嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~

ちくでん

文字の大きさ
15 / 30

旅商人ユーノス

しおりを挟む
「なんと! なんとなんと肥沃な土地!」

 森を抜け、ライゼルの田畑を目の前にしたユーノスさんは満面の笑みで御者台から腰を浮かせた。

「まさかこんな辺境で、このように素晴らしい光景を目に出来るとは!」
「ミューゼア嬢も最初これを見たとき驚いていたっけ。ここ、そんなに凄いの?」
「凄いもなにも……、西の大穀倉地帯にも引けを取らない景色ですよ。いやもしかすると、こちらの方が凄いかも?」

 ふーむ。あまり外に出ていない俺にはピンとこない。
 魔物の襲撃が多かったからな、ウチは。田畑を広げても広げても、最終的な収穫はタカが知れていたんだよ。食べてくために開墾しまくってたらこうなっただけだ。
 まあ魔物が居なくなった今年は、突然に収穫量が倍増して困っているわけだけどね。

 でもまあ、こうして驚いてくれるとなんか気持ちは良い。俺が褒められてるような気にもなってくるくらいだ。気をよくしてユーノスさんに今年の収穫の話をしていると、彼はまたビックリ顔になり。

「レン草が余ってる!?」
「え? あ、はい」

 そりゃもう、たーっぷりと。急に倍増しちゃって、むしろ困っていますが。

「都では貴重な食材として珍重されているのに……」
「美味しいですよね」
「さらっと言わないでください! ああ、これは市場が楽しみだ」

 確かレン草も魔族領経由で回ってきたんだよなぁ。
 そうかあれ、他領だと貴重品だったのか。ウチの商人さん――レグノアの奴も、きっとこれで儲けたりしてたんだろうなぁ。すまん、おまえの儲け話を旅商人にバラしてしまったよ。

 左右を田畑に望みながら、馬車が町の中に入っていく。
 途端、珍しそうに領民が寄ってきた。一人、また一人と集まってきて、早くも十数人。その中のおばちゃんが、俺に声を掛けてくる。

「珍しく馬車がやってきた、と思ったら……あれま、ギリアムさま?」
「森の手前で乗せて貰っただけだよ。こちらはれっきとした旅商人、ユーノスさん」
「おお? ということは」

 と反応したのは、おばちゃんの横に居たおじさん。俺はニヤリと笑い、

「そう。いま開設中の新街道を伝ってやってきた、新生ライゼル初の訪問者だーっ!」

 ガッツポーズをして見せる。
 すると集まった皆も、「わーっ!」と声を上げた。

「初商人さんかい!? めでたいね!」
「魔族のあいつら、もうそこまで街道を作ったんで?」
「すげーな、着工からまだ二ヶ月も経ってないのに」

 いやまだ地ならしだけの状態だけどね。
 たまたまユーノスさんが好奇心旺盛だったから、道にもなってない道を伝ってきてくれただけ。

「ミューゼアさまが来てからこちら、良いことばかり起こるねぇ」
「あの方を嫁に貰ったのは、ギリアムさまのファインプレイですな」

 まだお嫁さんではないけどな! まあ、いずれは確かに、ごにょごにょ。

「にいちゃん、商人のにいちゃん。鉄あるかい、鉄! ここじゃ、慢性的に鉄が不足していて! 農具を新調するのにすら困ってんだ」
「馬車の積み荷は売り物か!? 露店を開いてくれるなら頼むよ!」

 俺がテレている間も、彼らはずっと嬉しそうな顔。馬車の周りに、さらに人が増えて来た。

「うわぁ、囲まれてしまいましたよギリアムさま」
「仕方ない。ここで軽く店を開いてしまったらどうです? 町の商会には俺の方からあとで連絡しておきますので」
「そうですか? ふむむ、でしたらちょっと場所をお借りしてしまいますか」

 わっ、と周りの領民たちが湧く。
 皆にスペースを少し開けて貰い、俺も手伝っての店開きが始まった。町の正面入り口に陳列されていく様々な売り物たち。中には見たこともないような物も混ざっていた。都で人気のものなのだろうか?
 見てたら、用意を手伝っていた俺までワクワクしてきたぞ。

 そろそろ準備が出来たかな、と思った頃、突然ユーノスさんが馬車の荷台に飛び乗った。

「さあさ、皆さん! 寄ってらっしゃい見てらっしゃいライゼルの熱き民よ、いやすでに集まってくれてるな!」

 そして両手を大きく広げると、威勢の良い声を張り上げ始めたのである。
 芝居掛かったその様子に、領民たちが「おお!」と湧いた。俺はといえば、売り物の麻布を手に思わずポカンと間抜け顔。なんだユーノスさん、急にどうしたんだ?

「見て御覧じろ、聞いて驚け! 都の市場を沸かす逸品が、この地のライゼルに上陸だ! 商会が羨む上質な絹布、剣士の命を預ける鋼の短剣、そしてほら、――この輝く香油! 塗れば異性の心を鷲づかみ、都の貴族すら振り返る!」

 ユーノスさんが香油の小瓶を掲げると、おばちゃんが「ほお、そりゃ娘の婿探しにいいね!」と手を叩く。子供たちが「キラキラしてる!」と目を輝かせながら寄ってきた。領民の輪がさらに広がっていく。

 凄いな、ユーノスさんが笑うと皆も笑う。
 驚いていた俺も、なんだかまた楽しい気分になってきた。こんな売り口上を聞くのは初めてだ、威勢が良くて引き込まれてしまう。

「でも高いんだろう? 香油なんてさ」

 誰かが言った。

「あはは、まあ高い。だがこの俺、旅商人ユーノス、ただ高いだけの物を高いまま売ろうとなんてしていない。ここだけの話だが、特別な仕入れルートを通じてるお陰で、だいぶお得な提供価格になっているんだ。今なら一瓶の価格て二瓶提供、二瓶一気にご購入頂ければ、五瓶の提供! こういう物は長く使ってこそ意味のあるものだからね!」

 つまり相場の半額以下で提供ってことか?
 それが本当なら安いのだろうな。俺はポツリ、麻布を荷台に置きながら突っ込んだ。

「だけど俺たちは相場をあまり知らないからなぁ。言われるままに信じたら、良いカモになってしまいそうだ」
「ハハハ、ギリアムさまのツッコミ、耳が痛い! さすが領主さま、しっかりしておられる」

 ユーノスさんは愉快そうに笑って俺の方を見る。

「だが聞けライゼルの民よ! 俺はここの町に来るときに、都でも見たことがないほど立派な石造りの街道を通ってきた。そんな道を造る町の民だ、売り物の良し悪しなどスグに理解してしまうと思ってる。ナメた商売をしようなんて考えていない」

 領民たちが「当たり前だ、ナメた商売なんかされてたまるか」と笑う中、誰かが声を上げた。

「ユーノスさんや、ウチの街道、そんなに凄かったのかい?」
「凄いも凄い! 綺麗に平らに敷き詰められた石の道路が広々と! 馬車がすれ違えるほどの本道があり、その両脇にはきっと、旅人用の道なのだろうねぇ細い道が完備されている。しっかり側溝も通っていて、ありゃあ大雨が降っても水ハケは万全だ。未来で設計された道かと、俺は思ったね」

 ミューゼア嬢の考案、設計。うーん、そこまで褒められてしまうか。あの人、さすがだな。……なんて俺が思っていると。

「さすがギリアムさま、そんなすごい道を造ってしまうなんて……!」

 領民がざわつきながら俺に注目する。これは頭を掻くしかない。

「いやあ、ミューゼア嬢の発案設計だよ、俺は石を運んだだけ。石の敷き詰めも、力がある魔族の彼らが頑張ってくれたお陰だし」
「つまりギリアムさまを中心に集まった方々が、お力を合わせて成した業じゃないかい!?」 
「そうそう! ミューゼアさまの頭脳がなければ、その道は出来なかった。ギリアムさまが魔族の彼らと懇意にしていなかったら、それもまた道を造れなかった。結局はギリアムさまの行いの結果だよ!」

 わー、と盛り上がる領民たちだ。いや照れるが。照れちゃうが。
 俺はユーノスさんの方を見て、助けを求めた。彼は笑って続けた。

「領民に愛されている領主を見ると、俺も心が安らぐ! こういう町とは友好的な関係を紡ぎたくなるのが商売人ってもんさ! なんでこんな良い町が、これまで影に隠れていたのか!」
「この辺は魔物だらけだったんですよ、つい最近まで」
「ほうほう! 確かにその話は耳にしたことがある。ライゼル領は危険で不毛、魔物だらけで行商は命がけ、近寄らない方がいい、と。――そんな町に、いったいなのがあったのか!」

 あれ? その辺の事情は町に来る前に話しておいたと思うが。
 簡潔に、魔物が集まる原因になってた古竜を追い出したから、って。
 なんでまた聞く? しかも俺ではなく、領民たちに向かって。

「ギリアムさまが、魔物の森から『鋼黒竜ヴェガド』を追い出してくれたからだぜ!」
「そうそう。だから減ったんだ、魔物が!」

 領民の声に、ユーノスさんがハッとした顔を作った。
 相変わらず芝居がかっているポーズのまま、ショックを受けたようにヨロヨロと御者台の上でよろめいて。

「なん……だって? 鋼黒竜ヴェガドを追い出す領主さま……。おおお、そんなツワモノが治める町が、ただの町なはずがない! ライゼルの民よ、俺は光栄だ。この町で商うなら、運気は上がる、財も積もる! さあ見て御覧じろ、この鋼の農具! 鉄不足のライゼルにぴったり、ギリアムさまの拳にも負けぬ頑丈さだ!」

「おお! 鉄だ! 農具だ!」と飛びつく農夫たち。皆が「やるな、商人!」と拍手喝采した。ユーノスさんは俺にウインクして、さらなる口上を繰り出す。

「まだまだ終わりじゃない! 聞けば、この肥沃な田畑、レン草が山ほど採れるとか! 知っておられるか、都じゃ貴族が金貨を積む絶品だ! 俺が商会に持ち帰れば、ライゼルは交易の星になる! さあ、この絹布、香油、農具、早い者勝ちだ!」

 子供が「レン草、美味しいよね!」と叫び、おばちゃんが「ユーノスさん、絹布で服作るよ!」と手を上げる。俺もつい「レン草なら倉庫にたっぷりあるぞ!」と乗っかる。

「なんと、倉庫にたっぷり!? ギリアムさま、さすが辺境の覇者! よし、特別だ。レン草と農具の交換、今日だけ相談に乗るぞ! ライゼルの未来、俺と一緒に掴め!」

 覇者ってなんだよ。ただの領主だけど。
 俺は苦笑しながらツッコむが、領民は「ギリアムさま、かっこいい!」「商人、最高!」と大騒ぎ。周囲は熱気で包まれた。

「ハハハ、ギリアムさま、こりゃ商会に話すネタが尽きませんな! さあみんな、売り物は売り切れ御免だ! 見てってくれ見てってくれ」

 ユーノスさんの声が響き渡り、俺は笑いながら売り物の整理を手伝う。
 彼は客一人一人から丁寧に要望を聞いて回り、なにを取ってくれませんか、と俺に指示を出す。その姿は誠実そのもの、笑顔も真剣だ。

 その真剣さが客にも伝わっているのか、あれをくれ、これはあるか? と尋ねる皆の声にも熱が篭もっていた。嬉しそうに楽しそうに、領民たちは売り物を物色する。

 なんだか胸が熱くなってきた。街道作りを手掛けて良かったな、という気持ちが湧いてくる。ああそうだ、こういうのがいいんだよ。皆が幸せそうに笑ってる豊かな町。これまでも俺たちは笑ってやってきたけど、この輪をもっともっと広げていきたいんだ。

「ユーノスさん……いや、ユーノス。来てくれてありがとうな、おまえが新生ライゼルに訪れた最初の旅商人でよかった」
「光栄ですギリアムさま。ちょっと寄り道したつもりだけだったはずの場所がこんな素晴らしい町だなんて、俺も嬉しい限りです」

 俺たちは目を合わせて、ニッと笑いあった。

「ギリアム、でいい。俺はおまえと仲良くしたい」
「はは、ありがとう。じゃあ早速仲良しとしての注文だ、――手が止まってるぞギリアム、商売のときはお客さまを第一に!」

 おっと。咎められて周りを見渡すと、商品を待つ領民が渋滞してしまっていた。

「焼けるねぇ、男同士の友情かい? おばちゃんには目の毒さね」

 ドッと笑い出す皆。
 俺は軽く頭を掻いて、忙しく手を動かし始める。ユーノスがパン! と手を打ってまた声を出した。

「よしわかった、友情セールだ! 俺とギリアム、そして皆さんとの出会いに感謝の値下げ! その代わりに買った人らは町を回って吹聴してくれ、今ならお得な商人がここに居る、と!」
「お、おい。いいのかそんなに値引いて?」
「ギリアムが心配することじゃない。ここは損して得取れ、さ」

 片目を瞑って笑うユーノスに、領民たちは大盛り上がり。
 やっぱりこいつ、ただの商人じゃない。俺は苦笑した。

 ◇◆◇◆

 その晩の話だ。
 屋敷にユーノスを招待して、ミューゼア嬢と一緒の食事の席で。

「え、ユーノス!? もしかして、ユーノス・ベルクラウスさんですか!?」

 ミューゼア嬢が彼の名を聞いて驚いていた。
 ん? 有名人なのか? 俺が小声で訊ねると。

(URクラスの商人キャラですよ! 捕まえられると旅商人から大店にクラスアップして、その後のゲーム展開がだいぶ助けられる超有能な在野の商人!)
(ほほー)

 とまあ小声でやり取り。

「はい、そうです。自分はユーノス・ベルクラウス……って、あれ? 俺、ベルクラウスを名乗りましたっけ?」
「ユ、ユーノスさんは都だと有名でしたから! ベルクラウス商会の跡取り、今は旅商人として研鑽を積んでいる」
「研鑽、というほどのものではありませんが」

 ははは、と頭を掻くユーノスだ。
 テレてというよりも、困ってるように見える。

 それにしても、ほうほう、やはりユーノスは只者じゃなかったか。

「なんだユーノス、そんな有名な商人だったんだな」
「黙ってて悪かったねギリアム。ベルクラウス商会の顔で評価されたくなかったから」
「気にするなって。お陰で今日一日で、おまえとはだいぶ仲良くなれた気がする」

 商売の手伝いは夕方遅くまで続いた。
 途中からはウチの町の商会主であるレグノアもやってきて、あっちも突如大バザーを初めてしまう始末。

 忙しかった。そして楽しかった。
 その結果として、ユーノスとはこれくらいの口調で話せるくらいには、気心が知れたと思ってる。

「そう言って貰えると嬉しいよ」

 俺たちが笑っていると、ミューゼア嬢が頃合いを見計らったようにユーノスに訊ねた。

「で、ユーノスさま。いま貴方はお悩みのことがあるのではないですか? 大旦那さまのことで」
「……そこまでお知りでしたか。さすがセルベール家のご令嬢」
「悩み? なんだよそんなことがあるなら、俺たち力になるぞ?」
「嬉しいことを言ってくれる。……ああでもさ、これはウチの事情だから」

 遠慮がちな顔をするユーノスに、俺は笑いかけた。

「出会った初日でなにを言うのか、と思われるかもしれないが、俺はおまえを気に入った。強引にでも力を貸して、恩を売りたい」
「はは、ギリアムは正直で面白いな。俺も、キミみたいな人は気持ちが良くて好きだよ」
「だろう? 俺たちは良い友達になれると思うんだ」

 俺の言葉に、ユーノスがクスリと笑う。

「……良いのかな、世話になっても」

 まだ遠慮の残る顔で俺たちを見たユーノスに、ミューゼア嬢がちょっと申し訳なさそうな顔をしてみせた。

「ギリアムさまのお友達は私の友達、URとか言っていた自分を情けなく思います。是非ともお力にならせてくださいませ、ユーノスさま!」
「ありがとうございますミューゼアさま」

 そう言ってユーノスが語り始めたのは、彼の父のことだった。
 ベルクラウス商会の主人である彼の父は病魔に侵されていて、いつ死んでもおかしくない現状なのだと言う。

「俺は商会を継ぐことで、父を安心させたいのですが……」

 その為には、父を唸らせる仕入れをしなくてはいけないのだという。それがユーノスが商会を継ぐために父から課せられた条件。
 ユーノスは父を唸らせることが出来る品を探すため、旅から旅を続けていたとのことだった。

「なるほど。お父上を唸らせる仕入れ、ですか」

 ミューゼア嬢が眉をひそませて、顎に手を置いて考え込む。
 唸らせる仕入れ、ふーむ。

「ユーノスの父君は、どんな方なんだ?」
「というと?」
「いや、あるだろう? なにを好む方なのか、とか、なぜ商人をしているのか、とか。唸らせる為に考えるべき、ツボというものが」
「ああギリアム、そういう話なら……」

 ユーノスの父君は、常々彼にこう言い聞かせてきたらしい。『人を幸せにする商売で稼げ』と。

「幸せな未来から零れてくるお金を、お裾分けしてもらうのが良い商売人。……父の言葉だよ」
「素晴らしいことを仰るお父上なのですね」

 ミューゼア嬢の笑顔に、ユーノスが困り顔で頭を掻く。

「はい。でも甘いわけではなくて、……むしろ厳しく。同情で商売することを許してくださらない方でした」
「あら」
「俺は良い顔したがりだったので、よく叱られていました。同情が生むのは甘えでしかない、って」
「とても厳しそうな!」

 ひえ、と言った感じに、今度はミューゼア嬢が困り顔になった。

「うーん。その辺のエピソードはゲームでも細かく語られていなかった部分ですので、どうすればいいのか全く私にはわかりません。ギリアムさま、なにか良いお考えなどありませんか?」

 なんか俺に話を振ってきたぞ。
 うーん、そうだな。

「ユーノスは、そんな父君のことをどう思ってるんだ?」
「もちろん尊敬しているよ。儲け第一で黒い商売を行う商人も多い中、父さんは本気で綺麗ごとを貫いてきた。俺も、ああでありたい」

 なんだ、それなら簡単じゃないか。

「わかったよユーノス、父君を唸らせる方法が」
「え?」

 ユーノスは不思議そうな顔で俺の方を見た。その横で、ミューゼア嬢も目を丸くしている。

「わかったって……ギリアムさま、本当ですか!?」
「ああ」

 たっぷりと、唸らせてやろうじゃないか。俺は二人に、ちょっとした構想を話してみたのだった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪徳領主の息子に転生しました

アルト
ファンタジー
 悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。  領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。  そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。 「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」  こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。  一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。  これなんて無理ゲー??

序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた

砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。 彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。 そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。 死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。 その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。 しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、 主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。 自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、 寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。 結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、 自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……? 更新は昼頃になります。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

過労死コンサル、貧乏貴族に転生す~現代農業知識と魔法で荒地を開拓していたら、いつの間にか世界を救う食糧大国になっていました~

黒崎隼人
ファンタジー
農業コンサルタントとして過労死した杉本健一は、異世界の貧乏貴族ローレンツ家の当主として目覚めた。 待っていたのは、荒れた土地、飢える領民、そして莫大な借金! チートスキルも戦闘能力もない彼に残された武器は、前世で培った「農業知識」だけだった。 「貴族が土を耕すだと?」と笑われても構わない! 輪作、堆肥、品種改良! 現代知識と異世界の魔法を組み合わせた独自農法で、俺は自らクワを握る「耕作貴族」となる! 元Sランク冒険者のクールなメイドや、義理堅い元騎士を仲間に迎え、荒れ果てた領地を最強の農業大国へと変えていく、異色の領地経営ファンタジー!

転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~

名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~

蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。 情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。 アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。 物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。 それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。 その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。 そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。 それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。 これが、悪役転生ってことか。 特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。 あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。 これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは? そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。 偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。 一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。 そう思っていたんだけど、俺、弱くない? 希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。 剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。 おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!? 俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。 ※カクヨム、なろうでも掲載しています。

【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。 大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。 そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。 しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。 戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。 「面白いじゃん?」 アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。

処理中です...