姉の様子が、おかしいです。

桃次郎

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63  未確認生物 

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剣術の授業は、妄想通りにいかなかった。

敗因は、ベルトを締め直したことだったけど。

ジークに打たれるし・・・・

屈辱だ。


更衣室で、着替えて教室へと戻る。

剣術の授業で、今日の授業は終わりだ。

中庭の渡り廊下を歩いていると、花壇に何かがいる。

ガサガサと黒いものが動いている。

そ~っと、近づいてみると。


えぇ~~~~!


この動物って、実在していたの?

黒い動物は、私に気づいて慌てて逃げて行った。

しまった。捕まえれば良かった。

もう、二度と現れないかもしれない。

それよりも、ジークに教えなきゃ。

急いで、教室へと戻る。


「ジーク~。」

教室へ入ると、ジークがウイリアム君と話していた。

「アリス、遅いぞ。早く帰って、ご飯食べようぜ。」

おいっ、今晩も我が家に泊まる気か!

「ジーク、ウイリアム様、さっき中庭で「ウナ〇イヌ」を見たのです。」

二人に先ほど見た動物の事を話す。

あれは、間違いなくウナギ〇ヌだった。

実在していたのだ。

〇塚先生!赤〇先生は、見た事があったのですね。

「「?」」

「アリス、ウナギ〇ヌってなんだ?」

コイツ、平成生まれだった。

「アリス様。ウナギイヌとはなんでしょうか?」

「ウナギ〇ヌとは、イヌとウナギから生まれた動物ですよ。
顔がイヌで、体がウナギです。」

「「えぇ~~~・・・」」

ジークとウイリアム君が顔を顰める。

「きもカワイイですよ。」

一応、付け加える。

「見てみたいような、見たくないような・・・」

そうだね、まったく知らなければ、そういう感想なんだろうな。

わたしは、バカ〇ン世代だからね。

〇塚先生は、偉大なのだよ。

「アリス様、そのウナギ〇ヌは、まだいるのですか?」

「私に気づいて、逃げて行きましたわ。」

「そうなのですね。見てみたかったです。」

ウイリアム君が残念そうだ。

やはり、捕まえるべきだった。私も残念。




ショー〇・コネリー

ジャ〇子

名前がおしい、トミー・〇ョーンズ

ウ〇ギイヌ


この世界の神様のチョイスがおかしい。








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