☆リセマラ神様☆

白あん

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シュナウザー

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『カカカッ。カッ』と虫は歯音を立てている。もう自分達を餌にしか見ていないのだろう。立派なヘヤクレスオオカブトの様な大きな角を持っている。アレに弾き飛ばされたら人たまりもないだろう。

防御で防ぐ事もできるが、魔法を使える楓も気絶している。
まこは決意するしかなかった。

『やっ‥‥やってやる!!出てこい剣!』
指輪から長剣が出てくる。

すぐさま手に届く範囲ある敵の角にめがけて振り下ろす。
ガキン!!
命中はさえしたが、敵の外甲は硬く手に痺れを受けた。
『かってー!』と口走った瞬間。敵の大きな角が振り下ろされた。

ドドン!!角の風圧を感じた。

砂埃舞い。小石が飛び交う。
『あぶねー!!』と一言。
手が痺れた際に長剣を手放したおかげで、身体を引くのが早くなったのだ。

しかし、武器を落とした状況に陥ってしまった。絶体絶命のピンチ。
『カッカッ!カッ!』敵が臨戦態勢に入る。この状態でも、まこは余裕だった。

『虫ちゃんよ。忘れちゃ困るぜ!俺にはまだ魔法があるんだ!!』指輪を使用した際に浮かんだ文字を唱えた。楓が魔法を唱えた際に、強力な魔法だと感じ、自分にも凄い魔法があるに違いないと期待していたのだ。

力強く唱えた。
『ブレイクタイム!!』
目を見開き、敵を見る‥‥‥。何も起こらない。ブレイク=壊すの意味だから凄いのが来るのだと予想していた。

もう1度唱える。『ブレイクタイム!!』
まこは(破壊の時間来い来い!!)と願っている。

だが何も起こらない!
『ブレイクタイム!ブレイクタイム!ブレイク!ブレイクタイム!』と叫ぶ。

目の前で粉塵と風が舞う。

『ブシュー!カカカッ!』敵が興奮状態で此方を睨む。大きな羽を広げて空に羽ばたき距離を取る。羽を閉じ角を下に下げ、急降下で突っ込んできた。

長剣を拾い、刃の甲を見せ防御の構え。後ろには楓、もう逃げ場は無い。

『まこ様、まこ様‥‥』と声がした。
『んんん!!』まこは驚いた。モグラの様に地中から顔を出していた人間が居た。

『いやはや、遅れて申し訳ございません。まこ様。』足の真下に白ヒゲを生やした老人が顔をヒョコと出していた。

『御紹介が遅れました。私は執事をしております。シュナウザーと申します。まこ様に呼ばれ参上つかまりました。』

空には突っ込んでくる敵。
後ろには楓。
真下はおっさん。

間が空き。
『おっさん!!知らねーよ!!』と怒の表情でツッコんだ。


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