花瓶

コジたん

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 始まりから諦めを受け入れていて
 それなのになんて贅沢なんでしょう我ら

 手に取っては直ぐに捨てて
 その儚さを髄まで喰いつくして

 血走った眼で貴方を臨もう


 震えるならなお気持ちがいい
 もっと揺らして
 こころを濡らして

 次へかせない
 絶対に殺さない
 貴方をそばにおいて
 私が幸せになるの

 蚊細い声で喉を枯らして
 もっと聴かせて
 痛みを効かせて


 あぁ苦しい
 だんだん憎しみが美味しくなってきたから
 人でないことに気づき始めて
 先に逝ってしまおう か…

 救いなんて(要ら)なくて
 破滅が華となり区切りを飾るから

 次に生けるから
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