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第6章 ガルアシラ・ヴォルフォンシアガルド編
224 先祖返り
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魔王に戻ったクーネアさんに取り込まれかけた俺。
助けてくれたのは巨大な犬の姿になったロロコだった。
いや、犬というか、狼かこれ?
「ほう、焔狼族か。まだ生きておったのか」
クーネアさん……魔王がそう言う。
焔狼族?
ロロコは人犬族じゃなかったのか?
「焔狼族……かつて魔族と戦い滅んだとされる霊獣の一族ですか。ドラゴンに次ぐ力を持っていたという……」
とエド。
ロロコがその焔狼族?
そんなことあるだろうか?
もしそんなすごい種族なんだとしたら……。
ロロコたちは領主の圧政に苦しむ必要なんかなかったじゃないか。
〈どうなってるんだ、ロロコ? その姿、自分で知ってたのか?〉
「ううん、知らない」
声だけはいつものロロコだ。
「リビたんが身体を治してくれたら、急に身体が熱くなって、血がぐるぐるして、気づいたらこうなった」
〈気づいたらって……〉
なにもわからん。
しかし魔王は理解したようだ。
「なるほどな。エドよ。おぬしの人選は間違っておったかもしれんぞ」
「どういうことですか?」
「おぬしはリビングアーマーに回帰魔法を使わせるためにこの娘を連れてこさせたのだろうが、その回帰魔法がこの娘の中に眠る焔狼族の血を目覚めさせてしまったようだ」
つまりこれは……先祖返りってことか。
「くっ……申し訳ありません。しかし、だとしてもこのような獣一匹、陛下にとってはどうということはないのでは?」
「…………」
エドの言葉に魔王はなぜか沈黙した。
怪しいな。
これはもしかしたら……。
〈ロロコ〉
「うん」
ロロコがうなずき腕――じゃないな、前脚を一振りする。
まとっていた炎がその勢いで魔王に向かって飛んでいく。
「ひっ!?」
悲鳴をあげて一歩退く魔王。
「…………」
「…………」
〈…………〉
「…………」
絶対弱点だー!
〈よしいけロロコ!〉
「うん!」
「やめんかー!」
あ、逃げた!
助けてくれたのは巨大な犬の姿になったロロコだった。
いや、犬というか、狼かこれ?
「ほう、焔狼族か。まだ生きておったのか」
クーネアさん……魔王がそう言う。
焔狼族?
ロロコは人犬族じゃなかったのか?
「焔狼族……かつて魔族と戦い滅んだとされる霊獣の一族ですか。ドラゴンに次ぐ力を持っていたという……」
とエド。
ロロコがその焔狼族?
そんなことあるだろうか?
もしそんなすごい種族なんだとしたら……。
ロロコたちは領主の圧政に苦しむ必要なんかなかったじゃないか。
〈どうなってるんだ、ロロコ? その姿、自分で知ってたのか?〉
「ううん、知らない」
声だけはいつものロロコだ。
「リビたんが身体を治してくれたら、急に身体が熱くなって、血がぐるぐるして、気づいたらこうなった」
〈気づいたらって……〉
なにもわからん。
しかし魔王は理解したようだ。
「なるほどな。エドよ。おぬしの人選は間違っておったかもしれんぞ」
「どういうことですか?」
「おぬしはリビングアーマーに回帰魔法を使わせるためにこの娘を連れてこさせたのだろうが、その回帰魔法がこの娘の中に眠る焔狼族の血を目覚めさせてしまったようだ」
つまりこれは……先祖返りってことか。
「くっ……申し訳ありません。しかし、だとしてもこのような獣一匹、陛下にとってはどうということはないのでは?」
「…………」
エドの言葉に魔王はなぜか沈黙した。
怪しいな。
これはもしかしたら……。
〈ロロコ〉
「うん」
ロロコがうなずき腕――じゃないな、前脚を一振りする。
まとっていた炎がその勢いで魔王に向かって飛んでいく。
「ひっ!?」
悲鳴をあげて一歩退く魔王。
「…………」
「…………」
〈…………〉
「…………」
絶対弱点だー!
〈よしいけロロコ!〉
「うん!」
「やめんかー!」
あ、逃げた!
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