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第1話 突然懐いてきた七福神アイドル

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俺の名前は、石山 浩太44歳。
俺はおんぼろアパートで1人暮らし。
家賃は2万円と安い。
俺は職を転々としてる。その理由は職場の環境に馴染めないこと。
俺は15歳の誕生日に家から追い出されてその日以来おんぼろアパートで生活するようになった。
俺はスーパーや食品工場などで働いた経験があるがどうしても職場環境に馴染めないので長くて3日でやめてしまう始末。俺は生まれた時から愛情を知らない。
幼児期から親からも先生たちからも虐待受け周りの人間たちからいじめられ騙され続けたので正直あまり人間を信用できない。

俺のように人間を敵視してる男がもう1人いる。
隣の部屋に住んでる織野 亮也44歳。
彼もまた俺と同じ運命をたどった男だ。
彼の場合は施設でちょっと間違えただけでも酷い拷問を受け続けたらしい。
俺はあまり人を信じないがアイドルグループ ユメノオカのファンでもある。
ユメノオカのメンバーはよくおならするらしいが見た目が可愛すぎる。
ユメノオカのメンバーは 式 真矢27歳・式 夏25歳・式 葵23歳・一色 美優25歳・里 蘭25歳・
高原 ルカ22歳・海洋 七海22歳。
式 真矢27歳・夏25歳・葵23歳は3姉妹でいつも仲良しのようだ。
職に就けなくなった俺は道路や公園の清掃して生計立てている。
どこの会社にも雇用されなくなった俺は行政に雇われ行政の仕事をする。
行政は俺みたいな人間不信に陥った人間たちに救いの手を差し伸べる。
行政によると人間不信に陥った人間たちの孤独死が相次いだため対策を考えてた。
俺は行政からもらった給料のおかげで家賃は払える。
俺はアパートへ帰るとすぐ寝る。なぜならアパートへ帰ると寝る事しかできないから。
俺の楽しみはアルタビジョンでみるユメノオカのメンバーの活躍ぶりをみることだけ。
隣にいる織野はずーと寝てるだけでアパートから一歩も出ない状態が続いた。
家賃はどうしてるのかが気になる。

ある日俺が交差点の掃除してたところ1人のアイドルが。
そのアイドルこそ式3姉妹の長女真矢。
彼女は俺に何しに来たのか?
この日の交差点もごみが散乱してた。

真矢「あのう。」

俺「誰だ?もしかして?」

真矢「初めましてユメノオカのメンバーの式 真矢です。よろしくお願いします。」

俺「初めまして。」

まさかのアイドルグループ ユメノオカのメンバーの式 真矢との出会い。
この日俺が出会ったアイドルは真矢だけではなかった。

真矢「夏、葵、こっちだよ。」

次女夏、3女葵にも出会った俺。

真矢「この子が妹の夏です。」

夏「初めまして。」

真矢「この子が葵です。」

葵「初めまして。」

俺はユメノオカのメンバーの式3姉妹を生で見て興奮気味。
俺は隣に住んでる織野とコンタクトを試みたが無理そうだ。
中で死んではいないだろな?
ここで謎が残る。なぜ式3姉妹が俺にあいさつしたのか?名前までも教えてもらった。
俺は自分の名前を彼女たちに教えてない。ちょっと気まずいかも。
しかしながらユメノオカのメンバーの式3姉妹の出会った俺に変化が。
気付けば俺は近所の住民にあいさつできるようになった。
俺の人見知りぶりは世間に知られてる。
あいさつするだけでこんなに気持ちよくなるとは。
日曜日の朝俺が近くの公園のベンチに座ってたら今度は一色 美優に出会った。

美優「初めまして。」

俺「初めまして。ん、もしや。」

美優「はい、私はユメノオカのメンバーの一色 美優です。よろしくお願いします。」

俺「よろしくお願いします。」

また俺の名前を教えるのを忘れた。
一色 美優は俺の隣に座った。

美優「あのうあなたの。」

俺「俺の名前ですか?石山 浩太です。よろしくお願いします。」

美優「石山 浩太さんですか。お仕事は。」

俺「今行政に雇われて道路や公園の掃除をしてます。」

美優「そうですか。石山さんは女の子好きですか?」

彼女の前では嫌いだと言いずらかった。
それにしてもユメノオカのメンバーは人懐っこそうな感じ。
俺はユメノオカのメンバーに懐かれる度に人生が変わっていく。

美優「石山さん、膝の上に座っていいですか?」

俺「えっ?」

一色 美優は何を思ったのか俺の膝の上に座った。
俺はまさかアイドルに膝の上に座られるとは夢にも思わなかった。
俺は一色 美優の感触を忘れられなかった。
翌日の朝俺は環状線の除草してた。
環状線は車が頻繁に通る道。
環状線での除草は命がけだ。
俺が環状線の除草してたら大手企業の社長に声かけられた。
株式会社 麻生野芸能事務所 取締役社長 麻生野 誠さん60歳。

麻生野「仕事探してますか?」

俺「はい、一応探してます。今は行政に雇われてます。」

麻生野「そうですか。初めまして私は株式会社麻生野芸能事務所 取締役社長 麻生野 誠です。よろしくお願いします。」

俺「初めまして石山 浩太です。よろしくお願いします。」

麻生野「よかったらわが社を見学してみますか?」

俺「いいんですか?」

麻生野「わが社はここですから。」

ちなみに俺は株式会社 麻生野芸能事務所の前を通りかかったところ社長に声をかけられた。
俺は麻生野社長の案内で社内を見学。
株式会社 麻生野芸能事務所はどんな会社かというとアイドルを排出する会社。
ここで麻生野社長から意外な事実を聞くことに。

麻生野「わが社は今まで1500人以上のアイドルを排出してます。アイドルグループ ユメノオカご存じですか?
アイドルグループ ユメノオカもわが社の出身アイドルですよ。」

俺「そうだったのですか。」

麻生野芸能事務所の社長がなぜ俺に声をかけたかというとどうやら事業拡大するため人が足りないらしい。
麻生野芸能事務所で俺にできそうな仕事あるのだろうか?
実は俺20代前半から30代後半まで他の芸能事務所・テレビ局でスタッフになった経験がある。
スーパーや食品工場などの仕事は3日以内でやめてたが何故かスタッフの仕事は15年以上続けた俺。
俺はスタッフの仕事が一番向いてるのか。
俺が30代後半でスタッフの仕事を辞めた理由は俳優や女優から俺をテレビ局や芸能事務所に解雇を求められたため。問題の俳優と女優は俺を見ただけで俺をテレビ局や芸能事務所に解雇を求めた。不当な理由で。
問題を起こした俳優と女優はマスコミからのバッシングを受け仕事を辞めざる得なくなり無職になる。
後日俺は株式会社麻生野芸能事務所で面接後採用された。
俺はようやく本来の仕事ができる。
俺は麻生野芸能事務所での仕事で才能が開花。
スタッフの経験が豊富だったのが幸いで仕事もすぐ覚えた。
月収入は手取りが25万円ほどでこれならましなアパートを借りられる。
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