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第6章 ガルアシラ・ヴォルフォンシアガルド編
226 脱出と逃走
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まあ今さら洞窟が崩れたくらいで危機に陥る俺たちではない。
軽く魔力を放出する程度で、岩は全部俺たちを避けて落ちていく。
周りにどんどん積み重なっていくけど、焦る必要はない。
崩落が落ち着いてから、俺とロロコは洞窟から脱出した。
脱出も簡単だ。
自分たちを魔力で覆いつつ、魔力を放出して岩を吹き飛ばせばいい。
ただ、勢いが強すぎると周りに迷惑をかけるかもしれない。
なので威力を抑えるのがちょっと大変だった。
それでちょっと時間はかかったけど。
なんとか二人で出てくることができた。
「リビタン殿!」
クラクラが俺たちを見つけて駆け寄ってきた。
「ロロコ殿はどうされた!? それにこの魔物は……霊獣?」
え?
あ、そうか。
俺は隣の炎に包まれた狼を示して言う。
〈これがロロコだ。焔狼族とかいうのの先祖返りらしい〉
「なんと!?」
目を丸くするクラクラの前で、狼は炎を消してロロコの姿に戻った。
「あ、戻れた」
どうやら自分の意思で変身できるわけではないらしい。
そのうちできるようになるのかもしれないけど。
それより今は状況の把握だ。
山の形が大変貌してるな。
っていうかもう山がないね。
全部が崩壊して、その上に生えていた樹々もめちゃくちゃになってしまっている。
〈ほかのみんなは? それにエドとクーネアさんは?〉
「やはりあの異形の女がクーネア殿だったのだな……」
クラクラはそう呟く。
どうやらエドたちと遭遇したらしい。
「……皆は無事だ。今は怪我人がいないかを手分けして確認しているところだが、おそらく大丈夫だろう。崩れた山の中まで分け入っていった者はいなかった」
〈それはよかった……エドは?〉
「あやつらは突然現れたかと思ったら、謎の魔法攻撃で山を破壊してから、また姿を消した……どこに行ったかはわからぬ……」
クラクラはすまなさそうに言うが、捕捉するのは無理だっただろうな。
なにしろ転移魔法を使ったっぽいのだし。
俺はふたたび魔力を追って、エドたちの行方を追おうとする。
しかし、その作業はすぐに中断させられてしまった。
「うわあああ!」
「なんだあれ!」
「なんで突然……魔族の群れが!」
あちこちから悲鳴が上がる。
みんな空を見上げていたので俺もそちらを見てみる。
真っ黒な雲みたいなものが迫ってくる。
それは――無数の魔族たちだった。
軽く魔力を放出する程度で、岩は全部俺たちを避けて落ちていく。
周りにどんどん積み重なっていくけど、焦る必要はない。
崩落が落ち着いてから、俺とロロコは洞窟から脱出した。
脱出も簡単だ。
自分たちを魔力で覆いつつ、魔力を放出して岩を吹き飛ばせばいい。
ただ、勢いが強すぎると周りに迷惑をかけるかもしれない。
なので威力を抑えるのがちょっと大変だった。
それでちょっと時間はかかったけど。
なんとか二人で出てくることができた。
「リビタン殿!」
クラクラが俺たちを見つけて駆け寄ってきた。
「ロロコ殿はどうされた!? それにこの魔物は……霊獣?」
え?
あ、そうか。
俺は隣の炎に包まれた狼を示して言う。
〈これがロロコだ。焔狼族とかいうのの先祖返りらしい〉
「なんと!?」
目を丸くするクラクラの前で、狼は炎を消してロロコの姿に戻った。
「あ、戻れた」
どうやら自分の意思で変身できるわけではないらしい。
そのうちできるようになるのかもしれないけど。
それより今は状況の把握だ。
山の形が大変貌してるな。
っていうかもう山がないね。
全部が崩壊して、その上に生えていた樹々もめちゃくちゃになってしまっている。
〈ほかのみんなは? それにエドとクーネアさんは?〉
「やはりあの異形の女がクーネア殿だったのだな……」
クラクラはそう呟く。
どうやらエドたちと遭遇したらしい。
「……皆は無事だ。今は怪我人がいないかを手分けして確認しているところだが、おそらく大丈夫だろう。崩れた山の中まで分け入っていった者はいなかった」
〈それはよかった……エドは?〉
「あやつらは突然現れたかと思ったら、謎の魔法攻撃で山を破壊してから、また姿を消した……どこに行ったかはわからぬ……」
クラクラはすまなさそうに言うが、捕捉するのは無理だっただろうな。
なにしろ転移魔法を使ったっぽいのだし。
俺はふたたび魔力を追って、エドたちの行方を追おうとする。
しかし、その作業はすぐに中断させられてしまった。
「うわあああ!」
「なんだあれ!」
「なんで突然……魔族の群れが!」
あちこちから悲鳴が上がる。
みんな空を見上げていたので俺もそちらを見てみる。
真っ黒な雲みたいなものが迫ってくる。
それは――無数の魔族たちだった。
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