転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

入学前

緊張

「あの…なんで教えられないんですか？
　知りたいですっ

　てかそのお告げ(？)が本当に私の事が分からないですし、教えても大丈夫だと思います！」
　そう2人に詰め寄ってみたものの


「いえ、、これまでのことといい、そうである可能性しかありませんので。

　ただ…そうなると、やはり戻って来てもらって良かったですね？」
　といいながらサレスさんがユースさんを見ると


「そうだね、このまま一度も戻らずにってなれば、一つの選択肢が消えてたわけだしね

　何より…もうあの未来になってしまったら…きっと私たち皆かなり辛いですから」
　と、そう、意味深にユースさんが呟くような声でそう言った。


　ねぇ！！！
　教えてよっ

　てか、その選択肢だけでも教えて？
　選んだら皆んな辛いって…なにさ！！


　とは言えいくら聞いてもそれは教えてもらえず…
　ただただ2人とも急に人が変わったみたいに接して来て

　サレスさんが
「ただ…やはりフードを被って行きましょうか？

　そうでないとハイエルフの方が多い中心部まで辿り着くのに大変な道のりになりそうですしね。」
　そう私に言うと

　それを聞いていたユースさんが
「そうだな！
　それなら私がすぐにとって来ますので少しお待ちください」
　とだけ言い残して早々に走って行ってしまった。


　そして
「シャル様。
　改めて、お父様とお母様に直ぐに会えることを願っていますね。

　私は…色々ありましたから、流石にハイエルフの方が多い中心部にはまだ入れないと思われますので

　途中からユースが案内する事になるとは思いますが、おそらく直ぐに会えると思いますので、安心してくださいね」
　とサレスさんに言われた。


　まるで私のお父さんとお母さんが確実にそこに居ると分かっているように。


　でもまぁ…私が住んでたところだし、きっと居るんだよね。
　早く会いたい気持ちや、ワクワクももちろんある、、けど、やっぱりどこか不安や怖さもあるから、すっごく緊張…だよね。


　ただ、、、きっとエルフ族だからこそ、お母さんお父さんは、姿とかあまり変わって無いと思うんだよね！

　うろ覚えだけど、早く…会いたいな。