転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?

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6年後

同族…?

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 お兄さんが部屋を出ていくと
「シャルちゃん…私達も初めて聞いたのだけど、この2つはどう言った物なの?」
 とエマさんがビンを見つめながらそう言い


「塩とかと一緒に出したってことは、この2つも調味料…なんだよね?」
 とクリスさんも見つめながらそう言った


 実は…2人にも食べて欲しいのと、やっぱり味噌以外も自分自身食べたいよね!
 って事で
「全部2ビンずつ残ってるので、後でお肉に付けて食べてみませんか⁉︎」
 と言ってみた


 醤油かけたステーキも割とさっぱり目に食べられるから私大好きなんだよね♪
 もちろん塩を少しかけて食べるのも美味しいし!!


 それを聞いたミレイが
「僕もっ僕も食べてみたい!」
 と目をキラッキラさせてそう言ったかと思ったら


 寝てるかなぁなんて思ってたスイまでカバンから勢いよく飛び出して来て
『僕も僕も!
 美味しいお肉食べるっ』
 と言った。



 そんなの
「もちろん!みんなで食べようね♪」
 なんて微笑ましいなぁなんて思いながら見てるけど、きっとこの中で内心私が1番食べるの楽しみにしてるんだけどね⁉︎


そんなわけで、ワイワイ話していたら思っていたより早くお兄さんが戻って来て、そして後ろには………エルフ⁉︎

絶対エルフで間違いないような見た目の男の人が一緒に入って来た


びっくりし過ぎて
「え⁉︎」
と思いっきり声を出してしまい、慌てて口を塞いだんだけ…ど、どうもその人の様子がおかしく


「君…今すぐ部屋を出て行きなさい」
とそのエルフさんがお兄さんに向かってそう言った


お兄さんは少しびっくりした様子を見せたものの
「かしこまりました。
それでは私はこれで失礼させていただきますね」
と私達に一礼してから部屋をさっと出て行った



そしてお兄さんが出ていくと、そのエルフさんが私の前に座って
「彼らは…貴方の信頼されている…本当の姿を知っておられる方で良かったでしょうか?」
と周りには聞こえないくらいの声量でそう言ってきた。



…え?なんで知ってるの⁉︎



「えーーっと、本当の姿は2人は知らないです、けど…皆んな信頼出来る人ですっ」
 と一応伝えてみた


 ハイエルフって言うのは冒険者ギルドの時に話したような~話した事ないような気がするけど、変装を解いた姿は確か見せてなかったもんね。


 すると
「それなら大丈夫ですね
 シャル様とお聞きしているのですが…合っていますでしょうか?

 まさかこんな所でハイエルフの中でも上位の方にお会い出来るとはっ

 ありがとうございます。」
 と頭を下げながらそう言った、、、


 なんの事⁉︎
 いやまぁハイエルフなのはあってるんだけど…てかなんでそれも知ってるの⁉︎

「あの、なんでハイエルフってわかったんですか??」
 答えによっては変装してる意味無くなっちゃうよ⁉︎



 すると
「私達エルフはですね、ハイエルフの方は光をまとっているように見えるのです

 その中でも上位の方は光が強くまた魔力が多ければ多いほど不思議な雰囲気も強く感じるのです

 そして…まだ成長期すら迎えていない方からこれほどの光を感じたのは初めてなのです!」
 と興奮したような声量で、だけど顔は合わせずにそう言った


 勢いが凄過ぎて少し後退ると

「こらっ!
 シャルをいじめるなっ」
 とミレイがエルフさんに向かって怒った


 ミレイ!ありがと!!
 けど…いじめられてはないの。

 むしろ…なんか、褒められてる?
 いや褒められはないか。


 とにかく
「ミレイありがとっ
 けど…多分だけど大丈夫だとおもう!

 それより、少しだけクリスさん達と外で待っててもらってもいいかな?」
 とミレイ達にお願いした。


 なんとなくだけど、2人で話した方がいいような…気がする?
 意味ないかも知れないけどね(笑)

 それに、もしこの人が何年も前から里を出てるなら、里に入って誘拐等を違う種族ができるのか、その確認がしたいしね。


 それを聞いていたクリスさん達は
「本当に出ていて大丈夫なんだね?

 話を聞いていた感じ安全ではありそうだけど…1時間以内に出て来なければ勝手に入ってくるからね、それだけは覚えておいてね」
 とだけ言い残して、スイを抱っこし、ミレイを説得しながら皆んなで部屋を出て行った







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