転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

帰って来た

後2日！

　それから数日、入学式の日まで色々あった。


　制服が出来上がった連絡を貰って取りに行ったのはもちろんだけど、他にも部屋が確定したので、登録の手続きをしに行ったり

　後少し前にクッキーと一口ケーキを発売し始めたんだけど………これが問題。


　本格的な発売を早めてほしいと言う嬉しい苦情が沢山来てるみたい！


　そんな聞いたら嬉しいよね♪


　ただ私以上にまさかのサレスさんとハイツさんが心配してくれて、私が体調を崩さない為に

　“店主が材料の契約の為に他国へ交渉中なので、開店はまだ出来ない”
　って嘘の貼り紙をしてくれて、なんとか解決はした。



　そうして迎えた入学式…の2日前。


　そんなギリギリにも関わらず、最後に皆んなでゆっくり遊びたくて外にBBQをしに来た。

　って言っても、この世界では自然の中で安全に楽しめるステーキ
　って感じでそんな言い方はしないらしいんだけどね、一応外で、それも炭…なのかわからないけど多分炭と思われる物でしっかり、そんでもって全部焼いてから食べるって、完璧BBQじゃん？


　まぁ小さい頃外で焼きながら食べる物だと思ってて、本来は違うって知った時は…え…私本当はBBQした事なかったの⁉︎
　って…少しびっくりした思い出だよね(笑)



　そうして外でのご飯を楽しんだ後、帰ってお風呂に入って、そして初めてエマさんとクリスさんと、そしてミレイとスイと、皆んなで一緒に寝た。

　眠くなるギリギリまで2人がドラゴンの里にいた頃の話とか、そう言えば今まで聞いたことのなかったことを聞くことが出来て…楽しかったなぁ♪


　そうして入学式の前日。
　朝早くからクリスさんがバタバタと走り回っていて
「クリスさんどうしたんですか？」
　と別の準備をしていたエマさんに聞いてみたところ


「実はね貴方のお母様とお父様を夕方にこっちへ帰って来られるように迎えに行く約束をしてるでしょ？

　それで昼までに仕事を終わるように少し前から調節してたみたいなのだけど、、、時間を勘違いしていたみたいで今すごく慌ててるのよ」
　とクスッと笑いながらエマさんがそう教えてくれた


「え⁉︎
　それ大丈夫ですか？」
　とお父さんとお母さんには正直会いたいので、無理だったらどうしようと思いながらも、仕事ならどうしようもないよね？と心配でそう聞くと


「大丈夫よ、こんな事もあると思って私も今日は殆ど予定を終わらせておいたの

　だからもう少し見守ってから無理そうなら私が行かせてもらうわ」
　とエマさんが楽しそうにそう言った


　時々…クリスさんにだけいじわるだよね、エマさん。
　でもそれがあるからこそ仲がいいんだろうなぁ