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五章 十六歳の性教育
20.ロヴィーサ嬢の曾お祖父様
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お祖父様とお祖母様とダミアーン伯父上に別れを告げて、僕はロヴィーサ嬢を迎えに行った。魔法石で移動するのでコートやマフラーは宰相家に置いていたが、玄関前で待っている間に寒くて凍えそうだった。
ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢は二人して出て来てくれて、僕を迎えてくれた。
「エド殿下、気持ちは落ち着かれましたか?」
「はい。お祖父様とお祖母様とダミアーン伯父上と話したら、落ち着きました」
特にお祖父様とお祖母様の話は僕の心に希望をもたらした。
人間の血が入っている僕が魔族の中では寿命が短いこと、魔族の血が入っているロヴィーサ嬢が人間の中では寿命が長いことを聞けたのは、本当に有意義だった。
おかげで僕は絶望の淵から這い上がれた。
「ロヴィーサ嬢と僕の寿命が違ったとしても、いつ訪れるか分からない死を怖がるよりも、今生きているロヴィーサ嬢を愛そうと決めました」
「エド殿下、嬉しいです。わたくしもお慕いしております」
手を取って僕の目を見上げて微笑むロヴィーサ嬢の目に、涙の膜が張っているような気がするのは、きっと気のせいではない。僕もお祖父様とお祖母様の前で泣いてしまったくらい、この問題は僕とロヴィーサ嬢の前には深くのしかかっていた。
「お祖父様とお祖母様は仰いました。僕は人間の血が入っているので魔族の中では寿命は短い方ではないのかと。そして、ロヴィーサ嬢は魔族の血が入っているので、寿命が長い方ではないのかと」
「そうなのですね。エド殿下と過ごせる時間が少しでも長くなるのは幸せなことです」
ロヴィーサ嬢と手を取り合って喜んでいると、セシーリア嬢が僕とロヴィーサ嬢にソファを勧めてくれる。長居はするつもりはなかったけれど、僕も少しだけセシーリア嬢と話したかった。
「ロヴィーサ嬢とどんなことを話していたのですか?」
「書庫のレシピのことですが、ロヴィーサ嬢がわたくしに打ち明けてくださったのです」
「何をですか?」
「レシピが増えているのではないかということです」
書庫のレシピが増えている。
その件に関して、僕は今日お祖父様とお祖母様から頂いた情報で思い至ることがあった。
「ロヴィーサ嬢の曾お祖父様は、生きていらっしゃるんじゃないですか?」
そう口にしてロヴィーサ嬢とセシーリア嬢を見ると、二人とも頷いている。
「わたくしたちも、先ほどその話をしていたのです」
「ロヴィーサ嬢に魔族の寿命を聞かれて、わたくしは人間の二倍から三倍と答えました。そうしたら、ロヴィーサ嬢がレシピが増えていることを打ち明けてくれたのです」
「わたくしも、曾お祖父様は生きていらっしゃるのではないかと思っているのです。わたくしの父上のようにどこかに静かに引きこもって暮らしていて、時々ミエト家の書庫を秘密で訪れているのではないかと思います」
書庫のレシピが増えていることと、魔族の寿命を考えると、ロヴィーサ嬢の曾お祖父様が生きていても全くおかしくないことに僕は気付く。
生きていないことの方がおかしい気がしてくる。
「ロヴィーサ嬢の曾お祖父様はどこにいらっしゃるんでしょう。お会いしてみたいです」
「わたくしもお会いしたいです。わたくしが生まれたときには曾祖母は亡くなっていて、曾祖父もいませんでした。祖母から曾祖母が亡くなったことは聞いたのですが、曾祖父がどうなったかを聞いていないことを思い出したのです」
人間の年齢ならば当然亡くなっているだろうが、ロヴィーサ嬢の曾お祖父様は魔族だ。生きていると思って間違いない。
「ロヴィーサ嬢、ミエト家に帰ったらお父上に聞いてみましょう」
「そうですね。父が知っているかもしれません」
ロヴィーサ嬢と約束をして、僕は宰相家を辞した。
ミエト家に戻るとロヴィーサ嬢がお茶の用意をしてくれる。王城ではお茶は飲んだけれど、焼き菓子は食べていない僕はお腹が空いていた。
蜜柑のケーキはワンホールあって、切れば数人で食べられる。
「ロヴィーサ嬢、お父上を呼びましょう」
「はい」
ロヴィーサ嬢がお父上を呼ぶと、お父上は離れから出て来てくれた。
蜜柑のケーキを切りながらロヴィーサ嬢がお父上に問いかける。
「わたくし、セシーリア様とお話ししていたのですが、わたくしの曾お祖父様は生きているのではないかと思うのです」
「ロヴィーサ、そのことに気付いたのか。あの方は奥方を亡くされて、自分の娘も年老いて亡くなった事実に耐えられずに、魔族の国へ帰ろうとしていた。それを引き戻したのが、お前の母だよ」
「わたくしの母上が?」
「アマリアは自分がもう助からないことを知っていた。死んでいく自分の代わりにロヴィーサを見守ってほしいとあの方に手紙を書いたのだ」
妻と娘を亡くし、一度は魔族の国に戻ったロヴィーサ嬢の曾お祖父様を、この国に引き戻したのはロヴィーサ嬢のお母上だった。
お母上は病に倒れ、病が発覚したときにはもう助からないくらい進行していたと聞いている。最期の頼みとして孫からの手紙を受け取ったロヴィーサ嬢の曾お祖父様は、この国に戻ってくる決意をしたのだろう。
「それでは、父上は曾お祖父様の居場所を知っているのですね?」
「知っているも何も、離れの棟で一緒に暮らしている」
「えぇ!?」
ロヴィーサ嬢のお母上が亡くなって曾お祖父様が戻って来てからもう八年にもなる。八年間もロヴィーサ嬢のお父上は秘密を守り続けたことになる。
「会わせてください! 父上、曾お祖父様に会わせてください」
「いつかこんな日が来ると思っていた。呼んでこよう」
まさかずっとロヴィーサ嬢のお父上と同じ離れの棟にロヴィーサ嬢の曾お祖父様がいらっしゃったなんて、考えもしなかった。お父上はお一人で寂しくないかとずっと思っていたのだが、ロヴィーサ嬢の曾お祖父様がご一緒だったのだ。
離れの棟に戻って、もう一度やって来たお父上は、僕と同じで長い髪の右横を三つ編みにして、残りを流した背の高い男性を連れてきた。年の頃は僕の魔族のお祖父様と同じくらいに見えて、人間にすれば父上よりも少し若いくらいだろうか。
青みを帯びた灰色の髪にロヴィーサ嬢と同じ海よりも深い青い目をしている。
「ロヴィーサだね」
「曾お祖父様ですか?」
「クラース・エスコラだ。私の愛したマリッカによく似ているね」
「マリッカ……曾お祖母様のお名前!」
「マリッカも美しい黒髪だった。目は私に似たようだね」
ロヴィーサ嬢の曾お祖父様は長身によく合うスーツを着ていて、手には白い手袋を付けていた。その手でロヴィーサ嬢の髪を撫で、頬を撫でる仕草は、娘を愛する父親のような雰囲気を纏っていた。
「クラース曾お祖父様、わたくしの婚約者のエドヴァルド殿下です」
「エドヴァルド・ナーラライネンです。ロヴィーサ嬢を愛しています」
「ロヴィーサが魔族の王子と婚約したと聞いて、私の出番だと思ったよ。気付かれないように書庫のレシピを増やしていた」
「わたくし、それに気付いたのですよ。前になかった新しいレシピが増えていると思ったのです」
「そうか。気付かれていたのか。私のレシピを有効活用してくれているようで嬉しいよ」
クラース殿の言葉に僕は急いで頭を下げる。
「僕のためだったのですね。ありがとうございます」
「エドヴァルド殿下が魔族と聞いて、私はお妃様が亡くなった原因を思い出したのです。私は自分でモンスターを捌いて食べることができましたが、お妃様はモンスターを食べないことを決めてこの国に嫁いできた。エドヴァルド殿下を死なせるわけにはいかない。そう思ってレシピを充実させることを考えたのです」
「お陰様で僕は健康になりました。ロヴィーサ嬢にたくさん美味しいものを食べさせてもらっています」
僕よりも頭半分以上高い位置にあるクラース殿の顔を見上げて言えば、クラース殿が穏やかに微笑む。父上のような包容力のある微笑みに、僕は安堵する。
「クラース曾お祖父様は食べ物に困っていませんか?」
「実は、厨房からモンスターの肉をいただいていることがあるよ」
「そうだったのですね。いつでも持って行ってください」
どこまでも穏やかなクラース殿も妻や娘や孫の死を乗り越えてきた。
ミエト家にクラース殿がいるのならば、僕は相談相手として頼れるのではないだろうかと思い始めていた。
ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢は二人して出て来てくれて、僕を迎えてくれた。
「エド殿下、気持ちは落ち着かれましたか?」
「はい。お祖父様とお祖母様とダミアーン伯父上と話したら、落ち着きました」
特にお祖父様とお祖母様の話は僕の心に希望をもたらした。
人間の血が入っている僕が魔族の中では寿命が短いこと、魔族の血が入っているロヴィーサ嬢が人間の中では寿命が長いことを聞けたのは、本当に有意義だった。
おかげで僕は絶望の淵から這い上がれた。
「ロヴィーサ嬢と僕の寿命が違ったとしても、いつ訪れるか分からない死を怖がるよりも、今生きているロヴィーサ嬢を愛そうと決めました」
「エド殿下、嬉しいです。わたくしもお慕いしております」
手を取って僕の目を見上げて微笑むロヴィーサ嬢の目に、涙の膜が張っているような気がするのは、きっと気のせいではない。僕もお祖父様とお祖母様の前で泣いてしまったくらい、この問題は僕とロヴィーサ嬢の前には深くのしかかっていた。
「お祖父様とお祖母様は仰いました。僕は人間の血が入っているので魔族の中では寿命は短い方ではないのかと。そして、ロヴィーサ嬢は魔族の血が入っているので、寿命が長い方ではないのかと」
「そうなのですね。エド殿下と過ごせる時間が少しでも長くなるのは幸せなことです」
ロヴィーサ嬢と手を取り合って喜んでいると、セシーリア嬢が僕とロヴィーサ嬢にソファを勧めてくれる。長居はするつもりはなかったけれど、僕も少しだけセシーリア嬢と話したかった。
「ロヴィーサ嬢とどんなことを話していたのですか?」
「書庫のレシピのことですが、ロヴィーサ嬢がわたくしに打ち明けてくださったのです」
「何をですか?」
「レシピが増えているのではないかということです」
書庫のレシピが増えている。
その件に関して、僕は今日お祖父様とお祖母様から頂いた情報で思い至ることがあった。
「ロヴィーサ嬢の曾お祖父様は、生きていらっしゃるんじゃないですか?」
そう口にしてロヴィーサ嬢とセシーリア嬢を見ると、二人とも頷いている。
「わたくしたちも、先ほどその話をしていたのです」
「ロヴィーサ嬢に魔族の寿命を聞かれて、わたくしは人間の二倍から三倍と答えました。そうしたら、ロヴィーサ嬢がレシピが増えていることを打ち明けてくれたのです」
「わたくしも、曾お祖父様は生きていらっしゃるのではないかと思っているのです。わたくしの父上のようにどこかに静かに引きこもって暮らしていて、時々ミエト家の書庫を秘密で訪れているのではないかと思います」
書庫のレシピが増えていることと、魔族の寿命を考えると、ロヴィーサ嬢の曾お祖父様が生きていても全くおかしくないことに僕は気付く。
生きていないことの方がおかしい気がしてくる。
「ロヴィーサ嬢の曾お祖父様はどこにいらっしゃるんでしょう。お会いしてみたいです」
「わたくしもお会いしたいです。わたくしが生まれたときには曾祖母は亡くなっていて、曾祖父もいませんでした。祖母から曾祖母が亡くなったことは聞いたのですが、曾祖父がどうなったかを聞いていないことを思い出したのです」
人間の年齢ならば当然亡くなっているだろうが、ロヴィーサ嬢の曾お祖父様は魔族だ。生きていると思って間違いない。
「ロヴィーサ嬢、ミエト家に帰ったらお父上に聞いてみましょう」
「そうですね。父が知っているかもしれません」
ロヴィーサ嬢と約束をして、僕は宰相家を辞した。
ミエト家に戻るとロヴィーサ嬢がお茶の用意をしてくれる。王城ではお茶は飲んだけれど、焼き菓子は食べていない僕はお腹が空いていた。
蜜柑のケーキはワンホールあって、切れば数人で食べられる。
「ロヴィーサ嬢、お父上を呼びましょう」
「はい」
ロヴィーサ嬢がお父上を呼ぶと、お父上は離れから出て来てくれた。
蜜柑のケーキを切りながらロヴィーサ嬢がお父上に問いかける。
「わたくし、セシーリア様とお話ししていたのですが、わたくしの曾お祖父様は生きているのではないかと思うのです」
「ロヴィーサ、そのことに気付いたのか。あの方は奥方を亡くされて、自分の娘も年老いて亡くなった事実に耐えられずに、魔族の国へ帰ろうとしていた。それを引き戻したのが、お前の母だよ」
「わたくしの母上が?」
「アマリアは自分がもう助からないことを知っていた。死んでいく自分の代わりにロヴィーサを見守ってほしいとあの方に手紙を書いたのだ」
妻と娘を亡くし、一度は魔族の国に戻ったロヴィーサ嬢の曾お祖父様を、この国に引き戻したのはロヴィーサ嬢のお母上だった。
お母上は病に倒れ、病が発覚したときにはもう助からないくらい進行していたと聞いている。最期の頼みとして孫からの手紙を受け取ったロヴィーサ嬢の曾お祖父様は、この国に戻ってくる決意をしたのだろう。
「それでは、父上は曾お祖父様の居場所を知っているのですね?」
「知っているも何も、離れの棟で一緒に暮らしている」
「えぇ!?」
ロヴィーサ嬢のお母上が亡くなって曾お祖父様が戻って来てからもう八年にもなる。八年間もロヴィーサ嬢のお父上は秘密を守り続けたことになる。
「会わせてください! 父上、曾お祖父様に会わせてください」
「いつかこんな日が来ると思っていた。呼んでこよう」
まさかずっとロヴィーサ嬢のお父上と同じ離れの棟にロヴィーサ嬢の曾お祖父様がいらっしゃったなんて、考えもしなかった。お父上はお一人で寂しくないかとずっと思っていたのだが、ロヴィーサ嬢の曾お祖父様がご一緒だったのだ。
離れの棟に戻って、もう一度やって来たお父上は、僕と同じで長い髪の右横を三つ編みにして、残りを流した背の高い男性を連れてきた。年の頃は僕の魔族のお祖父様と同じくらいに見えて、人間にすれば父上よりも少し若いくらいだろうか。
青みを帯びた灰色の髪にロヴィーサ嬢と同じ海よりも深い青い目をしている。
「ロヴィーサだね」
「曾お祖父様ですか?」
「クラース・エスコラだ。私の愛したマリッカによく似ているね」
「マリッカ……曾お祖母様のお名前!」
「マリッカも美しい黒髪だった。目は私に似たようだね」
ロヴィーサ嬢の曾お祖父様は長身によく合うスーツを着ていて、手には白い手袋を付けていた。その手でロヴィーサ嬢の髪を撫で、頬を撫でる仕草は、娘を愛する父親のような雰囲気を纏っていた。
「クラース曾お祖父様、わたくしの婚約者のエドヴァルド殿下です」
「エドヴァルド・ナーラライネンです。ロヴィーサ嬢を愛しています」
「ロヴィーサが魔族の王子と婚約したと聞いて、私の出番だと思ったよ。気付かれないように書庫のレシピを増やしていた」
「わたくし、それに気付いたのですよ。前になかった新しいレシピが増えていると思ったのです」
「そうか。気付かれていたのか。私のレシピを有効活用してくれているようで嬉しいよ」
クラース殿の言葉に僕は急いで頭を下げる。
「僕のためだったのですね。ありがとうございます」
「エドヴァルド殿下が魔族と聞いて、私はお妃様が亡くなった原因を思い出したのです。私は自分でモンスターを捌いて食べることができましたが、お妃様はモンスターを食べないことを決めてこの国に嫁いできた。エドヴァルド殿下を死なせるわけにはいかない。そう思ってレシピを充実させることを考えたのです」
「お陰様で僕は健康になりました。ロヴィーサ嬢にたくさん美味しいものを食べさせてもらっています」
僕よりも頭半分以上高い位置にあるクラース殿の顔を見上げて言えば、クラース殿が穏やかに微笑む。父上のような包容力のある微笑みに、僕は安堵する。
「クラース曾お祖父様は食べ物に困っていませんか?」
「実は、厨房からモンスターの肉をいただいていることがあるよ」
「そうだったのですね。いつでも持って行ってください」
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