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16.万里生の宣言
バスルームに入ったファビアンがなかなか出てこない。
リビングでソファに座って待っていた万里生はいつの間にか眠ってしまっていた。
目を覚ましたときには、ファビアンが万里生の顔にキスを降らせている。何度も何度も唇に、頬に、瞼に、額にキスが落ちて来るのが心地よくて堪らない。ファビアンはこんなにも万里生を愛してくれているのだと思うとそれだけで涙が出そうだった。
「ファビアン……?」
泣き出してしまう前に目を開けてファビアンを呼べば、ファビアンが弾かれたように体を離す。寝ている間にキスをしてしまったのが恥ずかしかったのかもしれないが、万里生は嬉しかったことを伝えようと口を開いた。
それより先にファビアンが俯いて言う。
「ごめん、今日は一人で寝るよ」
「え!? ファビアン、一緒に寝てくれないのか?」
「今日だけ。ね?」
キスをされて幸福で甘くふわふわとしていた気持ちが一瞬で落ち込んでしまう。ファビアンにも事情があるのだろうが、万里生は今日こそはファビアンと気持ちが通じて抱けるのではないかと期待していた。
キスに期待していた分がっかりして部屋に戻る万里生をファビアンは引き留めてくれなかった。
それからもファビアンのお風呂が長いことはあったが、万里生は大人しく待っていた。バスルームに押し入ってファビアンを抱いてしまったら、それはただの強姦だ。
何よりも、初めてはファビアンに優しくしたかったし、ロマンチックにしたかった。
初夜に夢を持っている万里生に対して、ファビアンがスマホのスケジュールを見せて話してくれたのは年末のことだった。
「一月に僕の通訳兼秘書の菜摘が結婚するんだ。結婚式に万里生も一緒に招かれているから、行ってくれる?」
結婚式などという正式な場所に出たことがないので緊張するが、万里生はファビアンに返事をした。
「ファビアンのパートナーと思われてるなら、出ないとな。俺、着る服がないんだけど」
「それはテーラーに行って作ろうね」
次元の違う話をされている気がするが、それはそれで仕方がない。ファビアンはドイツでも有数の製薬会社の社長夫婦の子どもで、生まれたときから万里生とは全く違う人種なのだ。
「いいなぁ。俺も結婚式したいなぁ」
「マリオは学生結婚でも構わないの?」
「ファビアンを俺だけのものにしたいんだよ」
結婚すれば初夜がある。
初夜にはファビアンのことを抱いていい口実ができる。
下心満載で結婚式を羨ましがっていると、ファビアンがすぐに反応してくれる。万里生は素直にファビアンを自分のものにしたい気持ちを伝えた。顔が赤くなってしまったのは下心のせいでファビアンの艶姿を思い浮かべて、下半身に熱がこもったせいだから仕方がない。
「僕の誕生日に両親を日本に呼ぼう。両親と万里生と僕だけの小さな結婚式を開くんだ」
「いいのか!?」
ファビアンの誕生日は春だ。
春にファビアンの両親を呼んで、ファビアンは万里生との結婚式を挙げようと提案してくれる。
「ファビアンは社長だから、たくさんひとを呼ばないといけないんじゃないのか?」
「そういうのはマリオが疲れるだろう? マリオに気を遣わせたくないから、両親と万里生だけでいいよ」
誰にも晒されることのない小規模な結婚式に万里生の心が動いた。
結婚式の後の初夜ならば、ファビアンをスマートに抱ける気がするのだ。
「結婚したい。俺、ファビアンと結婚したい」
「僕もマリオと結婚したいよ。マリオ、愛してる」
「俺もファビアンを愛してる」
抱き締め合って万里生とファビアンは結婚の約束をした。
すぐにファビアンは結婚式場を手配してくれて、ドイツの両親にも連絡を入れていた。
ファビアンと結婚できるとなると、万里生は初夜に心をときめかせる。
ファビアンのことを上手にエスコートできるだろうか。
怖がらせることなく抱くことができるだろうか。
痛い思いはさせないだろうか。
頭がそのことでいっぱいになっているので、一月の菜摘の結婚式のための衣装を作りに行ったときに、結婚式の衣装も一緒に作るのに万里生は上の空だった。
「マリオは明るい色がいいかな。シャンパンゴールドのタキシードとかどうかな?」
「派手過ぎないかな? 普通に黒でいいよ」
「そう? それなら、シャツをシャンパンゴールドにしよう」
ファビアンは楽しそうに合わせてくれるが、それが特注のオーダー品で、結婚式で一度だけしか着ないのに、もったいないなんてこと、万里生は口に出せなくなっていた。
「ネクタイの色は合わせよう」
「それなら、ファビアンの目は緑だから、緑系がいいな」
「そうだね。濃い緑のネクタイにしようか」
布から選ばれたタキシードが作られていく。
同時に菜摘の結婚式のためのスーツも作られる。
どちらも誂えてもらうなんて贅沢すぎるが、ファビアンの隣りに並ぶのならばそれ相応の格好はしていないといけないというのは万里生も理解していた。
一月の菜摘の結婚式は会社のひとや友人の集まる大規模なものだった。
挨拶を頼まれたファビアンがドイツ語で挨拶をしているのを、菜摘が通訳する場面もあった。
菜摘の結婚相手は男性で、優しい顔立ちをしていて、菜摘がパンツスーツのウエディング姿で、相手がスラックスの後ろがトレーンのようになったタキシードを着ていた。
「結婚しても仕事は続けます。彼のこと、私が抱いているんです。彼が子どもを妊娠出産は任せてほしいと言ってくれています」
妖艶な笑みを浮かべた菜摘の宣言に、会場からは「そうだと思った」とか「菜摘ならそうなると思った」とかいう言葉と共に拍手が上がっていた。
「おめでとうございます。旦那さんとお幸せに」
「私の方が旦那さんなのかもしれないですけれど」
「そうですね」
万里生もお祝いを言いに行って、菜摘はそれを聞いてころころと笑っていた。
菜摘の結婚式が終わってからは、万里生はファビアンとの結婚式の準備に大忙しだった。
結婚式場の手配はしてあったが、下見に行ったり、衣装合わせに行ったりしないといけない。
衣装は持ち込みだったが、それを着て結婚式場に立つと、万里生はファビアンと結婚するのだという実感がわいてきて誇らしい気持ちになっていた。
こんなにも格好よくて強くて優しいファビアンが、万里生だけのものになってくれる。
堂々とこれからはファビアンを伴侶と呼んでいいのだ。
「マリオ、結婚式の後は、レストランで食事をして披露宴代わりにしようね」
「何が出てくるのかな?」
「食事のコースを選べるよ」
試食をしてコースを選べるということで、万里生は張り切ってレストランに行く。
和食のコースではドイツのファビアンの両親が慣れないだろうし、フレンチのコースでは本格的なヨーロッパの食事を食べているファビアンの両親の口に合うか分からない。
試食しながら悩んでいると、ファビアンが教えてくれた。
「ドイツはジャガイモが主食だし、そんなに豪勢なものは食べていないんだよ。和食のコースだったら珍しいし、両親も喜ぶと思う」
「そうなんだ。お刺身とか平気かな?」
「ドイツでも日本料理のお店はあるし、寿司は人気だよ?」
自分が偏見を持っていたことに気付いて反省しつつ、万里生は和食のコースを頼んだ。和食のコースは鉄板焼きで、牛肉やアワビや海老を和風に焼くということで、前菜の刺身の盛り合わせや茶わん蒸しも万里生が食べたことのないくらい美味しかった。
「ファビアン、俺は初夜でファビアンを抱くよ」
結婚式の下見を終えてやっと言えた「抱く」という言葉に、ファビアンが嬉しそうに目を細める。
「僕で萎えない?」
「そんなことない! 絶対に!」
「無理はしなくていいんだよ」
「いや、したかったんだ。ずっとしたかった。でも結婚するまではと思っていて」
本当はそうではないが、上手く言えなかったのを伝えると恥ずかしいので誤魔化すと、ファビアンが感動している。
「マリオは結婚するまでは体の関係は持たないつもりだったんだね。僕はてっきり、僕に魅力がないからだと思っていた。マリオはちゃんと考えていてくれたんだ。嬉しいよ」
ファビアンに抱き付かれて、万里生はもっと早くに抱くと言えなかったことを後悔しつつも、今言えたことに自分を褒めたい気分だった。
リビングでソファに座って待っていた万里生はいつの間にか眠ってしまっていた。
目を覚ましたときには、ファビアンが万里生の顔にキスを降らせている。何度も何度も唇に、頬に、瞼に、額にキスが落ちて来るのが心地よくて堪らない。ファビアンはこんなにも万里生を愛してくれているのだと思うとそれだけで涙が出そうだった。
「ファビアン……?」
泣き出してしまう前に目を開けてファビアンを呼べば、ファビアンが弾かれたように体を離す。寝ている間にキスをしてしまったのが恥ずかしかったのかもしれないが、万里生は嬉しかったことを伝えようと口を開いた。
それより先にファビアンが俯いて言う。
「ごめん、今日は一人で寝るよ」
「え!? ファビアン、一緒に寝てくれないのか?」
「今日だけ。ね?」
キスをされて幸福で甘くふわふわとしていた気持ちが一瞬で落ち込んでしまう。ファビアンにも事情があるのだろうが、万里生は今日こそはファビアンと気持ちが通じて抱けるのではないかと期待していた。
キスに期待していた分がっかりして部屋に戻る万里生をファビアンは引き留めてくれなかった。
それからもファビアンのお風呂が長いことはあったが、万里生は大人しく待っていた。バスルームに押し入ってファビアンを抱いてしまったら、それはただの強姦だ。
何よりも、初めてはファビアンに優しくしたかったし、ロマンチックにしたかった。
初夜に夢を持っている万里生に対して、ファビアンがスマホのスケジュールを見せて話してくれたのは年末のことだった。
「一月に僕の通訳兼秘書の菜摘が結婚するんだ。結婚式に万里生も一緒に招かれているから、行ってくれる?」
結婚式などという正式な場所に出たことがないので緊張するが、万里生はファビアンに返事をした。
「ファビアンのパートナーと思われてるなら、出ないとな。俺、着る服がないんだけど」
「それはテーラーに行って作ろうね」
次元の違う話をされている気がするが、それはそれで仕方がない。ファビアンはドイツでも有数の製薬会社の社長夫婦の子どもで、生まれたときから万里生とは全く違う人種なのだ。
「いいなぁ。俺も結婚式したいなぁ」
「マリオは学生結婚でも構わないの?」
「ファビアンを俺だけのものにしたいんだよ」
結婚すれば初夜がある。
初夜にはファビアンのことを抱いていい口実ができる。
下心満載で結婚式を羨ましがっていると、ファビアンがすぐに反応してくれる。万里生は素直にファビアンを自分のものにしたい気持ちを伝えた。顔が赤くなってしまったのは下心のせいでファビアンの艶姿を思い浮かべて、下半身に熱がこもったせいだから仕方がない。
「僕の誕生日に両親を日本に呼ぼう。両親と万里生と僕だけの小さな結婚式を開くんだ」
「いいのか!?」
ファビアンの誕生日は春だ。
春にファビアンの両親を呼んで、ファビアンは万里生との結婚式を挙げようと提案してくれる。
「ファビアンは社長だから、たくさんひとを呼ばないといけないんじゃないのか?」
「そういうのはマリオが疲れるだろう? マリオに気を遣わせたくないから、両親と万里生だけでいいよ」
誰にも晒されることのない小規模な結婚式に万里生の心が動いた。
結婚式の後の初夜ならば、ファビアンをスマートに抱ける気がするのだ。
「結婚したい。俺、ファビアンと結婚したい」
「僕もマリオと結婚したいよ。マリオ、愛してる」
「俺もファビアンを愛してる」
抱き締め合って万里生とファビアンは結婚の約束をした。
すぐにファビアンは結婚式場を手配してくれて、ドイツの両親にも連絡を入れていた。
ファビアンと結婚できるとなると、万里生は初夜に心をときめかせる。
ファビアンのことを上手にエスコートできるだろうか。
怖がらせることなく抱くことができるだろうか。
痛い思いはさせないだろうか。
頭がそのことでいっぱいになっているので、一月の菜摘の結婚式のための衣装を作りに行ったときに、結婚式の衣装も一緒に作るのに万里生は上の空だった。
「マリオは明るい色がいいかな。シャンパンゴールドのタキシードとかどうかな?」
「派手過ぎないかな? 普通に黒でいいよ」
「そう? それなら、シャツをシャンパンゴールドにしよう」
ファビアンは楽しそうに合わせてくれるが、それが特注のオーダー品で、結婚式で一度だけしか着ないのに、もったいないなんてこと、万里生は口に出せなくなっていた。
「ネクタイの色は合わせよう」
「それなら、ファビアンの目は緑だから、緑系がいいな」
「そうだね。濃い緑のネクタイにしようか」
布から選ばれたタキシードが作られていく。
同時に菜摘の結婚式のためのスーツも作られる。
どちらも誂えてもらうなんて贅沢すぎるが、ファビアンの隣りに並ぶのならばそれ相応の格好はしていないといけないというのは万里生も理解していた。
一月の菜摘の結婚式は会社のひとや友人の集まる大規模なものだった。
挨拶を頼まれたファビアンがドイツ語で挨拶をしているのを、菜摘が通訳する場面もあった。
菜摘の結婚相手は男性で、優しい顔立ちをしていて、菜摘がパンツスーツのウエディング姿で、相手がスラックスの後ろがトレーンのようになったタキシードを着ていた。
「結婚しても仕事は続けます。彼のこと、私が抱いているんです。彼が子どもを妊娠出産は任せてほしいと言ってくれています」
妖艶な笑みを浮かべた菜摘の宣言に、会場からは「そうだと思った」とか「菜摘ならそうなると思った」とかいう言葉と共に拍手が上がっていた。
「おめでとうございます。旦那さんとお幸せに」
「私の方が旦那さんなのかもしれないですけれど」
「そうですね」
万里生もお祝いを言いに行って、菜摘はそれを聞いてころころと笑っていた。
菜摘の結婚式が終わってからは、万里生はファビアンとの結婚式の準備に大忙しだった。
結婚式場の手配はしてあったが、下見に行ったり、衣装合わせに行ったりしないといけない。
衣装は持ち込みだったが、それを着て結婚式場に立つと、万里生はファビアンと結婚するのだという実感がわいてきて誇らしい気持ちになっていた。
こんなにも格好よくて強くて優しいファビアンが、万里生だけのものになってくれる。
堂々とこれからはファビアンを伴侶と呼んでいいのだ。
「マリオ、結婚式の後は、レストランで食事をして披露宴代わりにしようね」
「何が出てくるのかな?」
「食事のコースを選べるよ」
試食をしてコースを選べるということで、万里生は張り切ってレストランに行く。
和食のコースではドイツのファビアンの両親が慣れないだろうし、フレンチのコースでは本格的なヨーロッパの食事を食べているファビアンの両親の口に合うか分からない。
試食しながら悩んでいると、ファビアンが教えてくれた。
「ドイツはジャガイモが主食だし、そんなに豪勢なものは食べていないんだよ。和食のコースだったら珍しいし、両親も喜ぶと思う」
「そうなんだ。お刺身とか平気かな?」
「ドイツでも日本料理のお店はあるし、寿司は人気だよ?」
自分が偏見を持っていたことに気付いて反省しつつ、万里生は和食のコースを頼んだ。和食のコースは鉄板焼きで、牛肉やアワビや海老を和風に焼くということで、前菜の刺身の盛り合わせや茶わん蒸しも万里生が食べたことのないくらい美味しかった。
「ファビアン、俺は初夜でファビアンを抱くよ」
結婚式の下見を終えてやっと言えた「抱く」という言葉に、ファビアンが嬉しそうに目を細める。
「僕で萎えない?」
「そんなことない! 絶対に!」
「無理はしなくていいんだよ」
「いや、したかったんだ。ずっとしたかった。でも結婚するまではと思っていて」
本当はそうではないが、上手く言えなかったのを伝えると恥ずかしいので誤魔化すと、ファビアンが感動している。
「マリオは結婚するまでは体の関係は持たないつもりだったんだね。僕はてっきり、僕に魅力がないからだと思っていた。マリオはちゃんと考えていてくれたんだ。嬉しいよ」
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