ガチャから始まる錬金ライフ

盾乃あに

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厄介者

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「ん?誰その人?」
 とカレンが起きる。
「おう、ようやく起きたか、こいつはそこで拾った」
「コイツって言うな!カエデだ!」
 と座り込むのでペットボトルのお茶を渡す。
「ゴクゴクゴク!っはぁ、生き返った!」
「んで?カエデはレベル幾つなの?」
 カレンが聞くと、
「ん?16だ」
「お前は死にたいのか?」
「なんでだよ!16もあれば30階層くらいいけるだろ?」
 どういう計算なんだよ。

「それで死にかけてりゃ世話ないぜ」
「死んでないだろ!」
「ポーション飲まなきゃ死んでただろ!」
「あ、あれがポーションか!」
 とに、お転婆を通り越してるな。

 それに防具もボロボロだな。

 はぁ、連れていくしかないか。
「とりあえず防具だな。あったかな?」
「うぉっ!ボロボロになってるし!オレの防具が!」
「当たり前だろ?ここ何階層だと思ってんだよ!」
「ん?25階層だろ?」
「わかってるならレベル上げろよな!」
 んっとに、これでいいか。

「ほら、この防具に着替えろ!」
 とレザーアーマーとブーツを渡す。
「ん?いまか?」
「俺は外に出るからな!」
「おう!」

 はぁ、厄介だな。
 上に連れてくのも大変だ。
「ヤト、いいよー」
 とカレンがいうので入って行くと、
「おう、ありがとうな!」
 まあ、元がいいからかアーマーとブーツだけだが、様になってるな。
「おう、ほらよ、これ食え」
「マックじゃんか!やった!」
「ヤトあたしにも」
「はいよ」
 とマックを渡して食うと、
「なぁ、オレをパーティーに入れてくんないか?」
「えぇー」
「そんな嫌そうにするなよ!」
「あのね?私達だってレベル40近くあるのよ?それでこのあたりだからカエデはもっと上で戦うべきなの」
「オレは早く強くなりたいんだ!せっかく『剣士』なんだからな」
「はぁ、ちゃんとパーティーの言うことが聞ければいいと思うぞ?」
「ヤト?」
「しょうがないだろ?これ以上無茶してたらコイツ死んじまうからな!」
「はぁ、私はカレンよ!よろしくね」
「ヤトにカレンだな!よろしく!」
 厄介者が仲間になったな。

 テントをたたむととりあえずカエデの訓練だな。
「カエデは剣士だからとりあえず突っ込むのはやめろよ?」
「え?斬り倒していくのが剣士じゃないのか?」
「あのな、とりあえずカレンが魔法で牽制するし、俺が情報をいうから、どう動くかは自分で決めろ!」
「分かったよ!」
 
「左敵2だ」
「ファイアーボール!」
「ガァァ!」
 出て来たのはファングウルフ2頭、一頭は火だるまだ。
「行け!」
「おう!」
 下から上に斬りつけそのまま首を断ち切る。
「へぇ、なかなかやるじゃないか!」
「今の戦いやすかった!いいな、パーティーって!」
 そりゃ1人で戦ってればな!
「右4だ!ファングウルフだな!」
「ファイアーランス」
 出て来たところを2体同時に貫くと、俺とカエデで一体づつ倒していく。
「ヤトは短剣なんだな?」
「ローグだからな!」
「斥候ってやつか!」
 それなりに冒険者用語は知ってるみたいだな。
「そうだ、だから俺の前に出るなよ?」
「分かった!」

 やけに素直になって来たな。

 やっと30階層だな。
「ここはミノタウルスだからカエデは見学だな!」
「な、なんでだよ!たたかえるぞ!」
「最初は俺らでさえレベルが足りなかったんだ、ほんとに一撃がヤバいから黙って見ておけよ?」
「わ、分かったよ」

 中に入るとすぐに走り出す。
 雷鳴の短剣で、攻撃を避けながらミノタウルスに傷をつけていくと、短剣の効果で痺れたようで、
「カレン!」
「ファイアーランス!!」
 ミノタウルスの胸に炎の槍が刺さる。
「あとは俺が!」
 首を掻っ捌くと光になって消えていく。

「「おっしゃー!」」
 なんとかミノタウルスを倒せたな!
「カエデはあれと真正面で斬り合うくらいにならないとな」
「げっ!マジかよ!」
 と喋ってると宝箱が出てくるのでドロップを拾って宝箱を開ける。
・力牛の剣
 カエデの武器だな。
「ほら」
「い、いいのか?」
「これからも頼むぞ?」
「おう!」
 長い髪を揺らしながら笑うと普通に可愛い女の子なんだけどな。

 モノリスで10階層まで戻り上の階層にいくとカエデは力発揮するが、まぁ、レベルが上がるまではここらの階層でやるしかないな。

「オラァ!」
 カエデは元気いっぱいに敵を倒している。
 ここでオラァと言われてもなぁ。
 そしてどうだと言わんばかりにこちらをみるが、
「ここでイキがるなよな」
「べ、べつにそんなことないけど」
「あるだろ!ここがお前の適性階層だ」
「な、オレは強くなりたいんだよ!」
 ったく、コイツはもう!

「なんでカエデは冒険者になろうと思ったの?」
「よく聞いてくれた!オレは青蘭に憧れてあんな風にS級冒険者になりたいんだよ」
「ならもうちょっと勉強しないとな」
「な!勉強嫌いなんだよ」
「はぁ、すぐ死ぬタイプだな」
「だね」
「な!?もう仲間になっただろ?そんなこと言うなよな!」

 仲間にするの早まったかな?
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