九尾狐は聖獣ですか?

すぅこ

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男のヒソヒソ話ですよ

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カイト「ありゃ、いろいろとヤバイでしょ。」

シオ「何がだ?」

カイト「あれだけ目立つ美少女で、あれだけのケガ人を一瞬で治しちゃってるんだよ。ゴーレムも何台も作って平気な顔して働かせて。」

リック「中にいた重傷者の話だと、病院の中に轟音と共に大量の水が流れて行ったかと思ったら、次は轟音と共に熱風の台風が通過して行ったそうだ。患者を避けて。」


「「「………。」」」


シオ「病院とギルドにはキツく口止めしといたから大丈夫だろう。私の聖獣として親に直接申請して受理してもらったしな。」

カイト・リック「はいぃ??いつの間に??」

シオ「ペットにした日に決まってるだろ。」

カイト「王子、どんだけ気に入ってるんですかぁ~。まさか、女の子の姿の時も一緒に寝ちゃったりしてます?」

シオ「何か問題か?」

リック「まさか風呂もか?」

シオ「流石にまだだ。」

リック「まだって。一緒に入るつもりがあるのか?」

シオ「狐の時は洗ってやったからな。」

リック「うおおー。一緒に寝てー。風呂入りてー。」

       ~  しばし中断  ~

カイト「リック落ち着いてください。」

シオ「それより、私はシオのあの天然・無自覚が心配だ。」

カイト「確かに。目が離せないですね。」

シオ「だから、いつも手を繋ぎっぱなしで、トイレと風呂以外離せないんだよ。」

カイト・リック「……過保護過ぎやしないか?」

カイト「その…、サトは嫌がらないのかい?」

シオ「全然。むしろ、手を繋ぐ時指を絡めてきて可愛いんだ。」

カイト・リック『惚気か。サトはそこでも天然発揮してるね。』

カイト「とても、悪魔王子の発言とは思えませんね。サトが来てからだいぶ人間らしくなりましたね。」

シオ「人間らしくなかったのか?」

カイト・リック『ここにも天然がいた。』

リック「聖獣はお嫁さんにできるのかねぇ?」

カイト「リックまさか、あからさまに嫌われてるのに諦めず狙ってます?」

リック「オレ、嫌われてるのか?」

シオ・カイト「………。」

シオ「ストーカーに近いな。さすがの私も背中に冷たいものが走ったぞ。」

カイト「あー、俺もだ。」

シオ「情けだ。仲間としてこれ以上サトに嫌われないでくれ。殺すぞ。」

リック「わかってないなぁ。あの白いモフモフと、あの細いのに妙に熟してるオッパイとプクッと色っぽい唇を味わいたいだけなのに。」

シオ・カイト「変態だ。仲間に変態がいたなんて。」

リック「男なら、わかるだろ。」

シオ・カイト「分からなくもないが、リックの気持ちは分かりたくない。」

リック「シオ、ズルイよー。一日でいいから変わってくれ。」

シオ「こんな友人を持った覚えはない。王子として却下する。」

リック「シオ~!!」






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