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十章 奏歌くんとの十年目
18.奏歌くんのインフルエンザ疑惑
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劇団の稽古場まで奏歌くんと一緒に百合の車で送ってもらった。奏歌くんがお弁当を持って来ていると聞いたからだった。
「時間的にお昼になっちゃうし、近くの公園で食べようかなって思ってたんだ」
「ダメよ、ダーリン。この時期に外で食べるなんて風邪ひいちゃう」
「そうよ、奏歌くん。ただでさえ、学校でインフルエンザが流行っているのに」
今日は特別に劇団の食堂で奏歌くんも一緒にお弁当を食べるということで話が纏まって、百合は奏歌くんと私を乗せて車で劇団の稽古場に向かっていた。稽古場には奏歌くんも小さい頃から何度も来たことがある。やっちゃんは撮影した写真とインタビュー原稿を校正するのと、紛れ込んで来た妙な雑誌社の男性を警備員の元に連れて行って、その雑誌社に厳重な注意を入れる役目を請け負ってくれていた。
「やっちゃんも劇団の広報のトップだから、雑誌社に圧力かけることまでしてくれるなんて、頼もしいわ」
「海瑠さん、例えやっちゃんでも、他の男を褒めるのは、僕、あまり面白くない」
「え!? やっちゃんとはそういう関係じゃないのよ。奏歌くんも分かっているでしょう?」
「ちょっと妬ける」
ほっぺたをぷっくりと膨らませる奏歌くんに対して私が感じるのは、可愛さしかなかった。茉優ちゃんという将来を約束したひとがいると分かっている叔父さんにまで妬いてしまう奏歌くんは、どれだけ私のことが好きなのかとドキドキしてしまう。
雑誌社の男性相手に足ドンしたのもものすごく格好良かった。
ときめいている私に、百合が苦笑している。
「本当にダーリンと海瑠は仲がいいわね」
「それはもちろん」
「海瑠さんと僕は特別だから」
運命のひとだからとは言えないのだが、いつか私は百合に本当のことを打ち明けられる日が来るだろうか。そのことが心に引っかかっていた。
劇団の稽古場に着くと、連れてきた奏歌くんを見て美鳥さんと真月さんが笑顔で迎えてくれる。
「あの小さかった子がこんなに大きくなったんですか?」
「篠田さんが甥っ子だって連れて来たとき、まだ小学校にも入ってなかったんじゃないですか?」
微笑ましく迎えられた奏歌くんは、美鳥さんと真月さんに丁寧に頭を下げている。
「篠田奏歌です。お二人のことは舞台でも見てますし、ツアーでも一緒だったし、よく知っています。海瑠さんのことをよろしくお願いします」
「すごく礼儀正しいじゃないですか。紳士ですね」
「こちらこそよろしくお願いします」
「いつも美味しいお菓子をありがとうございます。ピンクグレープフルーツも美味しかったです」
百合が常々「ダーリン」と言っているのも、恋愛関係的な話ではなくて、親戚の子どもを可愛がっている程度のことなのだろうと美鳥さんと真月さんは思ってくれたようだ。普段から差し入れを欠かさない奏歌くんが美鳥さんと真月さんに受け入れられるのは当然のことだった。
食堂に行ってお弁当を広げる。奏歌くんと私のおかずは全く同じで、量が奏歌くんの方が少し多い。百合のお弁当もどこかおかずが似ているが、スパムが入っていたりするのがちょっと違う。
「百合さんのお弁当、兄さんのと似てるね」
「そ、そうなのよ。お弁当のレシピが分からなくて、簡単に作れるものを聞いたら教えてくれたの」
「百合さんは兄さんと仲がいいんだね」
「同じ舞台役者としてリスペクトし合う仲よ!」
奏歌くんの言葉に、百合が若干早口になっているような気がするが、それはなんでなのだろう。自分でお弁当を作り始めたが、奏歌くんには敵わないことが恥ずかしいのだろうか。
「百合、気にすることないわよ。奏歌くんは完璧な男の子で、百合がお弁当作りがちょっと苦手でもコンプレックスを抱く必要はないわ」
「そうですよ、百合さんは作ってるだけでも偉い!」
「私は今日も食堂のおすすめ定食ですからね」
私がフォローを入れると美鳥さんと真月さんもすかさずフォローを入れてくる。
「そうね、面倒だけどよく頑張ってくれて……いや、我ながらよく頑張ってると思うわ」
「百合偉いよ」
「と、当然ね!」
やっぱり百合の挙動が妙におかしいのは、お弁当に対して奏歌くんに敵わないという思いがあるからだろうか。奏歌くんの方が小さな頃から作っているのだし、年は下でもお弁当を作った年月は長いのだから敵わなくても仕方がない。
百合を慰めてお昼ご飯の時間は終わった。
休憩が終わると奏歌くんは帰ると言い出す。
「稽古を見ちゃうと本番の楽しみが半減するし、勉強道具も持って来なかったから、電車で帰るね」
「気を付けて帰ってね」
「寒くないようにね、ダーリン」
季節は一月の終わりで一番寒い時期だ。奏歌くんはコートを着てマフラーも巻いて、劇団の稽古場から出て行った。見送った後は私はバレンタインのお茶会とディナーショーの稽古をして、百合は百合で女役トップスターとしてのバレンタインのお茶会とディナーショーの稽古に行った。
女役トップスターと男役トップスターはバレンタインデーやホワイトデーのお茶会やディナーショーは別々に開催するし、誕生日も当然違うので、誕生日のお茶会とディナーショーも別々に開催する。
お誕生日のお茶会とディナーショーはゲストとして出演することがあるが、私はまだ百合のお誕生日のお茶会とディナーショーに出たことがなかった。ゲスト出演のオファーがあればいつでも受け入れるつもりだったが、男役トップスターが女役トップスターの舞台に出ると、女役トップスターの影が薄くなるとかいう理由で、代々女役トップスターのお誕生日のお茶会とディナーショーには誘われないという風習があった。
百合は私よりも長くトップスターを務めているし、同じ年だが貫禄もあるので、私が出ても構わないと思うのだが、頭の固い経営陣はそうは思っていないのかもしれない。次の百合の誕生日には申し出てみようかと私は考えていた。
稽古が終わると私はマンションの部屋に帰る。玄関のドアを開けると、奏歌くんの姿はなかった。
どういうことなのだろう。
心配になって携帯電話を確認すると、メッセージが入っている。
『帰る途中で気分が悪くなって、自分の家に帰ったら熱があったので、今日は海瑠さんの部屋には寄りません。インフルエンザかもしれないので、海瑠さん、百合さんと美鳥さんと真月さんには気を付けるように言っておいてください』
奏歌くんがインフルエンザに罹ったかもしれない。
私は携帯電話を取り落としそうになってしまった。
インフルエンザが中学校で流行っていると聞いていたが、奏歌くんも罹患していたなんて。
百合と美鳥さんと真月さんにはすぐに連絡を入れて、インフルエンザに気を付けるように伝えてから、私は立ち尽くしてしまった。
「どうしよう、明日休みをもらったのに」
有休を申請してしまったが、奏歌くんはインフルエンザかもしれないので部屋に来ることはできない。私がお見舞いに行ってもいいのだが、奏歌くんに気を遣わせてしまうだろう。
空いてしまった明日の休みをどう過ごすかと、奏歌くんが心配なことが合わさって、私は混乱の中にいた。
落ち着かないまま迎えた夜には、美歌さんからメッセージが入ってきた。
『奏歌、調べたらインフルエンザじゃなかったです。ただの風邪みたいです。百合さんたちにもそうお伝えください』
インフルエンザではなかったのならばよかった。
予防接種も受けていたと言っていたし、奏歌くんはインフルエンザには罹らなかったようだ。心から安心して百合と美鳥さんと真月さんにメッセージを入れると、それぞれに安心した旨と、お見舞いの言葉をもらった。
「ただの風邪なら、お見舞いに行っていいはず!」
明日の休み、私は奏歌くんのお見舞いに行くことを決意する。
インフルエンザならば罹ってしまうと劇団のみんなに迷惑をかけるが、インフルエンザではないなら問題はないはずだ。
「マスクをつけて、手洗いを徹底して、気を付ければうつらない!」
私はメッセージで美歌さんに明日お見舞いに行くことを伝えておいた。
「時間的にお昼になっちゃうし、近くの公園で食べようかなって思ってたんだ」
「ダメよ、ダーリン。この時期に外で食べるなんて風邪ひいちゃう」
「そうよ、奏歌くん。ただでさえ、学校でインフルエンザが流行っているのに」
今日は特別に劇団の食堂で奏歌くんも一緒にお弁当を食べるということで話が纏まって、百合は奏歌くんと私を乗せて車で劇団の稽古場に向かっていた。稽古場には奏歌くんも小さい頃から何度も来たことがある。やっちゃんは撮影した写真とインタビュー原稿を校正するのと、紛れ込んで来た妙な雑誌社の男性を警備員の元に連れて行って、その雑誌社に厳重な注意を入れる役目を請け負ってくれていた。
「やっちゃんも劇団の広報のトップだから、雑誌社に圧力かけることまでしてくれるなんて、頼もしいわ」
「海瑠さん、例えやっちゃんでも、他の男を褒めるのは、僕、あまり面白くない」
「え!? やっちゃんとはそういう関係じゃないのよ。奏歌くんも分かっているでしょう?」
「ちょっと妬ける」
ほっぺたをぷっくりと膨らませる奏歌くんに対して私が感じるのは、可愛さしかなかった。茉優ちゃんという将来を約束したひとがいると分かっている叔父さんにまで妬いてしまう奏歌くんは、どれだけ私のことが好きなのかとドキドキしてしまう。
雑誌社の男性相手に足ドンしたのもものすごく格好良かった。
ときめいている私に、百合が苦笑している。
「本当にダーリンと海瑠は仲がいいわね」
「それはもちろん」
「海瑠さんと僕は特別だから」
運命のひとだからとは言えないのだが、いつか私は百合に本当のことを打ち明けられる日が来るだろうか。そのことが心に引っかかっていた。
劇団の稽古場に着くと、連れてきた奏歌くんを見て美鳥さんと真月さんが笑顔で迎えてくれる。
「あの小さかった子がこんなに大きくなったんですか?」
「篠田さんが甥っ子だって連れて来たとき、まだ小学校にも入ってなかったんじゃないですか?」
微笑ましく迎えられた奏歌くんは、美鳥さんと真月さんに丁寧に頭を下げている。
「篠田奏歌です。お二人のことは舞台でも見てますし、ツアーでも一緒だったし、よく知っています。海瑠さんのことをよろしくお願いします」
「すごく礼儀正しいじゃないですか。紳士ですね」
「こちらこそよろしくお願いします」
「いつも美味しいお菓子をありがとうございます。ピンクグレープフルーツも美味しかったです」
百合が常々「ダーリン」と言っているのも、恋愛関係的な話ではなくて、親戚の子どもを可愛がっている程度のことなのだろうと美鳥さんと真月さんは思ってくれたようだ。普段から差し入れを欠かさない奏歌くんが美鳥さんと真月さんに受け入れられるのは当然のことだった。
食堂に行ってお弁当を広げる。奏歌くんと私のおかずは全く同じで、量が奏歌くんの方が少し多い。百合のお弁当もどこかおかずが似ているが、スパムが入っていたりするのがちょっと違う。
「百合さんのお弁当、兄さんのと似てるね」
「そ、そうなのよ。お弁当のレシピが分からなくて、簡単に作れるものを聞いたら教えてくれたの」
「百合さんは兄さんと仲がいいんだね」
「同じ舞台役者としてリスペクトし合う仲よ!」
奏歌くんの言葉に、百合が若干早口になっているような気がするが、それはなんでなのだろう。自分でお弁当を作り始めたが、奏歌くんには敵わないことが恥ずかしいのだろうか。
「百合、気にすることないわよ。奏歌くんは完璧な男の子で、百合がお弁当作りがちょっと苦手でもコンプレックスを抱く必要はないわ」
「そうですよ、百合さんは作ってるだけでも偉い!」
「私は今日も食堂のおすすめ定食ですからね」
私がフォローを入れると美鳥さんと真月さんもすかさずフォローを入れてくる。
「そうね、面倒だけどよく頑張ってくれて……いや、我ながらよく頑張ってると思うわ」
「百合偉いよ」
「と、当然ね!」
やっぱり百合の挙動が妙におかしいのは、お弁当に対して奏歌くんに敵わないという思いがあるからだろうか。奏歌くんの方が小さな頃から作っているのだし、年は下でもお弁当を作った年月は長いのだから敵わなくても仕方がない。
百合を慰めてお昼ご飯の時間は終わった。
休憩が終わると奏歌くんは帰ると言い出す。
「稽古を見ちゃうと本番の楽しみが半減するし、勉強道具も持って来なかったから、電車で帰るね」
「気を付けて帰ってね」
「寒くないようにね、ダーリン」
季節は一月の終わりで一番寒い時期だ。奏歌くんはコートを着てマフラーも巻いて、劇団の稽古場から出て行った。見送った後は私はバレンタインのお茶会とディナーショーの稽古をして、百合は百合で女役トップスターとしてのバレンタインのお茶会とディナーショーの稽古に行った。
女役トップスターと男役トップスターはバレンタインデーやホワイトデーのお茶会やディナーショーは別々に開催するし、誕生日も当然違うので、誕生日のお茶会とディナーショーも別々に開催する。
お誕生日のお茶会とディナーショーはゲストとして出演することがあるが、私はまだ百合のお誕生日のお茶会とディナーショーに出たことがなかった。ゲスト出演のオファーがあればいつでも受け入れるつもりだったが、男役トップスターが女役トップスターの舞台に出ると、女役トップスターの影が薄くなるとかいう理由で、代々女役トップスターのお誕生日のお茶会とディナーショーには誘われないという風習があった。
百合は私よりも長くトップスターを務めているし、同じ年だが貫禄もあるので、私が出ても構わないと思うのだが、頭の固い経営陣はそうは思っていないのかもしれない。次の百合の誕生日には申し出てみようかと私は考えていた。
稽古が終わると私はマンションの部屋に帰る。玄関のドアを開けると、奏歌くんの姿はなかった。
どういうことなのだろう。
心配になって携帯電話を確認すると、メッセージが入っている。
『帰る途中で気分が悪くなって、自分の家に帰ったら熱があったので、今日は海瑠さんの部屋には寄りません。インフルエンザかもしれないので、海瑠さん、百合さんと美鳥さんと真月さんには気を付けるように言っておいてください』
奏歌くんがインフルエンザに罹ったかもしれない。
私は携帯電話を取り落としそうになってしまった。
インフルエンザが中学校で流行っていると聞いていたが、奏歌くんも罹患していたなんて。
百合と美鳥さんと真月さんにはすぐに連絡を入れて、インフルエンザに気を付けるように伝えてから、私は立ち尽くしてしまった。
「どうしよう、明日休みをもらったのに」
有休を申請してしまったが、奏歌くんはインフルエンザかもしれないので部屋に来ることはできない。私がお見舞いに行ってもいいのだが、奏歌くんに気を遣わせてしまうだろう。
空いてしまった明日の休みをどう過ごすかと、奏歌くんが心配なことが合わさって、私は混乱の中にいた。
落ち着かないまま迎えた夜には、美歌さんからメッセージが入ってきた。
『奏歌、調べたらインフルエンザじゃなかったです。ただの風邪みたいです。百合さんたちにもそうお伝えください』
インフルエンザではなかったのならばよかった。
予防接種も受けていたと言っていたし、奏歌くんはインフルエンザには罹らなかったようだ。心から安心して百合と美鳥さんと真月さんにメッセージを入れると、それぞれに安心した旨と、お見舞いの言葉をもらった。
「ただの風邪なら、お見舞いに行っていいはず!」
明日の休み、私は奏歌くんのお見舞いに行くことを決意する。
インフルエンザならば罹ってしまうと劇団のみんなに迷惑をかけるが、インフルエンザではないなら問題はないはずだ。
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