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入学前
本当の姿へ…
しおりを挟む確かに…てかエルフの里に戻るなら元の姿にならないと…むしろ目立っちゃうよね⁉︎
でも…そう言えば元の姿になるのなんて…本当に久しぶりだし、自分自身今の本当の姿どんな感じだったかわからないけど…大丈夫かな?
なんだか凄く期待した瞳で見てくる人が2人いる気がするけど、、、
そんな2人をチラッと見て
「やっぱり…里に帰るならエルフの姿の方が良いですよね?
てか、2人とももう大丈夫なんですか?」
と声をかけてみた。
ついさっきまで死んだように
“地面…地面だぁ”
なんて言いながら倒れ込んでたから、少しと言うか、かなり心配だよ⁉︎
それはまぁ無視するとして、、
「確かにせっかくお父さんとお母さんに会えるかもしれないし…全部戻してからの方がいいかな?」
なんて考えていたら
「シャル…ちゃん?
私たちが聞いた事あるのに、あまり良く覚えて無いだけかなとは思うのだけど…
全部って、耳の形だけじゃなくて、他のところも色々変えてるのかしら?」
と人型に戻ったエマさんがそう声をかけて来た。
そう言えば、エマさん達の前でも少し話はしたけど、結局元に戻った事なかったっけ?
ドラゴンの里にいる間に変装等はずっとしてても問題ない事が分かって、面倒だしずっとこの姿でいたもんね、、
すると
「そうだよ!
元の姿は、僕とシャルは髪も目も同じ色なんだ♪」
とドヤっという感じでミレイがそう言った。
「あら、そうなの?
それは…見たいわねぇ♪
それにね、シャルちゃんのお父様とお母様なら、きっと本当の姿だろうと今の姿だろうときっと気がつくと思うわ
でもね、私だったらせっかくなら本当の姿で再会したいもの、強制なんて事はしないけれど、ここまで来たなら本来の姿を隠していた理由もないでしょうし
私は元の姿に戻っても良いと思うわよ」
とエマさんが優しく頭を撫でながらそう言ってくれた。
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