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堂々めぐり
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うまく行くかもしれない、ダメかもしれない。毎日毎日考える。
なぜだかあきらめることができない。
以前は、
(じゃあ他にいこう)
と、できていたのに、それができなくなっている。
他にいっても結婚してくれる相手が、この世の中に存在するはずがないと思ってしまう。
なぜこんな考えになっているのか、、
ひとみは弟以外に家族がいないので、孤独死をおそれているというのもある。
彼は異常に多忙だからわからないかもしれないが、気難しい彼が今の会社を退職したあと、孤独と絶望にさいなまされながら生きていくのは、火を見るより明らかだった。
なのになぜひとみを受け入れてくれないのか?
だがひとみが彼に好意をはじめて示してから、三年くらいたっているが、この進まない状況にホッとしている自分もいる。
一度関係を進めてしまえば、うまくいくかどうかなんてわからない、もちろん正式にもし、付き合えたならそれでも逃げたりしたらおじさん叔母さんに言いつけようと思っているが、そこまで彼はわかっているかもしれない、頭がいい人だし、
「責任をとらされる」
と考えている可能性はある。
自由に独身貴族を謳歌してきた彼にとって、いまさらそんなことはしたくないかもしれない。
だったら断ればいいのに。
またこの結論に至った。
完全に堂々めぐりだ。
なぜだかあきらめることができない。
以前は、
(じゃあ他にいこう)
と、できていたのに、それができなくなっている。
他にいっても結婚してくれる相手が、この世の中に存在するはずがないと思ってしまう。
なぜこんな考えになっているのか、、
ひとみは弟以外に家族がいないので、孤独死をおそれているというのもある。
彼は異常に多忙だからわからないかもしれないが、気難しい彼が今の会社を退職したあと、孤独と絶望にさいなまされながら生きていくのは、火を見るより明らかだった。
なのになぜひとみを受け入れてくれないのか?
だがひとみが彼に好意をはじめて示してから、三年くらいたっているが、この進まない状況にホッとしている自分もいる。
一度関係を進めてしまえば、うまくいくかどうかなんてわからない、もちろん正式にもし、付き合えたならそれでも逃げたりしたらおじさん叔母さんに言いつけようと思っているが、そこまで彼はわかっているかもしれない、頭がいい人だし、
「責任をとらされる」
と考えている可能性はある。
自由に独身貴族を謳歌してきた彼にとって、いまさらそんなことはしたくないかもしれない。
だったら断ればいいのに。
またこの結論に至った。
完全に堂々めぐりだ。
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