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アイツとの再会
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俺は龍とのいつもの待ち合わせ場所へと向かっていた
俺は暑苦しい学ランを腕にかけ
ワイシャツの袖をまくっていた
(もう学ランは着なくて良くねぇ~かぁ~?)
俺は照りつける太陽に向かってそう思っていると
龍が前からいつもの様にちゃんと学ランを着て俺の前へと現れた
「龍 おはよう」
「真彦学校に着くまでにちゃんと学ランは着ろ・・・」
「わかってるよ 龍は良く学ラン着てられるよなぁ~ 暑くねぇ~の?」
「学校の規則だろう・・・」
「そうだけどさぁ~」
(龍って変な所き真面目なんだよなぁ~ ホントにヤクザの息子かよって思う所があるよなぁ~ 目立つ様な事は絶対にしないしなぁ~ 龍はちょっと違う?って言うか 変?って言うか そう言う所が龍なんだよなぁ~)
俺はそう思いながら持っていた学ランに袖を通した
「真彦」
「ううん?」
「本当にいいのか?」
「何が?」
「今日だぞ 今日の放課後・・・」
「いいよ 部活にも入ってないし 俺は龍と一緒に居ると楽しいから・・・ で? どの辺まで行くつもりなの?」
「真彦は本当にわかってるのか?」
「龍 昨日も思ったんだけど 龍は何がそんなに不安なの?」
(俺は・・・)
真彦は立ち止まり俺の目を見てそう言った
「なぁ~龍 もし相手と鉢合わせして 相手が大勢居たとして もしケンカになったとしても 俺は世話係さんとも龍とも手合せをして それなりにかわせる様になった だからもしケンカになったとしても 俺の事は構わないでいい もしも龍に俺がかばわれたら 何の為に今までかわすワザを教えてもらっていたのかわからない 龍の心配は何もいらない」
すべて真彦に言われてしまった
(真彦 お前・・・)
俺は恥ずかしくなり 真彦の目をそらし歩き出した
「龍・・・」
「真彦の言いたい事はわかった 急ぐぞ遅刻する・・・」
龍はそう言って俺の前をどんどんと歩いて行った
(龍って時々あぁ~いう顔をするんだなぁ~ 龍のあの顔俺は好きなんだよなぁ~)
俺はそう思いながら龍の後ろを歩いていた
龍の教室の前へとやって来た
「龍 じゃ~また昼休みに・・・」
「あぁ~じゃ~な」
そう言って龍は教室へと入って行った
(龍は大丈夫なのか? 俺の方が心配だよ・・・)
俺はそう思いながら教室へ
何やら騒ぎになっていた
俺は席に着き 隣の席の前田さんに話を聞いた
「おはよう 前田さん何の騒ぎ?」
「おはよう宮野君 宮野君は大丈夫だった?」
「えっ何が?」
「昨日部活帰りの生徒が 他の学校の生徒に絡まれたらしいよ」
「えっ それってこのクラス?」
「うん 多分さっき話してたから・・・」
「そっかありがとう」
俺は休み時間に話を聞いてみる事にした
(これはチャンスだ もしかすると今日龍の事を探し回ってるアイツと決着がつくかも・・・)
(結局俺は真彦の顔を見ずに教室まで来てしまった・・・)
俺は恥ずかしさと 思っていた事を言い当てられ
真彦の顔を見る事が出来なかった
俺が教室に入ると同じ班のヤツらが
俺は何も聞いてはいないのに話始めていた
「藤堂君知ってる? 昨日とうとううちのクラスの人が おっかなそうな他校の生徒にちょっかいされたみたいだよ」
そう言って俺に話をしていた
俺は何も言わず聞き耳を立てていた
昼休みになり真彦が俺の教室へとやって来た
「龍 わかったよ」
「真彦 待った」
俺はそう言いながら立ち上がった
俺は龍にそう言われ言葉を止めていた
龍は俺の学ランを引っ張り廊下に出て
階段の隅っこへと来るとくるりと俺の方を向いた
「真彦 アイツの話だろう・・・」
「あぁ~悪い そうだよなぁ~教室では話せないよなぁ~ 龍のクラスの友達もアイツらに会ったの?」
「みたいだなぁ~」
「うちのクラスの友達が 昨日の部活帰りに会ったらしいんだよ いきなり5人の生徒に囲まれて 凄く怖かったらしい 1人じゃなくて良かったって言ってた 部活帰りでみんなと一緒に居てもやっぱり怖かったって・・・」
「そっか相手は5人かぁ~」
「龍・・・」
「真彦 アイツもしびれを切らしてる 誰かが危害を加えられるのも時間の問題だろう・・・」
「うん 俺もそう思う」
「今日の放課後 アイツを見つけるぞ・・・」
龍の目は鋭く 俺もそんな龍を見て気合いが入った
放課後になり 俺は学校を出るとすぐに学ランを脱ぎ カバンと一緒に持った
俺と龍は友達がアイツらに絡まれた場所へと向かった
「部活帰りって言ってたから 時間が違うかもよ」
「あぁ~俺はそれも考えた だけどアイツが部活動してる想像は出来ねぇ~」
「それはそうだけど・・・」
「学校に目星は付けているんだろう だったらこの辺で待っていれば・・・」
「それはそうだね」
俺と龍はアイツらが現れるのを待っていた
龍も学ランを脱ぎワイシャツの袖をまくっていた
俺は塀に寄りかかり 龍は道路に真っ直ぐ立っていた
すると龍がアイツらにいち早く気づき
アイツらに真っ直ぐ進んで行った
(えっ来たのか?)
俺は慌てて龍の後ろを歩いた
前から話ながら来たヤツらも俺と龍に気づいた
「覚えてるぜお前の事・・・」
「コイツなのかよ ちっさ・・・」
ヤツらは龍を見て笑っていた
「俺を探してるってなぁ~」
龍は初めて口を開いた
「あぁ~そうだ なぁ~に中学卒業までにあの時のお返しがしたくてなぁ~ なんせ俺達3年生だから早い方がいいと思ってなぁ~」
「そうだなぁ~ お前は1人じゃ~俺に勝てねぇ~もんなぁ~」
龍はわざと挑発する様な事を言っていた
「ここでケンカをするのはまずい 学校に近すぎる」
仲間の1人がそう言った
「ついて来い」
俺と龍は5人に囲まれ歩いていた
これからケンカになるというのに
龍と一緒だからなのか 俺はなぜか落ち着いていた
少し歩き俺が来た事のない立体駐車場に連れてこられた
車はあまりなく 広い空間になっていた
「それじゃ~ここで始めようか」
龍を3人が取り囲んだ
「真彦 そっちの2人は任せた」
「龍 わかった」
俺は2人に目を向けた
俺の相手の2人は俺とほぼ同じ背丈で
俺は持っていた学ランとカバンをゆっくりと足元へと置いた
「いいのかよ 友達を助けなくて・・・」
「真彦は弱くねぇ~んだ むしろお前の友達は大丈夫なのか?」
「お前は生意気なんだよ」
そう言って大きくこぶしを振り俺に向かって来た
俺は学ランとカバンを勢い良く床にたたきつけると
俺の後ろに居た2人はその音に驚き少し声を出していた
俺は音とともに相手のこぶしをかわすと
そのままバランスを崩して前に倒れ込んだ
「少しは学習しろよ これじゃ~運動会と一緒だろう・・・」
相手はますます怒りだし 2人に合図を出していた
俺は龍と離れて2人の動きを見ていた
(2人を相手にするのは始めてだ 同時に来られたらどうしよう・・・)
「それじゃ~こっちも始めますか」
そう言って俺に殴りかかろうと進んで来た
俺は龍と比べてしまいとてもゆっくりで
かわそうか腕で受けるか 考える余裕があった
俺がとっさにかわすと もう1人が驚いた様子で俺を見ていた
「ちょっと待って・・・」
そう言われて俺は2人を警戒しながら見ていた
「ねぇ~ もしかしてケンカ慣れしてるの?」
「ケンカ慣れって言うか 俺は一応戦える準備って言うか そう言うの小学生の頃から教えてもらってて・・・」
「あぁ~どうりで・・・」
「ごめんやめ・・・ こんなの聞いてないよ」
「そうそう ケガしたくないんで・・・」
「そう俺達3年生だから ケガとか勘弁なんだ・・・」
そう言って2人は両手を上にあげていた
「良かった出来れば俺もケンカはしたくないんで・・・」
俺はそう言って学ランとカバンを持ち 龍の方へと視線を向けた
龍は息も切らさず3人の真ん中に立ていた
3人の3年生は膝をつき苦しそうに息をしていた
「お前の友達 小さいのに強いなぁ~」
「小さくたって強いヤツは居るんだよ」
そう言いながら2人の3年生は俺の隣へ
「はい 龍は俺よりも強いんで・・・」
「それは ケンカを仕掛けたこっちが悪いってやつだなぁ~」
そう言って俺に両手を上げていた3年生が
倒れそうになっている 3人に近づいて行った
「話と違うんじゃねぇ~のか これじゃ~ストレス発散にならねぇ~な 俺達は行くからなぁ~」
そう言って俺に両手を上げた2人は行ってしまった
龍とケンカをしていた2人もゆっくりと立ち上がり
足を引きずりながら離れて歩いて行った
龍は残った3年生を見ていた
「残ったのはお前だけだぞ・・・」
「クソ・・・」
そう言ってこぶしを地面にたたきつけていた
こうして立体駐車場でのケンカは終わったのだった
(つづく)
俺は暑苦しい学ランを腕にかけ
ワイシャツの袖をまくっていた
(もう学ランは着なくて良くねぇ~かぁ~?)
俺は照りつける太陽に向かってそう思っていると
龍が前からいつもの様にちゃんと学ランを着て俺の前へと現れた
「龍 おはよう」
「真彦学校に着くまでにちゃんと学ランは着ろ・・・」
「わかってるよ 龍は良く学ラン着てられるよなぁ~ 暑くねぇ~の?」
「学校の規則だろう・・・」
「そうだけどさぁ~」
(龍って変な所き真面目なんだよなぁ~ ホントにヤクザの息子かよって思う所があるよなぁ~ 目立つ様な事は絶対にしないしなぁ~ 龍はちょっと違う?って言うか 変?って言うか そう言う所が龍なんだよなぁ~)
俺はそう思いながら持っていた学ランに袖を通した
「真彦」
「ううん?」
「本当にいいのか?」
「何が?」
「今日だぞ 今日の放課後・・・」
「いいよ 部活にも入ってないし 俺は龍と一緒に居ると楽しいから・・・ で? どの辺まで行くつもりなの?」
「真彦は本当にわかってるのか?」
「龍 昨日も思ったんだけど 龍は何がそんなに不安なの?」
(俺は・・・)
真彦は立ち止まり俺の目を見てそう言った
「なぁ~龍 もし相手と鉢合わせして 相手が大勢居たとして もしケンカになったとしても 俺は世話係さんとも龍とも手合せをして それなりにかわせる様になった だからもしケンカになったとしても 俺の事は構わないでいい もしも龍に俺がかばわれたら 何の為に今までかわすワザを教えてもらっていたのかわからない 龍の心配は何もいらない」
すべて真彦に言われてしまった
(真彦 お前・・・)
俺は恥ずかしくなり 真彦の目をそらし歩き出した
「龍・・・」
「真彦の言いたい事はわかった 急ぐぞ遅刻する・・・」
龍はそう言って俺の前をどんどんと歩いて行った
(龍って時々あぁ~いう顔をするんだなぁ~ 龍のあの顔俺は好きなんだよなぁ~)
俺はそう思いながら龍の後ろを歩いていた
龍の教室の前へとやって来た
「龍 じゃ~また昼休みに・・・」
「あぁ~じゃ~な」
そう言って龍は教室へと入って行った
(龍は大丈夫なのか? 俺の方が心配だよ・・・)
俺はそう思いながら教室へ
何やら騒ぎになっていた
俺は席に着き 隣の席の前田さんに話を聞いた
「おはよう 前田さん何の騒ぎ?」
「おはよう宮野君 宮野君は大丈夫だった?」
「えっ何が?」
「昨日部活帰りの生徒が 他の学校の生徒に絡まれたらしいよ」
「えっ それってこのクラス?」
「うん 多分さっき話してたから・・・」
「そっかありがとう」
俺は休み時間に話を聞いてみる事にした
(これはチャンスだ もしかすると今日龍の事を探し回ってるアイツと決着がつくかも・・・)
(結局俺は真彦の顔を見ずに教室まで来てしまった・・・)
俺は恥ずかしさと 思っていた事を言い当てられ
真彦の顔を見る事が出来なかった
俺が教室に入ると同じ班のヤツらが
俺は何も聞いてはいないのに話始めていた
「藤堂君知ってる? 昨日とうとううちのクラスの人が おっかなそうな他校の生徒にちょっかいされたみたいだよ」
そう言って俺に話をしていた
俺は何も言わず聞き耳を立てていた
昼休みになり真彦が俺の教室へとやって来た
「龍 わかったよ」
「真彦 待った」
俺はそう言いながら立ち上がった
俺は龍にそう言われ言葉を止めていた
龍は俺の学ランを引っ張り廊下に出て
階段の隅っこへと来るとくるりと俺の方を向いた
「真彦 アイツの話だろう・・・」
「あぁ~悪い そうだよなぁ~教室では話せないよなぁ~ 龍のクラスの友達もアイツらに会ったの?」
「みたいだなぁ~」
「うちのクラスの友達が 昨日の部活帰りに会ったらしいんだよ いきなり5人の生徒に囲まれて 凄く怖かったらしい 1人じゃなくて良かったって言ってた 部活帰りでみんなと一緒に居てもやっぱり怖かったって・・・」
「そっか相手は5人かぁ~」
「龍・・・」
「真彦 アイツもしびれを切らしてる 誰かが危害を加えられるのも時間の問題だろう・・・」
「うん 俺もそう思う」
「今日の放課後 アイツを見つけるぞ・・・」
龍の目は鋭く 俺もそんな龍を見て気合いが入った
放課後になり 俺は学校を出るとすぐに学ランを脱ぎ カバンと一緒に持った
俺と龍は友達がアイツらに絡まれた場所へと向かった
「部活帰りって言ってたから 時間が違うかもよ」
「あぁ~俺はそれも考えた だけどアイツが部活動してる想像は出来ねぇ~」
「それはそうだけど・・・」
「学校に目星は付けているんだろう だったらこの辺で待っていれば・・・」
「それはそうだね」
俺と龍はアイツらが現れるのを待っていた
龍も学ランを脱ぎワイシャツの袖をまくっていた
俺は塀に寄りかかり 龍は道路に真っ直ぐ立っていた
すると龍がアイツらにいち早く気づき
アイツらに真っ直ぐ進んで行った
(えっ来たのか?)
俺は慌てて龍の後ろを歩いた
前から話ながら来たヤツらも俺と龍に気づいた
「覚えてるぜお前の事・・・」
「コイツなのかよ ちっさ・・・」
ヤツらは龍を見て笑っていた
「俺を探してるってなぁ~」
龍は初めて口を開いた
「あぁ~そうだ なぁ~に中学卒業までにあの時のお返しがしたくてなぁ~ なんせ俺達3年生だから早い方がいいと思ってなぁ~」
「そうだなぁ~ お前は1人じゃ~俺に勝てねぇ~もんなぁ~」
龍はわざと挑発する様な事を言っていた
「ここでケンカをするのはまずい 学校に近すぎる」
仲間の1人がそう言った
「ついて来い」
俺と龍は5人に囲まれ歩いていた
これからケンカになるというのに
龍と一緒だからなのか 俺はなぜか落ち着いていた
少し歩き俺が来た事のない立体駐車場に連れてこられた
車はあまりなく 広い空間になっていた
「それじゃ~ここで始めようか」
龍を3人が取り囲んだ
「真彦 そっちの2人は任せた」
「龍 わかった」
俺は2人に目を向けた
俺の相手の2人は俺とほぼ同じ背丈で
俺は持っていた学ランとカバンをゆっくりと足元へと置いた
「いいのかよ 友達を助けなくて・・・」
「真彦は弱くねぇ~んだ むしろお前の友達は大丈夫なのか?」
「お前は生意気なんだよ」
そう言って大きくこぶしを振り俺に向かって来た
俺は学ランとカバンを勢い良く床にたたきつけると
俺の後ろに居た2人はその音に驚き少し声を出していた
俺は音とともに相手のこぶしをかわすと
そのままバランスを崩して前に倒れ込んだ
「少しは学習しろよ これじゃ~運動会と一緒だろう・・・」
相手はますます怒りだし 2人に合図を出していた
俺は龍と離れて2人の動きを見ていた
(2人を相手にするのは始めてだ 同時に来られたらどうしよう・・・)
「それじゃ~こっちも始めますか」
そう言って俺に殴りかかろうと進んで来た
俺は龍と比べてしまいとてもゆっくりで
かわそうか腕で受けるか 考える余裕があった
俺がとっさにかわすと もう1人が驚いた様子で俺を見ていた
「ちょっと待って・・・」
そう言われて俺は2人を警戒しながら見ていた
「ねぇ~ もしかしてケンカ慣れしてるの?」
「ケンカ慣れって言うか 俺は一応戦える準備って言うか そう言うの小学生の頃から教えてもらってて・・・」
「あぁ~どうりで・・・」
「ごめんやめ・・・ こんなの聞いてないよ」
「そうそう ケガしたくないんで・・・」
「そう俺達3年生だから ケガとか勘弁なんだ・・・」
そう言って2人は両手を上にあげていた
「良かった出来れば俺もケンカはしたくないんで・・・」
俺はそう言って学ランとカバンを持ち 龍の方へと視線を向けた
龍は息も切らさず3人の真ん中に立ていた
3人の3年生は膝をつき苦しそうに息をしていた
「お前の友達 小さいのに強いなぁ~」
「小さくたって強いヤツは居るんだよ」
そう言いながら2人の3年生は俺の隣へ
「はい 龍は俺よりも強いんで・・・」
「それは ケンカを仕掛けたこっちが悪いってやつだなぁ~」
そう言って俺に両手を上げていた3年生が
倒れそうになっている 3人に近づいて行った
「話と違うんじゃねぇ~のか これじゃ~ストレス発散にならねぇ~な 俺達は行くからなぁ~」
そう言って俺に両手を上げた2人は行ってしまった
龍とケンカをしていた2人もゆっくりと立ち上がり
足を引きずりながら離れて歩いて行った
龍は残った3年生を見ていた
「残ったのはお前だけだぞ・・・」
「クソ・・・」
そう言ってこぶしを地面にたたきつけていた
こうして立体駐車場でのケンカは終わったのだった
(つづく)
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