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第5話 魔王様、話し合う3
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「「「「「…。」」」」」
真の勇者?である男の登場で、再び沈黙の時間が流れてしまった玉座の間に、まるで見ていたかのようなタイミングでシルヴィが現れてこう言った。
「お茶を淹れましたので、よろしければどうぞ~。
…あら?結局"勇者さん"もいらっしゃったんですね~、四つしかお茶用意してませんよ~…まあ、魔王様の分はあげなくても大丈夫ですねっ!」
そう言うと、シルヴィは俺以外の4人の前にお茶を置いたかと思うと「ごゆっくり~」と言いながら退出しようとしたので、俺は咄嗟に彼女の手首を掴んで勇者達に聞こえないようコソコソとこう言った。
「お前…知ってたのか…!?この事…!!!」
すると、シルヴィは「何のことでしょう~」と惚けた様子を見せていたが、口角が上がっているのを隠しきれていなかった(そもそも隠す気があるのか?)。
俺は(シルヴィのやつ…!後で覚えておけよ…!!)と思ったものの、そんなことを問い詰めている暇はなさそうなので、とりあえず彼女を解放し改めて勇者達の方に向き直った。
「で…では、改めてお前達に聞きたいことがあるんだが…。」
と、俺が話を元に戻そうとすると勇者のような格好をした偽勇者がおもむろに立ち上がりこう言った。
「いや、勇者がこの場に現れた以上!!貴様と話すことなど何もないぞ!魔王!!!」
「!!!!!」
そう言われた瞬間、俺はハッとして戦闘体制をとった。
(しまった…!!先ほどまでのコイツらには俺に対する"攻撃手段"が無かったが、勇者が現れたとなれば話は別!!!防御を固めたコイツらが盾となって俺の呪文を防ぎ、その隙に勇者が必殺の一撃を構えると言うことか!!!!)
俺は今までにない窮地に自分が追い詰められていることを敏感に感じとり、生まれてこの方初めての冷や汗を流した。
そして、偽勇者の発言に同調するかのように勇者パーティも各々戦闘体制をとった…一名を除いて。
「どうした!?勇者!!!お前も早く構えろ!!!!」
そんな様子の勇者を見て偽勇者が声を荒げるが、肝心の勇者はもじもじとした様子でなにか言いたそうな、言いづらそうな顔をしていたがやがて観念したかのようにボソボソと口を開いた。
「い、いやその…今日はあんまりそんな気分じゃないって言うか…ドラゴンとの闘いで疲れたと言うか…あのー…。」
はっきりしない勇者に我慢が出来なくなったのか魔法使いの格好をした女が苛立ちを顕にしてこう言った。
「あんたねぇ!!いっっつもそうやってもじもじもじもじ!!言いたいことがあるならハッキリと言いなさいよ!!!時間の無駄!!!!」
そう言われた勇者は「ひゃいっ!」と、悲鳴に近いような返事をしてこう言った。
「きょ、今日はもう魔力切れで闘えないでしゅ!」
勇者が半分涙目になりながらそう言うと、明らかに勇者パーティのやる気が削がれたのを感じた。
「まぁ…その、今日のところはお帰りいただく、と言うのはどうだ?後日また改めて来れば良かろう。」
俺が完全に白けてしまったこの場をなんとか収めようとそう言うと、勇者達は「はーあほらし」「つ、次がありますから!落ち込まないで下さい!」「勇者がこんなようでは…情けない…!」
などと励ましたり愚痴をこぼしたりしながらしょんぼりとした勇者を連れて、玉座の間から出ていった。
勇者達の姿が完全に見えなくなると、俺は1人玉座の間にて安堵のため息をつきながらこう思った。
(あ…あぶねーーーーーーーーーーーー!!!!!
勇者がバカで助かったーーーー!!!!!)
to be continued...
真の勇者?である男の登場で、再び沈黙の時間が流れてしまった玉座の間に、まるで見ていたかのようなタイミングでシルヴィが現れてこう言った。
「お茶を淹れましたので、よろしければどうぞ~。
…あら?結局"勇者さん"もいらっしゃったんですね~、四つしかお茶用意してませんよ~…まあ、魔王様の分はあげなくても大丈夫ですねっ!」
そう言うと、シルヴィは俺以外の4人の前にお茶を置いたかと思うと「ごゆっくり~」と言いながら退出しようとしたので、俺は咄嗟に彼女の手首を掴んで勇者達に聞こえないようコソコソとこう言った。
「お前…知ってたのか…!?この事…!!!」
すると、シルヴィは「何のことでしょう~」と惚けた様子を見せていたが、口角が上がっているのを隠しきれていなかった(そもそも隠す気があるのか?)。
俺は(シルヴィのやつ…!後で覚えておけよ…!!)と思ったものの、そんなことを問い詰めている暇はなさそうなので、とりあえず彼女を解放し改めて勇者達の方に向き直った。
「で…では、改めてお前達に聞きたいことがあるんだが…。」
と、俺が話を元に戻そうとすると勇者のような格好をした偽勇者がおもむろに立ち上がりこう言った。
「いや、勇者がこの場に現れた以上!!貴様と話すことなど何もないぞ!魔王!!!」
「!!!!!」
そう言われた瞬間、俺はハッとして戦闘体制をとった。
(しまった…!!先ほどまでのコイツらには俺に対する"攻撃手段"が無かったが、勇者が現れたとなれば話は別!!!防御を固めたコイツらが盾となって俺の呪文を防ぎ、その隙に勇者が必殺の一撃を構えると言うことか!!!!)
俺は今までにない窮地に自分が追い詰められていることを敏感に感じとり、生まれてこの方初めての冷や汗を流した。
そして、偽勇者の発言に同調するかのように勇者パーティも各々戦闘体制をとった…一名を除いて。
「どうした!?勇者!!!お前も早く構えろ!!!!」
そんな様子の勇者を見て偽勇者が声を荒げるが、肝心の勇者はもじもじとした様子でなにか言いたそうな、言いづらそうな顔をしていたがやがて観念したかのようにボソボソと口を開いた。
「い、いやその…今日はあんまりそんな気分じゃないって言うか…ドラゴンとの闘いで疲れたと言うか…あのー…。」
はっきりしない勇者に我慢が出来なくなったのか魔法使いの格好をした女が苛立ちを顕にしてこう言った。
「あんたねぇ!!いっっつもそうやってもじもじもじもじ!!言いたいことがあるならハッキリと言いなさいよ!!!時間の無駄!!!!」
そう言われた勇者は「ひゃいっ!」と、悲鳴に近いような返事をしてこう言った。
「きょ、今日はもう魔力切れで闘えないでしゅ!」
勇者が半分涙目になりながらそう言うと、明らかに勇者パーティのやる気が削がれたのを感じた。
「まぁ…その、今日のところはお帰りいただく、と言うのはどうだ?後日また改めて来れば良かろう。」
俺が完全に白けてしまったこの場をなんとか収めようとそう言うと、勇者達は「はーあほらし」「つ、次がありますから!落ち込まないで下さい!」「勇者がこんなようでは…情けない…!」
などと励ましたり愚痴をこぼしたりしながらしょんぼりとした勇者を連れて、玉座の間から出ていった。
勇者達の姿が完全に見えなくなると、俺は1人玉座の間にて安堵のため息をつきながらこう思った。
(あ…あぶねーーーーーーーーーーーー!!!!!
勇者がバカで助かったーーーー!!!!!)
to be continued...
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