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本編
1.私と滝川さんのこと
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年号が令和になって数年、世界規模のパンデミックが起きた。
私にとってそれは、遠出ができないことを示していた。
「滝川さん……劇団の公演、直で見れない……」
絶望顔の私に、タブレット端末の向こうで彼女が笑う。長い黒髪を三つ編みにした女性。眼鏡をかけているのは私と同じだ。
『千早さん、地方公演がありますよ。それにそもそも、チケットは……』
「あの劇団のチケットが簡単に取れるわけないですもんね」
『そう、修羅の国ですよ』
いつも言い合っていることを口にして、私と滝川さんは笑った。
滝川さんというのが本名ではないことも、私の千早という名前が本名ではないことも、お互いに知っている。
ネット上で使う名前をお互いに呼んでいるのだ。
彼女との付き合いはもう六年にもなるだろうか。もっとかもしれないが、最初のことははっきり覚えている。
ネット上の投稿サイトで、稀に交流企画というのが開催されていた。交流企画とは、自分のキャラと他人のキャラをそれぞれ出し合って、小説で交流させていくというもので、いわゆる「うちよそ」と呼ばれるものだった。
殺伐とした交流企画の人間関係で疲れていた私は、ほのぼのした世界で楽しみたくて、その日常交流企画にキャラを出した。
そこで見つけたのが、美しい俳優のキャラだったのだ。
私の演劇との関わりはかなり深い。
小学校で見に行ったミュージカルに惚れこんで、中学校と高校では演劇部に入って、大学では演劇部の台本を書いていた。そんな私が俳優のキャラに飛び付かないはずがなかった。
勇気を出して送った、「初めまして」のメッセージ。
そこから滝川さんと私の交流が始まった。
キャラ同士を交流させていく間に、私は滝川さんが実際の演劇にも詳しいことを知っていく。交流の小説の中にも演劇の話が盛りだくさんで、滝川さんと話すと演劇の話が聞けて、私は学生時代のようにワクワク感を覚えていた。
交流企画はハッピーエンドで終了して、お互いに書き合った小説の中で私と滝川さんはお互いの価値観を知った。それはとても近いもので、お互いに親近感を覚えていた。
そのうちに、滝川さんの推している劇団に私は興味を持つようになった。その劇団が私の大好きな漫画を原作に演目をやっていると聞き、すぐにDVDを手に入れた。
『その収録の日、私、実際に見に行ってたんですよ』
「それじゃ、このDVDを見れば、滝川さんと同じ公演を見られるってことですね!」
『そうですよ! ヴィジュアルも完璧に再現してあるし、最高でしたよ。それに、その主役の方、私のキャラのモデルさんなんですよね』
これは見るしかない。
そして、私は沼にはまった。
そもそも演劇にはまりっぱなしの学生時代だったのだから、素質はあったのだ。
滝川さんと私の推しになった役者さんの引退公演のチケットが、私は奇跡的に取れた。
そのときに私は初めて滝川さんと実際に会った。
私が長い髪を簪で纏めて現れると、滝川さんは長い髪を三つ編みにして現れた。お互いに眼鏡で、なんとなく私たちは似ているんじゃないかと思ったのが第一印象。
それから、合計で三度、会っただろうか。
会わなくても私たちはネットを介して通話をするようになった。
会うまでは文字でチャットしていたのだが、会ってからは通話して、映像を写して、夜のひと時を共に過ごす。
『今日の歌番組、ミュージカル特集なんですよ』
「嘘っ! 録画してない! 流してもいいです?」
『私も見ようと思ってたところです』
タブレット端末から歌番組の音楽が聞こえてくる。
『あの劇団のひとたちも出るんですよ』
「あー! テレビはチェックしてなかった! 教えてくださってありがとうございます」
推しの劇団の話や、食べ物、飲み物、それに博物館や美術館の話で、話題は尽きない。
話したいことは無限にあるのに、滝川さんは一定の時間になると挨拶をする。
『今日はここまでにしますね。ありがとうございました。お休みなさい』
「はい、こちらこそありがとうございました。お休みなさい」
これが彼女と私を長続きさせているコツのような気がする。
私は大学を出てブラックな職場に就職して、身体と心を壊した。夜に眠れなくなり、朝方まで起きていることが多かった。
そんなときに、滝川さんの言葉は強かった。
「滝川さんも寝てるんだし、私もお風呂に入って寝ちゃうか」
明日になればまた滝川さんと話せる。起きるためには寝なければいけない。
滝川さんとの交流で私は昼夜逆転していたのがすっかりと元に戻ってしまった。
滝川さんの職場も相当にブラックなようで、朝早くから仕事に行かなければいけない。お昼休みにチャットで話をして、夜には寝る時間までは滝川さんと話すのだが、彼女は相当の早寝だった。
私も早く寝る。それがよかったのか、私は徐々に回復しつつあった。
通勤して仕事に行くのは無理だが、アクセサリーを作ってネットで売るようになった。ビーズを組み合わせてデザインするのは好きだったから、ネットで売っていたら、ハンドクラフトのお店から、店で置きたいという依頼が来た。
ネットでの販売は梱包や発送などの手間がかかるし、トラブルも多いので、ハンドクラフトのお店と契約して、売り上げの何割かを納める形でアクセサリーを置かせてもらうことになった。
それが今年の春のこと。
「私、お店にアクセサリー置かせてもらえるようになったんですよー!」
『よかったですね。私は会社が合併されるので、辞めました』
「え!?」
私の転機に、滝川さんも転機を迎えていた。
滝川さんの会社は不景気で、親会社に合併されることになったのだ。滝川さんの上司は当然滝川さんが新しい会社に移って働いてくれると思っていたようだが、滝川さんはそれを断った。
『セクハラ、パワハラ、残業、労働基準法違反……そんな会社でやっていけるかって感じでしたね』
「えー……これは『おめでとう』と言っていい案件ですか?」
『大いに祝ってください! 私は自由です!』
しばらくは失業保険をもらってゆっくりするという彼女に、私は蕎麦猪口に入れた甜茶を掲げる。甘い飲み物は苦手だが、私は甜茶だけは愛飲していた。
お魚さんの描かれた小さな蕎麦猪口は、熱々の保温ポットに入れた甜茶がすぐに飲み頃になるので気に入っている。
タブレット端末の向こうでタンブラーを持ち上げるのは滝川さんだ。
私もアルコールが飲めないのだが、滝川さんもアルコールを飲まないひとなので、そこに入っているのが麦茶だということを私は知っている。
「乾杯!」
『乾杯! これからの自由な人生に!』
「退職おめでとうございます!」
画面越しに乾杯をして私は甜茶を飲んだ。
「時間が自由になるなら、前から計画してた、アレ、できるようになるんじゃないですか?」
『アレ! やりたかったんですよ』
同時に同じDVDをつけて、推しの劇団の公演を見る、ネット鑑賞会。
滝川さんが忙しかったので、実現したことがなかった。
「今度やりましょうよ。演目はあの漫画のやつで」
『千早さんが沼に落ちたやつですね』
「落としたの滝川さんじゃないですか!」
『はい。入念に準備して、沼に片足入れたところで、背中から蹴り落としました!』
推しの劇団の沼に入ることは、滝川さんは入念に計画していたことだった。
演劇好きの私が食い付いてくるのは分かり切っていたのだろう。
『ところで、千早さん、今度私、若冲展に行って来るんですけど』
「あ、私も国宝の刀と槍見てきます!」
『その展示、クリアファイル売ってたでしょ? お願いできます?』
「私も、ポストカード欲しいです」
お互いに行く博物館や美術館のお土産を交換するのもいつものことになっている。
国宝の刀と槍を見た後には本屋に寄って帰ろう。
マスクが必須で、博物館も予約が必要になったけれど、それくらいは対して面倒でもない。むしろ、花粉症の私は年中マスクをしておきたいくらいなので、マスクに関しては抵抗がない。
『マスクチャーム、千早さんが作ってくれたの、つけていきますね』
「私も、お揃いのやつつけて行こう」
恋愛も特に興味がなく、こういう趣味の友達がいるのが一番楽しいアラサー女子二人。
今日も通話は盛り上がった。
私にとってそれは、遠出ができないことを示していた。
「滝川さん……劇団の公演、直で見れない……」
絶望顔の私に、タブレット端末の向こうで彼女が笑う。長い黒髪を三つ編みにした女性。眼鏡をかけているのは私と同じだ。
『千早さん、地方公演がありますよ。それにそもそも、チケットは……』
「あの劇団のチケットが簡単に取れるわけないですもんね」
『そう、修羅の国ですよ』
いつも言い合っていることを口にして、私と滝川さんは笑った。
滝川さんというのが本名ではないことも、私の千早という名前が本名ではないことも、お互いに知っている。
ネット上で使う名前をお互いに呼んでいるのだ。
彼女との付き合いはもう六年にもなるだろうか。もっとかもしれないが、最初のことははっきり覚えている。
ネット上の投稿サイトで、稀に交流企画というのが開催されていた。交流企画とは、自分のキャラと他人のキャラをそれぞれ出し合って、小説で交流させていくというもので、いわゆる「うちよそ」と呼ばれるものだった。
殺伐とした交流企画の人間関係で疲れていた私は、ほのぼのした世界で楽しみたくて、その日常交流企画にキャラを出した。
そこで見つけたのが、美しい俳優のキャラだったのだ。
私の演劇との関わりはかなり深い。
小学校で見に行ったミュージカルに惚れこんで、中学校と高校では演劇部に入って、大学では演劇部の台本を書いていた。そんな私が俳優のキャラに飛び付かないはずがなかった。
勇気を出して送った、「初めまして」のメッセージ。
そこから滝川さんと私の交流が始まった。
キャラ同士を交流させていく間に、私は滝川さんが実際の演劇にも詳しいことを知っていく。交流の小説の中にも演劇の話が盛りだくさんで、滝川さんと話すと演劇の話が聞けて、私は学生時代のようにワクワク感を覚えていた。
交流企画はハッピーエンドで終了して、お互いに書き合った小説の中で私と滝川さんはお互いの価値観を知った。それはとても近いもので、お互いに親近感を覚えていた。
そのうちに、滝川さんの推している劇団に私は興味を持つようになった。その劇団が私の大好きな漫画を原作に演目をやっていると聞き、すぐにDVDを手に入れた。
『その収録の日、私、実際に見に行ってたんですよ』
「それじゃ、このDVDを見れば、滝川さんと同じ公演を見られるってことですね!」
『そうですよ! ヴィジュアルも完璧に再現してあるし、最高でしたよ。それに、その主役の方、私のキャラのモデルさんなんですよね』
これは見るしかない。
そして、私は沼にはまった。
そもそも演劇にはまりっぱなしの学生時代だったのだから、素質はあったのだ。
滝川さんと私の推しになった役者さんの引退公演のチケットが、私は奇跡的に取れた。
そのときに私は初めて滝川さんと実際に会った。
私が長い髪を簪で纏めて現れると、滝川さんは長い髪を三つ編みにして現れた。お互いに眼鏡で、なんとなく私たちは似ているんじゃないかと思ったのが第一印象。
それから、合計で三度、会っただろうか。
会わなくても私たちはネットを介して通話をするようになった。
会うまでは文字でチャットしていたのだが、会ってからは通話して、映像を写して、夜のひと時を共に過ごす。
『今日の歌番組、ミュージカル特集なんですよ』
「嘘っ! 録画してない! 流してもいいです?」
『私も見ようと思ってたところです』
タブレット端末から歌番組の音楽が聞こえてくる。
『あの劇団のひとたちも出るんですよ』
「あー! テレビはチェックしてなかった! 教えてくださってありがとうございます」
推しの劇団の話や、食べ物、飲み物、それに博物館や美術館の話で、話題は尽きない。
話したいことは無限にあるのに、滝川さんは一定の時間になると挨拶をする。
『今日はここまでにしますね。ありがとうございました。お休みなさい』
「はい、こちらこそありがとうございました。お休みなさい」
これが彼女と私を長続きさせているコツのような気がする。
私は大学を出てブラックな職場に就職して、身体と心を壊した。夜に眠れなくなり、朝方まで起きていることが多かった。
そんなときに、滝川さんの言葉は強かった。
「滝川さんも寝てるんだし、私もお風呂に入って寝ちゃうか」
明日になればまた滝川さんと話せる。起きるためには寝なければいけない。
滝川さんとの交流で私は昼夜逆転していたのがすっかりと元に戻ってしまった。
滝川さんの職場も相当にブラックなようで、朝早くから仕事に行かなければいけない。お昼休みにチャットで話をして、夜には寝る時間までは滝川さんと話すのだが、彼女は相当の早寝だった。
私も早く寝る。それがよかったのか、私は徐々に回復しつつあった。
通勤して仕事に行くのは無理だが、アクセサリーを作ってネットで売るようになった。ビーズを組み合わせてデザインするのは好きだったから、ネットで売っていたら、ハンドクラフトのお店から、店で置きたいという依頼が来た。
ネットでの販売は梱包や発送などの手間がかかるし、トラブルも多いので、ハンドクラフトのお店と契約して、売り上げの何割かを納める形でアクセサリーを置かせてもらうことになった。
それが今年の春のこと。
「私、お店にアクセサリー置かせてもらえるようになったんですよー!」
『よかったですね。私は会社が合併されるので、辞めました』
「え!?」
私の転機に、滝川さんも転機を迎えていた。
滝川さんの会社は不景気で、親会社に合併されることになったのだ。滝川さんの上司は当然滝川さんが新しい会社に移って働いてくれると思っていたようだが、滝川さんはそれを断った。
『セクハラ、パワハラ、残業、労働基準法違反……そんな会社でやっていけるかって感じでしたね』
「えー……これは『おめでとう』と言っていい案件ですか?」
『大いに祝ってください! 私は自由です!』
しばらくは失業保険をもらってゆっくりするという彼女に、私は蕎麦猪口に入れた甜茶を掲げる。甘い飲み物は苦手だが、私は甜茶だけは愛飲していた。
お魚さんの描かれた小さな蕎麦猪口は、熱々の保温ポットに入れた甜茶がすぐに飲み頃になるので気に入っている。
タブレット端末の向こうでタンブラーを持ち上げるのは滝川さんだ。
私もアルコールが飲めないのだが、滝川さんもアルコールを飲まないひとなので、そこに入っているのが麦茶だということを私は知っている。
「乾杯!」
『乾杯! これからの自由な人生に!』
「退職おめでとうございます!」
画面越しに乾杯をして私は甜茶を飲んだ。
「時間が自由になるなら、前から計画してた、アレ、できるようになるんじゃないですか?」
『アレ! やりたかったんですよ』
同時に同じDVDをつけて、推しの劇団の公演を見る、ネット鑑賞会。
滝川さんが忙しかったので、実現したことがなかった。
「今度やりましょうよ。演目はあの漫画のやつで」
『千早さんが沼に落ちたやつですね』
「落としたの滝川さんじゃないですか!」
『はい。入念に準備して、沼に片足入れたところで、背中から蹴り落としました!』
推しの劇団の沼に入ることは、滝川さんは入念に計画していたことだった。
演劇好きの私が食い付いてくるのは分かり切っていたのだろう。
『ところで、千早さん、今度私、若冲展に行って来るんですけど』
「あ、私も国宝の刀と槍見てきます!」
『その展示、クリアファイル売ってたでしょ? お願いできます?』
「私も、ポストカード欲しいです」
お互いに行く博物館や美術館のお土産を交換するのもいつものことになっている。
国宝の刀と槍を見た後には本屋に寄って帰ろう。
マスクが必須で、博物館も予約が必要になったけれど、それくらいは対して面倒でもない。むしろ、花粉症の私は年中マスクをしておきたいくらいなので、マスクに関しては抵抗がない。
『マスクチャーム、千早さんが作ってくれたの、つけていきますね』
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