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第壱章 ―― 不愚対天 ――
第035話 ―― 成して立つ
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【前回のあらすじ――。突如語りだす紅推薦状はマラコーダと名乗る。そして、ノックの目的が博物誌編纂だけとロルキオ達に伝えてもノックを危険視するロルキオ達の思惑を手助けすると申し出る】
マラコーダは落胆とも呆れともつかない口ぶりで。
「ふむ、ノックが貴兄等の申し出を受けることは来世でもあり得まい。あれは、富貴や権勢など毫末ほども欲しておらぬ。例え飢えて渇いたとしても、自分の内面に真の豊かさと幸福と救いを見出してしまう狂人の類だ」
「狂人……ですか。ならばこうして推薦状と言葉を交わしている我々は奇人ですか?」
「おお、言うではないか。敷物を差し出そうか?」
それも郷里の言い習わしで? とロルキオは机に手を置く。
「ノックのことはある程度理解しましたが、今度はあなたが気にかかる。今まで紅推薦状、いえ、正しくは紅玉推薦状、ですか?」
「どっちでも一緒だ……。俺様の名前でもないし、好きに言え」
「では……、紅推薦状と呼ばせていただきますが、人語を解するなど聞いたことがない」
ロルキオに言われた零葉マラコーダは。
「語れば推薦状以外の余計な注目を集めることになりえよう……煩わしい限りだ。それに、俺様は今まで主に恵まれなんだ」
「ほう、救世の英雄ゴッシュ・ヨームゼンをして、あなたの持ち主には不相応だったと?」
「無論、あの小僧は国士無双と言って差し支えない英傑だった……。懐にいる間は幾重もの城壁に守られた宝物殿の深奥よりも安心できたさ。しかし、気心が知れる相手ではなかった。一度、言葉を交わして、主従それぞれに手酷い仕打ちを受けたことがあってな。それ以来、沈黙こそ金であると悟って語らずを通してきた。それがこうして口を開いた途端、疑念を与え身の危険を招く結果となったのは、何とも皮肉めいている」
「我々は英雄より与し易い、そう思ったから重い口を開いた」
「然様……。そして、俺様の意見具申を聞き入れてもらえる機会だと思ったのだ。こう見えても人生経験、もとい経過年月は確実に貴兄から祖父母に至る齢を合算した以上だろうからな……役に立てよう。もしや一族にアルヴ、もといエルフは居るまいな? そうなると事情が変わる。それと幽霊は除外する」
呆れを無表情に隠したロルキオ。
「……本題に戻りましょう。つまり、我々は手を組めるのですね?」
「そうともそうとも。清廉な手合いとつるんでも、どうも俺様は気が乗らない。だが、貴兄等ならば複雑怪奇な権謀術策が織りなす景色を見られると思った」
「その物言いは、些か邪推が過ぎるのでは?」
「よもや、己の性根を自認できぬほど初心でもなかろう?」
沈黙の帳が彼らの間を両断する。
視線が泳ぐルブトン。
ロルキオは眼鏡の位置を人差し指だけで正す。
「あなたが我々をどう判断するかは勝手です。重要なのはあなたが我々の利益に適うか」
「ならば1つ知恵を貸そう。ノックとこの身の契約を白紙にする方法を……」
あるのですか? とロルキオは食いついた。
推薦状は頷くようなそぶりを見せる。
「無論だ。紅推薦状は受け継がれる推薦状……。しかし、一度書き記した名前の上に上書きするわけにいくまい? それではいずれ紙面が黒一色となろう。いや、紅一色か? 何せ、普通の墨は使わず……」
白紙にする方法は? と詰め寄るロルキオ。
推薦状は不満気に翻る。
「それなのだがぁ……。実のところ俺様は、ノックと出会うまで推薦状として使われたことがない。というのもな、我が歴代の主は実に聡明な者ばかりで、故にその子弟、弟子はどれも師に匹敵して、あるいはそれを超える英傑で……推薦状を使うまでもなく出世した」
「お前が気持ち悪くて使いたくなかったんじゃないのか?」
とルブトンが試す眼差しで浮かぶ紙を見る。しかし、直ぐに目上の顔色を窺い、身を引いた。
感情の覗えない眼差しを同輩に浴びせたロルキオは、続けて……、と紙に告げる。
「……それで歴代の主は、俺様を使うことなく独力で艱難に応え輝く玉となり鳥すら惑わす青藍となった。今と違って入学の選定も緩かった時代の話だしな。実際に血を含んだ墨で名をしたためられた機会はあのノックとヘイミルの間で交わされたきり……それ故、名を削る術があることを知っていても、方法の片鱗すら知らなんだ。これが真の羊皮紙であれば小刀1つで万事解決であっただろうに、いやはや己が身のこととは言え、この不朽不滅に等しき加護が口惜しい……」
「では……結局名前を削れないのではないか?」
ルブトンは目上の顔色を覗いつつ口を挟む。
マラコーダは。
「……方法を知るための心当たりがある。といっても憶測頼りになるが……」
それは? とロルキオは聞く。
「……実際に使われたモノに尋ねるのだ。名を削る祝詞を」
「それは……他の紅推薦状ですか? まさか」
「俺様が喋れるのだから他の紅推薦状も勿論人語を解す。まあ、言葉を覚えていればの話だが」
ロルキオは顎を撫でで考え込む。
「なるほど……それが分かれば、こちらで推薦状を無効にすることができる」
「だが、よいのか? 俺様の提案を飲むということは……自分で言うのもなんだが、邪道に手を染めることになる」
「勿論、ノック君が考えを改めてくれるのであれば何事もなく平穏に解決するのですが……」
「ただの小僧にそれほど力を入れて何になる?」
「ただの小僧が、どんな人物に化けるか分からないのが、この学び舎なのです……」
「先は俺様の評定を邪推と撥ねつけておきながら……。愚妹のバルバリシアに悪辣が過ぎると謗られた俺様でも舌を巻く。おっと今の俺様に舌はなかったな。どうだろう、その二枚舌を1枚貸してはくれまいか?」
鼻で笑ったルブトンが推薦状に近づく。
「それで、推薦状の在り処はどこなのだ?」
「この学校にあるはずだが? 知らぬのか?」
ロルキオ曰く。
「確か、歴代の校長が受領した紅推薦状は……。帝国と大学校が共同管理する図書神殿に保管されていると聞きました……」
「よろしい、ならば俺様をそこへ案内してくれ。俺様ならば兄弟姉妹に話をつけることも可能だ」
眉が微動するロルキオ。
すかさずルブトンが、勝手に飛んでいけないのか? と推薦状に問い質す。
「浮かぶことはできるが、それほど確かな飛翔ではないのだ」
納得するロルキオだが。
「ですが今すぐとはいきません。あれらは、あなたと同じくこの大学校の宝物です。おそらく図書神殿の最奥に厳重に秘蔵されていると思われます。下手に送り出せば」
「最悪、俺様も秘蔵されるか……。なら、手筈が整うまで俺様はここの棚の1つにでも横たわっているとしよう……」
と書類や冊子が詰まった棚に近づく推薦状。
ロルキオは。
「それは拙い。ここは学校の経理に係わる書類、それも重要度の低いものを保管しておく、いわば物置兼作業場。そのような場所に、紅推薦状を置くわけにはまいりません」
「ならば、俺様はどこにいればいい? ノックのもとに帰れ、とでも?」
ロルキオは推薦状に手を差し伸べた。
「こちらに……。来る時まで私が責任をもって保管いたしましょう」
推薦状の回答は。
「仰せのままに、メイー・インペラトール……」
最初こそ生娘に触れるように慎重だったロルキオの手は、触れる瞬間、蛇の如く推薦状を捕まえ、上等な羊皮紙に挟むと他の書類に紛れ込ませてから部屋を後にするのだった。
「やあラホニ」
門を守っていたアルロが快く迎え入れるのは、疲れ切った様子のラホニ。
見上げた空は月が出始めたとはいえ、まだ鮮やかな青色だ。
「今日はもう受け付けは終了かい? まだ早い気がするが……」
「いえ、カザンマル先輩が交代してくださいました。これから他の人も呼べば受付再開です」
「そうか。では、その後は研究に励むのかな? 確かここ数日はジャブコ先輩の水棲魔物の生息域における火元素発現の違いを調べていたよね?」
「よくご存じで。もしや興味が?」
「ああ勿論だ。なんせ、魔物対応に直結する研究だからね。学風隊でも話題になっていた。火元素の有無で水棲魔物の存在が探知できれば、今までの手法では防げなかった魔物被害の抑制や魔物の捕獲に役立つ」
「そうなんですね。けど、今日は疲れたので休ませてもらいます。それに学んだことの復習もしないといけないので」
「大変だね。研究の手伝いに学外業務もこなして……」
アルロは嫌みのない笑顔で心境に寄り添う。
苦笑いになるラホニ。
「まあ、こうした学外業務をした分、授業……特に実技試験のほうで免除をもらえるので得意な論理試験に集中できます」
「論理試験が苦手な僕とは逆だね」
「はは、そう考えると学外活動も悪くない取り組みですね」
「まあ、懲罰として任命される人もいるが……」
とアルロは門に振り向く。
「余計な口は身を亡ぼすぞ……ア・ル・ロ……ッ」
刺さるような女性の口ぶりにアルロは微笑みを返す。
マラコーダは落胆とも呆れともつかない口ぶりで。
「ふむ、ノックが貴兄等の申し出を受けることは来世でもあり得まい。あれは、富貴や権勢など毫末ほども欲しておらぬ。例え飢えて渇いたとしても、自分の内面に真の豊かさと幸福と救いを見出してしまう狂人の類だ」
「狂人……ですか。ならばこうして推薦状と言葉を交わしている我々は奇人ですか?」
「おお、言うではないか。敷物を差し出そうか?」
それも郷里の言い習わしで? とロルキオは机に手を置く。
「ノックのことはある程度理解しましたが、今度はあなたが気にかかる。今まで紅推薦状、いえ、正しくは紅玉推薦状、ですか?」
「どっちでも一緒だ……。俺様の名前でもないし、好きに言え」
「では……、紅推薦状と呼ばせていただきますが、人語を解するなど聞いたことがない」
ロルキオに言われた零葉マラコーダは。
「語れば推薦状以外の余計な注目を集めることになりえよう……煩わしい限りだ。それに、俺様は今まで主に恵まれなんだ」
「ほう、救世の英雄ゴッシュ・ヨームゼンをして、あなたの持ち主には不相応だったと?」
「無論、あの小僧は国士無双と言って差し支えない英傑だった……。懐にいる間は幾重もの城壁に守られた宝物殿の深奥よりも安心できたさ。しかし、気心が知れる相手ではなかった。一度、言葉を交わして、主従それぞれに手酷い仕打ちを受けたことがあってな。それ以来、沈黙こそ金であると悟って語らずを通してきた。それがこうして口を開いた途端、疑念を与え身の危険を招く結果となったのは、何とも皮肉めいている」
「我々は英雄より与し易い、そう思ったから重い口を開いた」
「然様……。そして、俺様の意見具申を聞き入れてもらえる機会だと思ったのだ。こう見えても人生経験、もとい経過年月は確実に貴兄から祖父母に至る齢を合算した以上だろうからな……役に立てよう。もしや一族にアルヴ、もといエルフは居るまいな? そうなると事情が変わる。それと幽霊は除外する」
呆れを無表情に隠したロルキオ。
「……本題に戻りましょう。つまり、我々は手を組めるのですね?」
「そうともそうとも。清廉な手合いとつるんでも、どうも俺様は気が乗らない。だが、貴兄等ならば複雑怪奇な権謀術策が織りなす景色を見られると思った」
「その物言いは、些か邪推が過ぎるのでは?」
「よもや、己の性根を自認できぬほど初心でもなかろう?」
沈黙の帳が彼らの間を両断する。
視線が泳ぐルブトン。
ロルキオは眼鏡の位置を人差し指だけで正す。
「あなたが我々をどう判断するかは勝手です。重要なのはあなたが我々の利益に適うか」
「ならば1つ知恵を貸そう。ノックとこの身の契約を白紙にする方法を……」
あるのですか? とロルキオは食いついた。
推薦状は頷くようなそぶりを見せる。
「無論だ。紅推薦状は受け継がれる推薦状……。しかし、一度書き記した名前の上に上書きするわけにいくまい? それではいずれ紙面が黒一色となろう。いや、紅一色か? 何せ、普通の墨は使わず……」
白紙にする方法は? と詰め寄るロルキオ。
推薦状は不満気に翻る。
「それなのだがぁ……。実のところ俺様は、ノックと出会うまで推薦状として使われたことがない。というのもな、我が歴代の主は実に聡明な者ばかりで、故にその子弟、弟子はどれも師に匹敵して、あるいはそれを超える英傑で……推薦状を使うまでもなく出世した」
「お前が気持ち悪くて使いたくなかったんじゃないのか?」
とルブトンが試す眼差しで浮かぶ紙を見る。しかし、直ぐに目上の顔色を窺い、身を引いた。
感情の覗えない眼差しを同輩に浴びせたロルキオは、続けて……、と紙に告げる。
「……それで歴代の主は、俺様を使うことなく独力で艱難に応え輝く玉となり鳥すら惑わす青藍となった。今と違って入学の選定も緩かった時代の話だしな。実際に血を含んだ墨で名をしたためられた機会はあのノックとヘイミルの間で交わされたきり……それ故、名を削る術があることを知っていても、方法の片鱗すら知らなんだ。これが真の羊皮紙であれば小刀1つで万事解決であっただろうに、いやはや己が身のこととは言え、この不朽不滅に等しき加護が口惜しい……」
「では……結局名前を削れないのではないか?」
ルブトンは目上の顔色を覗いつつ口を挟む。
マラコーダは。
「……方法を知るための心当たりがある。といっても憶測頼りになるが……」
それは? とロルキオは聞く。
「……実際に使われたモノに尋ねるのだ。名を削る祝詞を」
「それは……他の紅推薦状ですか? まさか」
「俺様が喋れるのだから他の紅推薦状も勿論人語を解す。まあ、言葉を覚えていればの話だが」
ロルキオは顎を撫でで考え込む。
「なるほど……それが分かれば、こちらで推薦状を無効にすることができる」
「だが、よいのか? 俺様の提案を飲むということは……自分で言うのもなんだが、邪道に手を染めることになる」
「勿論、ノック君が考えを改めてくれるのであれば何事もなく平穏に解決するのですが……」
「ただの小僧にそれほど力を入れて何になる?」
「ただの小僧が、どんな人物に化けるか分からないのが、この学び舎なのです……」
「先は俺様の評定を邪推と撥ねつけておきながら……。愚妹のバルバリシアに悪辣が過ぎると謗られた俺様でも舌を巻く。おっと今の俺様に舌はなかったな。どうだろう、その二枚舌を1枚貸してはくれまいか?」
鼻で笑ったルブトンが推薦状に近づく。
「それで、推薦状の在り処はどこなのだ?」
「この学校にあるはずだが? 知らぬのか?」
ロルキオ曰く。
「確か、歴代の校長が受領した紅推薦状は……。帝国と大学校が共同管理する図書神殿に保管されていると聞きました……」
「よろしい、ならば俺様をそこへ案内してくれ。俺様ならば兄弟姉妹に話をつけることも可能だ」
眉が微動するロルキオ。
すかさずルブトンが、勝手に飛んでいけないのか? と推薦状に問い質す。
「浮かぶことはできるが、それほど確かな飛翔ではないのだ」
納得するロルキオだが。
「ですが今すぐとはいきません。あれらは、あなたと同じくこの大学校の宝物です。おそらく図書神殿の最奥に厳重に秘蔵されていると思われます。下手に送り出せば」
「最悪、俺様も秘蔵されるか……。なら、手筈が整うまで俺様はここの棚の1つにでも横たわっているとしよう……」
と書類や冊子が詰まった棚に近づく推薦状。
ロルキオは。
「それは拙い。ここは学校の経理に係わる書類、それも重要度の低いものを保管しておく、いわば物置兼作業場。そのような場所に、紅推薦状を置くわけにはまいりません」
「ならば、俺様はどこにいればいい? ノックのもとに帰れ、とでも?」
ロルキオは推薦状に手を差し伸べた。
「こちらに……。来る時まで私が責任をもって保管いたしましょう」
推薦状の回答は。
「仰せのままに、メイー・インペラトール……」
最初こそ生娘に触れるように慎重だったロルキオの手は、触れる瞬間、蛇の如く推薦状を捕まえ、上等な羊皮紙に挟むと他の書類に紛れ込ませてから部屋を後にするのだった。
「やあラホニ」
門を守っていたアルロが快く迎え入れるのは、疲れ切った様子のラホニ。
見上げた空は月が出始めたとはいえ、まだ鮮やかな青色だ。
「今日はもう受け付けは終了かい? まだ早い気がするが……」
「いえ、カザンマル先輩が交代してくださいました。これから他の人も呼べば受付再開です」
「そうか。では、その後は研究に励むのかな? 確かここ数日はジャブコ先輩の水棲魔物の生息域における火元素発現の違いを調べていたよね?」
「よくご存じで。もしや興味が?」
「ああ勿論だ。なんせ、魔物対応に直結する研究だからね。学風隊でも話題になっていた。火元素の有無で水棲魔物の存在が探知できれば、今までの手法では防げなかった魔物被害の抑制や魔物の捕獲に役立つ」
「そうなんですね。けど、今日は疲れたので休ませてもらいます。それに学んだことの復習もしないといけないので」
「大変だね。研究の手伝いに学外業務もこなして……」
アルロは嫌みのない笑顔で心境に寄り添う。
苦笑いになるラホニ。
「まあ、こうした学外業務をした分、授業……特に実技試験のほうで免除をもらえるので得意な論理試験に集中できます」
「論理試験が苦手な僕とは逆だね」
「はは、そう考えると学外活動も悪くない取り組みですね」
「まあ、懲罰として任命される人もいるが……」
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