ガチャから始まる錬金ライフ

盾乃あに

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連載

『黒い宝石』


 とりあえずポーション類はオッケーで、ガチャを回しとこうかな?
 11連でガチャを引く。

『ガチャガチャ』

 赤が1、青が4、紫が3、銀が0、金が3だ。
 最近虹が出てないな。
 赤は上級ポーション。

 青は、
・リベンジガード
・大太刀・桜舞
・クナイ・逆光(自動転送)
・青龍刀
 クナイは戻ってくるみたいだな。

 紫は、
・ウェポンリング
・士魂の指輪(STR、DEF+20)
・隼のネックレス(AGI+20)

 金は、
・スキルボール『投擲』
・スキルボール『魔法剣士』
・マジックバッグ(大)
 へぇ、魔法剣士なんて上級職もスキルボールがあるんだな。

 まぁ、変わり種も手に入ったし『プライド』に向かうか。

 『プライド』が見えて来たが、人だかりが出来てるな。
「あ!河地様!こちらです」
 と全員を割って中に入って行く。
「なんだ?この騒ぎは?」
「それが」
 と商談のスペースに座っている男が、
「俺らのせいだ、悪かったな」
「いえ、『黒の宝石』の皆さんは買いに来たお客様ですから」
 如月が言う。

「はいはい、で?そちらが錬金術師さん?」
 と女性が話しかけて来る。

「ん?さぁ?錬金術師かはさておき河地と申します」
「そう、私はこのパーティーのリーダーの
黒木真夢クロキマユよ」
 黒いドレス姿の妖艶な女性だ。
「俺はアタッカーの桜田零士サクラダレイジだ」
 こちらははっきりしたイケメンの男って感じだな。
「俺はガードナーの兵藤源ヒョウドウゲンだ!よろしくな!」
 人懐っこい笑顔のおっさんだ!共感が持てるな!
「わ、私は臼井奏ウスイカナデです!ヒーラーです」
 どもりながら喋るのは黒いフード付きコートの女の子だな。
「で、俺っちが斥候の岩井國男イワイクニオだ」
 同じ斥候だが、背が低くどちらかと言うと猿のイメージに近いな。いや、悪い言い方だ。
 小柄な黒い防具の男だ。

「よろしく、『黒い宝石』さんが会いたいって言うので来たんですが?」
「そうよ、私たちはこれから『ブルーオーシャン』が踏破出来なかったダンジョンに行くの!だから着いてきてくれない?」
 とぶっちゃける黒木。

「無理無理!俺なんかがいったらすぐ死んじまうよ!それは無理だ!」
 いきなり何を言い出すかと思えば、錬金術師を連れて行くメリットはないだろ!

「ふぅ、そうね。そこまでレベルが高いとは思えないし、ポーションはある?」
「ここにも卸してるが?」
「低級ポーションはいくらあってもいいわ!」
 如月を見るともうないらしい。

「あぁ、低級ポーションなら100本は持ってきたが」
「それを貰うわ!あと上級は?」
「10本だな」
「それも貰う。他に何かあるの?」
 んー、上から目線が面倒くさいが、ダンジョンで死なれても気まずいし、

「じゃー、まずはアクセサリーだな。これだけあるが」
 と商談スペースに行ってテーブルに出す。
「如月は鑑定で教えてあげてくれ」
「はい!ではこちらから…」
 と真剣に聞いているので暫く見ておく。
「そうね、これとこれは私が貰うわ!」
「このウェポンリングがいいね!」
「AGIが上がるのはいいな!」
 とみんな思い思いに手を出している。
 
 如月は電卓を叩いている。
「次は武器かな?」
 と出して行く。
「「「「おぉ!!」」」」
「とりあえずこんなところだな」
「如月!説明を!」
「はい!」
 如月に任せてしまい悪いな。
「私はこれをやめてこっちにするわ!」
「俺もこれじゃなくてこっちの剣で!」
 また如月が電卓を叩く。

「あとは防具か、そこまでないけど」
 一応あるものを出して行く。
 如月が説明して行くと目を輝かせる。
「全部でいくらになるかしら?」

「70億になりますね」
「そう、これで払うわ」
 ブラックカード、S級のカードだな。

「はい!河地様も」
「あ、はいはい」
 とカードを渡すと、
「C級?もっと上でも良くないか?あんたレベル60はあるだろ?」
「…なんでそれを?」
 勝手に『鑑定』か?
「身のこなしとオーラで大体わかるさ」
 と斥候の岩井が言う。まぁ、信じよう。

「まぁ、俺はこれくらいでいいんだ、危ないことはしたくないんでね」
「そっか、そら仕方ねえな!そうだ、マジックバッグは持ってないか?デカいのがいいんだが」
「これでいいか?」
 マジックバッグ(大)を渡すと中を見て嬉しそうに親指を立てる。
「では72億になります」
「いいわ!いい買い物ができたわ!ありがとう」
 と最初の上から目線は外れた様だ。
「こっちこそお買い上げありがとうございます」
「ウフフ、また帰ってきたらよろしくね」
 と言って岩井が全部マジックバッグに入れると『プライド』を後にした。

「突然すみません」
「いいよ、買ってもらえたんだし、死なせたくはないしね!」
「はい!いい人なんですが、舐められたくないらしく最初はあぁ言う感じでして」
「あははは、S級なんだから誰も舐めた真似しないだろ?」
「いや、最初は酷かったみたいで」
 リーダーが女だからか?
 まぁ、色々あったんだろうな。

「そうなんだな。オークションのことは?」
「言ってありますよ。多分そのあとでダンジョンに潜ると思います」
 そっか、なら欲しいものがあるかもしれないな!マジックテントとかな!

 S級パーティーに二つも会えたし、今後素材を持ってきてくれるといいがな。

 それに金は増えて行く一方だから何か考えよう。
 
 貧乏性だから豪遊出来ないのが辛いな。
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