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穢祓い編
89話
霞んでいる。霞んでいく。目に映る景色が、白濁に溺れていく。
何も聞こえない。
神々の英雄は、地に伏せて意識を失っていた。回復の術が使える巫女をかき集めては必死に治療を施しているが、内側から溢れてくる神通力に阻まれ全く意味をなしていない。また、彼の肉体が不気味に脈動しているのも、彼らを一層焦らせる要因だろう。
「何をしている!!早く治すんだ!!」
「やってます!やってますが……」
「何が起きているんですか!?」
谷透の身体は、胸元と頬に竜の鱗が生えていた。まるで身体そのものが造り替えられているように。
「……『異形化』が進んでいる……」
盾岩が重々しく言葉を発する。
「でも、コイツは白獅子の核と融合してるって……!!」
「恐らく、白獅子の核と融合した肉体を持ってしても、限界まで解放した封神剣と刃紗羅様の神通力に耐えきれなかったのだろう……神通力は異能や妖術よりも格上、さらに言えば刃紗羅様は神としては最強格……なみの治療法では役に立たん……」
「ダメです!!傷口を塞ごうにも、神の力が全身に流れ込んでいて……これではまるで……」
「……何重にも重ねた神通力の鎧を着ている人間に、注射針を刺そうとしているものだ……」
「なんとかして助けるんだ!全身全霊で助けろ!死なせるな!」
谷透の肉体は、度重なる死闘と限界まで解放した封神剣の影響…そして刃紗羅の強大な力によって肉体そのものが耐えきれなくなり、異形化が進行してしていた。
現在の谷透は神人に近い性質の肉体を有しており、刃紗羅の力も有している。その神の力が、谷透の肉体をまるで血流がめぐるように全身に流れ込んでいた。つまり回復の異能も妖術も、刃紗羅を超える強さのものでなければ全て弾かれてしまう。
「ど、どうするんだ……このままでは……」
谷透の体に浮かぶ竜の鱗はゾルゾルっとその範囲を広げていた。
「異形になった谷透修哉が、敵対勢力になる可能性もある……」
「………う~ん…」
そんな中、1人だけ冷静に谷透を眺めている女性がいた。
「あの~」
仄である。
「な、なんだ!?何か気がついたのか!?」
「いえ、何となく……その~封神剣……光ってません~?」
「え……」
一同の視線が、封神剣にあつまる。谷透の体に気を取られほとんど気が付かなかったが、確かに刀身が光っている。
「しかし……だからって何が……」
「いや待て」
気がついたのは、風切だった。
「『神代遺物』封神剣、その真髄は記憶の蓄積と解放……いや、しかし……」
風切は谷透と封神剣を交互に見比べると、難しい顔で続ける。
「確かに、谷透の身体に封神剣を突き立てれば、封神剣の領域に神通力を吸収させる事ができるかもしれない……だが賭けだ。もしかしたら、谷透にトドメを刺してしまう可能性だってある」
人の体に剣を刺すのだ。当然その可能性だってある。
「なら……私がやりますね~」
仄は徐に封神剣を両手で持つと、ふらつきながらも何とかバランスを保つ。谷透の上まで歩き、光を放つ封神剣の切先を谷透に向ける。
「……本当に上手くいくんですか?最悪死んでしまう事だってあるんですが?」
「……でも、このままでも良いわけじゃあなさそうですし~……それに~」
谷透の顔を見つつ、仄は確信めいた顔で紡ぐ。
「谷透さん言ってくれました~。『お前には力を貸す』って、なら、私を助けるためにきっと戻ってくれると思うのです~」
「……そうか」
谷透と長くいた仄だからこそ、誰も反対できなかった。
仄は徐に、封神剣を下ろし……谷透に突き刺さる。
……すると、封神剣の刀身が溶けていくように、谷透の中に入っていった。まるで湖に落としているような感覚だ。
持ち手の先まで谷透の体に沈み切った後、さっきまで不気味に脈動していた肉体が落ち着いた。
「気を抜かないでください!『異形化』が止まっただけです!失血死の可能性だってあります!直ちに損壊の少ない部屋に移動させなさい!巫女や神守は使えそうな物資を探して!早く!」
一瞬の安堵がよぎった瞬間、結は放たれた矢のような勢いで言葉を放つ。
「……盾岩…簡易的なもので良い、すぐさま結界を張ってくれ。妖や祟り神などに今襲撃されたら面倒だ」
「……了解した。して、何やら心境の変化があったような顔をしているな」
「……正真正銘、神々を救った英雄だ。部外者であれ、何者であれ。その事実は変わらぬ。ならば、助けなくてはならない」
阿剣の観念したような言葉に、盾岩はどこか嬉しそうだった。
「あ!そうだ阿剣!いたんだ!いたんだよ!」
「……何だ騒々しい…」
「だからいたんだって!あのトウコ……」
言った矢先に、遠くから飛んできたでかい肉まんが槍丈の口を塞いだ。
「おや、失礼。あんまり大きな口を開けているものでしたから空腹なのかと思いましてね?」
「ははっ、そこまでやる必要ないんじゃな~い?今は新しい英雄に皆付きっきりだしさぁ」
ヘラヘラと笑う着物の男を、武神の彼らは知っていた。忘れない、忘れもしない。
「………刀こ…」
阿剣がいう直前、男はピッと人差し指を立てる。
「そんな奴、オイラは知らないなぁ~」
男は続ける。ここはもう自分の居場所では無いと。もう戻れない、戻らないという、強い強い意志すら感じる言葉で……
「オイラは雨谷、妖さ……」
谷透が担架で運ばれていく様子を、遠くの木陰から1人、眺めている影がいた。
「……白獅子様…やり遂げましたってなもんで」
切り株に座りつつ、空を見上げて呟く四方。
「……んにぃ~…あ、四方。こんなとこにいたんだにぃ~」
でかい影が伸びたと思ったら、花車だったらしい。
「流石に疲れたよにぃ」
「そうでさぁな…」
「……ここの林さ。アタシがたにとーと初めて会った所なんだよにぃ」
花車はなぎ倒された木々を見て、感慨深く紡ぐ。
「んで、白獅子様と出会うきっかけだった」
「……そういやぁ、花車って捨て子だったでさぁな」
「ん。まぁね」
そこへガサガサと足音が聞こえる。
「そういえば、僕が彼に切っ先を突き立てたのもここら辺でしたね」
「ミカゲち~、どうした~?たにとーについてなくて良いのか~?」
「……まぁ、あとは彼らが何とかしてくれるでしょう」
「神主が絶対安静って言って、元三ツ谷の面子しか入れて無いのよ」
「……え…真陽さんが引いたんですかい…」
「いやねぇ、あんな雰囲気の中入れないわよ」
クツクツと笑う真陽は、何かを感じ取りバッと前方を向く。
「あん?真陽さん?どうしたんで……」
四方たちも続けて真陽の見た方向を見る。そこには………
白く輝く純白の外套を翻し、鬼の面を付けた某かがゆらゆらと魂のように浮かんでいた。
それは、つけていた鬼の面を外すと、にこやかに笑う。
その場にいた六武衆の耳に、幻聴が響く。
ーお疲れ様でした、皆さんー
たとえ幻だとしても。その言葉は、彼らにとって忘れられない賛美となるだろう。
風にのってひゅうと消えた魂を見送りながら、彼らは頭を下げていた。
「………ん」
目を開けると、そこは天井が半分しか無かった。
「あ、谷透さん~」
仄はさも当然と言ったように反応したが、他の面々はだいぶ焦っていた。
「大丈夫か!?意識はあるのか!?」
「……風切……おまえ…」
上体を起こすと、二の句を告げる。
「相変わらず……やかましいな」
「……この後に及んで……」
「なんじゃ、随分といつも通りだのう」
紅葉がてとてとと歩いて近くに座る。
「シューヤ、お主かなり危ない状況だったのだぞ?」
「……そうか……ん??」
自身の体を見ると、頬と胸元に竜の鱗のような痣が浮かんでいた。
「……なんだこりゃ」
「『異形化』の名残だろう。なんでも、人の体で神通力を使うと異形と成り果てるのだそうだ。お前も危ないところだったんだぞ」
「……そうか」
とりあえず立ち上がれるまでには回復したので、これまでの経緯を風切や仄から伝えられる。
「……そうか…俺の中に封神剣が……」
「さすが『神代遺物』といった所だろう。だが、お前は限りなく人間から遠ざかった存在になった。その懸念もある」
「……優等生、こんな時にまで説教しなく…」
「だが」
話を遮るように、風切は続けそのまま扉の前まで谷透を歩かせると、扉を開ける。
開いた扉の先には、生き残った人々が歓声をあげていた。
「……今は、『英雄の生還』を祝わなくてはな」
何人ともしれぬ人々、その人波の先頭に、自分は立っているのだ。
(……そうか……俺は…)
今は亡き、恩師に向けて、言葉を紡ぐ。
(貴方の名前は、俺には眩しすぎる……だけど、きっと……)
歓声を上げる神守たちに片手をあげて、堂々言い放つ。
「………俺たちの……勝利だ!!」
まるで嵐のような歓声。当然だ。「我らが英雄」からの「勝利宣言」なのだから。
(きっと……受け継いで見せます)
穏やかな顔つきで、彼らを見渡す。その表情は………
今は亡き、白き獅子のものにとても似ていた。
何も聞こえない。
神々の英雄は、地に伏せて意識を失っていた。回復の術が使える巫女をかき集めては必死に治療を施しているが、内側から溢れてくる神通力に阻まれ全く意味をなしていない。また、彼の肉体が不気味に脈動しているのも、彼らを一層焦らせる要因だろう。
「何をしている!!早く治すんだ!!」
「やってます!やってますが……」
「何が起きているんですか!?」
谷透の身体は、胸元と頬に竜の鱗が生えていた。まるで身体そのものが造り替えられているように。
「……『異形化』が進んでいる……」
盾岩が重々しく言葉を発する。
「でも、コイツは白獅子の核と融合してるって……!!」
「恐らく、白獅子の核と融合した肉体を持ってしても、限界まで解放した封神剣と刃紗羅様の神通力に耐えきれなかったのだろう……神通力は異能や妖術よりも格上、さらに言えば刃紗羅様は神としては最強格……なみの治療法では役に立たん……」
「ダメです!!傷口を塞ごうにも、神の力が全身に流れ込んでいて……これではまるで……」
「……何重にも重ねた神通力の鎧を着ている人間に、注射針を刺そうとしているものだ……」
「なんとかして助けるんだ!全身全霊で助けろ!死なせるな!」
谷透の肉体は、度重なる死闘と限界まで解放した封神剣の影響…そして刃紗羅の強大な力によって肉体そのものが耐えきれなくなり、異形化が進行してしていた。
現在の谷透は神人に近い性質の肉体を有しており、刃紗羅の力も有している。その神の力が、谷透の肉体をまるで血流がめぐるように全身に流れ込んでいた。つまり回復の異能も妖術も、刃紗羅を超える強さのものでなければ全て弾かれてしまう。
「ど、どうするんだ……このままでは……」
谷透の体に浮かぶ竜の鱗はゾルゾルっとその範囲を広げていた。
「異形になった谷透修哉が、敵対勢力になる可能性もある……」
「………う~ん…」
そんな中、1人だけ冷静に谷透を眺めている女性がいた。
「あの~」
仄である。
「な、なんだ!?何か気がついたのか!?」
「いえ、何となく……その~封神剣……光ってません~?」
「え……」
一同の視線が、封神剣にあつまる。谷透の体に気を取られほとんど気が付かなかったが、確かに刀身が光っている。
「しかし……だからって何が……」
「いや待て」
気がついたのは、風切だった。
「『神代遺物』封神剣、その真髄は記憶の蓄積と解放……いや、しかし……」
風切は谷透と封神剣を交互に見比べると、難しい顔で続ける。
「確かに、谷透の身体に封神剣を突き立てれば、封神剣の領域に神通力を吸収させる事ができるかもしれない……だが賭けだ。もしかしたら、谷透にトドメを刺してしまう可能性だってある」
人の体に剣を刺すのだ。当然その可能性だってある。
「なら……私がやりますね~」
仄は徐に封神剣を両手で持つと、ふらつきながらも何とかバランスを保つ。谷透の上まで歩き、光を放つ封神剣の切先を谷透に向ける。
「……本当に上手くいくんですか?最悪死んでしまう事だってあるんですが?」
「……でも、このままでも良いわけじゃあなさそうですし~……それに~」
谷透の顔を見つつ、仄は確信めいた顔で紡ぐ。
「谷透さん言ってくれました~。『お前には力を貸す』って、なら、私を助けるためにきっと戻ってくれると思うのです~」
「……そうか」
谷透と長くいた仄だからこそ、誰も反対できなかった。
仄は徐に、封神剣を下ろし……谷透に突き刺さる。
……すると、封神剣の刀身が溶けていくように、谷透の中に入っていった。まるで湖に落としているような感覚だ。
持ち手の先まで谷透の体に沈み切った後、さっきまで不気味に脈動していた肉体が落ち着いた。
「気を抜かないでください!『異形化』が止まっただけです!失血死の可能性だってあります!直ちに損壊の少ない部屋に移動させなさい!巫女や神守は使えそうな物資を探して!早く!」
一瞬の安堵がよぎった瞬間、結は放たれた矢のような勢いで言葉を放つ。
「……盾岩…簡易的なもので良い、すぐさま結界を張ってくれ。妖や祟り神などに今襲撃されたら面倒だ」
「……了解した。して、何やら心境の変化があったような顔をしているな」
「……正真正銘、神々を救った英雄だ。部外者であれ、何者であれ。その事実は変わらぬ。ならば、助けなくてはならない」
阿剣の観念したような言葉に、盾岩はどこか嬉しそうだった。
「あ!そうだ阿剣!いたんだ!いたんだよ!」
「……何だ騒々しい…」
「だからいたんだって!あのトウコ……」
言った矢先に、遠くから飛んできたでかい肉まんが槍丈の口を塞いだ。
「おや、失礼。あんまり大きな口を開けているものでしたから空腹なのかと思いましてね?」
「ははっ、そこまでやる必要ないんじゃな~い?今は新しい英雄に皆付きっきりだしさぁ」
ヘラヘラと笑う着物の男を、武神の彼らは知っていた。忘れない、忘れもしない。
「………刀こ…」
阿剣がいう直前、男はピッと人差し指を立てる。
「そんな奴、オイラは知らないなぁ~」
男は続ける。ここはもう自分の居場所では無いと。もう戻れない、戻らないという、強い強い意志すら感じる言葉で……
「オイラは雨谷、妖さ……」
谷透が担架で運ばれていく様子を、遠くの木陰から1人、眺めている影がいた。
「……白獅子様…やり遂げましたってなもんで」
切り株に座りつつ、空を見上げて呟く四方。
「……んにぃ~…あ、四方。こんなとこにいたんだにぃ~」
でかい影が伸びたと思ったら、花車だったらしい。
「流石に疲れたよにぃ」
「そうでさぁな…」
「……ここの林さ。アタシがたにとーと初めて会った所なんだよにぃ」
花車はなぎ倒された木々を見て、感慨深く紡ぐ。
「んで、白獅子様と出会うきっかけだった」
「……そういやぁ、花車って捨て子だったでさぁな」
「ん。まぁね」
そこへガサガサと足音が聞こえる。
「そういえば、僕が彼に切っ先を突き立てたのもここら辺でしたね」
「ミカゲち~、どうした~?たにとーについてなくて良いのか~?」
「……まぁ、あとは彼らが何とかしてくれるでしょう」
「神主が絶対安静って言って、元三ツ谷の面子しか入れて無いのよ」
「……え…真陽さんが引いたんですかい…」
「いやねぇ、あんな雰囲気の中入れないわよ」
クツクツと笑う真陽は、何かを感じ取りバッと前方を向く。
「あん?真陽さん?どうしたんで……」
四方たちも続けて真陽の見た方向を見る。そこには………
白く輝く純白の外套を翻し、鬼の面を付けた某かがゆらゆらと魂のように浮かんでいた。
それは、つけていた鬼の面を外すと、にこやかに笑う。
その場にいた六武衆の耳に、幻聴が響く。
ーお疲れ様でした、皆さんー
たとえ幻だとしても。その言葉は、彼らにとって忘れられない賛美となるだろう。
風にのってひゅうと消えた魂を見送りながら、彼らは頭を下げていた。
「………ん」
目を開けると、そこは天井が半分しか無かった。
「あ、谷透さん~」
仄はさも当然と言ったように反応したが、他の面々はだいぶ焦っていた。
「大丈夫か!?意識はあるのか!?」
「……風切……おまえ…」
上体を起こすと、二の句を告げる。
「相変わらず……やかましいな」
「……この後に及んで……」
「なんじゃ、随分といつも通りだのう」
紅葉がてとてとと歩いて近くに座る。
「シューヤ、お主かなり危ない状況だったのだぞ?」
「……そうか……ん??」
自身の体を見ると、頬と胸元に竜の鱗のような痣が浮かんでいた。
「……なんだこりゃ」
「『異形化』の名残だろう。なんでも、人の体で神通力を使うと異形と成り果てるのだそうだ。お前も危ないところだったんだぞ」
「……そうか」
とりあえず立ち上がれるまでには回復したので、これまでの経緯を風切や仄から伝えられる。
「……そうか…俺の中に封神剣が……」
「さすが『神代遺物』といった所だろう。だが、お前は限りなく人間から遠ざかった存在になった。その懸念もある」
「……優等生、こんな時にまで説教しなく…」
「だが」
話を遮るように、風切は続けそのまま扉の前まで谷透を歩かせると、扉を開ける。
開いた扉の先には、生き残った人々が歓声をあげていた。
「……今は、『英雄の生還』を祝わなくてはな」
何人ともしれぬ人々、その人波の先頭に、自分は立っているのだ。
(……そうか……俺は…)
今は亡き、恩師に向けて、言葉を紡ぐ。
(貴方の名前は、俺には眩しすぎる……だけど、きっと……)
歓声を上げる神守たちに片手をあげて、堂々言い放つ。
「………俺たちの……勝利だ!!」
まるで嵐のような歓声。当然だ。「我らが英雄」からの「勝利宣言」なのだから。
(きっと……受け継いで見せます)
穏やかな顔つきで、彼らを見渡す。その表情は………
今は亡き、白き獅子のものにとても似ていた。
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