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episode 7
私達の答え
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「お前…こんな時間まで何やってんだ」
「あ…津田さんと…」
「そんなこと知ってるよ」
「柴垣くんが聞いたんじゃない」
「こんな時間に1人じゃ危ねぇだろって言ってんだよ」
「残業してたらこんな時間ザラだよ?」
「………」
「柴垣くん、何だか父親みたい」
「そんなわけあるかっ」
ふいっとそっぽ向く柴垣くんは、悪戯がバレてしまった子供のようだった。
「ほら、帰るぞっ」
「あ、待ってっ」
すでに歩き出してしまった柴垣くんを慌てて追うと、彼は少しだけ歩調を緩めてくれる。
そういう彼の何気ない思いやりが、また私の心を掴んで離さなくするんだ。
「ねぇ」
「ん?」
「柴垣くんこそ、こんなところで何してたの?」
スポーツメーカーのお洒落なスエットだけれど、これはやっぱり部屋着なんじゃないだろうか?
「……買い物…」
「買い物?」
柴垣くんの両手は何も持っていないのに。
「…のような散歩」
「ふぅん…」
なんなんだ、いったい。
「あ…津田さんと…」
「そんなこと知ってるよ」
「柴垣くんが聞いたんじゃない」
「こんな時間に1人じゃ危ねぇだろって言ってんだよ」
「残業してたらこんな時間ザラだよ?」
「………」
「柴垣くん、何だか父親みたい」
「そんなわけあるかっ」
ふいっとそっぽ向く柴垣くんは、悪戯がバレてしまった子供のようだった。
「ほら、帰るぞっ」
「あ、待ってっ」
すでに歩き出してしまった柴垣くんを慌てて追うと、彼は少しだけ歩調を緩めてくれる。
そういう彼の何気ない思いやりが、また私の心を掴んで離さなくするんだ。
「ねぇ」
「ん?」
「柴垣くんこそ、こんなところで何してたの?」
スポーツメーカーのお洒落なスエットだけれど、これはやっぱり部屋着なんじゃないだろうか?
「……買い物…」
「買い物?」
柴垣くんの両手は何も持っていないのに。
「…のような散歩」
「ふぅん…」
なんなんだ、いったい。
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