転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

学園

クロ

「クロって名前…だめかな？」
　と言ってみると


　何か少し変な感じがしたかと思ったら


『本当に…契約出来たのか？
　まさか本当に出来るとは、、とにかくよろしく…たのむ？』
　そんな声が聞こえてきた。

　イケオジだぁ！！！！


『友達になってくれてありがとっ♪』
　てか友達になってくれるだけじゃなく契約してくれたんだよね？

　そんな奇跡が起こるなんてっ
　これでこのもふもふでかっこいいワンちゃんに包まれて寝られるんだよね？

　幸せかなって♪


『いや、まぁそれは、、ん？てかそうだな⁉︎
　なんで契約出来てるんだ？

　俺様と契約出来る人間なんて…早々居るわけないのに…お前何してくれてるんだ！！』
　と怒られた。


　怒られては…ないのかな？
『でもスイとおんなじ感じだったから…クロが契約に合意してくれたんじゃなかったん…ですか？』
　と聞くと


『我が…人間如きと契約したいと思うわけないだろっ
　きっと、手違いだ、今すぐ解約するんだ！

　ただちょっと気になって見てたからって、契約したかったわけではないぞ！』
　そう慌てた様子で言われた


　もしやこれは…ツンデレか⁉︎
　可愛いなぁ♪

　なんて呑気に考えてたらミレイが走ってきて
「シャル！
　もしかして…契約したの？

　僕確かにまだ弱いかもだけど、今年中には絶対その犬より強くなるよ⁉︎」
　と言った


　ん⁉︎
「そんな心配してないよ？
　と言うか、ミレイにもクロにも、守って貰うんじゃなくてむしろ私も3人を守らないとじゃない⁉︎」
　ついてきてもらうんだから、一緒に戦うならお互いでしょ！


　そう言っていたら
『待て⁉︎俺様が人間に守られるだと⁉︎


　いや、てかお主そのドラゴンとも契約してるのか？
　いや、てか3人って…まさかまだ契約してる奴がいるのか？？？

　普通契約は同時に出来ないだろ！』
　とクロが言った


　あ、心の声じゃなくてもしっかりクロ言葉わかるのか！
「そうだよ！私が初めて契約したのがミレイで、その後スイと契約したの♪」
　とカバンの中にいたスイに出て来てもらってそう伝えた


　すると
「スライムか…よし、つまり敵は1人か…」
　と呟くように言った

　てき？？？


「なっ！
　ねぇシャル…なんで契約したの？」
　とミレイに言われたので


「だって…ミレイがブラックフェンリルって教えてくれたでしょ？
　なんか…かっこいいなぁって

　後は、やっぱりこのもふもふのクロに包まれて寝たら、最高じゃない⁉︎」
　そうテンション高めに言うと


『おい、まて
　俺様…まさか強さよりこの自慢の毛を目的に契約させられたのか⁉︎』
　とクロがムッとした表情で私の方を見た。


　、、、、ソンナワケナイヨネ。