179 / 180
最終章 王子と令嬢の結婚
29.初夜
しおりを挟む
「素晴らしい結婚式だった。参列者もみんな、満足していたと思う」
「お土産にマグロの好きな部位を持って帰れる結婚式なんてないですよ」
結婚式と披露宴の後で、着替えてエリアス兄上とユリウス義兄上と父上とエルランド兄上とセシーリア嬢と、僕とロヴィーサ嬢でサンルームでお茶をした。
招待客はもうみんな帰っていて、落ちかけた日がサンルームのガラスの壁からよく見えた。
僕もロヴィーサ嬢も心地よい疲労感に身を委ねてソファに座ってお茶を飲んでいた。
「やっぱりマグロの解体ショーはやってよかったでしょう?」
「セシーリア様の言う通りでしたわ。あんなに喜ばれるとは思いませんでした」
「ロヴィーサ様の家のパーティーはご馳走が出るので、皆様招待されたがっていると大評判なのですよ。目玉のマグロの解体ショーを味わえるなんて、最高だったと思いますわ」
「セシーリア様がするように強く勧めてくださったから、やれました。ありがとうございます」
ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢の話している様子に、僕とエルランド兄上はにやにやしてしまう。二人とも可愛くて仕方がない。
「白薔薇のブーケは誰かにあげたのか?」
父上の問いかけに、僕とロヴィーサ嬢は顔を見合わせた。
結婚式で花嫁のブーケを受け取った相手は次に結婚できるといわれているが、僕もロヴィーサ嬢もそんなことは気にしていなかった。
「わたくしのブーケはラウラ王女殿下に差し上げました」
「ラウラはロヴィーサ嬢のドレスを見てとても羨ましがっていたから、何かしてあげたいとロヴィーサ嬢が言ったので、ブーケをあげることを提案したのです」
「とても喜んでくれましたわ」
にこにこしているロヴィーサ嬢と僕の隣りで、セシーリア嬢は白薔薇のブーケを父上に差し出していた。
「わたくしのブーケは先帝陛下に受け取っていただきたいと思っております」
「私に?」
「この白薔薇は先帝陛下とお妃様の思い出の花。先帝陛下が受け取るのが一番と思います」
白薔薇のブーケを手渡されて父上は優しくそれを抱き締めていた。
「シーラの愛した花だ。ありがとう、セシーリア嬢」
「いいえ。これからは家族としてよろしくお願いします」
「そうだ、私のことは義父上と呼んで欲しい、セシーリア嬢も、ロヴィーサ嬢も」
「公の場では先帝陛下と呼ばせていただきますが、私的な場では義父上と呼ばせていただきますね」
「わたくしもそう致します」
セシーリア嬢もロヴィーサ嬢も、父上のことを義父上と呼ぶようにしたようだ。
家族とはこうやって増えていくのだと僕は胸が温かくなる思いだった。
ミエト家に帰ると、訪問者がいた。
アルマスとヘンリッキだ。
結婚式の場ではひとが多すぎて声をかけられなかったので、わざわざ来てくれたのだ。
「エドヴァルド殿下、結婚おめでとう。お誕生日もおめでとう」
「素晴らしい結婚式でした。ロヴィーサ様はお美しかったし、エドヴァルド殿下は格好よかったです」
アルマスとヘンリッキに言われて僕はアルマスの手を取る。
「アルマスが魔族の食料から毒素を抜く研究をしてくれなければ、僕はみんなと同じものを食べられていないし、あんな素敵な結婚式は挙げられなかった。本当にありがとう」
「あれはアクセリがモンスターを食べてみたいという食欲から出たものだよ。それがこんなにも役に立って、俺も嬉しい」
「ヘンリッキも、ずっと僕の友達でいてくれてありがとう。二人の結婚式も楽しみにしてるよ」
「ありがとうございます、エドヴァルド殿下。私たちの結婚式にもぜひおいでください」
「アルマス、ヘンリッキ、僕はもう殿下じゃないんだよ」
「あ、そうだ!」
「そうでした!」
僕はもうミエト家に臣籍降下している。
ミエト家の人間になっているのだ。王家の人間ではないので殿下ではない。
「これからはエドヴァルド様か。言い間違えそうだな」
「私も間違えそうです」
笑って言うアルマスとヘンリッキに、身分が変わっても僕とアルマスとヘンリッキの友情は変わらないのだと思わされた。
披露宴でたっぷりと食べていたので夜は軽めに済ませて、僕とロヴィーサ嬢は順番にシャワーを浴びた。
結婚式前から夫婦の寝室が用意されていたが、使うのは今日が初めてだ。
僕は淡い緑の薄い毛布を持って寝室に行き、ロヴィーサ嬢はドラゴンのぬいぐるみを持って寝室に来る。
お互いに毛布とぬいぐるみを持っていることに関して、笑いあったが、馬鹿にする気はなかった。
ベッドの枕元にロヴィーサ嬢がぬいぐるみを置いて、僕は毛布をベッドにかける。ロヴィーサ嬢が鬼の力の指輪をつけているのを確かめて、僕はロヴィーサ嬢の手を取った。
ロヴィーサ嬢の海より深い青い瞳が僕を映す。
「エド殿下……」
「もう殿下ではありません」
「エド様」
「ロヴィーサ……僕のロヴィーサ」
口付けるとロヴィーサ嬢は抵抗せずに僕を受け入れてくれる。ベッドの上にロヴィーサ嬢をそっと寝かせると、長い緩やかに波打つ黒髪がシーツの上に広がった。
瞼にキスをして、頬にキスをして、首筋にキスをして、腕から指先までキスを降らせる。
あえかなロヴィーサ嬢の唇から吐息が漏れる。
「ロヴィーサ、嫌ではないですか?」
「エド様のされることなら、嫌なことはないです」
健気なロヴィーサ嬢の言葉に僕は頭が熱くなって、煮えたようになってしまう。ぽとりと何かが落ちる気配がして、ロヴィーサ嬢が悲鳴を上げた。
「エド様、血が!」
「へ?」
興奮しすぎて、僕は鼻血を出してしまったようだ。
ロヴィーサ嬢が僕の鼻をティッシュで押さえて、膝枕をしてくれる。柔らかな感触とロヴィーサ嬢の甘い香りに、ますます興奮してしまいそうになる。
「今日は疲れているのかもしれませんね」
「初めてで、興奮しすぎました」
素直に僕が言えばロヴィーサ嬢が僕の頬にキスをしてくれる。
「大丈夫ですよ、エド様。わたくし、頑丈ですから」
「ですが、ロヴィーサ嬢……」
「エド様、わたくしを信じて」
鼻血はもう止まっていた。
ロヴィーサ嬢が僕の頬に手を当てて唇に唇を重ねる。
照れ屋だと思っていたロヴィーサ嬢がこんなに積極的になることがあるのだと驚いてしまったが、嬉しくて僕はされるがままになっている。
「エド様、お慕いしております」
「僕のロヴィーサ、愛しています」
温かなロヴィーサ嬢の肌に包まれて、僕はロヴィーサ嬢と結ばれた。
翌朝、僕が起きたときにはロヴィーサ嬢はもうベッドにはいなかった。着替えて厨房に行くと、ロヴィーサ嬢が朝ご飯を作ってくれている。
「起こしてくれてよかったのに」
「昨日はお疲れだったでしょうから、ゆっくり休んで欲しかったのです」
「あの……昨日は、ロヴィーサ嬢と結ばれることができてとても嬉しかったです」
「エド様、恥ずかしいです! そういうことは言わないでください!」
顔を真っ赤にしているロヴィーサ嬢は夜の積極的な姿とは全く違ったけれど、それもまた魅力的だった。
無事にロヴィーサ嬢と結ばれることができて、僕は完全に浮かれ切っていた。
朝ご飯も上の空になってしまうし、ずっとロヴィーサ嬢の姿だけを見詰めて何も手につかなかった。
「エド様、これからはわたくしと一緒にミエト家の所領を治めていくのです。わたくしがミエト家の当主ですが、エド様もわたくしの配偶者として、同じ公爵の地位を持ちます」
「分かりました。研究課程に通いながら、ロヴィーサ嬢と共にミエト家の領地を治めましょう」
口ではそう言っているものの、僕はロヴィーサ嬢から目が離せない。ずっと見詰めているのでロヴィーサ嬢は黒い睫毛を伏せて、俯いてしまった。
「そんなに見られると穴が空いてしまいます」
「え!? ロヴィーサ嬢に穴が空くのですか!?」
「例えです。恥ずかしいのです」
ロヴィーサ嬢がどれだけ美しく魅力的だったか、僕だけが知っている。僕しか知らないロヴィーサ嬢の姿があることが嬉しくて堪らない。
「ヘンリッキとアルマスの結婚式には、ぜひあのドレスを着て行ってください」
ウエディングドレスと同じ布で作られた美しいストレートラインのドレス。あれを着たロヴィーサ嬢もとても美しかった。
「ヘンリッキ様とアルマス様の結婚式が楽しみですね」
ロヴィーサ嬢は微笑んで顔を上げてくれた。
「お土産にマグロの好きな部位を持って帰れる結婚式なんてないですよ」
結婚式と披露宴の後で、着替えてエリアス兄上とユリウス義兄上と父上とエルランド兄上とセシーリア嬢と、僕とロヴィーサ嬢でサンルームでお茶をした。
招待客はもうみんな帰っていて、落ちかけた日がサンルームのガラスの壁からよく見えた。
僕もロヴィーサ嬢も心地よい疲労感に身を委ねてソファに座ってお茶を飲んでいた。
「やっぱりマグロの解体ショーはやってよかったでしょう?」
「セシーリア様の言う通りでしたわ。あんなに喜ばれるとは思いませんでした」
「ロヴィーサ様の家のパーティーはご馳走が出るので、皆様招待されたがっていると大評判なのですよ。目玉のマグロの解体ショーを味わえるなんて、最高だったと思いますわ」
「セシーリア様がするように強く勧めてくださったから、やれました。ありがとうございます」
ロヴィーサ嬢とセシーリア嬢の話している様子に、僕とエルランド兄上はにやにやしてしまう。二人とも可愛くて仕方がない。
「白薔薇のブーケは誰かにあげたのか?」
父上の問いかけに、僕とロヴィーサ嬢は顔を見合わせた。
結婚式で花嫁のブーケを受け取った相手は次に結婚できるといわれているが、僕もロヴィーサ嬢もそんなことは気にしていなかった。
「わたくしのブーケはラウラ王女殿下に差し上げました」
「ラウラはロヴィーサ嬢のドレスを見てとても羨ましがっていたから、何かしてあげたいとロヴィーサ嬢が言ったので、ブーケをあげることを提案したのです」
「とても喜んでくれましたわ」
にこにこしているロヴィーサ嬢と僕の隣りで、セシーリア嬢は白薔薇のブーケを父上に差し出していた。
「わたくしのブーケは先帝陛下に受け取っていただきたいと思っております」
「私に?」
「この白薔薇は先帝陛下とお妃様の思い出の花。先帝陛下が受け取るのが一番と思います」
白薔薇のブーケを手渡されて父上は優しくそれを抱き締めていた。
「シーラの愛した花だ。ありがとう、セシーリア嬢」
「いいえ。これからは家族としてよろしくお願いします」
「そうだ、私のことは義父上と呼んで欲しい、セシーリア嬢も、ロヴィーサ嬢も」
「公の場では先帝陛下と呼ばせていただきますが、私的な場では義父上と呼ばせていただきますね」
「わたくしもそう致します」
セシーリア嬢もロヴィーサ嬢も、父上のことを義父上と呼ぶようにしたようだ。
家族とはこうやって増えていくのだと僕は胸が温かくなる思いだった。
ミエト家に帰ると、訪問者がいた。
アルマスとヘンリッキだ。
結婚式の場ではひとが多すぎて声をかけられなかったので、わざわざ来てくれたのだ。
「エドヴァルド殿下、結婚おめでとう。お誕生日もおめでとう」
「素晴らしい結婚式でした。ロヴィーサ様はお美しかったし、エドヴァルド殿下は格好よかったです」
アルマスとヘンリッキに言われて僕はアルマスの手を取る。
「アルマスが魔族の食料から毒素を抜く研究をしてくれなければ、僕はみんなと同じものを食べられていないし、あんな素敵な結婚式は挙げられなかった。本当にありがとう」
「あれはアクセリがモンスターを食べてみたいという食欲から出たものだよ。それがこんなにも役に立って、俺も嬉しい」
「ヘンリッキも、ずっと僕の友達でいてくれてありがとう。二人の結婚式も楽しみにしてるよ」
「ありがとうございます、エドヴァルド殿下。私たちの結婚式にもぜひおいでください」
「アルマス、ヘンリッキ、僕はもう殿下じゃないんだよ」
「あ、そうだ!」
「そうでした!」
僕はもうミエト家に臣籍降下している。
ミエト家の人間になっているのだ。王家の人間ではないので殿下ではない。
「これからはエドヴァルド様か。言い間違えそうだな」
「私も間違えそうです」
笑って言うアルマスとヘンリッキに、身分が変わっても僕とアルマスとヘンリッキの友情は変わらないのだと思わされた。
披露宴でたっぷりと食べていたので夜は軽めに済ませて、僕とロヴィーサ嬢は順番にシャワーを浴びた。
結婚式前から夫婦の寝室が用意されていたが、使うのは今日が初めてだ。
僕は淡い緑の薄い毛布を持って寝室に行き、ロヴィーサ嬢はドラゴンのぬいぐるみを持って寝室に来る。
お互いに毛布とぬいぐるみを持っていることに関して、笑いあったが、馬鹿にする気はなかった。
ベッドの枕元にロヴィーサ嬢がぬいぐるみを置いて、僕は毛布をベッドにかける。ロヴィーサ嬢が鬼の力の指輪をつけているのを確かめて、僕はロヴィーサ嬢の手を取った。
ロヴィーサ嬢の海より深い青い瞳が僕を映す。
「エド殿下……」
「もう殿下ではありません」
「エド様」
「ロヴィーサ……僕のロヴィーサ」
口付けるとロヴィーサ嬢は抵抗せずに僕を受け入れてくれる。ベッドの上にロヴィーサ嬢をそっと寝かせると、長い緩やかに波打つ黒髪がシーツの上に広がった。
瞼にキスをして、頬にキスをして、首筋にキスをして、腕から指先までキスを降らせる。
あえかなロヴィーサ嬢の唇から吐息が漏れる。
「ロヴィーサ、嫌ではないですか?」
「エド様のされることなら、嫌なことはないです」
健気なロヴィーサ嬢の言葉に僕は頭が熱くなって、煮えたようになってしまう。ぽとりと何かが落ちる気配がして、ロヴィーサ嬢が悲鳴を上げた。
「エド様、血が!」
「へ?」
興奮しすぎて、僕は鼻血を出してしまったようだ。
ロヴィーサ嬢が僕の鼻をティッシュで押さえて、膝枕をしてくれる。柔らかな感触とロヴィーサ嬢の甘い香りに、ますます興奮してしまいそうになる。
「今日は疲れているのかもしれませんね」
「初めてで、興奮しすぎました」
素直に僕が言えばロヴィーサ嬢が僕の頬にキスをしてくれる。
「大丈夫ですよ、エド様。わたくし、頑丈ですから」
「ですが、ロヴィーサ嬢……」
「エド様、わたくしを信じて」
鼻血はもう止まっていた。
ロヴィーサ嬢が僕の頬に手を当てて唇に唇を重ねる。
照れ屋だと思っていたロヴィーサ嬢がこんなに積極的になることがあるのだと驚いてしまったが、嬉しくて僕はされるがままになっている。
「エド様、お慕いしております」
「僕のロヴィーサ、愛しています」
温かなロヴィーサ嬢の肌に包まれて、僕はロヴィーサ嬢と結ばれた。
翌朝、僕が起きたときにはロヴィーサ嬢はもうベッドにはいなかった。着替えて厨房に行くと、ロヴィーサ嬢が朝ご飯を作ってくれている。
「起こしてくれてよかったのに」
「昨日はお疲れだったでしょうから、ゆっくり休んで欲しかったのです」
「あの……昨日は、ロヴィーサ嬢と結ばれることができてとても嬉しかったです」
「エド様、恥ずかしいです! そういうことは言わないでください!」
顔を真っ赤にしているロヴィーサ嬢は夜の積極的な姿とは全く違ったけれど、それもまた魅力的だった。
無事にロヴィーサ嬢と結ばれることができて、僕は完全に浮かれ切っていた。
朝ご飯も上の空になってしまうし、ずっとロヴィーサ嬢の姿だけを見詰めて何も手につかなかった。
「エド様、これからはわたくしと一緒にミエト家の所領を治めていくのです。わたくしがミエト家の当主ですが、エド様もわたくしの配偶者として、同じ公爵の地位を持ちます」
「分かりました。研究課程に通いながら、ロヴィーサ嬢と共にミエト家の領地を治めましょう」
口ではそう言っているものの、僕はロヴィーサ嬢から目が離せない。ずっと見詰めているのでロヴィーサ嬢は黒い睫毛を伏せて、俯いてしまった。
「そんなに見られると穴が空いてしまいます」
「え!? ロヴィーサ嬢に穴が空くのですか!?」
「例えです。恥ずかしいのです」
ロヴィーサ嬢がどれだけ美しく魅力的だったか、僕だけが知っている。僕しか知らないロヴィーサ嬢の姿があることが嬉しくて堪らない。
「ヘンリッキとアルマスの結婚式には、ぜひあのドレスを着て行ってください」
ウエディングドレスと同じ布で作られた美しいストレートラインのドレス。あれを着たロヴィーサ嬢もとても美しかった。
「ヘンリッキ様とアルマス様の結婚式が楽しみですね」
ロヴィーサ嬢は微笑んで顔を上げてくれた。
1
あなたにおすすめの小説
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~
水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。
彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。
失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった!
しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!?
絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。
一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる