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episode 3
リセット
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その中に福岡支店一のクセの悪さが囁かれている、営業の中西と一緒にいる三崎を発見した。
当然、その中西がジェントルに振舞っているわけもなく。
下心のオーラを纏った中西の手が、三崎の肩に回されている。
年上だし、先輩だし、本当ならば敬うべき立場の人間なのだろう。
しかしいい噂の一つも聞かず、反対に勘違い男と悪名高い中西だ。
その中西が三崎に触れているなんて、『さん』付けするのも腹ただしい。
「柴垣くんっ!一緒にタクシー乗っていこっ」
「私も。柴垣さんの隣に座りたいですっ」
「一応、俺もおるっちゃけど」
「あぁ…仕方ないけん豊島くんも一緒でいいよ」
「酷い言われよう…」
ぐいっと女子社員二人に両腕を取られて、俺も半分拉致のようにタクシーに乗せられてしまった。
タクシーという名の密室の中で、中西と三崎は二人きり。
正確には運転手もいるにはいるが、基本的に男女二人の前では空気のような存在になるのだろう。
海岸沿いから繁華街まで、驚くことにタクシーで10分そこら。
その間、彼女の身に何事も起こりませんように。
車内の会話も上の空で、俺は柄にもなく心の中で祈っていた。
当然、その中西がジェントルに振舞っているわけもなく。
下心のオーラを纏った中西の手が、三崎の肩に回されている。
年上だし、先輩だし、本当ならば敬うべき立場の人間なのだろう。
しかしいい噂の一つも聞かず、反対に勘違い男と悪名高い中西だ。
その中西が三崎に触れているなんて、『さん』付けするのも腹ただしい。
「柴垣くんっ!一緒にタクシー乗っていこっ」
「私も。柴垣さんの隣に座りたいですっ」
「一応、俺もおるっちゃけど」
「あぁ…仕方ないけん豊島くんも一緒でいいよ」
「酷い言われよう…」
ぐいっと女子社員二人に両腕を取られて、俺も半分拉致のようにタクシーに乗せられてしまった。
タクシーという名の密室の中で、中西と三崎は二人きり。
正確には運転手もいるにはいるが、基本的に男女二人の前では空気のような存在になるのだろう。
海岸沿いから繁華街まで、驚くことにタクシーで10分そこら。
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