5 / 8
副職(アワード)
しおりを挟む
侯爵家は代々王家直々の諜報部員の仕事を請け負っていることが多い。俺の侯爵家も例外ではなく俺が十五歳の時に王家より声が掛かった。俺は次男でその頃荒れた生活を送っていたため別に任務で命を落とそうがどうでもいいと考え、副職として軽い気持ちで諜報部員の仕事をやることにしたのだ。どうも後から聞いた話では俺の家は侯爵家ではあったがそういった仕事は今迄にしたことがなかったみたいだった。代々行っていた侯爵家が馬車の事故で一家全員が亡くなり侯爵家の次男の俺に白羽の矢が立ったみたいだった。まぁそんなことはどうでもいい話だが・・最近どうも任務の内容がきつくなってきている。今までは短期間で簡単な任務を時々こなす程度だったが二十歳を越えたあたりから長期間の潜入調査が増えるようになってきた。それに伴い戦闘など命の危険にさらされる回数も増えてきていた。そんな時にメアリーに出会った。メアリーは俺の疲労具合を即座に見抜き、立場が上に当たる侯爵家の誘いを即答で断ってきたのだ。俺は今までにないタイプのメアリーのことが気になって仕方がなかった。どうしてももう一度話をしてみたかったためドラガルの彼女に紹介を頼むほどに・・夜会で出会った彼女は思っていた以上に綺麗で自分の意思をしっかりと持った女性だった。俺は人生初の一目惚れというやつだった。彼女は伯爵家の次女で婚活中だったがどうも本人はあまり乗り気ではない様子でもあった。しかし、俺は会ってすぐに交際を申し込み、まぁごり押しで交際まで持っていくことができた。これからどうやって攻めていこうかと考えていた矢先、運が悪いことに長期に及ぶ任務がきたのだ。その任務は以前いいところまでいったが結局、踏み込んだ時には証拠が無く何とも後味が悪かった任務だったのだ。しかし、今回再び組織に動きがみられたため再度任務依頼がきたのだ。前回多くの若い女性が犠牲になっていたため今回は何としてでも一網打尽にする必要があったのだ。俺は本当はメアリーと親交を深めたかったが仕方なく荷物をまとめると任務へと向かった。
任務場所は隣町だった。俺が潜入していたグループは今回の犯罪には関与していなかったが潜入することで裏社会の様子や噂を耳にする機会を増やすことができた。まぁ、仲間たちと一緒にいて荒れていた昔を懐かしく思い出し、まぁまぁ自由に生活を楽しむことができていた。一度街中を仲間と歩いているときにメアリーによく似た町娘を見かけたことがあり、メアリーに会いたいと思っていた自分が見せた幻覚だと思ったこともあったが・・。
そうして任務を遂行していたある日、娼館の「夢遊」近くで働いていた町娘が一人行方不明になった。それからすぐ指令がやってきた。
【花屋で働く女性を使って追い詰めろ】
という内容だった。花屋は俺が兄貴分に言われ花束を買って娼婦に届けるのに利用している店だった。俺がいつも通り花屋に花を買いに行くとそこには一人の若い女性が働いていた。俺が店の主と話しながら様子を見ているとメアリーによく似ているではないか、俺はまさかと思いながら店の主に紹介された時にまじまじとその女性を見た。なんと変装をしているメアリーだったのだ。俺はかなり驚いたが平静を装い店を後にしたがしばらくは状況が呑み込めなかった。俺は後からこっそりと店で働くメアリーの様子を伺いに行った。メアリーの仕事は十九時に終わり、その後近くの喫茶店にケーキを買いに出掛け二十一時には就寝するのが毎日の日課のようだった。買い物中など様子を伺ったがやはりメアリーで間違いはなかった。メアリーも任務依頼を受けてこの花屋で働いているのか。こんな危険な任務にメアリーを巻き込んでもいいのか。任務だとしたらメアリーは囮になる覚悟をしているのかなど考えれば考えるほど分からなくなってきた。幸いなことにメアリーは俺の変装には気づいていない様子だった。しかし今までの犠牲や苦労を考えるとここで任務を投げ出すことはできず・・俺はこのまま任務を遂行することにした。当初の予定通り店の主が留守にしている時間を見計らって花屋に赴き「夢遊」への花の配達をメアリーに依頼した。「夢遊」が人身売買に関与しているとの情報があったからだ。予想通り店の用心棒はメアリーのことを気に入り誘拐するためメアリーの様子を伺い出したのだ。当の本人は狙われているとも知らず毎日の日課になっている喫茶店へのケーキの買い出しにいつも通り出掛けていた。俺はいつも物陰から事の成り行きを見守っていた。そんなある日、ちょっと薄暗い路地にメアリーが差し掛かった時、メアリーはあっという間に麻袋を被せられ連れ去られた。まぁ俺が後とつけているため監禁された場所も把握できたが・・俺がメアリーが閉じ込められている地下の部屋を足元の小窓から様子を伺うと中にはメアリーを含め七人の女性が監禁されていた。メアリーは男たちが居なくなるとどうやってかは分からないが手の縄を解き麻袋を外すと周囲の様子を伺っていた。俺は今はまだメアリーに動き出してもらっては困るためすぐにメモを窓から投げ入れた。メアリーはメモに気付くと再び麻袋を被り静かに座った。メアリーはやはり任務でここにきているのは間違いないようだった。しかし、命の危険にさらされている状況には変わりなかった。俺は早くメアリーを救出したい衝動に駆られていたが当のメアリーはそれを望んでいるようには思えなかったため気持ちをぐっと抑え、現状を仲間に一報した後、また物陰に隠れ相手の動きを待った。周囲が薄っすらと明るくなってきた頃、動きがみられた。女性たちを荷馬車に乗せ場所を移動するみたいだった。俺は近くに待たせていた馬に跨ると気付かれないように仲間と後をつけた。二時間ほど馬車を走らせた後、一軒の川沿いの大きな屋敷の裏口から荷馬車が中へと入っていった。そこは最近まで空き家だった屋敷だったが・・荷馬車は到着すると女性たちを屋敷の一室に移動させたみたいだった。それから夜まで動きは見られなかった。周囲が薄暗くなってきた頃、屋敷の正面に何台もの馬車が停められ始めた。馬車からは仮面をつけた貴族らしい男たちが従人をつ連れて屋敷の中へと入っていった。人の出入りがなくなった頃、俺たちは周囲を逃げられないように包囲したのち屋敷の中へと侵入していった。俺はメアリーの身の安全が気になり居てもたってもいられず周囲の仲間たちより早めに屋敷に侵入し競売が開催されているであろうホールにまで辿り着いた。その時、なんと突入の笛が鳴ったのだ。前回の教訓を生かし合図は囚われている女性たちの身の安全を確認してからの予定であったが状況が変わったらしい。まだ中の様子が完全に把握できていない状況での合図であったため俺は焦った。このままでは前回同様囚われた女性たちが殺される危険があったからだ。俺が単独で中に飛び込むと目の前のステージでメアリーが短剣を持った男たちから女性たちを守っているではないか。俺は無我夢中でステージまで辿り着くと、メアリーに振り下ろされた男たちの剣を受け止め弾き飛ばした。そうして男たちの懐に次々と飛び込んでいくと今までの恨みを晴らすかのように渾身の力を込めて倒していった。俺は何とか間一髪男たちから振り下ろされた剣を俺が受け止めることができたためメアリーを助けることができた。そうしてメアリーの方を振り向くとメアリーは床に座り込み女性たちに傷の手当てをされていた。俺は安堵すると同時に早くこんな危険な場所からメアリーを連れ出したかったため急いでメアリーに駆け寄ると睡眠薬を嗅がせ抱き上げた。そうして
「任務は終了だ。手当後、花屋に戻ってもらう」
と言った。それを聞いたメアリーは表情を和らげると安心したように俺の胸に頭を預けると意識を手放した。
俺は後の始末を仲間に頼むとメアリーを自分の隠れ家まで連れて帰った。隠れ家に着くと泥や埃で汚れてしまったメアリーの服を脱がすことにした。自分で言うのもなんだが女性経験がかなりある俺だったが・・メアリーの服を脱がしていくとき今までに感じたことのないような気持ちが胸に広がってきた。ドキドキが徐々に大きくなってくるのだ・・俺は動揺しているようだった。俺はなるべくメアリーの下着姿を見ないようにして服を着替えさせた。それからメアリーの腕や足についた傷を綺麗な水で洗い、消毒したのちガーゼを当てていった。幸い傷はどれも浅く数日で治りそうなものだった。俺は安堵すると今度はお湯を沸かし温かなタオルでメアリーの汚れてしまった顔や腕・足を綺麗に拭いていった。拭いている間中、メアリーが無事で自分の目の前にいる事実に感謝していた。今までこんな思いを女性に対して抱いたことはなかったため俺は相当メアリーに恋しているのだと自覚した。誘拐された女性たちを後ろに庇い戦うことなど普通の令嬢からは考えられないことだ。それをメアリーはただ巻き添えになった状況でやってのけたのだ。俺は改めてメアリーの芯の強さと優しさを知り今まで以上にメアリーから目が離せないところまで来てしまっていた。どうしたらメアリーと想い合う関係になることができるのだろうか・・俺はメアリーに相応しいのか・・など思うことは色々あったが・・すべての処置が終わったためメアリーをもう一度抱き上げると花屋まで連れて帰り店の主に誘拐されそうになったところを助けたと説明し部屋のベッドに寝かせて帰った。
その後、メアリーの活躍もあって今回で組織を一網打尽にすることができ俺は久し振りに任務から解放された。メアリーは事件後、律儀に花屋で一週間働いたのち王宮に戻ってきたみたいだった。
俺はメアリーの傷が癒えたであろう二週間を待ってからメアリーに連絡を入れた。俺は任務でずっとメアリーと一緒に過ごしていた感覚だったためメアリーが連絡がなっかた期間どれほど不安になっていたかも知らずに・・
任務場所は隣町だった。俺が潜入していたグループは今回の犯罪には関与していなかったが潜入することで裏社会の様子や噂を耳にする機会を増やすことができた。まぁ、仲間たちと一緒にいて荒れていた昔を懐かしく思い出し、まぁまぁ自由に生活を楽しむことができていた。一度街中を仲間と歩いているときにメアリーによく似た町娘を見かけたことがあり、メアリーに会いたいと思っていた自分が見せた幻覚だと思ったこともあったが・・。
そうして任務を遂行していたある日、娼館の「夢遊」近くで働いていた町娘が一人行方不明になった。それからすぐ指令がやってきた。
【花屋で働く女性を使って追い詰めろ】
という内容だった。花屋は俺が兄貴分に言われ花束を買って娼婦に届けるのに利用している店だった。俺がいつも通り花屋に花を買いに行くとそこには一人の若い女性が働いていた。俺が店の主と話しながら様子を見ているとメアリーによく似ているではないか、俺はまさかと思いながら店の主に紹介された時にまじまじとその女性を見た。なんと変装をしているメアリーだったのだ。俺はかなり驚いたが平静を装い店を後にしたがしばらくは状況が呑み込めなかった。俺は後からこっそりと店で働くメアリーの様子を伺いに行った。メアリーの仕事は十九時に終わり、その後近くの喫茶店にケーキを買いに出掛け二十一時には就寝するのが毎日の日課のようだった。買い物中など様子を伺ったがやはりメアリーで間違いはなかった。メアリーも任務依頼を受けてこの花屋で働いているのか。こんな危険な任務にメアリーを巻き込んでもいいのか。任務だとしたらメアリーは囮になる覚悟をしているのかなど考えれば考えるほど分からなくなってきた。幸いなことにメアリーは俺の変装には気づいていない様子だった。しかし今までの犠牲や苦労を考えるとここで任務を投げ出すことはできず・・俺はこのまま任務を遂行することにした。当初の予定通り店の主が留守にしている時間を見計らって花屋に赴き「夢遊」への花の配達をメアリーに依頼した。「夢遊」が人身売買に関与しているとの情報があったからだ。予想通り店の用心棒はメアリーのことを気に入り誘拐するためメアリーの様子を伺い出したのだ。当の本人は狙われているとも知らず毎日の日課になっている喫茶店へのケーキの買い出しにいつも通り出掛けていた。俺はいつも物陰から事の成り行きを見守っていた。そんなある日、ちょっと薄暗い路地にメアリーが差し掛かった時、メアリーはあっという間に麻袋を被せられ連れ去られた。まぁ俺が後とつけているため監禁された場所も把握できたが・・俺がメアリーが閉じ込められている地下の部屋を足元の小窓から様子を伺うと中にはメアリーを含め七人の女性が監禁されていた。メアリーは男たちが居なくなるとどうやってかは分からないが手の縄を解き麻袋を外すと周囲の様子を伺っていた。俺は今はまだメアリーに動き出してもらっては困るためすぐにメモを窓から投げ入れた。メアリーはメモに気付くと再び麻袋を被り静かに座った。メアリーはやはり任務でここにきているのは間違いないようだった。しかし、命の危険にさらされている状況には変わりなかった。俺は早くメアリーを救出したい衝動に駆られていたが当のメアリーはそれを望んでいるようには思えなかったため気持ちをぐっと抑え、現状を仲間に一報した後、また物陰に隠れ相手の動きを待った。周囲が薄っすらと明るくなってきた頃、動きがみられた。女性たちを荷馬車に乗せ場所を移動するみたいだった。俺は近くに待たせていた馬に跨ると気付かれないように仲間と後をつけた。二時間ほど馬車を走らせた後、一軒の川沿いの大きな屋敷の裏口から荷馬車が中へと入っていった。そこは最近まで空き家だった屋敷だったが・・荷馬車は到着すると女性たちを屋敷の一室に移動させたみたいだった。それから夜まで動きは見られなかった。周囲が薄暗くなってきた頃、屋敷の正面に何台もの馬車が停められ始めた。馬車からは仮面をつけた貴族らしい男たちが従人をつ連れて屋敷の中へと入っていった。人の出入りがなくなった頃、俺たちは周囲を逃げられないように包囲したのち屋敷の中へと侵入していった。俺はメアリーの身の安全が気になり居てもたってもいられず周囲の仲間たちより早めに屋敷に侵入し競売が開催されているであろうホールにまで辿り着いた。その時、なんと突入の笛が鳴ったのだ。前回の教訓を生かし合図は囚われている女性たちの身の安全を確認してからの予定であったが状況が変わったらしい。まだ中の様子が完全に把握できていない状況での合図であったため俺は焦った。このままでは前回同様囚われた女性たちが殺される危険があったからだ。俺が単独で中に飛び込むと目の前のステージでメアリーが短剣を持った男たちから女性たちを守っているではないか。俺は無我夢中でステージまで辿り着くと、メアリーに振り下ろされた男たちの剣を受け止め弾き飛ばした。そうして男たちの懐に次々と飛び込んでいくと今までの恨みを晴らすかのように渾身の力を込めて倒していった。俺は何とか間一髪男たちから振り下ろされた剣を俺が受け止めることができたためメアリーを助けることができた。そうしてメアリーの方を振り向くとメアリーは床に座り込み女性たちに傷の手当てをされていた。俺は安堵すると同時に早くこんな危険な場所からメアリーを連れ出したかったため急いでメアリーに駆け寄ると睡眠薬を嗅がせ抱き上げた。そうして
「任務は終了だ。手当後、花屋に戻ってもらう」
と言った。それを聞いたメアリーは表情を和らげると安心したように俺の胸に頭を預けると意識を手放した。
俺は後の始末を仲間に頼むとメアリーを自分の隠れ家まで連れて帰った。隠れ家に着くと泥や埃で汚れてしまったメアリーの服を脱がすことにした。自分で言うのもなんだが女性経験がかなりある俺だったが・・メアリーの服を脱がしていくとき今までに感じたことのないような気持ちが胸に広がってきた。ドキドキが徐々に大きくなってくるのだ・・俺は動揺しているようだった。俺はなるべくメアリーの下着姿を見ないようにして服を着替えさせた。それからメアリーの腕や足についた傷を綺麗な水で洗い、消毒したのちガーゼを当てていった。幸い傷はどれも浅く数日で治りそうなものだった。俺は安堵すると今度はお湯を沸かし温かなタオルでメアリーの汚れてしまった顔や腕・足を綺麗に拭いていった。拭いている間中、メアリーが無事で自分の目の前にいる事実に感謝していた。今までこんな思いを女性に対して抱いたことはなかったため俺は相当メアリーに恋しているのだと自覚した。誘拐された女性たちを後ろに庇い戦うことなど普通の令嬢からは考えられないことだ。それをメアリーはただ巻き添えになった状況でやってのけたのだ。俺は改めてメアリーの芯の強さと優しさを知り今まで以上にメアリーから目が離せないところまで来てしまっていた。どうしたらメアリーと想い合う関係になることができるのだろうか・・俺はメアリーに相応しいのか・・など思うことは色々あったが・・すべての処置が終わったためメアリーをもう一度抱き上げると花屋まで連れて帰り店の主に誘拐されそうになったところを助けたと説明し部屋のベッドに寝かせて帰った。
その後、メアリーの活躍もあって今回で組織を一網打尽にすることができ俺は久し振りに任務から解放された。メアリーは事件後、律儀に花屋で一週間働いたのち王宮に戻ってきたみたいだった。
俺はメアリーの傷が癒えたであろう二週間を待ってからメアリーに連絡を入れた。俺は任務でずっとメアリーと一緒に過ごしていた感覚だったためメアリーが連絡がなっかた期間どれほど不安になっていたかも知らずに・・
0
あなたにおすすめの小説
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。
青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。
その肩書きに恐れをなして逃げた朝。
もう関わらない。そう決めたのに。
それから一ヶ月後。
「鮎原さん、ですよね?」
「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」
「僕と、結婚してくれませんか」
あの一夜から、溺愛が始まりました。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
御曹司との交際0日婚なんて、聞いてません!──10年の恋に疲れた私が、突然プロポーズされました【完結】
日下奈緒
恋愛
10年付き合った恋人と別れ、恋に臆病になっていた30歳の千尋。そんな彼女に、取引先で出会った御曹司・神楽木律が突然のプロポーズ。「交際0日で結婚しよう」なんて冗談でしょ?──戸惑いながら始まった新婚生活。冷めた仮面夫婦のはずが、律の一途な想いに千尋の心は少しずつほどけていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる