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ep29. ノースライト家の役割
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炎が渦巻く屋敷の中を、リアナは一人、奥へと歩みを進めていた。
既に避難を済ませた屋敷内に生き物の気配は、リアナともう一つしかない。
階段を上り、最奥の部屋へと進む。
扉を開くと、大きな窓の前に、人が立っていた。
「やぁ、リアナ。来るのは君だと思っていたよ。損な役回り、ご苦労様」
見下げて微笑む顔には、余裕すら滲む。
唾を吐きかけたくなる思いで、リアナはソウリに向き合った。
「君には僕の気持ちを一番理解してもらえると思っていたんだけどな。早いうちにこちら側に引き込んでおくべきだったね」
ソウリに向かって手を翳し、無言で攻撃魔法を飛ばす。
後ろの窓ガラスが派手に割れた。
ソウリの白い肌に赤い線が滲む。頬を、すぅっと血が流れた。
「何も言わずに攻撃なんて、酷いな。巫の家の令嬢が攻撃魔法なんて、似合わないよ」
「似合わない?」
思わず笑いが零れた。
鼻で笑うような馬鹿にした笑い方をしてしまったと思う。
ソウリの顔から笑みが消えた。
「貴方は本当に何も知らされていませんのね。ティスティーナ家当代は、貴方に家を継がせる気がなかったご様子、安心しましたわ。これで心置きなく貴方を始末できますもの」
令嬢らしく上品に笑んで見せる。
「どういうつもりだ?」
ソウリがリアナに向かって身構えた。
「だって、そうでしょう? 実子である貴方にティスティーナ家の事実も、ノースライト家の役割も話していないなんて、有り得ませんわ」
リアナが一歩、ソウリに近づく。
ソウリは動かないまま、じっとリアナを見詰めている。
「貴方は生まれてすぐ双子の兄上と共にリューシャルト家に預けられた。兄のカイリが守護者に選ばれ、カナデが生まれたからティスティーナ家に養子として戻された。何故か、わかるかしら?」
また一歩、もう一歩と、少しずつ、ソウリに歩み寄る。
ソウリはその場を動かず、リアナから目を離さない。
「カナデを守る隠れ蓑にするためでしてよ。オメガのカナデが魂の番以外に奪われないために、仮初の婚約者を作った。それだけですわ」
口端を上げて、笑って見せる。
下賤な者を嘲笑う顔をして、あえてソウリを見下すように顎を上げた。
「有り得ない話だ。カナデに薬を与えてベータ性を維持していたのは、この僕だ。オメガになっていれば、カナデはとっくに神元に上がっていたはずだ。仮の婚約者など必要ない」
淡々と話すソウリだが、表情が硬い。
リアナは慎重に言葉を選び、距離を詰めた。
「精霊を殺し、血を搾取して薬を作っていたのは、貴方でしたわね。初めて精霊を殺したのは、何時かしら? 何故、貴方が精霊の里の守護者に選ばれなかったのか、御自身が一番ご存じでしょうね」
詰まる距離に、ソウリが足を引いた。
「一度でも精霊を殺した人間は、匂いでわかりますの。貴方からは、吐き気がするほどの血の匂いがしますわ。一体、何人、殺したのかしら」
胸が触れそうなほどに近い距離で、ソウリを見上げる。
困惑で表情を硬くしたソウリが、リアナを見下ろしていた。
「だったら何故、僕を放置した。ティスティーナ家に戻さずに殺していれば。戻ってからだって、僕は何度も精霊の血で薬を作ってる。断罪する機会は、いくらでもあったろう」
「そんなことすらも、わからないかしら?」
ソウリの胸に手をあてる。
焦燥を露にしたソウリが、態勢を崩した。
「貴方に禊のチャンスを与えることを、ご両親が望まれたからですわ。けれど、貴方は罪を重ね続けた。取り返しがつかない状況を作ってしまった。もう、待つ必要はなくなりましたわ」
ソウリに触れた手に魔法を展開する。
びくりと体を震わせて、ソウリがリアナの腕を掴んだ。
「待ってくれ、君なら僕の気持ちがわかるだろう。カナデを愛しているんだ。誰にも奪われたくない。その為ならどんな手段も厭わない。相手は神様なんだ。それくらいしないと、太刀打ちできない」
腕を掴まれたまま、リアナは魔法を展開し続ける。
「遺言は、今の言葉でよろしいかしら。カナデが来る前に消えてくださいな」
リアナの手で展開される魔法が、少しずつソウリの胸に吸い込まれていく。
「遅効性の毒だから、多少苦しい時間が続きますわよ。貴方の大好きな薬と同じですわ。ソウリは病気で死んだと、カナデには伝えておきますわね」
ソウリの顔が苦悶に歪み、汗が滲む。
「お前、一体……」
リアナはソウリを見上げた。
「最期だから教えて差し上げますわね。ノースライト家は王室より命を受けティスティーナ家と分家であるリューシャルト家を陰で守る者。人間族が選んだ守護者ですわ。貴方の薄汚れた愛情と私の想いを一緒にしないで」
突然、背後に魔力の気が現れた。
咄嗟に振り返る。飛んできた攻撃魔法を避けた。
瞬間、首筋に痛みが走り、体が痺れた。立っていられずに、リアナはその場に蹲った。
「成程、成程。王室も色んな人間を仕込んでいる訳だね。一筋縄ではいかないな」
部屋の扉から男が姿を現した。
その顔には見覚えがある。最近、父親のサーコスがマークしていたミレイリア家の当主、バルバンだ。
「とっくに避難したものと思っていましたけど」
後ろからソウリに腕を掴まれる。
両腕を後ろに回されて、縛り上げられた。
「もう少しで、本当に死ぬところだったよ。もっと早くに来てくれないと」
ソウリの肩にバルバンが手を置いて、解毒魔法を展開する。
「もう少し情報を引き出してほしかったんだよ。けどまぁ、これ以上は、話してくれそうにないね。あとは拷問でもすればいいかな。ノースライト家は口が堅いね」
バルバンがリアナを眺める。何の後ろめたさもない笑顔が、かえって不気味だった。
ソウリがリアナの耳元に唇をあてた。
「君が毒を使ってくることは予想していた。お嬢様はやっぱり詰めが甘いね。自白剤でも魔法でも、好きな方を選ばせてあげる。カナデに満たされない想いを、僕が埋めてあげてもいい」
ソウリの手がリアナの腹を弄る。
「君のようなタイプは痛みより快楽に堕ちやすい。永遠にカナデに愛される幻影魔法をかけてあげるよ」
身を捩って、ソウリの腕を振り払う。
「やめなさい、無礼者! どこまで罪を重ねれば気が済むのです。貴方方が何をしようと、もう事態は動き出していますのよ」
ソウリがリアナの耳に口付ける。
寒気が走って、体が震えた。
「セスティ皇子とカナデが睦み合っている隣で、君は何を考えていた? 殺してでも奪ってしまいたいと、思ったことはない?」
耳元で囁く言葉が、リアナの思考を絡めとる。
頭がうまく働かずに、言葉だけが脳に沁み込んでいく。
「神様なんて、実際いるのかもわからない者にカナデを奪われるのは不愉快だよね。君からカナデを奪う者は皆、殺してしまえばいいんだよ」
「何、を、言って、いますの」
ソウリがリアナの体を後ろから抱き締める。
体が密着して流れる熱が、リアナから更に思考を奪う。
「最初に、セスティを殺そう。セスティがいなくなれば、運命の番はいなくなる。カナデはリアナのものになる」
これは呪詛だ、と気が付いた時には、体は動かなくなっていた。
「巫の、家の者が、呪詛なんて……、精霊の、血?」
「さすが、ノースライト家の巫は自我が強いな。余計なことは考えないで」
ソウリが言葉を流し込み、耳に舌を這わせる。
びりびりと痺れるような快感が走り、体の力が抜けた。
「セスティは要らない。殺してしまおう。ねぇ、リアナ。それが正解だよ」
耳を食まれて、舐められる。首筋に舌を這わされて、唇をやんわり噛まれた。
ビクビクと体が反応する。背中に痺れが走って、腹の奥が疼く。
「やっと発情期《ラット》が始まったね。それでいいよ、リアナ。上手にセスティを殺せたら、たくさん可愛がって、もっと気持ちよくしてあげようね」
腹から胸、腕へと滑る指が気持ちよくて擽ったい。
強制的に発情させられたのだとわかった。このまま気持ちの良い快楽に飲まれてしまいたい。
「セス、を、ころ、す。要らない、セスなんて……」
口走った自分の言葉が、頭の中をぐるぐる回る。
「そうだよ。その後は、カナデを殺そう。殺してしまえば、誰にも奪われない。もうリアナのものだよ。カナデが欲しいよね」
「欲しい、カナデ。誰よりも、一番、欲しい」
胸を緩く撫でていた手が、鎖骨を撫でて、顎を滑る。
「神様なんかいない世の中を作るんだ。この世界は人間のものだよ。神子となる魂の番は必要ない。二人とも殺してしまおうね」
言葉を流し込むように、ソウリがリアナの唇を塞いだ。
背中がゾクゾクする。ソウリがくれる快楽以外は、何もいらないと思った。
「必要ない。二人とも、殺しましょう」
(このままでは、私が二人を殺してしまう。誰かに、伝えなければ、いけないのに)
心の奥で願う思いは言葉に乗らない。
このままではきっと自分がセスティとカナデを殺してしまう。
(大丈夫、きっと誰かが、私を殺しに来てくれますわ。セス、カナ、お願い。ためらわずに私をころして)
ソウリがリアナに微笑み掛ける。
何て醜い笑顔だろうと思った。
既に避難を済ませた屋敷内に生き物の気配は、リアナともう一つしかない。
階段を上り、最奥の部屋へと進む。
扉を開くと、大きな窓の前に、人が立っていた。
「やぁ、リアナ。来るのは君だと思っていたよ。損な役回り、ご苦労様」
見下げて微笑む顔には、余裕すら滲む。
唾を吐きかけたくなる思いで、リアナはソウリに向き合った。
「君には僕の気持ちを一番理解してもらえると思っていたんだけどな。早いうちにこちら側に引き込んでおくべきだったね」
ソウリに向かって手を翳し、無言で攻撃魔法を飛ばす。
後ろの窓ガラスが派手に割れた。
ソウリの白い肌に赤い線が滲む。頬を、すぅっと血が流れた。
「何も言わずに攻撃なんて、酷いな。巫の家の令嬢が攻撃魔法なんて、似合わないよ」
「似合わない?」
思わず笑いが零れた。
鼻で笑うような馬鹿にした笑い方をしてしまったと思う。
ソウリの顔から笑みが消えた。
「貴方は本当に何も知らされていませんのね。ティスティーナ家当代は、貴方に家を継がせる気がなかったご様子、安心しましたわ。これで心置きなく貴方を始末できますもの」
令嬢らしく上品に笑んで見せる。
「どういうつもりだ?」
ソウリがリアナに向かって身構えた。
「だって、そうでしょう? 実子である貴方にティスティーナ家の事実も、ノースライト家の役割も話していないなんて、有り得ませんわ」
リアナが一歩、ソウリに近づく。
ソウリは動かないまま、じっとリアナを見詰めている。
「貴方は生まれてすぐ双子の兄上と共にリューシャルト家に預けられた。兄のカイリが守護者に選ばれ、カナデが生まれたからティスティーナ家に養子として戻された。何故か、わかるかしら?」
また一歩、もう一歩と、少しずつ、ソウリに歩み寄る。
ソウリはその場を動かず、リアナから目を離さない。
「カナデを守る隠れ蓑にするためでしてよ。オメガのカナデが魂の番以外に奪われないために、仮初の婚約者を作った。それだけですわ」
口端を上げて、笑って見せる。
下賤な者を嘲笑う顔をして、あえてソウリを見下すように顎を上げた。
「有り得ない話だ。カナデに薬を与えてベータ性を維持していたのは、この僕だ。オメガになっていれば、カナデはとっくに神元に上がっていたはずだ。仮の婚約者など必要ない」
淡々と話すソウリだが、表情が硬い。
リアナは慎重に言葉を選び、距離を詰めた。
「精霊を殺し、血を搾取して薬を作っていたのは、貴方でしたわね。初めて精霊を殺したのは、何時かしら? 何故、貴方が精霊の里の守護者に選ばれなかったのか、御自身が一番ご存じでしょうね」
詰まる距離に、ソウリが足を引いた。
「一度でも精霊を殺した人間は、匂いでわかりますの。貴方からは、吐き気がするほどの血の匂いがしますわ。一体、何人、殺したのかしら」
胸が触れそうなほどに近い距離で、ソウリを見上げる。
困惑で表情を硬くしたソウリが、リアナを見下ろしていた。
「だったら何故、僕を放置した。ティスティーナ家に戻さずに殺していれば。戻ってからだって、僕は何度も精霊の血で薬を作ってる。断罪する機会は、いくらでもあったろう」
「そんなことすらも、わからないかしら?」
ソウリの胸に手をあてる。
焦燥を露にしたソウリが、態勢を崩した。
「貴方に禊のチャンスを与えることを、ご両親が望まれたからですわ。けれど、貴方は罪を重ね続けた。取り返しがつかない状況を作ってしまった。もう、待つ必要はなくなりましたわ」
ソウリに触れた手に魔法を展開する。
びくりと体を震わせて、ソウリがリアナの腕を掴んだ。
「待ってくれ、君なら僕の気持ちがわかるだろう。カナデを愛しているんだ。誰にも奪われたくない。その為ならどんな手段も厭わない。相手は神様なんだ。それくらいしないと、太刀打ちできない」
腕を掴まれたまま、リアナは魔法を展開し続ける。
「遺言は、今の言葉でよろしいかしら。カナデが来る前に消えてくださいな」
リアナの手で展開される魔法が、少しずつソウリの胸に吸い込まれていく。
「遅効性の毒だから、多少苦しい時間が続きますわよ。貴方の大好きな薬と同じですわ。ソウリは病気で死んだと、カナデには伝えておきますわね」
ソウリの顔が苦悶に歪み、汗が滲む。
「お前、一体……」
リアナはソウリを見上げた。
「最期だから教えて差し上げますわね。ノースライト家は王室より命を受けティスティーナ家と分家であるリューシャルト家を陰で守る者。人間族が選んだ守護者ですわ。貴方の薄汚れた愛情と私の想いを一緒にしないで」
突然、背後に魔力の気が現れた。
咄嗟に振り返る。飛んできた攻撃魔法を避けた。
瞬間、首筋に痛みが走り、体が痺れた。立っていられずに、リアナはその場に蹲った。
「成程、成程。王室も色んな人間を仕込んでいる訳だね。一筋縄ではいかないな」
部屋の扉から男が姿を現した。
その顔には見覚えがある。最近、父親のサーコスがマークしていたミレイリア家の当主、バルバンだ。
「とっくに避難したものと思っていましたけど」
後ろからソウリに腕を掴まれる。
両腕を後ろに回されて、縛り上げられた。
「もう少しで、本当に死ぬところだったよ。もっと早くに来てくれないと」
ソウリの肩にバルバンが手を置いて、解毒魔法を展開する。
「もう少し情報を引き出してほしかったんだよ。けどまぁ、これ以上は、話してくれそうにないね。あとは拷問でもすればいいかな。ノースライト家は口が堅いね」
バルバンがリアナを眺める。何の後ろめたさもない笑顔が、かえって不気味だった。
ソウリがリアナの耳元に唇をあてた。
「君が毒を使ってくることは予想していた。お嬢様はやっぱり詰めが甘いね。自白剤でも魔法でも、好きな方を選ばせてあげる。カナデに満たされない想いを、僕が埋めてあげてもいい」
ソウリの手がリアナの腹を弄る。
「君のようなタイプは痛みより快楽に堕ちやすい。永遠にカナデに愛される幻影魔法をかけてあげるよ」
身を捩って、ソウリの腕を振り払う。
「やめなさい、無礼者! どこまで罪を重ねれば気が済むのです。貴方方が何をしようと、もう事態は動き出していますのよ」
ソウリがリアナの耳に口付ける。
寒気が走って、体が震えた。
「セスティ皇子とカナデが睦み合っている隣で、君は何を考えていた? 殺してでも奪ってしまいたいと、思ったことはない?」
耳元で囁く言葉が、リアナの思考を絡めとる。
頭がうまく働かずに、言葉だけが脳に沁み込んでいく。
「神様なんて、実際いるのかもわからない者にカナデを奪われるのは不愉快だよね。君からカナデを奪う者は皆、殺してしまえばいいんだよ」
「何、を、言って、いますの」
ソウリがリアナの体を後ろから抱き締める。
体が密着して流れる熱が、リアナから更に思考を奪う。
「最初に、セスティを殺そう。セスティがいなくなれば、運命の番はいなくなる。カナデはリアナのものになる」
これは呪詛だ、と気が付いた時には、体は動かなくなっていた。
「巫の、家の者が、呪詛なんて……、精霊の、血?」
「さすが、ノースライト家の巫は自我が強いな。余計なことは考えないで」
ソウリが言葉を流し込み、耳に舌を這わせる。
びりびりと痺れるような快感が走り、体の力が抜けた。
「セスティは要らない。殺してしまおう。ねぇ、リアナ。それが正解だよ」
耳を食まれて、舐められる。首筋に舌を這わされて、唇をやんわり噛まれた。
ビクビクと体が反応する。背中に痺れが走って、腹の奥が疼く。
「やっと発情期《ラット》が始まったね。それでいいよ、リアナ。上手にセスティを殺せたら、たくさん可愛がって、もっと気持ちよくしてあげようね」
腹から胸、腕へと滑る指が気持ちよくて擽ったい。
強制的に発情させられたのだとわかった。このまま気持ちの良い快楽に飲まれてしまいたい。
「セス、を、ころ、す。要らない、セスなんて……」
口走った自分の言葉が、頭の中をぐるぐる回る。
「そうだよ。その後は、カナデを殺そう。殺してしまえば、誰にも奪われない。もうリアナのものだよ。カナデが欲しいよね」
「欲しい、カナデ。誰よりも、一番、欲しい」
胸を緩く撫でていた手が、鎖骨を撫でて、顎を滑る。
「神様なんかいない世の中を作るんだ。この世界は人間のものだよ。神子となる魂の番は必要ない。二人とも殺してしまおうね」
言葉を流し込むように、ソウリがリアナの唇を塞いだ。
背中がゾクゾクする。ソウリがくれる快楽以外は、何もいらないと思った。
「必要ない。二人とも、殺しましょう」
(このままでは、私が二人を殺してしまう。誰かに、伝えなければ、いけないのに)
心の奥で願う思いは言葉に乗らない。
このままではきっと自分がセスティとカナデを殺してしまう。
(大丈夫、きっと誰かが、私を殺しに来てくれますわ。セス、カナ、お願い。ためらわずに私をころして)
ソウリがリアナに微笑み掛ける。
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