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episode 1
初恋
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陸に促されるままに座ると、その距離は僅か数メートル。
耳をすませば、小声で話している声さえも聞こえる距離。
これだけガン見してたら気付かれた時に言い訳できねぇ。
わかっているのに。
彼女のその明るく柔らかな微笑みの前ではどうにもならない。
美人で笑顔も可愛い女なんて他にもたくさんいるのに。
彼女の笑顔は全てが特別なような気がした。
「義人。お前、どうしたの?」
「あ?」
陸の顔を見るのも惜しくて、俺は視線をそのままに取り敢えず反応した。
「いったいどこ見て…」
きっと俺の視線を辿ったのだろう。
陸の言葉も止まってしまった。
「え…お前何見てんの?あの子、何か出てんの?ファスナーとか開いてんの?」
「バカかお前っ」
陸のあまりにも馬鹿馬鹿しい発想に、思わず視線を陸に向けて顔をしかめた。
なんてヤローだ。
耳をすませば、小声で話している声さえも聞こえる距離。
これだけガン見してたら気付かれた時に言い訳できねぇ。
わかっているのに。
彼女のその明るく柔らかな微笑みの前ではどうにもならない。
美人で笑顔も可愛い女なんて他にもたくさんいるのに。
彼女の笑顔は全てが特別なような気がした。
「義人。お前、どうしたの?」
「あ?」
陸の顔を見るのも惜しくて、俺は視線をそのままに取り敢えず反応した。
「いったいどこ見て…」
きっと俺の視線を辿ったのだろう。
陸の言葉も止まってしまった。
「え…お前何見てんの?あの子、何か出てんの?ファスナーとか開いてんの?」
「バカかお前っ」
陸のあまりにも馬鹿馬鹿しい発想に、思わず視線を陸に向けて顔をしかめた。
なんてヤローだ。
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