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ヴォルフラム(攻め)視点
14.指輪と二度目の結婚式
かつては借金があったので宝飾店には関係がなかったバルテル侯爵家だが、借金もなくなって事業も立て直して収入も安定しているので、宝飾店の店主を呼ぶことができるようになった。
ハインケス子爵家にいたころには、父が母のために宝飾店の店主を呼ぶことはあったが、自分では呼んだことがないのでヴォルフラムも初めての経験である。
客間に呼ばれた宝飾店の店主は指輪を買いたいと言ってあるので、テーブルの上に指輪の乗った箱をいくつも並べていた。
男性用の指輪なので幅広のものが多く、装飾は抑えめなものが多い。大きな宝石がついているものなどは普段使いしにくいので、装飾が少ないものが多いことにはヴォルフラムは安心していた。
「男性同士のご夫夫ですと、こちらなど人気です」
店主が見せてきたのは角ばった幅広の指輪に小さなダイアモンドが埋め込まれたものだった。
「ダイアモンドは永遠の愛を象徴すると言われています。いかがでしょう?」
「エメラルドはあるか?」
「エメラルドですか? こちらにございます」
アレクシスが要望を言ったので、店主がそれにすぐに応える。エメラルドの埋め込まれた指輪に手を伸ばしたアレクシスが、小さなエメラルドの粒を見つめているのに、ヴォルフラムはアレクシスの意図に気付いた。
「チョーカーとお揃いにしてくれるのか?」
「いけませんか? エメラルドなら、ヴィーの目の色と似ていて、ヴィーに守られているような気分になります」
それに、とアレクシスが続ける。
「このチョーカーはヴィーからの初めてのプレゼントなので」
大ぶりのエメラルドが飾られた黒いチョーカーを撫でるアレクシスの武骨な指に、ヴォルフラムは今すぐにでもアレクシスを押し倒したいような気分になった。欲望を抑えて、ヴォルフラムは店主に聞く。
「それなら、おれはアメジストがいいな。アメジストはないか?」
「こちらにございます」
ヴォルフラムとアレクシスの容貌は先にチェックしていたのだろう。アメジストの埋め込まれた指輪を差し出してきた店主が、それ以外に違う指輪も見せてくる。
「こちらはパープルサファイアというとても珍しい紫色のサファイアです。お気に召すのではないかとお持ちしました」
パープルサファイアを見ていると、確かにアレクシスの目の色のようで惹かれる。
偶然デザインが一緒だったパープルサファイアの指輪とエメラルドの指輪を、それぞれヴォルフラムとアレクシスの指にはめてみると、サイズもぴったりだった。
「こんな偶然があるものなのだな」
「わたしの手は大きいのでサイズがないかと思いました」
「バルテル侯爵様よりも太っていてサイズの大きな方はどれだけでもいます。今回、バルテル侯爵様とバルテル伯爵様の体格をお聞きして、サイズをある程度検討を付けて持ってまいりました」
店主の気遣いのおかげで、ヴォルフラムにもアレクシスにもぴったりの指輪を手に入れることができた。支払いを終えると、店主がビロードの箱に指輪を並べて入れてくれて、ヴォルフラムに手渡してくれた。
「どうか、お幸せに」
「ありがとう」
指輪を受け取って、ヴォルフラムとアレクシスは結婚式の準備を終えたのだった。
半月後、バルテル侯爵家でヴォルフラムとアレクシスの二度目の結婚式が行われた。
一度目の結婚式では、誓いのキスもしなかったし、婚姻届けにサインをしただけで、ヴォルフラムは先に結婚式から退出してしまった。誓いのキスをしてもらえなかったことに拗ねていたのもあったし、アレクシスが自分を一度も真っすぐに見なかったのもつらかった。
今回の結婚式はそんなことはない。
アレクシスの手を取って広間の奥まで連れて行くと、ヴォルフラムの父であるハインケス子爵が見届け人になってくれた。
「わたし、アレクシス・バルテルは、ヴォルフラム・バルテルを生涯の伴侶とし、健やかなるときも病めるときも、共に歩み、死が二人を別つまで愛し合うことを誓います」
「わたし、ヴォルフラム・バルテルは、アレクシス・バルテルを生涯の伴侶とし、健やかなるときも病めるときも、共に歩み、死が二人を別つまで愛し合うことを誓います」
二人で誓いの言葉を述べると、ハインケス子爵が二人を促す。
「それでは、誓いのキスを」
アレクシスが手を伸ばす前にヴォルフラムはアレクシスの頬に手を添えて、背伸びをしてアレクシスの唇に口付けていた。
参列しているヴォルフラムの母や兄や学友から拍手が沸き起こる。
「指輪の交換を」
ハインケス子爵に促されて、ヴォルフラムはアレクシスの左手の薬指にエメラルドの埋め込まれた指輪を通し、アレクシスはヴォルフラムの左手の薬指にパープルサファイアの埋め込まれた指輪を通してくれる。
パープルサファイアという宝石を知らなかったが、アメジストよりも透明度が高く、アレクシスの目の色によく似ていた。エメラルドは少し青みがかっていて、ヴォルフラムの目の色にそっくりである。
この後は披露宴で大食堂に移動して晩餐会をするのだが、アレクシスがヴォルフラムの腕を引いた。
逞しいアレクシスの胸に抱き寄せられたかと思うと、アレクシスはヴォルフラムの膝裏に腕を差し込んで、背中に手を添えて、抱き上げてしまう。
「ヴォルフラム、花嫁みたいだな!」
「お似合いだぞ、ヴォルフラム!」
学友がからかう声も聞こえたが、アレクシスがこれだけ周囲にヴォルフラムとの仲を見せつけるようなことをしてくれるのが嬉しくて、ヴォルフラムは花嫁よろしく抱き上げられたまま大食堂まで連れて行ってもらった。
「ヴォルフラム様、すみません。興奮して、つい」
「気にしなくていいよ、アレク。あなたがあんな大胆なことをしてくれるだなんて、嬉しかった」
顔立ちも美しいと言われることが多く、髪も長く伸ばしているヴォルフラムは逞しく長身のアレクシスの横にいたら女性的にも見えてしまうだろう。決して細いわけでも儚いわけでもないが、アレクシスが規格外すぎるのだ。
「アレクシス、愛してる」
「ヴォルフラム様」
姫抱きから降ろしてもらうときに、見せつけるように頬に口付けたら、参列客から歓声が上がった。
「本当にラブラブになって!」
「おめでとう! よかったな、ヴォルフラム!」
一回目の結婚式とは比べ物にならない二人の様子に、周囲もお祝いしてくれているようだった。
食事を終えて広間に戻ると、音楽隊がダンスの曲を奏で始める。
ヴォルフラムは当然、アレクシスを誘った。
「アレク、踊ろう」
「はい、ヴォルフラム様」
公の場では「ヴィー」と呼ぶのを控えてくれているアレクシス。「ヴィー」と呼ばれると、ヴォルフラムの両親や兄たちがどうしてもヴォルフラムが女装させられていたころのことを思い出すのでお願いしたのだった。
「こんな結婚式なら悪くないな。毎年してもいい」
「毎年結婚式をする夫夫はいませんよ」
「そうかな?」
そんなことを話しながら、アレクシスが女性側のステップを踏んで踊ってくれるが、堂々と踊っているので少しもおかしくはない。ヴォルフラムも女性側のステップを踏んで踊って構わなかったのだが、アレクシスは自分がオメガということでダンスはヴォルフラムに譲ってくれていた。
「アレクシス様、おめでとうございます」
「エメリーヌ殿下、ありがとうございます」
「アレクシス様はオメガなのですよね? このように格好いいオメガの方は初めて見ました。とても素敵でした」
第三王子のフィリップが連れてきている婚約者のエメリーヌはアレクシスに賛辞を送っている。
「エメリーヌ、妬けるのだけれど」
「フィリップったら、わたくしがアレクシス様と何か起きるはずはありませんわ。アレクシス様はヴォルフラム様のことしか見ていらっしゃらないし、ヴォルフラム様もアレクシス様に夢中ですし」
ころころと笑うエメリーヌに、フィリップがアレクシスに話しかける。
「ヴォルフラムは学生時代からずっとあなたのことを想っていたのだ。どうか、その想いを受け取って、幸せにしてやってほしい」
「フィリップ殿下、わたしの方がヴォルフラム様に幸せにしてもらっているのです」
「アレクシス殿……」
「わたしは政略結婚で愛のない夫婦の間に生まれました。貴族の結婚とは全てこのような愛のないものだと信じていたのです。そんなわたしにヴォルフラム様は辛抱強く愛を教え、想いを告げてくれました。ヴォルフラム様なくしてわたしはもう生きられません」
淡い笑みを浮かべてそんなことを口にするアレクシスに、ヴォルフラムは愛おしさが募る。
「それならよかった。ヴォルフラム、アレクシス殿を大事にしろよ?」
「言われずとも」
フィリップに学友の親しさで返事をすると、背中を叩かれて鼓舞された。
ハインケス子爵家にいたころには、父が母のために宝飾店の店主を呼ぶことはあったが、自分では呼んだことがないのでヴォルフラムも初めての経験である。
客間に呼ばれた宝飾店の店主は指輪を買いたいと言ってあるので、テーブルの上に指輪の乗った箱をいくつも並べていた。
男性用の指輪なので幅広のものが多く、装飾は抑えめなものが多い。大きな宝石がついているものなどは普段使いしにくいので、装飾が少ないものが多いことにはヴォルフラムは安心していた。
「男性同士のご夫夫ですと、こちらなど人気です」
店主が見せてきたのは角ばった幅広の指輪に小さなダイアモンドが埋め込まれたものだった。
「ダイアモンドは永遠の愛を象徴すると言われています。いかがでしょう?」
「エメラルドはあるか?」
「エメラルドですか? こちらにございます」
アレクシスが要望を言ったので、店主がそれにすぐに応える。エメラルドの埋め込まれた指輪に手を伸ばしたアレクシスが、小さなエメラルドの粒を見つめているのに、ヴォルフラムはアレクシスの意図に気付いた。
「チョーカーとお揃いにしてくれるのか?」
「いけませんか? エメラルドなら、ヴィーの目の色と似ていて、ヴィーに守られているような気分になります」
それに、とアレクシスが続ける。
「このチョーカーはヴィーからの初めてのプレゼントなので」
大ぶりのエメラルドが飾られた黒いチョーカーを撫でるアレクシスの武骨な指に、ヴォルフラムは今すぐにでもアレクシスを押し倒したいような気分になった。欲望を抑えて、ヴォルフラムは店主に聞く。
「それなら、おれはアメジストがいいな。アメジストはないか?」
「こちらにございます」
ヴォルフラムとアレクシスの容貌は先にチェックしていたのだろう。アメジストの埋め込まれた指輪を差し出してきた店主が、それ以外に違う指輪も見せてくる。
「こちらはパープルサファイアというとても珍しい紫色のサファイアです。お気に召すのではないかとお持ちしました」
パープルサファイアを見ていると、確かにアレクシスの目の色のようで惹かれる。
偶然デザインが一緒だったパープルサファイアの指輪とエメラルドの指輪を、それぞれヴォルフラムとアレクシスの指にはめてみると、サイズもぴったりだった。
「こんな偶然があるものなのだな」
「わたしの手は大きいのでサイズがないかと思いました」
「バルテル侯爵様よりも太っていてサイズの大きな方はどれだけでもいます。今回、バルテル侯爵様とバルテル伯爵様の体格をお聞きして、サイズをある程度検討を付けて持ってまいりました」
店主の気遣いのおかげで、ヴォルフラムにもアレクシスにもぴったりの指輪を手に入れることができた。支払いを終えると、店主がビロードの箱に指輪を並べて入れてくれて、ヴォルフラムに手渡してくれた。
「どうか、お幸せに」
「ありがとう」
指輪を受け取って、ヴォルフラムとアレクシスは結婚式の準備を終えたのだった。
半月後、バルテル侯爵家でヴォルフラムとアレクシスの二度目の結婚式が行われた。
一度目の結婚式では、誓いのキスもしなかったし、婚姻届けにサインをしただけで、ヴォルフラムは先に結婚式から退出してしまった。誓いのキスをしてもらえなかったことに拗ねていたのもあったし、アレクシスが自分を一度も真っすぐに見なかったのもつらかった。
今回の結婚式はそんなことはない。
アレクシスの手を取って広間の奥まで連れて行くと、ヴォルフラムの父であるハインケス子爵が見届け人になってくれた。
「わたし、アレクシス・バルテルは、ヴォルフラム・バルテルを生涯の伴侶とし、健やかなるときも病めるときも、共に歩み、死が二人を別つまで愛し合うことを誓います」
「わたし、ヴォルフラム・バルテルは、アレクシス・バルテルを生涯の伴侶とし、健やかなるときも病めるときも、共に歩み、死が二人を別つまで愛し合うことを誓います」
二人で誓いの言葉を述べると、ハインケス子爵が二人を促す。
「それでは、誓いのキスを」
アレクシスが手を伸ばす前にヴォルフラムはアレクシスの頬に手を添えて、背伸びをしてアレクシスの唇に口付けていた。
参列しているヴォルフラムの母や兄や学友から拍手が沸き起こる。
「指輪の交換を」
ハインケス子爵に促されて、ヴォルフラムはアレクシスの左手の薬指にエメラルドの埋め込まれた指輪を通し、アレクシスはヴォルフラムの左手の薬指にパープルサファイアの埋め込まれた指輪を通してくれる。
パープルサファイアという宝石を知らなかったが、アメジストよりも透明度が高く、アレクシスの目の色によく似ていた。エメラルドは少し青みがかっていて、ヴォルフラムの目の色にそっくりである。
この後は披露宴で大食堂に移動して晩餐会をするのだが、アレクシスがヴォルフラムの腕を引いた。
逞しいアレクシスの胸に抱き寄せられたかと思うと、アレクシスはヴォルフラムの膝裏に腕を差し込んで、背中に手を添えて、抱き上げてしまう。
「ヴォルフラム、花嫁みたいだな!」
「お似合いだぞ、ヴォルフラム!」
学友がからかう声も聞こえたが、アレクシスがこれだけ周囲にヴォルフラムとの仲を見せつけるようなことをしてくれるのが嬉しくて、ヴォルフラムは花嫁よろしく抱き上げられたまま大食堂まで連れて行ってもらった。
「ヴォルフラム様、すみません。興奮して、つい」
「気にしなくていいよ、アレク。あなたがあんな大胆なことをしてくれるだなんて、嬉しかった」
顔立ちも美しいと言われることが多く、髪も長く伸ばしているヴォルフラムは逞しく長身のアレクシスの横にいたら女性的にも見えてしまうだろう。決して細いわけでも儚いわけでもないが、アレクシスが規格外すぎるのだ。
「アレクシス、愛してる」
「ヴォルフラム様」
姫抱きから降ろしてもらうときに、見せつけるように頬に口付けたら、参列客から歓声が上がった。
「本当にラブラブになって!」
「おめでとう! よかったな、ヴォルフラム!」
一回目の結婚式とは比べ物にならない二人の様子に、周囲もお祝いしてくれているようだった。
食事を終えて広間に戻ると、音楽隊がダンスの曲を奏で始める。
ヴォルフラムは当然、アレクシスを誘った。
「アレク、踊ろう」
「はい、ヴォルフラム様」
公の場では「ヴィー」と呼ぶのを控えてくれているアレクシス。「ヴィー」と呼ばれると、ヴォルフラムの両親や兄たちがどうしてもヴォルフラムが女装させられていたころのことを思い出すのでお願いしたのだった。
「こんな結婚式なら悪くないな。毎年してもいい」
「毎年結婚式をする夫夫はいませんよ」
「そうかな?」
そんなことを話しながら、アレクシスが女性側のステップを踏んで踊ってくれるが、堂々と踊っているので少しもおかしくはない。ヴォルフラムも女性側のステップを踏んで踊って構わなかったのだが、アレクシスは自分がオメガということでダンスはヴォルフラムに譲ってくれていた。
「アレクシス様、おめでとうございます」
「エメリーヌ殿下、ありがとうございます」
「アレクシス様はオメガなのですよね? このように格好いいオメガの方は初めて見ました。とても素敵でした」
第三王子のフィリップが連れてきている婚約者のエメリーヌはアレクシスに賛辞を送っている。
「エメリーヌ、妬けるのだけれど」
「フィリップったら、わたくしがアレクシス様と何か起きるはずはありませんわ。アレクシス様はヴォルフラム様のことしか見ていらっしゃらないし、ヴォルフラム様もアレクシス様に夢中ですし」
ころころと笑うエメリーヌに、フィリップがアレクシスに話しかける。
「ヴォルフラムは学生時代からずっとあなたのことを想っていたのだ。どうか、その想いを受け取って、幸せにしてやってほしい」
「フィリップ殿下、わたしの方がヴォルフラム様に幸せにしてもらっているのです」
「アレクシス殿……」
「わたしは政略結婚で愛のない夫婦の間に生まれました。貴族の結婚とは全てこのような愛のないものだと信じていたのです。そんなわたしにヴォルフラム様は辛抱強く愛を教え、想いを告げてくれました。ヴォルフラム様なくしてわたしはもう生きられません」
淡い笑みを浮かべてそんなことを口にするアレクシスに、ヴォルフラムは愛おしさが募る。
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