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性癖その1 絵柄が少女漫画っぽい○○漫画
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医クラちゃんは日本のどこかにある私立医大に通っているSNSでの炎上ウォッチングが大好きな医学生。ネガティブな彼女の周りにはいつも残念な仲間たちが集まってきますが、彼女にもまともな友達がいない訳ではありません。
「伊倉さん、この前硬テの合宿でお土産を買ってきたんだけど一つどう? ちゃんと吉良さんと留産池の分もあるよ」
「わあっクッキーだ、私クッキー結構好きなんだよね。トイレ行ってるタローくんの分も貰っといていい?」
「もちろん! 学年全員にあげられるように3箱も買ったから全然大丈夫」
「ハイスペくんっていつも気がきくよねー、そんな感じで彼女にも接してるんでしょう?」
「ははは、それはまあプライベートってことで。じゃあ他の友達にもあげてくるね」
昼休みに講堂で駄弁っていた医クラちゃん一同に合宿のお土産を持ってきてくれたのは同じく医学部医学科4年生のハイスペくん。1年生の時から硬式テニス部のエースとして活躍している彼は174cmの高身長に加えて成績もよく、顔面偏差値も医学部基準で60ぐらいあるのでいつの間にかハイスペというあだ名を付けられていました。
「ぐぬぬぬ……いつもながら嫌味な奴だ……」
「そういえばルサンチくんってハイスペくんと同じ男子校出身だったよね。あっちは高校で2年後輩だったっけ?」
「医クラちゃん、傷口に塩を塗り込むようなこと言わないの……」
運動部員の悪口を言うのが大好きなルサンチくんは表向きハイスペくんと対等な男友達として付き合っていますがカタログスペックでハイスペくんに勝てる部分がぶっちゃけ一つもないので内心ではルサンチマンしかありません。ハイスペくんは3年生の頃から1学年下のかわいい女子医学生と付き合っており、彼女が同じ医学生であるという点もルサンチくんにとっては気に入らないポイントです。医学生の恋人には暗黙の格付けがありますがここで語ると長くなるので省略します。
「大体あんな風にいかにも善人な奴ほど実は後ろ暗い内面を抱えてるんだよ! まあ今日はこのクッキーの味に免じて許してやろう」
「そうなんだなあ、人間イライラした時は美味しいものを食べてまったりするのが一番なんだなあ。もぐもぐ」
いつの間にかトイレから帰ってきていたタローくんと並んでクッキーをかじっているルサンチくんを見て、医クラちゃんは男同士の微妙な友情は見ていて面白いなあと思いました。
その日の放課後、ハイスペくんは部活がない日なので大阪府豊中市にある実家に直帰していました。この日は彼女との約束も週1回の喫茶店でのアルバイトもないので久々に一人でくつろげる日です。
「ただいまー、ってお前玄関に何積み上げてんの!? 古本屋にでも売るの!?」
「お兄ちゃん玄関上がる時気をつけてよ! 倒したら罰金1万円だかんね! あとこれは大掃除してるんだけどお兄ちゃんに昔借りた漫画は返すからテキトーに持ってって」
ハイスペくんには5歳下で現在女子高生の妹がいて、妹は女子高生をやりつつ絶賛オタクライフを満喫中です。この日は部屋に置いてある本を一旦全部玄関に出して本棚に収納し直すというはた迷惑な整理整頓をしようとしていたのでした。
「分かった分かった、そこの本は持ってくから早めに片付けてな。こんなに買うなら電子にすればいいと思うけど……」
「もちろん電子で一杯買ってるに決まってんじゃん! これは全部コレクション用ってこと。さあどいたどいた」
妹に迷惑がられつつハイスペくんは玄関の片隅にまとめられていた漫画を持って2階にある自室に入りました。
椅子に腰掛けてふと自分の本棚を見ると、ここ最近はろくに本が増えていない本棚が目に入ります。欲しい本は漫画以外も含めて大体電子で買ってしまいますし、それに……
(昔はカバーを替えてエロ漫画を隠してたりしてたよな……)
他人に見られたくないような漫画も電子で買えてしまいます。といっても彼女ができた今、そういった漫画にも以前ほどは興味がなくなっているハイスペくんです。
妹が返してきた漫画を空いている本棚に戻そうとしたハイスペくんですが、その中に見覚えのない漫画が挟まっていることに気づきました。
『俺様石油王は一途でした ~砂漠の夜にゆらめく乙女心~』
どうやら妹は自分が買った漫画を間違えて返却する漫画の中に置いてしまったらしく、ハイスペくんは妹のうかつなミスに苦笑しました。
表紙にはセクシーな衣装を着た日本人の少女が中東のイケメン石油王にバックハグされているイラストが描かれていて、少女漫画っぽい絵柄であることからこれは噂に聞いたことがあるティーンズラブ漫画らしいとハイスペくんは理解しました。
(こんな漫画は読んだことないけど、中身はどんなのかな?)
どうせ自分では一生買うことはないということで、ハイスペくんは完全に興味本位でティーンズラブ漫画を開いてみました。
そこには……
「駄目です、私はこの国に流れ着いただけの平民で……あっ……」
「ユイカ、俺の心はもはや君の中にしか棲んでいられないんだ。そう、君の中にしか……」
思ったより過激なシーンが展開されており、ハイスペくんはその漫画の内容に心を奪われました。
ハイスペくんがこれまで読んできたアダルト漫画は全て男性向けで、現実的にはあり得ないような体型をした美少女たちが主人公に都合よく迫ってくるものでした。
しかしティーンズラブ漫画で描かれている美少女はセクシーながらある程度リアリティのある体型で、その上に絵柄は繊細で美しいのです。
これまで少女漫画自体を読んだことがなかったハイスペくんは繊細で美しい少女漫画の絵柄であまりにも過激な恋愛が描かれるティーンズラブ漫画に衝撃を受けたのでした。
そう、これは彼がこれまで気づかなかった、自分自身に隠されていた性癖なのです。
その翌月、昼休みに文庫本サイズの漫画を読んでいるハイスペくんを見てルサンチくんは意地の悪い笑みを浮かべていました。
「おい医クラ、今度昼飯おごるからハイスペが読んでる漫画を見てきてくれないか? 女子がやれば問題ないだろ?」
「えー、ルサンチくんそれは流石に悪趣味だよ。でも私もちょっと興味あるしやってみようかな」
「駄目駄目、絶対駄目! 医クラちゃんが男子にそんなことするなんて絶対駄目! 私が代わりにやるから医クラちゃんはそこで見てて!!」
大親友である医クラちゃんが手を汚すのが許せないキラキラちゃんは、そう言うとハイスペくんの背後につかつかと歩み寄りました。
「ハイスペくん、それ何の漫画? ちょっと借りていい?」
「うわっ吉良さんいきなり何を!?」
「この綺麗な絵は……ちょっと待ってこれ少女漫画じゃない? へえー、ハイスペくん少女漫画ファンだったんだ。私もこの漫画読んだことあるよ」
「いやー、妹の影響でね。皆の前で恥ずかしいけど」
「流石はハイスペくんなんだなあ、僕も少女漫画を読んで乙女心を勉強しようかなあ」
「ムキー! これは許せん、今からハイスペが高校時代に好きだったエロ漫画家を人前で暴露し」
「やめなさい」
あなたの隣にも密かに性癖くんがいるかも知れません。明日はどんな性癖くんに出会えるか楽しみですね。
(つづく)
「伊倉さん、この前硬テの合宿でお土産を買ってきたんだけど一つどう? ちゃんと吉良さんと留産池の分もあるよ」
「わあっクッキーだ、私クッキー結構好きなんだよね。トイレ行ってるタローくんの分も貰っといていい?」
「もちろん! 学年全員にあげられるように3箱も買ったから全然大丈夫」
「ハイスペくんっていつも気がきくよねー、そんな感じで彼女にも接してるんでしょう?」
「ははは、それはまあプライベートってことで。じゃあ他の友達にもあげてくるね」
昼休みに講堂で駄弁っていた医クラちゃん一同に合宿のお土産を持ってきてくれたのは同じく医学部医学科4年生のハイスペくん。1年生の時から硬式テニス部のエースとして活躍している彼は174cmの高身長に加えて成績もよく、顔面偏差値も医学部基準で60ぐらいあるのでいつの間にかハイスペというあだ名を付けられていました。
「ぐぬぬぬ……いつもながら嫌味な奴だ……」
「そういえばルサンチくんってハイスペくんと同じ男子校出身だったよね。あっちは高校で2年後輩だったっけ?」
「医クラちゃん、傷口に塩を塗り込むようなこと言わないの……」
運動部員の悪口を言うのが大好きなルサンチくんは表向きハイスペくんと対等な男友達として付き合っていますがカタログスペックでハイスペくんに勝てる部分がぶっちゃけ一つもないので内心ではルサンチマンしかありません。ハイスペくんは3年生の頃から1学年下のかわいい女子医学生と付き合っており、彼女が同じ医学生であるという点もルサンチくんにとっては気に入らないポイントです。医学生の恋人には暗黙の格付けがありますがここで語ると長くなるので省略します。
「大体あんな風にいかにも善人な奴ほど実は後ろ暗い内面を抱えてるんだよ! まあ今日はこのクッキーの味に免じて許してやろう」
「そうなんだなあ、人間イライラした時は美味しいものを食べてまったりするのが一番なんだなあ。もぐもぐ」
いつの間にかトイレから帰ってきていたタローくんと並んでクッキーをかじっているルサンチくんを見て、医クラちゃんは男同士の微妙な友情は見ていて面白いなあと思いました。
その日の放課後、ハイスペくんは部活がない日なので大阪府豊中市にある実家に直帰していました。この日は彼女との約束も週1回の喫茶店でのアルバイトもないので久々に一人でくつろげる日です。
「ただいまー、ってお前玄関に何積み上げてんの!? 古本屋にでも売るの!?」
「お兄ちゃん玄関上がる時気をつけてよ! 倒したら罰金1万円だかんね! あとこれは大掃除してるんだけどお兄ちゃんに昔借りた漫画は返すからテキトーに持ってって」
ハイスペくんには5歳下で現在女子高生の妹がいて、妹は女子高生をやりつつ絶賛オタクライフを満喫中です。この日は部屋に置いてある本を一旦全部玄関に出して本棚に収納し直すというはた迷惑な整理整頓をしようとしていたのでした。
「分かった分かった、そこの本は持ってくから早めに片付けてな。こんなに買うなら電子にすればいいと思うけど……」
「もちろん電子で一杯買ってるに決まってんじゃん! これは全部コレクション用ってこと。さあどいたどいた」
妹に迷惑がられつつハイスペくんは玄関の片隅にまとめられていた漫画を持って2階にある自室に入りました。
椅子に腰掛けてふと自分の本棚を見ると、ここ最近はろくに本が増えていない本棚が目に入ります。欲しい本は漫画以外も含めて大体電子で買ってしまいますし、それに……
(昔はカバーを替えてエロ漫画を隠してたりしてたよな……)
他人に見られたくないような漫画も電子で買えてしまいます。といっても彼女ができた今、そういった漫画にも以前ほどは興味がなくなっているハイスペくんです。
妹が返してきた漫画を空いている本棚に戻そうとしたハイスペくんですが、その中に見覚えのない漫画が挟まっていることに気づきました。
『俺様石油王は一途でした ~砂漠の夜にゆらめく乙女心~』
どうやら妹は自分が買った漫画を間違えて返却する漫画の中に置いてしまったらしく、ハイスペくんは妹のうかつなミスに苦笑しました。
表紙にはセクシーな衣装を着た日本人の少女が中東のイケメン石油王にバックハグされているイラストが描かれていて、少女漫画っぽい絵柄であることからこれは噂に聞いたことがあるティーンズラブ漫画らしいとハイスペくんは理解しました。
(こんな漫画は読んだことないけど、中身はどんなのかな?)
どうせ自分では一生買うことはないということで、ハイスペくんは完全に興味本位でティーンズラブ漫画を開いてみました。
そこには……
「駄目です、私はこの国に流れ着いただけの平民で……あっ……」
「ユイカ、俺の心はもはや君の中にしか棲んでいられないんだ。そう、君の中にしか……」
思ったより過激なシーンが展開されており、ハイスペくんはその漫画の内容に心を奪われました。
ハイスペくんがこれまで読んできたアダルト漫画は全て男性向けで、現実的にはあり得ないような体型をした美少女たちが主人公に都合よく迫ってくるものでした。
しかしティーンズラブ漫画で描かれている美少女はセクシーながらある程度リアリティのある体型で、その上に絵柄は繊細で美しいのです。
これまで少女漫画自体を読んだことがなかったハイスペくんは繊細で美しい少女漫画の絵柄であまりにも過激な恋愛が描かれるティーンズラブ漫画に衝撃を受けたのでした。
そう、これは彼がこれまで気づかなかった、自分自身に隠されていた性癖なのです。
その翌月、昼休みに文庫本サイズの漫画を読んでいるハイスペくんを見てルサンチくんは意地の悪い笑みを浮かべていました。
「おい医クラ、今度昼飯おごるからハイスペが読んでる漫画を見てきてくれないか? 女子がやれば問題ないだろ?」
「えー、ルサンチくんそれは流石に悪趣味だよ。でも私もちょっと興味あるしやってみようかな」
「駄目駄目、絶対駄目! 医クラちゃんが男子にそんなことするなんて絶対駄目! 私が代わりにやるから医クラちゃんはそこで見てて!!」
大親友である医クラちゃんが手を汚すのが許せないキラキラちゃんは、そう言うとハイスペくんの背後につかつかと歩み寄りました。
「ハイスペくん、それ何の漫画? ちょっと借りていい?」
「うわっ吉良さんいきなり何を!?」
「この綺麗な絵は……ちょっと待ってこれ少女漫画じゃない? へえー、ハイスペくん少女漫画ファンだったんだ。私もこの漫画読んだことあるよ」
「いやー、妹の影響でね。皆の前で恥ずかしいけど」
「流石はハイスペくんなんだなあ、僕も少女漫画を読んで乙女心を勉強しようかなあ」
「ムキー! これは許せん、今からハイスペが高校時代に好きだったエロ漫画家を人前で暴露し」
「やめなさい」
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(つづく)
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