転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?

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6年後

〜クリス視点〜

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「あなた…どうしましょう
 とりあえず急な言い訳を作ったけれどおかしくなかったかしら?


 まぁそれよりも…シャルちゃんはきっと凄い力があるわ

 きっと…って言うか魔力量が1500もある時点で規格外な気がするのだけど…」
 そう妻が言いながら心配そうな顔をした



「そうだね…
 僅か7歳でレベル30を超えている事自体が先ず凄いけど、レベル30で魔力が1500あると言うのがまたね

 ハイエルフだと普通…なのかが私たちには分からないからね」
 そうなのだ、エルフとハイエルフとではかなり違いがあると言うことは知っているものの

 エルフは王都にも何人か住んでいてまだ友人がいる為にステータスを少し知っていたけれど
 ハイエルフは基本里から出ないと言われていて全く分からないのだ。


 どうしたものかと思っていたら
「1番心配なのは学校に入学するまでに、シャルちゃんにどうやって自分自身が規格外なのかを知ってもらう事…なのよね、、、

 シャルちゃんならハッキリ言っちゃっても大丈夫かもしれないけれど、ミレイちゃんのお家にお邪魔した時に言われたことを思い出すと…」
 そう妻が言った



 確かにそうなのだ
 あの時ミレイの母親から
 “ミレイも少し…いや、昔とは違う存在なのかと思うほどに強力な力を手に入れてしまったわ

 けれど、それ以上にシャルちゃんは無限大の力を持っていると私たちは思っているのよ、6年間一緒に過ごしたのもあるけれど、それ以上にミレイの契約した時のミレイの変化を聞いたからかしらね

 それでね、シャルちゃんはミレイ以上に魔法や今はまだ学んでいないけれど、どうも剣術などにも興味心が強いみたいなの


 だから、王都に行ってからもこれからどんどん強くなると思うけれど、本人の学びたい気持ちは尊重してあげて頂戴”
 そう言われているのだ


 あの時はそこまで心配する事なのかと思っていたけれど、このレベルとステータスを聞くと…確かにこれからどうなるか

 この国の制度からしてきっと……そして、どうも私はあの御告げとシャルちゃんが…

 まぁ生まれた時に基本確かめられているのだから、違うのはわかっているんだけどな


「自覚については…いいんじゃ無いだろうか?
 ただ、学校側に入学する前に軽く話をしよう

 おそらく本人が我慢して学校生活を送るのは辛いだろうしね」
 ダメかもしれない、もしかしたら問題が起こるかも


 だけど


「そうね、シャルちゃんは強い力があっても誰かが苦しむことをするような子では無いはずだもの」
 と妻が言った

 私も同意見でしか無い


 何よりテイムスキルを持つ者は、基本的に人も魔物も誰に対しても思いやる心を持つものが多いから


 だから、他種族との関わりを拒むエルフ族等には本来テイムスキルを持つものが少ないはずだからね





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