我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができたら〜

一日千秋

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64話 相川葵の悩み事

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石田高校1年の相川葵です。



私は少し前にこの学校にある異世界漫画研究部という部活に入部しました。


中学までは部活を全くやったことがなくて、仲のいい友達と話すだけの放課後だったのが、部活に入ってたくさんの人と関わるようになりました。


私は人見知りが激しく、引きこもりがちな性格で中学でも数ヶ月学校に行けない時期もあったくらいです。

趣味といえば漫画やアニメ、ラノベを楽しむことで物心着いた時から絵本やお絵描きにアニメばっかりで今まで生きてきました。


周りの友達にもそういう趣味を持った人が数人いたので本当に助かったのですが高校ではまた一から友達を作らないといけないんです。つらいです、、、


そんな時にこの部活の存在を知ることになりました。


世の中はダンジョンのニュースで溢れかえっている中、あるYoTubeチャンネルが話題になったのです。

それはこの学校の先輩のチャンネルで山田哲也先輩と言う方がやっているものでした。


そして、そのチャンネルは学校だけではなく、全国のニュースでもがっつりと取り上げられるほどのチャンネルに急上昇していました。


その方は異世界漫画研究部という部活に所属していて、何と新入部員を募集する事になったと言う情報が回ってきたのです!


私からしたらその部活もとても魅力的だし、ダンジョンのことも凄く興味が湧いていました。


なので、私は勇気を振り絞って入部テストに参加する事にしました。




テスト当日、テストが行われる教室へ入ると愕然としてしまいました。
こんなに入部希望者がいるなんて、、、

私じゃ絶対に受からないだろうなぁ。


でも、テストが配られて問題文を読んでみると私でもいけそうな気がしてきたのです。


だって、問題が簡単過ぎます!こんなの間違える方がおかしいです!

あっ!こんなのって、失礼な事を言ってしまいました、、、。


でも、絶対に自信があります!



案の定テストは合格をいただくことができましたが明日はなんと面談があるのです。


人と話す事は私にとって一番の心配です。うぅ~



翌日の放課後、面談直前にはテスト合格者が廊下で一列に並んでいます。


みんな自信に満ち溢れた表情をしてきて、面談で勝ち抜ける気がしないです。
私、場違いだったかな。そう思っていると教室の中から入室の合図がありました。




そこからのことは全然覚えてないのですがどうやら私は合格したみたいです!本当に嬉しい。


そして、明日からはSNSの活動が始まるみたいです。
私も何か携わりたいと思っていたので編集を佐藤先輩から教わることになってとても嬉しいですし、しっかりできるように努力していこうと思います。



そうして始まった部活動の日々は試行錯誤の連続で、編集や動画構成を教えてもらったは良いものの、中々上手く撮影できないし、バズらないしで大変です。

でも、それと並行して、てっちゃんねるの編集のお手伝いもさせてもらえるようになってきたのはやりがいを感じます。


学生生活でこんなに満たされた気持ちになったのは初めてでした。
チャレンジややりがいってこんなに凄いものなんだ。運動部やコンクールとかを頑張っていた人達の気持ちも今は少し理解できます。


仲間と切磋琢磨するって凄い。






そんなある日の放課後、私は人には絶対言えないある秘密を知ってしまったのです。


部室には佐藤先輩と私の2人だけ、先輩が編集したてっちゃんねるの映像を投稿前に誤字脱字がないか、編集ミスがないかをチェックする作業を手伝っていました。


先輩はやっている作業がひと段落したのか、席を立ってお手洗いに行ってしまいました。

私もお手伝いに行こうとして部室を出ようと先輩のPCの横を通り過ぎようとした時、それは私の目に入ってきました。



何か、どこかで見たことある映像が流しっぱなしになっている。

「ぇ、えっ!?これって、、、」


DECチャンネルだよねっ!?
有名過ぎて誰でも知ってるチャンネルだよ。


編集中でモザイクなしだけど、有名過ぎて分かる、服装とか戦闘方法とか。これ千夏先輩だしっ!!

見ちゃいけないんだけど、目に入っちゃったんだもん、不可抗力!


え、でも、これ本当にヤバい。どうしよ。


日本で一番どころか世界でもトップクラスの探索者が先輩達ってことっ!?


さすがにこれは誰にも言えない。どうしよう、、、


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