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95 夏から秋、そして冬へ
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その日聞いた話は僕にとっては本当に予想外というか、驚きしかなかった。
結局説明はクラウス君とスティーブ君がしてくれる事になった。
ミッチェル君は途中で口を挟もうとしては僕を驚かせて、スティーブ君に「もう少し体調が整ってから改めて話した方がいいですね」って言われてしまったんだ。ごめんね、ミッチェル君。
とりあえずクラウス君とスティーブ君の話によるとクラウス君はなんと学園に入った時からずっとミッチェル君のところに釣書を送り続けていたんだって。
ミッチェル君は僕と同じように全くそれを見る事なく、なんなら興味もなくて、あの『首』との最後の戦いの後にそれが分かったらしい。
でも分かってもそこはミッチェル君。結局グリーンベリーで一緒に働く事になっても相変わらずだったそう。
でもよく分からないけれど、何だか色々あって、今年に入ってようやくクラウス君のプロポーズを受けたんだけど、婚約の話をしていたら「結婚したらすぐにマルリカに実を使いたい」って言い出して、さすがのクラウス君が頭をかかえた。多分、そんな話だったような気がする。
「だって、エディやトムの子供と一緒の学年になりたかったんだもん!」
「ミッチェル、それはここで言うのではなく、二人で何度でもきちんと話し合いをしなさい。いずれにしても今すぐにマルリカに実をもらってきて使ったとしても同じ学年は無理です」
スティーブ君にそう言われて、ミッチェル君は泣き出しそうな表情を浮かべてクラウス君を見た。
「……ク……クラウスが、クラウスがぐずぐずしているからだよぉ!」
「……そういう問題じゃない。とにかく今日の話はその話じゃなかったはずだ。悪いなエディ。とりあえず連れて帰るから。スティーブもすまなかった。ほら、ミッチェル帰るぞ」
「うぅぅ……」
「とにかく婚約。それから結婚式。だがその前にまずはレイモンドの父上の説得だろうが」
え、ちょっと待って。そこからなの? 説得? 反対されているの?
僕は思わずスティーブ君を見た。でもスティーブ君も顔を引きつらせてこめかみを押さえながら「すみません」と僕に謝っている。ああ、うん。それを聞いていなかったのかな。そうだよね。スティーブ君が知っていたら、まだきちんと決まっていない話をさせにこないよね。
「えっと、あの、とりあえず、二人ともおめでとう。幸せになってほしいなって思うよ。それに子供が同学年でなくても僕達はずっと友達でしょう? ルシルのところもエリック君のところも学年は違うけど、いつか、そう、いつか皆でお茶会が開けたらいいね。結婚式の招待状、楽しみにしているね」
「……うん。エディ、ありがとう。僕も頑張る。なんだかもうよく分からないんだけど、とりあえず結婚しようって決めたから。だから兄様と父上が何を言っても変わらないの。今度はちゃんと招待状を持ってくるね。ごめんね。でも決めた事を一番にエディに言いたかったの」
少し赤い顔をしてそう言ったミッチェル君はとても可愛くて、綺麗だなって思った。
「一番に教えてくれてありがとう、ミッチェル。おめでとう。幸せになってね。応援しているね」
そんなサプライズがあって迎えた八の月の半ば、僕は屋敷での仕事を許可された。
つわりもすっかりなくなって食事もとれるようになった。それでも執務室への移動は止めてほしいって言われたので、今はスティーブ君やミッチェル君が領主の許可が必要な書類とかを持ってきてくれたり、これからの予定についての話をしたりしている。
さすがに試験用の畑へは行かれないけれど、そこで何を育ててどう下ろしていくか。今後について見通しや、上がってきている知事達の意見なども伝えてもらえるようになってきた。
そうして過ごした夏が過ぎてミッチェル君の結婚式も無事決まった。ちなみに次男と三男だし、お互いに子爵位はあっても領地はないので婚約式は略式でお互いの家族の顔合わせ程度になったらしい。その分結婚式はきちんと行うようにって言われたのだそう。ここまでは僕もミッチェル君から聞いていたんだ。ただその話には続きがあったらしい。招待状とかその他の準備もあるから、式は来年って言われてミッチェル君が泣き出して、結局十二の月の後半になったんだって。時々僕の様子を見に来てくれるルシルが笑いながら話してくれたよ。
でも結婚しても二人ともグリーンベリーに居てくれるというので僕としてはとても有難いなって思っているんだ。
そして、九の月に入って少しした頃、ユージーン君からの書簡が来た。
無事に女の子が生まれたって。なんと写真まで送ってくれたんだよ! 小さくてまだ目も開いていないけれど、すごくすごく可愛くて、僕も励まされた。ちなみにその後トーマス君からも魔道書簡が送られてきた。ユージーン君はすでに親バカらしい。もう釣書の心配をしているとか。でもマルリカが普及してきたから以前ほどものすごい事にはならないみたいだけど、やっぱり心配になっちゃうのかな。トーマス君似なら可愛いし、ユージーン君似なら美人さんになりそうだものね。
そんな風に夏が過ぎて、秋が過ぎて、僕のお腹も少しふっくらしてきた。
「マルリカの実を使って出来た子供は特に男性の場合は女性ほどお腹が大きくはなりません。でも安心してくださいね。生まれてくるとちゃんと大きくなります。マルリカの魔力によって生れ落ちるためにそのようになっているのです。見た目では分からないくらいの人もいます。それでも元気な赤ちゃんが生まれてきますよ」
毎月様子を診に来てくださるバーシム先生にそう言われて僕はコクリと頷いた。
僕より少しだけ早く出産する予定のマリーのお腹はもう結構大きくて、少し不安になっていたから安心した。そういえばシャマル様もマリーのような大きなお腹にはなっていなかったような気がする。
「順調で良かった」
「はい。もう少しで十の月が終わるのにあんまり大きくならないから少し気になっていたんです。でも良かった。時々お腹の中から蹴飛ばされます。元気な子みたいです」
「それは良かった。でも少し手加減をしてもらえると嬉しいかな。今度頼んでみよう」
そう言ってそっと僕のお腹に手を当てた兄様に、僕は思わず笑ってしまった。
元気に育って早く出ておいで。君はどんな顔をしているのかな。会いたいな。そんな風に思いながら兄様と二人でお腹の子供に話しかけていた。
どっちに似ていても、どちらにも似ていなくてもいいから、元気で生まれてきてほしい。そう思いながらそっとグランディス様にもお願いをしていたよ。
そして十一の月の半ば、一足先にマリーの赤ちゃんが生まれた。それと同じくらいに今年のグリーンベリーのマルリカはもう残りが僅かだって報告がきて、なんだか嬉しくなった。他の領の状況も見て追加の手配もしないといけないなとそんな事を考えていた矢先、僕のお腹が急に大きくなり出した。
こういうものなのかなって思っていたんだけど、なんとなく感じる魔力が大きくて少し身体がついていかれないような気がした数日後、僕はベッドから起き上がれなくなってしまい冬祭りの準備で忙しい兄様を慌てさせてしまう事になったんだ。
-------------
あともう少し……
結局説明はクラウス君とスティーブ君がしてくれる事になった。
ミッチェル君は途中で口を挟もうとしては僕を驚かせて、スティーブ君に「もう少し体調が整ってから改めて話した方がいいですね」って言われてしまったんだ。ごめんね、ミッチェル君。
とりあえずクラウス君とスティーブ君の話によるとクラウス君はなんと学園に入った時からずっとミッチェル君のところに釣書を送り続けていたんだって。
ミッチェル君は僕と同じように全くそれを見る事なく、なんなら興味もなくて、あの『首』との最後の戦いの後にそれが分かったらしい。
でも分かってもそこはミッチェル君。結局グリーンベリーで一緒に働く事になっても相変わらずだったそう。
でもよく分からないけれど、何だか色々あって、今年に入ってようやくクラウス君のプロポーズを受けたんだけど、婚約の話をしていたら「結婚したらすぐにマルリカに実を使いたい」って言い出して、さすがのクラウス君が頭をかかえた。多分、そんな話だったような気がする。
「だって、エディやトムの子供と一緒の学年になりたかったんだもん!」
「ミッチェル、それはここで言うのではなく、二人で何度でもきちんと話し合いをしなさい。いずれにしても今すぐにマルリカに実をもらってきて使ったとしても同じ学年は無理です」
スティーブ君にそう言われて、ミッチェル君は泣き出しそうな表情を浮かべてクラウス君を見た。
「……ク……クラウスが、クラウスがぐずぐずしているからだよぉ!」
「……そういう問題じゃない。とにかく今日の話はその話じゃなかったはずだ。悪いなエディ。とりあえず連れて帰るから。スティーブもすまなかった。ほら、ミッチェル帰るぞ」
「うぅぅ……」
「とにかく婚約。それから結婚式。だがその前にまずはレイモンドの父上の説得だろうが」
え、ちょっと待って。そこからなの? 説得? 反対されているの?
僕は思わずスティーブ君を見た。でもスティーブ君も顔を引きつらせてこめかみを押さえながら「すみません」と僕に謝っている。ああ、うん。それを聞いていなかったのかな。そうだよね。スティーブ君が知っていたら、まだきちんと決まっていない話をさせにこないよね。
「えっと、あの、とりあえず、二人ともおめでとう。幸せになってほしいなって思うよ。それに子供が同学年でなくても僕達はずっと友達でしょう? ルシルのところもエリック君のところも学年は違うけど、いつか、そう、いつか皆でお茶会が開けたらいいね。結婚式の招待状、楽しみにしているね」
「……うん。エディ、ありがとう。僕も頑張る。なんだかもうよく分からないんだけど、とりあえず結婚しようって決めたから。だから兄様と父上が何を言っても変わらないの。今度はちゃんと招待状を持ってくるね。ごめんね。でも決めた事を一番にエディに言いたかったの」
少し赤い顔をしてそう言ったミッチェル君はとても可愛くて、綺麗だなって思った。
「一番に教えてくれてありがとう、ミッチェル。おめでとう。幸せになってね。応援しているね」
そんなサプライズがあって迎えた八の月の半ば、僕は屋敷での仕事を許可された。
つわりもすっかりなくなって食事もとれるようになった。それでも執務室への移動は止めてほしいって言われたので、今はスティーブ君やミッチェル君が領主の許可が必要な書類とかを持ってきてくれたり、これからの予定についての話をしたりしている。
さすがに試験用の畑へは行かれないけれど、そこで何を育ててどう下ろしていくか。今後について見通しや、上がってきている知事達の意見なども伝えてもらえるようになってきた。
そうして過ごした夏が過ぎてミッチェル君の結婚式も無事決まった。ちなみに次男と三男だし、お互いに子爵位はあっても領地はないので婚約式は略式でお互いの家族の顔合わせ程度になったらしい。その分結婚式はきちんと行うようにって言われたのだそう。ここまでは僕もミッチェル君から聞いていたんだ。ただその話には続きがあったらしい。招待状とかその他の準備もあるから、式は来年って言われてミッチェル君が泣き出して、結局十二の月の後半になったんだって。時々僕の様子を見に来てくれるルシルが笑いながら話してくれたよ。
でも結婚しても二人ともグリーンベリーに居てくれるというので僕としてはとても有難いなって思っているんだ。
そして、九の月に入って少しした頃、ユージーン君からの書簡が来た。
無事に女の子が生まれたって。なんと写真まで送ってくれたんだよ! 小さくてまだ目も開いていないけれど、すごくすごく可愛くて、僕も励まされた。ちなみにその後トーマス君からも魔道書簡が送られてきた。ユージーン君はすでに親バカらしい。もう釣書の心配をしているとか。でもマルリカが普及してきたから以前ほどものすごい事にはならないみたいだけど、やっぱり心配になっちゃうのかな。トーマス君似なら可愛いし、ユージーン君似なら美人さんになりそうだものね。
そんな風に夏が過ぎて、秋が過ぎて、僕のお腹も少しふっくらしてきた。
「マルリカの実を使って出来た子供は特に男性の場合は女性ほどお腹が大きくはなりません。でも安心してくださいね。生まれてくるとちゃんと大きくなります。マルリカの魔力によって生れ落ちるためにそのようになっているのです。見た目では分からないくらいの人もいます。それでも元気な赤ちゃんが生まれてきますよ」
毎月様子を診に来てくださるバーシム先生にそう言われて僕はコクリと頷いた。
僕より少しだけ早く出産する予定のマリーのお腹はもう結構大きくて、少し不安になっていたから安心した。そういえばシャマル様もマリーのような大きなお腹にはなっていなかったような気がする。
「順調で良かった」
「はい。もう少しで十の月が終わるのにあんまり大きくならないから少し気になっていたんです。でも良かった。時々お腹の中から蹴飛ばされます。元気な子みたいです」
「それは良かった。でも少し手加減をしてもらえると嬉しいかな。今度頼んでみよう」
そう言ってそっと僕のお腹に手を当てた兄様に、僕は思わず笑ってしまった。
元気に育って早く出ておいで。君はどんな顔をしているのかな。会いたいな。そんな風に思いながら兄様と二人でお腹の子供に話しかけていた。
どっちに似ていても、どちらにも似ていなくてもいいから、元気で生まれてきてほしい。そう思いながらそっとグランディス様にもお願いをしていたよ。
そして十一の月の半ば、一足先にマリーの赤ちゃんが生まれた。それと同じくらいに今年のグリーンベリーのマルリカはもう残りが僅かだって報告がきて、なんだか嬉しくなった。他の領の状況も見て追加の手配もしないといけないなとそんな事を考えていた矢先、僕のお腹が急に大きくなり出した。
こういうものなのかなって思っていたんだけど、なんとなく感じる魔力が大きくて少し身体がついていかれないような気がした数日後、僕はベッドから起き上がれなくなってしまい冬祭りの準備で忙しい兄様を慌てさせてしまう事になったんだ。
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あともう少し……
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