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本編
23.潜入捜査の計画
人身売買組織のボスと思しき人物が見つかったのは、この州の外れの大学だった。オレンジがかった赤毛のその人物は人外専門の講師として各地を転々としているという話だった。
怪しい人物は見つけたが確信は持てない。
確信を持つ前に逃げられてしまうかもしれないし、大学生を攫って消えてしまうかもしれない。
できるだけ早急に対処が必要だとルーカスも焦っていたが、人外課も対策を考えていた。
ルーカスとエルネストがジャンルカに呼ばれたのはそういうときだった。
「ルーカスは外見的に人間としてまだ二十歳くらいで大学生に紛れても違和感はない」
「囮捜査をやるつもりですか?」
「相手がルーカスに声をかけてくれればいいのだが、大学に潜入できるだけでも操作が進められる」
「俺が大学生として大学に潜入するんですか!?」
高等学校を卒業してからすぐに警察学校に入学したルーカスは、十か月の寮での生活を経て、警察に採用されて警察官になるための勉強をした。大学には通った経験がないのだ。
「施設を出て社会人をしていたけれども、学び直したくなって大学に入学したという設定にしますか」
「それが違和感ないだろうな」
エルネストも賛成しているので、自信がないとは言いにくい。
ルーカスにしかできない仕事だと言われているも同然だった。
「常に連絡が取れるようにイヤフォンを付けて、エルネストは大学のそばで張り込みをするように。張り込みにはパーシーとアーリンも行かせる」
「ルーカスは銃も携帯していない状態ですか?」
「銃を見られたら相手に警戒されるし、警察官だとばれるかもしれない」
相手は人身売買組織のボスかもしれなくて、とても危険な捜査だった。
それだけにルーカスは潜入捜査を任されたことが誇らしかった。
潜入捜査の前にエルネストはルーカスを古着屋に連れて行った。
大学生が着ていそうな服を手に入れるためだ。
ルーカスは仕事用のスーツは持っているが、私服をほとんど持っていなかったのだ。
「経費で落ちるから、普段から着られそうなのを選ぼうよ」
「それで、大学生っぽくなるのか?」
「一度社会人を経験してる大学生だから、落ち着いた感じでもおかしくはないと思う。それに大学なんて服装自由だったよ。僕が通っていたころは、チューブトップとニプレス以外はなんでも許されてて、真冬でもTシャツ一枚のひとがいると思ったら、真夏でもニット着てるひとがいたりしてね」
エルネストは大学を卒業してから警察学校に入学したようだ。
クロヴィスもきっと同じなのだろう。
施設には高等学校卒業までしかいられなかったから、ルーカスは卒業するとすぐに警察学校に入学した。そのことに関して後悔はしていないけれども、エルネストが楽しそうに大学のことを話していると、少し置いて行かれたような寂しさを感じる。
「俺とお前は全然違うんだな」
「違うことを気にしなくていいよ。僕は違うからこそ君に惹かれたんだし、君もそうでしょう?」
問いかけにルーカスは素直に頷く。
大勢の家族に囲まれて大事に育てられて大学まで進学したエルネストと、施設で育って両親の愛も誰の愛も知らずに育ち高等学校を卒業したらすぐに警察学校に入学したルーカス。
あまりにも違っていて、自分ではエルネストに不釣り合いではないのかという不安が胸を渦巻く。
ルーカスを不安にさせたのはそれだけではない。
マンションに帰って二人で本性に戻って眠った後のこと。
ルーカスは夢を見た。
エルネストと結婚して無事に子どもも生まれて順風満帆の夢の中、大きな一軒家に暮らしていると、エルネストがルーカスを呼ぶのだ。
「ルーカス、赤ちゃんが泣いてるよ。行ってあげて」
エルネストは手が離せないのか、ベビーモニターで赤ん坊の泣き声を聞いてルーカスに言うのだが、階段の電灯が切れていて真っ暗なのだ。
階段を上がって赤ん坊の部屋に行きたいのだが、どうしても足が動かない。
「ルーカス、早く行ってあげて」
エルネストの声にも焦りが滲む。
赤ん坊は階下にも聞こえるように火がついたように泣いている。
もしかすると具合が悪いのかもしれない。
早く駆け付けてあげなければいけないのに、ルーカスは真っ暗な階段を上ることができない。
「エルネスト、動けない……動けないんだ。助けてくれ、エルネスト」
「ルーカス! 赤ちゃんが泣いてるんだよ?」
「エルネスト、電灯が切れているんだ。怖くて動けない」
「ルーカス、僕も今手が離せないんだ。お願いだよ、行ってあげて」
どれだけエルネストに言われてもルーカスは動くことができなかった。
飛び起きてルーカスは狼の姿で熟睡しているエルネストにしがみ付いた。ベッドサイドの灯りはついているし、寝室は真っ暗ではない。
「ルーカス、どうしたの?」
眠たげに金色の目を開けたエルネストに、ルーカスはすぐには事情が話せなかった。ただしっかりとエルネストの体にしがみ付くルーカスを、エルネストは人間の姿になって抱き締めてくれる。
「怖い夢を見たの? 僕がいるよ」
そう言われて、ルーカスはエルネストの胸に顔をこすりつけた。
「エルネストとの間に赤ちゃんができて、赤ちゃんが泣いてるのに、俺は電灯が切れて真っ暗な階段を怖くて上がれないんだ。赤ちゃんは火がついたように泣いているのに、俺は動くことができない。俺は父親なのに」
「もう赤ちゃんのことを考えてたの!? まだ結婚してもいないのに」
「考えるだろう。俺は不安なんだ。両親の愛情を受けたことがない俺が、いい父親になれるかどうか分からない」
不安を吐露するルーカスをエルネストが横抱きにして膝の上に乗せる。包み込むように抱き締められてルーカスは泣きそうになっていた。
「電灯が切れたら、僕が電灯を変えるよ」
「エルネストは忙しくて、手が離せない様子だった」
「それは、夢の中の僕でしょう? 本物の僕は、どんなことがあっても、ルーカスと赤ちゃんを最優先にする。暗い階段も、僕がいれば怖くないよ」
抱き締めて手を握って言ってくれるエルネストの胸に、ルーカスは頬を擦り付けた。
エルネストと結婚の約束もして全てが順調に行っていると思っているのに、ルーカスはまだ心の底で暗闇を恐れ、エルネストと自分の違いに悩んでいる。
「エルネスト、俺はいい父親になれるだろうか」
「ルーカスは一人じゃないんだよ。ルーカスの人生にはずっと僕がついてくるんだから。ルーカスの悩みは僕といつも半分ずつにしよう。僕と君は夫夫になるんだ」
「エルネスト……」
どれだけエルネストが不安を拭ってくれようとしても、ルーカスはそれを今は拭い切れなかった。エルネストがいるから大丈夫だと思っていても、自分が信用できなかったのだ。
仕事においては絶対の自信を持つルーカスでも、恋愛面に関しては全くの初心者で、自分が信用できなくなることがある。
自分に自信がなくなった瞬間だった。
「ルーカス、抱き締めてあげるから、一緒に眠ろう」
「エルネスト……」
「もう怖い夢は見ないよ。怖い夢を見たら、僕を起こしていいからね」
エルネストに抱き締められていると、ルーカスの不安も僅かに薄らいでいく。
時刻はまだ深夜で、出勤までは時間がある。
出勤時間になればルーカスは身元がばれないように大学近くのアパートに荷物を持って仮の宿にして、そこから大学に通うことになる。
エルネストと眠れる時間も、しばらくは持てなくなるだろう。
「エルネスト、俺を離さないでくれ」
「大丈夫だよ、ルーカス。君を離さない。君は一生僕と一緒に生きるんだ」
柔らかく耳朶を撫でるエルネストの低い甘い声に安心して、ルーカスは目を閉じた。
暖かくエルネストの体温がルーカスを包み込む。
エルネストの体温と香りに包まれてルーカスは深く眠りに落ちて行った。
「もう怖い夢は見ないよ」
エルネストの言葉通り、ルーカスはもう怖い夢を見ないでぐっすりと眠ったのだった。
怪しい人物は見つけたが確信は持てない。
確信を持つ前に逃げられてしまうかもしれないし、大学生を攫って消えてしまうかもしれない。
できるだけ早急に対処が必要だとルーカスも焦っていたが、人外課も対策を考えていた。
ルーカスとエルネストがジャンルカに呼ばれたのはそういうときだった。
「ルーカスは外見的に人間としてまだ二十歳くらいで大学生に紛れても違和感はない」
「囮捜査をやるつもりですか?」
「相手がルーカスに声をかけてくれればいいのだが、大学に潜入できるだけでも操作が進められる」
「俺が大学生として大学に潜入するんですか!?」
高等学校を卒業してからすぐに警察学校に入学したルーカスは、十か月の寮での生活を経て、警察に採用されて警察官になるための勉強をした。大学には通った経験がないのだ。
「施設を出て社会人をしていたけれども、学び直したくなって大学に入学したという設定にしますか」
「それが違和感ないだろうな」
エルネストも賛成しているので、自信がないとは言いにくい。
ルーカスにしかできない仕事だと言われているも同然だった。
「常に連絡が取れるようにイヤフォンを付けて、エルネストは大学のそばで張り込みをするように。張り込みにはパーシーとアーリンも行かせる」
「ルーカスは銃も携帯していない状態ですか?」
「銃を見られたら相手に警戒されるし、警察官だとばれるかもしれない」
相手は人身売買組織のボスかもしれなくて、とても危険な捜査だった。
それだけにルーカスは潜入捜査を任されたことが誇らしかった。
潜入捜査の前にエルネストはルーカスを古着屋に連れて行った。
大学生が着ていそうな服を手に入れるためだ。
ルーカスは仕事用のスーツは持っているが、私服をほとんど持っていなかったのだ。
「経費で落ちるから、普段から着られそうなのを選ぼうよ」
「それで、大学生っぽくなるのか?」
「一度社会人を経験してる大学生だから、落ち着いた感じでもおかしくはないと思う。それに大学なんて服装自由だったよ。僕が通っていたころは、チューブトップとニプレス以外はなんでも許されてて、真冬でもTシャツ一枚のひとがいると思ったら、真夏でもニット着てるひとがいたりしてね」
エルネストは大学を卒業してから警察学校に入学したようだ。
クロヴィスもきっと同じなのだろう。
施設には高等学校卒業までしかいられなかったから、ルーカスは卒業するとすぐに警察学校に入学した。そのことに関して後悔はしていないけれども、エルネストが楽しそうに大学のことを話していると、少し置いて行かれたような寂しさを感じる。
「俺とお前は全然違うんだな」
「違うことを気にしなくていいよ。僕は違うからこそ君に惹かれたんだし、君もそうでしょう?」
問いかけにルーカスは素直に頷く。
大勢の家族に囲まれて大事に育てられて大学まで進学したエルネストと、施設で育って両親の愛も誰の愛も知らずに育ち高等学校を卒業したらすぐに警察学校に入学したルーカス。
あまりにも違っていて、自分ではエルネストに不釣り合いではないのかという不安が胸を渦巻く。
ルーカスを不安にさせたのはそれだけではない。
マンションに帰って二人で本性に戻って眠った後のこと。
ルーカスは夢を見た。
エルネストと結婚して無事に子どもも生まれて順風満帆の夢の中、大きな一軒家に暮らしていると、エルネストがルーカスを呼ぶのだ。
「ルーカス、赤ちゃんが泣いてるよ。行ってあげて」
エルネストは手が離せないのか、ベビーモニターで赤ん坊の泣き声を聞いてルーカスに言うのだが、階段の電灯が切れていて真っ暗なのだ。
階段を上がって赤ん坊の部屋に行きたいのだが、どうしても足が動かない。
「ルーカス、早く行ってあげて」
エルネストの声にも焦りが滲む。
赤ん坊は階下にも聞こえるように火がついたように泣いている。
もしかすると具合が悪いのかもしれない。
早く駆け付けてあげなければいけないのに、ルーカスは真っ暗な階段を上ることができない。
「エルネスト、動けない……動けないんだ。助けてくれ、エルネスト」
「ルーカス! 赤ちゃんが泣いてるんだよ?」
「エルネスト、電灯が切れているんだ。怖くて動けない」
「ルーカス、僕も今手が離せないんだ。お願いだよ、行ってあげて」
どれだけエルネストに言われてもルーカスは動くことができなかった。
飛び起きてルーカスは狼の姿で熟睡しているエルネストにしがみ付いた。ベッドサイドの灯りはついているし、寝室は真っ暗ではない。
「ルーカス、どうしたの?」
眠たげに金色の目を開けたエルネストに、ルーカスはすぐには事情が話せなかった。ただしっかりとエルネストの体にしがみ付くルーカスを、エルネストは人間の姿になって抱き締めてくれる。
「怖い夢を見たの? 僕がいるよ」
そう言われて、ルーカスはエルネストの胸に顔をこすりつけた。
「エルネストとの間に赤ちゃんができて、赤ちゃんが泣いてるのに、俺は電灯が切れて真っ暗な階段を怖くて上がれないんだ。赤ちゃんは火がついたように泣いているのに、俺は動くことができない。俺は父親なのに」
「もう赤ちゃんのことを考えてたの!? まだ結婚してもいないのに」
「考えるだろう。俺は不安なんだ。両親の愛情を受けたことがない俺が、いい父親になれるかどうか分からない」
不安を吐露するルーカスをエルネストが横抱きにして膝の上に乗せる。包み込むように抱き締められてルーカスは泣きそうになっていた。
「電灯が切れたら、僕が電灯を変えるよ」
「エルネストは忙しくて、手が離せない様子だった」
「それは、夢の中の僕でしょう? 本物の僕は、どんなことがあっても、ルーカスと赤ちゃんを最優先にする。暗い階段も、僕がいれば怖くないよ」
抱き締めて手を握って言ってくれるエルネストの胸に、ルーカスは頬を擦り付けた。
エルネストと結婚の約束もして全てが順調に行っていると思っているのに、ルーカスはまだ心の底で暗闇を恐れ、エルネストと自分の違いに悩んでいる。
「エルネスト、俺はいい父親になれるだろうか」
「ルーカスは一人じゃないんだよ。ルーカスの人生にはずっと僕がついてくるんだから。ルーカスの悩みは僕といつも半分ずつにしよう。僕と君は夫夫になるんだ」
「エルネスト……」
どれだけエルネストが不安を拭ってくれようとしても、ルーカスはそれを今は拭い切れなかった。エルネストがいるから大丈夫だと思っていても、自分が信用できなかったのだ。
仕事においては絶対の自信を持つルーカスでも、恋愛面に関しては全くの初心者で、自分が信用できなくなることがある。
自分に自信がなくなった瞬間だった。
「ルーカス、抱き締めてあげるから、一緒に眠ろう」
「エルネスト……」
「もう怖い夢は見ないよ。怖い夢を見たら、僕を起こしていいからね」
エルネストに抱き締められていると、ルーカスの不安も僅かに薄らいでいく。
時刻はまだ深夜で、出勤までは時間がある。
出勤時間になればルーカスは身元がばれないように大学近くのアパートに荷物を持って仮の宿にして、そこから大学に通うことになる。
エルネストと眠れる時間も、しばらくは持てなくなるだろう。
「エルネスト、俺を離さないでくれ」
「大丈夫だよ、ルーカス。君を離さない。君は一生僕と一緒に生きるんだ」
柔らかく耳朶を撫でるエルネストの低い甘い声に安心して、ルーカスは目を閉じた。
暖かくエルネストの体温がルーカスを包み込む。
エルネストの体温と香りに包まれてルーカスは深く眠りに落ちて行った。
「もう怖い夢は見ないよ」
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