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夏休み⑤
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俺が目を覚ますと龍が俺に抱きつき眠っていた
「ちょっと・・・ 龍・・・」
俺はそう言って龍を俺の身体から離した
龍はゆっくりと目を開けた
「真彦?どうして・・・ あっそうか 俺真彦ん家来てるんだった・・・」
そう言って龍は目をこすりながら起き上がった
「びっくりしたよ・・・」
(ホントびっくりした 誰かと一緒の布団に寝たの初めてだったけど 龍は嫌だとかなさそうだ・・・)
「悪い・・・」
世話係の布団はキレイにたたまれ すでに部屋には居なかった
俺と龍は着替えを済ませて外へ
「龍いい天気だ」
「スゲーいい空気じゃん・・・ それに嫌な暑さじゃないよなぁ~ 気持ちいい・・・」
そう言って龍は気持ちよさそうに両手を広げていた
「若 真彦さん」
そう言って世話係が俺達の所へ
「探しましたよ それにしても凄くいい所ですね・・・ 緑がたくさんあってとても空気が美味しい・・・」
「だよなぁ~ いい気持ちだ・・・」
「そうですね 若・・・」
「ところで何か用か?」
「あっ お部屋に行ったのですが居なかったので探していたんです 朝ご飯の用意が出来ました」
「うわー そう言えば俺お腹ペコペコ・・・」
「真彦 昨日もスゲー食べていたけど・・・」
「俺はいっぱい食べるよ」
「若も昨夜はたくさん召し上がっていましたよ きっとこの山の空気のおかげですね」
「そうかもなぁ~」
俺達は家の中へ
父さんと母さんはすでに座って朝ご飯を食べていた
「おはようございます」
「おはよう 藤堂君真彦」
「おはよう」
「良く眠れたかしら?」
「はい」
「朝起きたら 龍が俺に抱きついていたんだ・・・」
「あら 真彦はとてもいい抱き枕だったのかしらね」
母さんはそう言って笑っていた
「あっそうだ真彦 母さんと父さんちょっと買い物に行って来るわね」
「うんわかった 俺は龍を山へ連れて行きたい」
「そう 気を付けてね」
父さんと母さんは車で出かけ
俺と龍と世話係は隣の家へと向かって歩いていた
「知らない俺達が行って大丈夫なのかよ」
「父さんと母さんが昨日挨拶をしているから大丈夫・・・」
俺の足は弾んでいた
隣の家に着くと 門番の様に犬が座っていた
犬は俺の事を覚えていたらしく
しっぽを振って元気な姿を見せていたんだけれども
世話係に向かって吠えてしまい 一緒には行く事が出来なかった
「すいやせん 真彦さん若・・・」
「あんなに吠えるとは思わなかったね 俺もあんな風に吠えたの初めて見たよ」
「ただならぬ気配を犬も感じ取ったのかもなぁ~」
「若 あっしはそんなに何か出てますかねぇ~?」
「動物的に何かを感じ取ったのかもなぁ~」
そんな事を話ながら俺達3人は山に向かって歩いていた
「本当にここは過ごしやすいですね」
「そうだなぁ~ ジリジリムシムシしないもんなぁ~」
「セミはうるさいけどね」
「いや~ 真彦さん見事な合唱ですよ 都会じゃ~なかなか聞かないですよ・・・」
山に入ると少しひんやりとした空気になった
「カブトムシやクワガタが居そうですね」
「あっうん居るよ 集まる木があるんだ・・・」
そう言いながら真彦はどんどん山の中へと入って行った
「真彦大丈夫なのか?」
「何が?」
「何がって ちゃんと帰れるのか?」
「大丈夫 下ればどこかには出られるんだ それに俺今まで帰れなかった事なんかないよ」
俺は真彦の言葉に世話係と顔を合わせていた
(真彦はもっと小さな時からこの山に・・・ 真彦も真彦だけど真彦の両親もそれを許してるって凄いよなぁ~)
道ではない道を進み 俺と世話係はただ真彦の後ろを付いて歩いた
(真彦はどこまで行くんだ? それにしても木が太陽を隠してくれているから 暑くないし凄く動きやすい・・・)
俺は真彦の後ろを歩き 俺の後ろを世話係が歩いていた
「龍 ここをちょっとよじ登る」
真彦はそう言って岩を器用に登り初めた
「おい真彦マジかよ」
(ウソだろう・・・ どんだけ野生児なんだよ・・・)
「龍 登って来なよ」
「若 大丈夫ですあっしが支えます」
俺は真彦が登った様に手と足を岩に引っ掛けて登った
「龍」
真彦の手が俺へと伸びて来て 俺は真彦の手を取ると
真彦に引っ張られ俺は一気に岩を登る事が出来た
「若 大丈夫ですか?」
「あぁ~大丈夫だ」
「あっしはここで待っておりやす・・・」
「わかった」
俺は体制を整え真彦の隣へと立った
「龍にこの景色を見せたかったんだ・・・」
「凄いなぁ~」
「だろう・・・」
「山の一部になったみたいだ・・・」
遠くまで見渡せてどこまでも緑一色だった
「自然と仲良くなれる様な気がするだろう・・・」
「そうだなぁ~ 真彦はスゲーなぁ~ 1人で山に登って・・・」
「1人じゃなかった さっきの犬と一緒・・・ ここを見つけたのも犬と一緒だったから・・・」
真彦は青い空を見ながらそう言った
「あっそうだ 龍はもう自由研究終わった?」
「いやまだだ・・・」
「この山に落ちている 葉っぱとか小枝を使って何か作るのはどうかなぁ~」
「真彦 それいい 凄くいいよ・・・」
龍の笑顔に俺も笑顔になった
俺と龍は岩を下りた
「楽しそうでしたね 若・・・」
「あぁ~ 真彦と自由研究の材料を集めるんだ」
「そうなんですか?」
「龍 俺は小枝で家を作りたい ツルでうまく結んでさぁ~どうにか出来ないかなぁ~?」
「俺は葉っぱを集めて画用紙に貼り付けて 龍をえがきたい」
「えっ龍って自分?」
「違う・・・ 天をかける龍だ・・・」
「えっなんか凄いね」
(龍なら凄い物を作りそうだ・・・)
「色の違う葉っぱが欲しい・・・」
「若 あっしもお手伝いしやす」
そう言いながら俺達3人は 自由研究の材料を拾いながら山を下りた
「お腹すいた・・・」
「そうですね若 山のお水をいただいただけですから・・・」
「でもあの水 凄く美味しかった・・・」
「山がキレイにしてくれた水だからなぁ~」
「そうですね真彦さん 凄く美味しかったです 持って帰りたいくらいでしたよ」
俺達3人は小枝や葉っぱを両手に持って家へ
父さんと母さんの車があった
「ただいま」
「まぁ~凄いおみやげねぇ~」
「これで自由研究作るんだ」
「何だか楽しそうだなぁ~」
「大人の方が夢中になりそうですよね」
そう言って父さんと世話係は笑っていた
その日の夜は庭でバーベキューをした
父さんと母さん世話係は 缶ビールを片手にお肉を食べていた
「トウモロコシが凄く甘い・・・」
「こんな甘いの初めて食べた」
俺と龍は焼けたトウモロコシを食べていた
「良かったわ・・・ 藤堂君や真彦が気に入ってくれて・・・ まだあるからいっぱい食べてね」
「ありがとうございます」
「お肉も焼けたからお皿に乗せておくわね ゆっくり食べてね まだまだあるから・・・」
俺と龍はトウモロコシを片手にお肉を食べた
「お招きしていただきまして 改めてお礼を申し上げます ありがとうございます 若のあんな嬉しそうに笑っている姿を見る事が出来るなんて 凄く贅沢な事している感じがします 真彦さんと若にも感謝です」
「私と母さんと真彦と3人では こんなに楽しい時間を過ごせなかったと思います」
「もったいないお言葉です」
「藤堂君の世話係はもう長いんですか?」
「はいそうですね・・・ 若はあの家では母親に甘えるという事は出来ません それは若も承知している事で 若はあの家の長男としてずっとこれからも生きていかなければなりません だからせめてあの家から離れた時は普通の子供と同じ様にさせてあげたいんです だから今はあんなに楽しそうしている若を見られてとても嬉しいです 誘っていただきまして本当にありがとうございます」
「いえ 真彦も藤堂君と一緒が良かったのでしょう」
笑いながらバーベキューを楽しむ真彦さんと若を見ていた
龍と一緒にまたお風呂に入り 一緒の布団に潜り込んだ
「龍」
「ううん?」
「明日は川に行くからな」
「えっ川?」
「うん キレイな川があるんだ 龍に見せたい・・・」
「楽しみだ」
「うん 俺も・・・」
「おやすみ」
「おやすみ」
俺と龍はまた腕をくっつけて眠りについた
(つづく)
「ちょっと・・・ 龍・・・」
俺はそう言って龍を俺の身体から離した
龍はゆっくりと目を開けた
「真彦?どうして・・・ あっそうか 俺真彦ん家来てるんだった・・・」
そう言って龍は目をこすりながら起き上がった
「びっくりしたよ・・・」
(ホントびっくりした 誰かと一緒の布団に寝たの初めてだったけど 龍は嫌だとかなさそうだ・・・)
「悪い・・・」
世話係の布団はキレイにたたまれ すでに部屋には居なかった
俺と龍は着替えを済ませて外へ
「龍いい天気だ」
「スゲーいい空気じゃん・・・ それに嫌な暑さじゃないよなぁ~ 気持ちいい・・・」
そう言って龍は気持ちよさそうに両手を広げていた
「若 真彦さん」
そう言って世話係が俺達の所へ
「探しましたよ それにしても凄くいい所ですね・・・ 緑がたくさんあってとても空気が美味しい・・・」
「だよなぁ~ いい気持ちだ・・・」
「そうですね 若・・・」
「ところで何か用か?」
「あっ お部屋に行ったのですが居なかったので探していたんです 朝ご飯の用意が出来ました」
「うわー そう言えば俺お腹ペコペコ・・・」
「真彦 昨日もスゲー食べていたけど・・・」
「俺はいっぱい食べるよ」
「若も昨夜はたくさん召し上がっていましたよ きっとこの山の空気のおかげですね」
「そうかもなぁ~」
俺達は家の中へ
父さんと母さんはすでに座って朝ご飯を食べていた
「おはようございます」
「おはよう 藤堂君真彦」
「おはよう」
「良く眠れたかしら?」
「はい」
「朝起きたら 龍が俺に抱きついていたんだ・・・」
「あら 真彦はとてもいい抱き枕だったのかしらね」
母さんはそう言って笑っていた
「あっそうだ真彦 母さんと父さんちょっと買い物に行って来るわね」
「うんわかった 俺は龍を山へ連れて行きたい」
「そう 気を付けてね」
父さんと母さんは車で出かけ
俺と龍と世話係は隣の家へと向かって歩いていた
「知らない俺達が行って大丈夫なのかよ」
「父さんと母さんが昨日挨拶をしているから大丈夫・・・」
俺の足は弾んでいた
隣の家に着くと 門番の様に犬が座っていた
犬は俺の事を覚えていたらしく
しっぽを振って元気な姿を見せていたんだけれども
世話係に向かって吠えてしまい 一緒には行く事が出来なかった
「すいやせん 真彦さん若・・・」
「あんなに吠えるとは思わなかったね 俺もあんな風に吠えたの初めて見たよ」
「ただならぬ気配を犬も感じ取ったのかもなぁ~」
「若 あっしはそんなに何か出てますかねぇ~?」
「動物的に何かを感じ取ったのかもなぁ~」
そんな事を話ながら俺達3人は山に向かって歩いていた
「本当にここは過ごしやすいですね」
「そうだなぁ~ ジリジリムシムシしないもんなぁ~」
「セミはうるさいけどね」
「いや~ 真彦さん見事な合唱ですよ 都会じゃ~なかなか聞かないですよ・・・」
山に入ると少しひんやりとした空気になった
「カブトムシやクワガタが居そうですね」
「あっうん居るよ 集まる木があるんだ・・・」
そう言いながら真彦はどんどん山の中へと入って行った
「真彦大丈夫なのか?」
「何が?」
「何がって ちゃんと帰れるのか?」
「大丈夫 下ればどこかには出られるんだ それに俺今まで帰れなかった事なんかないよ」
俺は真彦の言葉に世話係と顔を合わせていた
(真彦はもっと小さな時からこの山に・・・ 真彦も真彦だけど真彦の両親もそれを許してるって凄いよなぁ~)
道ではない道を進み 俺と世話係はただ真彦の後ろを付いて歩いた
(真彦はどこまで行くんだ? それにしても木が太陽を隠してくれているから 暑くないし凄く動きやすい・・・)
俺は真彦の後ろを歩き 俺の後ろを世話係が歩いていた
「龍 ここをちょっとよじ登る」
真彦はそう言って岩を器用に登り初めた
「おい真彦マジかよ」
(ウソだろう・・・ どんだけ野生児なんだよ・・・)
「龍 登って来なよ」
「若 大丈夫ですあっしが支えます」
俺は真彦が登った様に手と足を岩に引っ掛けて登った
「龍」
真彦の手が俺へと伸びて来て 俺は真彦の手を取ると
真彦に引っ張られ俺は一気に岩を登る事が出来た
「若 大丈夫ですか?」
「あぁ~大丈夫だ」
「あっしはここで待っておりやす・・・」
「わかった」
俺は体制を整え真彦の隣へと立った
「龍にこの景色を見せたかったんだ・・・」
「凄いなぁ~」
「だろう・・・」
「山の一部になったみたいだ・・・」
遠くまで見渡せてどこまでも緑一色だった
「自然と仲良くなれる様な気がするだろう・・・」
「そうだなぁ~ 真彦はスゲーなぁ~ 1人で山に登って・・・」
「1人じゃなかった さっきの犬と一緒・・・ ここを見つけたのも犬と一緒だったから・・・」
真彦は青い空を見ながらそう言った
「あっそうだ 龍はもう自由研究終わった?」
「いやまだだ・・・」
「この山に落ちている 葉っぱとか小枝を使って何か作るのはどうかなぁ~」
「真彦 それいい 凄くいいよ・・・」
龍の笑顔に俺も笑顔になった
俺と龍は岩を下りた
「楽しそうでしたね 若・・・」
「あぁ~ 真彦と自由研究の材料を集めるんだ」
「そうなんですか?」
「龍 俺は小枝で家を作りたい ツルでうまく結んでさぁ~どうにか出来ないかなぁ~?」
「俺は葉っぱを集めて画用紙に貼り付けて 龍をえがきたい」
「えっ龍って自分?」
「違う・・・ 天をかける龍だ・・・」
「えっなんか凄いね」
(龍なら凄い物を作りそうだ・・・)
「色の違う葉っぱが欲しい・・・」
「若 あっしもお手伝いしやす」
そう言いながら俺達3人は 自由研究の材料を拾いながら山を下りた
「お腹すいた・・・」
「そうですね若 山のお水をいただいただけですから・・・」
「でもあの水 凄く美味しかった・・・」
「山がキレイにしてくれた水だからなぁ~」
「そうですね真彦さん 凄く美味しかったです 持って帰りたいくらいでしたよ」
俺達3人は小枝や葉っぱを両手に持って家へ
父さんと母さんの車があった
「ただいま」
「まぁ~凄いおみやげねぇ~」
「これで自由研究作るんだ」
「何だか楽しそうだなぁ~」
「大人の方が夢中になりそうですよね」
そう言って父さんと世話係は笑っていた
その日の夜は庭でバーベキューをした
父さんと母さん世話係は 缶ビールを片手にお肉を食べていた
「トウモロコシが凄く甘い・・・」
「こんな甘いの初めて食べた」
俺と龍は焼けたトウモロコシを食べていた
「良かったわ・・・ 藤堂君や真彦が気に入ってくれて・・・ まだあるからいっぱい食べてね」
「ありがとうございます」
「お肉も焼けたからお皿に乗せておくわね ゆっくり食べてね まだまだあるから・・・」
俺と龍はトウモロコシを片手にお肉を食べた
「お招きしていただきまして 改めてお礼を申し上げます ありがとうございます 若のあんな嬉しそうに笑っている姿を見る事が出来るなんて 凄く贅沢な事している感じがします 真彦さんと若にも感謝です」
「私と母さんと真彦と3人では こんなに楽しい時間を過ごせなかったと思います」
「もったいないお言葉です」
「藤堂君の世話係はもう長いんですか?」
「はいそうですね・・・ 若はあの家では母親に甘えるという事は出来ません それは若も承知している事で 若はあの家の長男としてずっとこれからも生きていかなければなりません だからせめてあの家から離れた時は普通の子供と同じ様にさせてあげたいんです だから今はあんなに楽しそうしている若を見られてとても嬉しいです 誘っていただきまして本当にありがとうございます」
「いえ 真彦も藤堂君と一緒が良かったのでしょう」
笑いながらバーベキューを楽しむ真彦さんと若を見ていた
龍と一緒にまたお風呂に入り 一緒の布団に潜り込んだ
「龍」
「ううん?」
「明日は川に行くからな」
「えっ川?」
「うん キレイな川があるんだ 龍に見せたい・・・」
「楽しみだ」
「うん 俺も・・・」
「おやすみ」
「おやすみ」
俺と龍はまた腕をくっつけて眠りについた
(つづく)
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