺に渚は相沢さんが付いているから・・・」
「真彦 何でそうなるんだ?」
「そうよ私と龍を一緒にしないでくれる?」
「おい」
忍さんは笑いながらあすかちゃんと幸君の所へ
「本当にあすかと幸は忍が好きなのよねぇ~」
「幸は忍の小さな頃に良く似てるよなぁ~」
「あっそれ俺も去年の夏忍が来た時に思った」
(忍さんの小さな頃に・・・)
「忍さんってここで生まれ育ったんですよね」
「あぁ~正真正銘 俺と渚の弟だ・・・」
「でも性格がまるで似てないのよねぇ~ あの親から生まれたのにねぇ~」
「生まれた頃の忍は俺と渚のおもちゃだった あやすと良く笑ってなぁ~」
「そうそう でもものごころが付いた頃からか 良く泣く様になった・・・」
「俺達がヤンチャしてた頃だよなぁ~」
「スゲー忍かわいそうでなぁ~ 良く俺が遊んでた・・・」
俺の隣の真彦さんがそう言うと 今度は相沢さんがこう言った
「私は忍君に勉強を教えてたなぁ~」
「そこは2人に感謝だなぁ~」
「忍の頭がいいのは 勉強を教えてたあなたのおかげねぇ~ さすが私の旦那様・・・」
「はいはい イチャイチャするならどっか行け・・・」
「龍に言われたくない」
「ほら 兄妹ケンカしない」
相沢さんの言葉にお兄さんとお姉さんはそっぽを向いた
「なぁ~拓巳 拓巳はどうやって忍と知り合ったんだ? 今学生なんだよなぁ~?」
俺の隣の真彦さんの言葉にお兄さんとお姉さんが俺に顔を向けた
「それ・・・ めちゃくちゃ気になる」
お姉さんがそう言ってテーブルにヒジを付いて前のめりになった
「あっそれは俺のひとめ惚れです 電車に偶然忍さんが乗って来て 初めは女の人かと思ったくらい小さくて・・・」
「確かに忍は細いしなぁ~」
「龍も意外と細いんだぞ」
「はいはいイチャイチャよそでやって・・・ 拓巳それで・・・」
俺はお兄さんと真彦さんの顔を見た
(お兄さんと真彦さんがイチャイチャ?)
「あっはい 忍さんが電車を降りたので追いかけて声をかけました そしたら忍さんが連絡先を交換してくれたんです」
「へ~ 忍もやるねぇ~」
「拓巳君 拓巳君はさっき君は まだ忍君と知り合って間もないって言ってたけど それっていつの話?」
相沢さんが俺を覗き込む様にそう言った
「ちょっとあなた尋問する様な聞き方やめてよ」
「あっごめん 疑問に思ってつい・・・」
「ごめんね拓巳続けて・・・ いつの話?」
お姉さんにそう聞かれ俺は答えた
「春頃の話です」
「確か夏に来た時 忍君は気になる人が居るって言ってたなぁ~」
「そう言ってた言ってた 拓巳の事だったのねぇ~」
そう言いながら俺達は あすかちゃんと幸君と一緒に遊んでいる忍さんを見ていた
「えっ何怖いんだけど」
忍さんが俺達の視線に気が付いてそう言った
(何でみんな僕の方を見てるんだ?)
「あっ何でもない あすか幸忍に遊んでもらって良かったわねぇ~」
「ママ忍弱いんだよ」
「今度は負けないよ」
「じゃ~もう一回ね」
「向こうは楽しそうね 拓巳は今日泊まっていくんでしょう?」
「えっ?」
突然お姉さんにそう言われ俺は困っていた
「何? 明日何か用事でもあるの?」
「夕方からバイトが入っています」
「夕方なら明日の午前中にここを出れば大丈夫ね あの様子じゃ~あすかと幸は忍と離れそうにないから・・・」
お姉さんは忍さんの方を見てそう言った
「夏に忍君が帰ってから大変だったんだ ちょうど昼寝をしているすきに忍君が帰ったらしく 私が仕事から帰って来ても泣いていてねぇ~ あすかも幸も今日忍君が来るの楽しみにしていたんだよ」
「あっだから出迎えてくれたんですね」
「忍が早く来てくれて良かったわ 駅まで迎えに行くって言い出すところだったのよ」
「だから私からもお願いするよ 拓巳君大丈夫な様なら今日は泊まっていってくれないかなぁ~?」
お姉さんと相沢さんにそう言われ俺はうなづいた
「それじゃ~あなた 拓巳にあとで着る物貸してあげて スーツで寝る訳にはいかないから 龍は忍に着る物お願い まだ明るいから今のうちにあすかと幸を外へ連れ出した方がいいわね」
そう言ってお姉さんが立ち上がった
「あすか幸 外へ行きたくない?」
「えっ行きたい」
「拓巳は初めてここへ来たでしょう」
「うん」
「だから忍と拓巳をこの辺案内してもらいたいんだけど出来る人・・・」
「あすか出来るよ」
「僕も・・・」
2人は可愛くてを上げた
「それじゃ~支度して・・・」
「わかった」
あすかちゃんと幸君はおもちゃをそのままに駆け出した
そこへ知らない人がやって来た
「カシラ 姉さんすいませんご近所の方が挨拶に来てます」
「ありがとうすぐに行くわ ちょうど良かった ここをキレイに出来る 拓巳忍あすかと幸をお願いね」
「はい」
「それじゃ~俺も着替えて来る」
そう言って真彦さんがダイニングテーブルから居なくなった
忍さんがダイニングテーブルへ
「拓巳君 僕はコートがあるからマフラーまた使って・・・」
「すいません忍さんお借りします」
俺は忍さんからマフラーを貸してもらった
(忍さんのニオイ・・・)
足音がドタバタと聞こえ あすかちゃんと幸君がジャンパーを着てやって来た
「ちゃんと拓巳を案内してあげてね」
「うん 任せて・・・」
「忍の言う事ちゃんと聞いてよ」
「うん 大丈夫」
「それじゃ~いってらっしゃい」
お姉さんの言葉にあすかちゃんと幸君は玄関へと走り出した
「忍拓巳 あの子達お願いね」
「うん ひと回りして来るよ」
「悪いわね 助ける」
そう言ってお姉さんは忍さんの背中を軽くたたいた
俺は忍さんと玄関へと急いだ
「あっ 忍さん今日ここへ泊まる事になりました」
俺がそう言うとあすかちゃんと幸君は喜び 忍さんは驚いた様な顔をしていた
(えっ拓巳君とここへ泊まるの・・・)
(つづく)
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