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転生したらまた魔女の男子だった件
88.十一歳のお誕生日
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長雨で湿度が高くなってきて、セイラン様のお腹で眠るのも寝苦しい季節になって来た。セイラン様は涼しい風で部屋の温度を下げてくれるのだが、それでもセイラン様にくっ付いていると汗をかいてしまう。
汗びっしょりで「うーんうーん」と唸って眠れない僕に、セイラン様が言う。
「私の腹から降りた方がいいのではないか?」
「セイラン様と一緒に寝たいんですー!」
「横に寝たらどうだ?」
「セイラン様のお腹で寝るぅー!」
眠いし、暑いし、駄々っ子になっている僕に、セイラン様は人間の姿になって僕をベッドの横に降ろして、汗ばんだ髪を撫でてくれた。
「今年の夏は特に暑いな」
「セイラン様と寝るぅー!」
「一緒に寝ておるぞ」
「セイラン様ぁ」
半泣きになってセイラン様にしがみ付く僕を、セイラン様は緩く抱き締めて、風が入るようにしてくれていた。
外は雨が降っている。
しとしとと降り続く雨の音を聞きながら、僕は眠りについた。
初夏には僕とリラのお誕生日がある。
毎年お誕生日には母がケーキを準備して、お祝いに来てくれていたが、去年に続いて今年もスリーズちゃんとお父さんと一緒だ。スリーズちゃんは涼し気な甚平で、ズボンがカボチャパンツになっているものを着ていた。
「ねぇね、にぃに!」
「いらっしゃい、スリーズちゃん」
「私のお部屋を見せてあげる。おいで」
「あい」
リラに手を引かれてスリーズちゃんはリラの部屋を見に行く。ベッドは使っていないがベッドカバーも枕カバーもクッションのカバーも母の手作りだ。花模様でとても可愛い。
「ここが私のお部屋よ。お母さんがベッドカバーとクッションカバーを作ってくれたの」
「かか!」
「そうよ、お母さんが作ってくれたのよ。スリーズちゃんも大きくなって一人部屋をもらうようになったら作ってもらえるわ」
「すーの?」
「そうよ、スリーズちゃんのよ」
リラの部屋の中を歩き回って、ベッドに乗って跳ねてみて、スリーズちゃんは楽しそうだった。
僕とリラはスリーズちゃんを訪ねて毎日のように母の家に行っているが、スリーズちゃんはこの社に来るのは二回目だ。一回目は赤ちゃんで動けなかったから、ほぼ初めてといえるだろう。
興味深そうに居間を歩いて椅子によじ登ったり、セイラン様とレイリ様の座る敷物や座布団を捲ってみたりしている。
「今日は僕とリラのお誕生日だよ。スリーズちゃんも一緒にケーキを食べようね」
「んご?」
「苺はないかなぁ」
もう季節的に苺の取れる時期ではない。
ケーキと言っただけで苺を連想するスリーズちゃんは相当頭がいいような気がする。
「スリーズちゃんって、ものすごく頭がいいような気がするんです。僕みたいに生まれ変わったのかな」
「確かにスリーズにはラーイと似た感じがするな」
「そうですか、セイラン様!?」
「まぁ、私はラーイが生まれ変わっているということを、言われるまで分からなかったのだがな」
小声で話している間、リラはスリーズちゃんの小さな手を引いて社を案内している。
「ここがレイリ様と私の寝室よ。一緒に寝てるの」
「ねんね! ねぇね、ねんね!」
「スリーズちゃんはお母さんと寝てるわね」
「かか、ねんね!」
少しずつお喋りも上手になって来て、スリーズちゃんはますます可愛い。
今回母が持って来てくれたのは、さくらんぼのムースとゼリーを重ね合わせてケーキにしたものだった。上には艶々の半分に切って種を取ったサクランボが乗っている。
「スリーズがお誕生日のケーキのスポンジと生クリームには興味がなかったから、ムースとゼリーにしてみたのよ。この季節、冷たくて、つるりと食べられちゃうし」
新しいケーキに僕もリラも目を輝かせてテーブルについた。スリーズちゃんはお父さんの膝の上に抱っこされている。
「んご?」
「苺ではなくて、さくらんぼだよ。スリーズの名前の由来だ」
「んぼ?」
「そうだよ。美味しいから食べてみようか」
お父さんに口に運んでもらって、さくらんぼを食べてスリーズちゃんはお目目を丸くしている。もちゅもちゅと噛んで飲み込んで、ケーキを指差す。
「ん!」
「食べるんだね」
「あい」
食べさせてもらって、スリーズちゃんはムースとゼリーが重なったところもしっかりと口に入れていた。嫌がって口から出すこともなく、もぐもぐと美味しそうに食べている。
僕もムースとゼリーの重なったケーキを食べたが、冷たくて、喉に心地いい。噛まずに飲み込めてしまうので、するするとあっという間に食べてしまった。
「お母さん、このケーキすごく美味しい」
「冷たくて幸せだわ」
僕とリラが喜んでいると、母も目を細める。
「アナに教えてもらって作った甲斐があるよ。気に入ってもらえてよかった」
今年も僕とリラのお誕生日はさくらんぼで祝われた。
夜寝るときの問題は、十一歳になっても続いていた。
僕は十一歳になってもセイラン様と別々に寝るつもりはなかったし、セイラン様もそのことを許していた。
ただ、夏は暑いのだ。
汗びっしょりになる僕を抱き締めて、セイラン様も困っているようだった。
「このままだと熱中症になってしまうぞ」
「セイラン様と寝たいのです」
「ラーイの健康のためにも、どうにかできないものか」
考えた結果、僕とセイラン様は寝室の床に薄い敷物を敷いて寝ることにした。
涼しい風は下の方に集まって、暖かい空気は上の方に集まる。
床の上に寝るのならば、少しは涼しさを得られるのではないかと考えたのだ。
床板も冷たくて敷物の温度を下げてくれる。
床の上でセイラン様と眠るようになってから、僕は夏でも睡眠不足にならずにすんでいた。
リラももちろん同じ問題にぶつかっていた。
高等学校で眠そうにしているリラに、僕はセイラン様とのことを話してあげることにしたのだ。
「リラ、暑い日は床に敷物を敷いて寝るといいよ」
「床で寝るの?」
「床の方が涼しいからね」
暖かい空気は上の方に集まって、冷たい空気は下の方に集まる。その話をリラにすると、リラは納得していた。
「小学校の授業で、気象の話をしたときにそのことを習ったわね」
「授業の内容は無駄じゃなかったんだよ」
「そうみたい」
僕とセイラン様が床で寝ていることを知って、リラも床で寝るようにしたようだ。その日からリラが高等学校で眠そうにしていることはなかった。
眠る前にセイラン様からお乳をもらうのだが、体をくっ付けているとお互いに汗をかいてしまう。セイラン様のお乳を飲むと体の芯から温まるようで、汗が噴き出る。
夏場は僕はお風呂に入る前にセイラン様のお乳を飲ませてもらっていた。そうでないと汗だくになってとても眠れないのだ。
お乳を飲んだ後にはお風呂に入る。
セイラン様は脱衣所で僕のことを待っていてくれる。
僕が恥ずかしいと言った日から、セイラン様はお風呂の中までは見ないようにしてくれていた。僕ももう十一歳なので、お風呂には一人で入れる。溺れたりする危険もないはずだ。
それでもセイラン様は心配なので脱衣所で僕が出て来るまで待っていてくれた。
「さっぱりしました。セイラン様も入られますか?」
「私も入らせてもらおうかな」
タオルで身体を拭いてパジャマを着て出てくると、セイラン様が入れ違いにお風呂に入る。僕はセイラン様と温泉に行ったときのことを思い出していた。
セイラン様の股間には立派なものがついている。
それを見てしまった後ろめたさと、ドキドキするような感覚に、僕は顔が熱くなる。
セイラン様の白い胸はいつも見ているけれど、股間を見たのは一度だけだ。
セイラン様も同じ男性なのだから、股間についていると分かっていたが、実際に見てみると不思議な感覚になった。
決して嫌ではないのだけれど、自分の股間がむずむずするような気がする。
思いだすと特に股間がむずむずしてくる。
これが何なのか、僕には全く分からなかった。
汗びっしょりで「うーんうーん」と唸って眠れない僕に、セイラン様が言う。
「私の腹から降りた方がいいのではないか?」
「セイラン様と一緒に寝たいんですー!」
「横に寝たらどうだ?」
「セイラン様のお腹で寝るぅー!」
眠いし、暑いし、駄々っ子になっている僕に、セイラン様は人間の姿になって僕をベッドの横に降ろして、汗ばんだ髪を撫でてくれた。
「今年の夏は特に暑いな」
「セイラン様と寝るぅー!」
「一緒に寝ておるぞ」
「セイラン様ぁ」
半泣きになってセイラン様にしがみ付く僕を、セイラン様は緩く抱き締めて、風が入るようにしてくれていた。
外は雨が降っている。
しとしとと降り続く雨の音を聞きながら、僕は眠りについた。
初夏には僕とリラのお誕生日がある。
毎年お誕生日には母がケーキを準備して、お祝いに来てくれていたが、去年に続いて今年もスリーズちゃんとお父さんと一緒だ。スリーズちゃんは涼し気な甚平で、ズボンがカボチャパンツになっているものを着ていた。
「ねぇね、にぃに!」
「いらっしゃい、スリーズちゃん」
「私のお部屋を見せてあげる。おいで」
「あい」
リラに手を引かれてスリーズちゃんはリラの部屋を見に行く。ベッドは使っていないがベッドカバーも枕カバーもクッションのカバーも母の手作りだ。花模様でとても可愛い。
「ここが私のお部屋よ。お母さんがベッドカバーとクッションカバーを作ってくれたの」
「かか!」
「そうよ、お母さんが作ってくれたのよ。スリーズちゃんも大きくなって一人部屋をもらうようになったら作ってもらえるわ」
「すーの?」
「そうよ、スリーズちゃんのよ」
リラの部屋の中を歩き回って、ベッドに乗って跳ねてみて、スリーズちゃんは楽しそうだった。
僕とリラはスリーズちゃんを訪ねて毎日のように母の家に行っているが、スリーズちゃんはこの社に来るのは二回目だ。一回目は赤ちゃんで動けなかったから、ほぼ初めてといえるだろう。
興味深そうに居間を歩いて椅子によじ登ったり、セイラン様とレイリ様の座る敷物や座布団を捲ってみたりしている。
「今日は僕とリラのお誕生日だよ。スリーズちゃんも一緒にケーキを食べようね」
「んご?」
「苺はないかなぁ」
もう季節的に苺の取れる時期ではない。
ケーキと言っただけで苺を連想するスリーズちゃんは相当頭がいいような気がする。
「スリーズちゃんって、ものすごく頭がいいような気がするんです。僕みたいに生まれ変わったのかな」
「確かにスリーズにはラーイと似た感じがするな」
「そうですか、セイラン様!?」
「まぁ、私はラーイが生まれ変わっているということを、言われるまで分からなかったのだがな」
小声で話している間、リラはスリーズちゃんの小さな手を引いて社を案内している。
「ここがレイリ様と私の寝室よ。一緒に寝てるの」
「ねんね! ねぇね、ねんね!」
「スリーズちゃんはお母さんと寝てるわね」
「かか、ねんね!」
少しずつお喋りも上手になって来て、スリーズちゃんはますます可愛い。
今回母が持って来てくれたのは、さくらんぼのムースとゼリーを重ね合わせてケーキにしたものだった。上には艶々の半分に切って種を取ったサクランボが乗っている。
「スリーズがお誕生日のケーキのスポンジと生クリームには興味がなかったから、ムースとゼリーにしてみたのよ。この季節、冷たくて、つるりと食べられちゃうし」
新しいケーキに僕もリラも目を輝かせてテーブルについた。スリーズちゃんはお父さんの膝の上に抱っこされている。
「んご?」
「苺ではなくて、さくらんぼだよ。スリーズの名前の由来だ」
「んぼ?」
「そうだよ。美味しいから食べてみようか」
お父さんに口に運んでもらって、さくらんぼを食べてスリーズちゃんはお目目を丸くしている。もちゅもちゅと噛んで飲み込んで、ケーキを指差す。
「ん!」
「食べるんだね」
「あい」
食べさせてもらって、スリーズちゃんはムースとゼリーが重なったところもしっかりと口に入れていた。嫌がって口から出すこともなく、もぐもぐと美味しそうに食べている。
僕もムースとゼリーの重なったケーキを食べたが、冷たくて、喉に心地いい。噛まずに飲み込めてしまうので、するするとあっという間に食べてしまった。
「お母さん、このケーキすごく美味しい」
「冷たくて幸せだわ」
僕とリラが喜んでいると、母も目を細める。
「アナに教えてもらって作った甲斐があるよ。気に入ってもらえてよかった」
今年も僕とリラのお誕生日はさくらんぼで祝われた。
夜寝るときの問題は、十一歳になっても続いていた。
僕は十一歳になってもセイラン様と別々に寝るつもりはなかったし、セイラン様もそのことを許していた。
ただ、夏は暑いのだ。
汗びっしょりになる僕を抱き締めて、セイラン様も困っているようだった。
「このままだと熱中症になってしまうぞ」
「セイラン様と寝たいのです」
「ラーイの健康のためにも、どうにかできないものか」
考えた結果、僕とセイラン様は寝室の床に薄い敷物を敷いて寝ることにした。
涼しい風は下の方に集まって、暖かい空気は上の方に集まる。
床の上に寝るのならば、少しは涼しさを得られるのではないかと考えたのだ。
床板も冷たくて敷物の温度を下げてくれる。
床の上でセイラン様と眠るようになってから、僕は夏でも睡眠不足にならずにすんでいた。
リラももちろん同じ問題にぶつかっていた。
高等学校で眠そうにしているリラに、僕はセイラン様とのことを話してあげることにしたのだ。
「リラ、暑い日は床に敷物を敷いて寝るといいよ」
「床で寝るの?」
「床の方が涼しいからね」
暖かい空気は上の方に集まって、冷たい空気は下の方に集まる。その話をリラにすると、リラは納得していた。
「小学校の授業で、気象の話をしたときにそのことを習ったわね」
「授業の内容は無駄じゃなかったんだよ」
「そうみたい」
僕とセイラン様が床で寝ていることを知って、リラも床で寝るようにしたようだ。その日からリラが高等学校で眠そうにしていることはなかった。
眠る前にセイラン様からお乳をもらうのだが、体をくっ付けているとお互いに汗をかいてしまう。セイラン様のお乳を飲むと体の芯から温まるようで、汗が噴き出る。
夏場は僕はお風呂に入る前にセイラン様のお乳を飲ませてもらっていた。そうでないと汗だくになってとても眠れないのだ。
お乳を飲んだ後にはお風呂に入る。
セイラン様は脱衣所で僕のことを待っていてくれる。
僕が恥ずかしいと言った日から、セイラン様はお風呂の中までは見ないようにしてくれていた。僕ももう十一歳なので、お風呂には一人で入れる。溺れたりする危険もないはずだ。
それでもセイラン様は心配なので脱衣所で僕が出て来るまで待っていてくれた。
「さっぱりしました。セイラン様も入られますか?」
「私も入らせてもらおうかな」
タオルで身体を拭いてパジャマを着て出てくると、セイラン様が入れ違いにお風呂に入る。僕はセイラン様と温泉に行ったときのことを思い出していた。
セイラン様の股間には立派なものがついている。
それを見てしまった後ろめたさと、ドキドキするような感覚に、僕は顔が熱くなる。
セイラン様の白い胸はいつも見ているけれど、股間を見たのは一度だけだ。
セイラン様も同じ男性なのだから、股間についていると分かっていたが、実際に見てみると不思議な感覚になった。
決して嫌ではないのだけれど、自分の股間がむずむずするような気がする。
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……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
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