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学園
怖い〜先生視点〜
しおりを挟むある日生徒4人が話してるのが偶然聞こえてきて
“走る日もあれば今日は剣術、次の日は弓術とか…日によってする事が違う部活とか合ったら…絶対それが良いんじゃないかな⁉︎
それなら、やりたいことのある日だけ部活に顔を出して、それ以外日は疲れてなければ1人で走り込みとかしたらいいし”
なんて言葉が。
そんな部活あったら楽しそうじゃないか⁉︎
俺ももし学生の頃にあったら絶対入ってたなぁ
そんな興味心から、つい部活を作るように促してしまった。
有無を言わせぬ勢いで話してしまって、後から少し申し訳なく感じで職員室に来てもらってから改めて確認したらいいと言ってくれて
そして今話してる訳なんだが、、、
10歳にも満たない子供で、これほどしっかり受け答え出来て自分の意見を言える子は、貴族の中でもほとんど居ないんじゃないか⁉︎
なんてくらいの軽い気持ちで思ってたんだよなぁ
この時までは。
魔術テストの日。
テストは簡単。
魔力量と、どんな魔法を使えるか
そして攻撃魔法の威力を測る事。
テストは昔は名前順だったんだが、毎回テストで最初の方と人・最後の方の人、それが決まってるのが嫌だと言う子が多くて順不同でテストを行う事になってるのだが
今年は本当に優秀な子が多い!!!
先ず、魔法を発動出来る時点で最低限を余裕でクリア出来てるんだ
だって、貴族は魔法を学ぶ機会がまだあるが平民のものは先ず学ぶ機会はほぼ無いからな
冒険者ギルドで教えてもらえることももちろんあると聞くけど、魔力がしっかり安定し切っていない子供は無理に学ぼうとすると危険だからな、だから発動出来るだけですごいんだ
そんな中で、レベル2の木に傷をつけた子が出てきてるんだよ!
今年の俺のクラスは凄いなぁ
なんて呑気に思ってたら、、、、な?
昨日の気になっていたシャルが入ってきて、少し話して魔力量を計測したんだが、、、
2000⁉︎
見間違いか?と思ったのだが、先生という自分の立場を放棄してつい“人間か?”なんて聞いてしまった。
それが間違いだった…
ハイエルフ、紫の瞳
この2つのワードを聞いてしまった。
紫の瞳を持つ者は、未来の国王になる資格を持つ者だ。
まぁ人間国のみだが、人間国であるここ王都は種族差別は一切しないという決まりがあるから、念の為に他の国と区別するために人間国と言っては居るが
紫の瞳を持つ者、善意を持つ者、そして2つを持っていながら本人が望めば種族を問わず資格を得られるわけで、、、
いや、まぁ本当かは分からないしな、もし本当なら…この子自身普通に学園生活送れないしな、、聞かなかった事にするのが今は1番いい。
そう思い込みとりあえずテストを見てみる事にした。
うん。
本来中等部に上がっても傷を付けるのはむりなものが多い10個目まで全て余裕そうに、それも最後の方は違う技…と言うか合わせ技まで使って!!
そんで本人全く自覚してないよな?
これ…大丈夫かな?
俺、後から大変な事になったりしないよな?
もはや驚きや生徒への期待を通り越して怖さを感じてしまいそうだぞ?
んーーーっと
よし、今年のクラス別対抗の大会は、優勝だな。
ボーナス楽しみだなぁ、、、
10
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