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続
128 フンコロガーシ討伐 4
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ギルド長、トンキーチ3兄弟、アリス、ジーク、ルカ、レイン、冒険者10名は、山の奥へと進む。
途中、いくつかの糞があったが、後から来るロードオブザリングに処分を任せる。
山の木々にちらほらと松の木があるのに気づいた。
アリスは、ひょっとしたらマツタケが生えているかもしれない。と思い、松の木の根元を注意深く見ながら歩き進める。
すると
「あぁー!」
思わず叫んでしまった。
アリスが突然、走り出す。
「アリス、どうしたんだ?」
ジークがアリスの傍に駆け寄ってきた。
「ジーク、これを見て!」
アリスが手にしたものをジークに見せる。
アリスとジークは、思わず小躍りした。
思わず踊り出したくなるほど美味しいと言われるマイタケを発見したのだ。
「ジーク~。マイタケと言えば、やはり天ぷらよね~。」
「そうだな。天ぷらが一番だな。あと、天つゆより塩で食べるのが一番ウマイ~。」
アリスは、マイタケを両手で掲げる。
「マイタケ~~~。とったどーーー!」
アリスは、冒険者登録をした時に貰った、若葉マークスターターキットのリュックに入っていた、薬草採取用の袋に、マイタケを入れた。
「アリス、ほかにも生えてるかもしれない。探そう。」
「そうね!」
アリスとジークは、フンコロガーシよりマイタケ探しを始めた。
どんどん山奥に入っていくと、マイタケが沢山生えていた。
「あれ?」
ジークが何か、見つけたようだ。
ジークが近づいていく。
「これって、もしかして。」
ジークがどんどん近づいていくと、ガサガサ・・・
と、茂みが揺れた。
ガサガサと音を立てながら、フンコロガーシが現れた。
ジークが驚き、息を飲む。
ジークは身動きせず、フンコロガーシの様子を伺う。
すると、フンコロガーシは、よっこいしょ。と、腰をかがむ。
ジークは、思わず
「あぁーーー!」
と大声を上げた。
そして、フンコロガーシに突進する。
ジークはフンコロガーシに向かって、大きく足を振り上げて、蹴り上げた。
フンコロガーシは、お尻からちょっぴり糞がコンニチハ!した状態で、ジークに蹴られた体が抉られ、空高く飛んで行った。
ジークは、ぜぇぜぇ、と息を吐きながら、
「このヤロー、俺が見つけたマツタケに糞をしようとしやがって。」
ジークが、見つけたマツタケを採る。
「ジーク、大丈夫?」
アリスが駆け寄る。
「アリス、マツタケを見つけたぞ。」
ジークが、採ったマツタケをアリスに見せた。
「わぁ、やっぱりマツタケが生えていたのね。」
アリスは、大喜びだ。
「マツタケは、網で焼きましょう。」
「俺、マツタケといえば、インスタントの松茸のお吸い物しか、口にした事がないから、楽しみだ。」
楽しみだな~。と、ジークも大喜びだ。
「ご子息、先ほどのフンコロガーシの討伐は、お見事でしたな。」
ギルド長が、やって来た。
「すごかったですね。」
「あれは、かなり威力のある蹴りでしたな。」
口々に、冒険者達が褒める。
「いえ、(マツタケを死守するのに)必死でしたので・・・。」
ジークが、皆に褒められて照れている。
フンコロガーシに、せっかく見つけたマツタケに糞をされそうになって、慌てて蹴りを入れたなんて、言えないよね。
途中、いくつかの糞があったが、後から来るロードオブザリングに処分を任せる。
山の木々にちらほらと松の木があるのに気づいた。
アリスは、ひょっとしたらマツタケが生えているかもしれない。と思い、松の木の根元を注意深く見ながら歩き進める。
すると
「あぁー!」
思わず叫んでしまった。
アリスが突然、走り出す。
「アリス、どうしたんだ?」
ジークがアリスの傍に駆け寄ってきた。
「ジーク、これを見て!」
アリスが手にしたものをジークに見せる。
アリスとジークは、思わず小躍りした。
思わず踊り出したくなるほど美味しいと言われるマイタケを発見したのだ。
「ジーク~。マイタケと言えば、やはり天ぷらよね~。」
「そうだな。天ぷらが一番だな。あと、天つゆより塩で食べるのが一番ウマイ~。」
アリスは、マイタケを両手で掲げる。
「マイタケ~~~。とったどーーー!」
アリスは、冒険者登録をした時に貰った、若葉マークスターターキットのリュックに入っていた、薬草採取用の袋に、マイタケを入れた。
「アリス、ほかにも生えてるかもしれない。探そう。」
「そうね!」
アリスとジークは、フンコロガーシよりマイタケ探しを始めた。
どんどん山奥に入っていくと、マイタケが沢山生えていた。
「あれ?」
ジークが何か、見つけたようだ。
ジークが近づいていく。
「これって、もしかして。」
ジークがどんどん近づいていくと、ガサガサ・・・
と、茂みが揺れた。
ガサガサと音を立てながら、フンコロガーシが現れた。
ジークが驚き、息を飲む。
ジークは身動きせず、フンコロガーシの様子を伺う。
すると、フンコロガーシは、よっこいしょ。と、腰をかがむ。
ジークは、思わず
「あぁーーー!」
と大声を上げた。
そして、フンコロガーシに突進する。
ジークはフンコロガーシに向かって、大きく足を振り上げて、蹴り上げた。
フンコロガーシは、お尻からちょっぴり糞がコンニチハ!した状態で、ジークに蹴られた体が抉られ、空高く飛んで行った。
ジークは、ぜぇぜぇ、と息を吐きながら、
「このヤロー、俺が見つけたマツタケに糞をしようとしやがって。」
ジークが、見つけたマツタケを採る。
「ジーク、大丈夫?」
アリスが駆け寄る。
「アリス、マツタケを見つけたぞ。」
ジークが、採ったマツタケをアリスに見せた。
「わぁ、やっぱりマツタケが生えていたのね。」
アリスは、大喜びだ。
「マツタケは、網で焼きましょう。」
「俺、マツタケといえば、インスタントの松茸のお吸い物しか、口にした事がないから、楽しみだ。」
楽しみだな~。と、ジークも大喜びだ。
「ご子息、先ほどのフンコロガーシの討伐は、お見事でしたな。」
ギルド長が、やって来た。
「すごかったですね。」
「あれは、かなり威力のある蹴りでしたな。」
口々に、冒険者達が褒める。
「いえ、(マツタケを死守するのに)必死でしたので・・・。」
ジークが、皆に褒められて照れている。
フンコロガーシに、せっかく見つけたマツタケに糞をされそうになって、慌てて蹴りを入れたなんて、言えないよね。
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